最新の観てきた!クチコミ一覧

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脳天ハイマー

脳天ハイマー

兎座

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/03/12 (水) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

3/14観劇

電磁装甲兵ルルルルルルル’25

電磁装甲兵ルルルルルルル’25

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/03/14 (金) 19:30

85分。休憩なし。

ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ

ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ

あまい洋々

王子小劇場(東京都)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

行方不明でになった同級生の「ちぃちゃん」が白骨死体で見つかった――。

「ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ」というタイトルとパステルカラーが印象的なフライヤーのビジュアルからはちょっと想像しづらい、でもそのギャップに惹かれる人も多いのでは。

「ちぃちゃん」と仲の良かった友達、が働く夜のお店、「ちぃちゃん」が好きだったアイドル、事件をきっかけに興味を持った映画監督志望の同級生、事件の真実を明らかにして社会に問題提起しようとする記者……。

群像劇ということで登場人物も9名と多く、ただその誰もが自分の考え方や人生を持っていることがひしひしと伝わってきます。

劇団の紹介にある、『悲劇の押し付けではなく、事実を演劇というエンターテインメントで包み込む糖衣錠のような作風』という表現がまさにしっくりきます。

観終わった後、打ちひしがれてしまって立ち上がれず思わずため息が出てしまうような、帰り道でも登場人物の一言一言が胸に刺さって溶けないような、良質な苦しみと優しさを存分に味わえる作品です。
最後までストーリーを知った上で、「もう一回最初から観たい!」と思わせてくれる作品でもあります。

テーマやストーリーもさることながら、舞台美術のかわいらしさや見せ方の工夫、劇中で出てくるアイドルの歌やダンスのクオリティも高く、上演時間の2時間弱もあっという間でした。

Corich舞台芸術まつり!2025春の最終選考作品にも選ばれているとのことで、ぜひグランプリを受賞してほしい!これからもあまい洋々にしか作れない作品を作り続けてほしい、団体です。
今回も素敵な舞台をありがとうございました。

XXXX(王国を脅かした悪霊の名前)

XXXX(王国を脅かした悪霊の名前)

お布団

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2025/03/08 (土) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/03/14 (金) 15:00

帰り道、同じ回を観た顔見知りのTheatre Goerのお二人と話しながら歩く。一人は終演後拍手をしておられなかった。もう一人の方は縷縷展開を話され、評価しておられた。両極端。
論理的におかしいと言われる方、2023年の『ザ・キャラクタリスティックス/シンダー・オブ・プロメテウス』を拝見した時の私と同じだ。当時論理的な不具合に引っかかってしまって受け取れなかった。
私自身はその中間。確かに見ながら論理的な齟齬が気になるが前回程ではなく受け入れていた。マクベスの話をベースにしての新しい話として受け取っていた。休憩後の部分で纏める、ゲーム的な感覚なのだろうか。ゲームをまったくやらないので判らないのだけど。

ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ

ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ

あまい洋々

王子小劇場(東京都)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/03/14 (金) 19:00

上演時間 1時間50分、作/演出/主宰の 結城真央さんの 作品の中で一番長い上演時間の作品。そしてこれまでもそうだったのだけどベストを塗り替えて来ていた。今作は社会派作品と言えるなと観ながら思っていたけど、それも含めて 長尺になり膨らみも加わり今作が結城さんの作品の中で突き抜けてのベストだと思った。
 アフタートークで出演者の松村ひらりさんが「これまでの結城さんの作品は内面を描いていた」的なことをおっしゃっておられたが、まさしく彼女として初めて外との関わりから内面を描いた作品になっていたと思う。児童養護施設に居た高校生、その同級生達が 7年間秘密にしていた一つの重苦しい秘密、虐待やネグレクトのこと。それをプロライターに暴かれる。重い内容なのだけど、一つ解きを加え、終盤に明日への繋がりをこれまで以上に明確に置いていた。素晴らしい作品を拝見出来た。
9人のキャスト(結城さん自身は含まずに)も素晴らしい俳優達をキャストとして選んでいた。
そして結城さんは空間の使い方にも優れた才能があると思っているのだけど、王子小劇場のあの 2ヶ所を活かした使い方と題名に沿った舞台美術だと後に判る仕組みも含めて良かった。高校演劇をやっていた結城さんということで、演劇部もしっかり潜り込ませていたし。主演のチカナガチサトさんの演技が素晴らしかった!

ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ

ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ

あまい洋々

王子小劇場(東京都)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/03/14 (金) 19:00

初見のユニット。一種の「社会派」で、悪くはないけど何だか付いて行けなかった。(客入れで?5分押し)111分。
 高1の時に行方不明になり、8年後に高校の使われていない倉庫で白骨死体で発見された千波の元同級生達と周辺の人々と、その死の謎を解き明かそうとするライターのあれこれ。実際にありそうな事件を回想を交えて展開するのだが、題材や物語は嫌いじゃないけど、台詞の選択が私にフィットしなかったり、ちょっとありえない展開も一部あって、ちょっと何だかなぁ、の気持になってしまった。役者陣は力があり、シッカリ演じていたし、美術や照明も含めて、丁寧に作られてはいると思うが…。

odd bird!!

odd bird!!

劇団やぶさか

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/16 (日) 12:00

明治11年に来日し、東北地方や蝦夷を訪れたイギリスの女性冒険家の逸話(実話)を元にしたフィクション。
その冒険家の日本での通訳採用面接の場に借金のかたに吉原に売られそうになり逃げて来た女性、父の反対を押し切り学問を志す女性、さらには皇室に嫁ぐことを決められている高貴な女性らがそれぞれ異なる動機ながら偶然居合わせる設定で当時の様々な立場の女性を描く構造が見事。
しかも決して説教臭くなったりしないようあの手この手で娯楽要素を多々入れているのがまた鮮やか。
当時の世相などを「弁士」が観客に伝えたりバードが話す英語を同時通訳や吹き替えで日本語にしたりする工夫、対をなすオープニングとエンディングの「とざいとーざい」とキーとなる台詞の「前出し/再現」、ミュージカル的な場面など枚挙に暇がない。
また、思いがけない展開となる終盤、バードがトキに与える大岡裁き的で「粋」な「罰」の温かさに感動。、
「外国人の子供を身籠った元・柳橋の姐さん」の設定と活かし方も巧み。
これ、いつか再演して欲しいなぁ。

人魚の器官

人魚の器官

「人魚の器官」を上演する会

聖天通劇場(大阪府)

2025/03/14 (金) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

1時間の短編
治験である細胞を注入することで、細胞が活性化し長生き若返るといった有るかも話
マイク🎤二本を使う今までで観たこと無い演出に驚き
日本 いや 世界の将来を考えさせられる良作

神々の里

神々の里

神々の里製作委員会

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

稲垣浩監督、三船敏郎主演『日本誕生』の人形劇ヴァージョン。「古事記」「日本書紀」の舞台となるのは宮崎県、島根県、兵庫県の淡路島と脈絡がない。鳥取県、奈良県、広島県、和歌山県、新潟県、福島県、鹿児島県・・・と更に広がる。奈良時代、天武天皇が日本の成り立ちの歴史をまとめるべく稗田阿礼(ひえだのあれ)に命じて各地の伝承を集めさせた。太安万侶(おおのやすまろ)がそれを編纂したものが「古事記」。同様に舎人親王(とねりしんのう)が編纂したものが「日本書紀」とされる。

まあいつ見ても無茶苦茶な歴史。聖書やギリシア神話の影響を受けたのか?作者の思惑を知りたい。ギルガメシュ叙事詩か?集合的無意識か?

人間が演じるのは天照大御神(アマテラスオオミカミ)を青井美文(みふみ)さんが演るのみ。
神木優氏は弁士として開幕からラストまで怒濤のしゃべくりで大活躍。一応、首から人形の身体を下げている。痩せた小島聡、パンサー尾形風味。よくぞこれだけの長台詞を頭に入れたものだ。凄い仕事振り。Respect!

この訳の分からない日本の歴史を「まあそういうもんだよね」と納得させる力技。人形劇の魅力はそこにある。宮崎県の政治的思惑を感じなくもないが普通に面白かった。7000円は高いが是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

伊耶那美(イザナミ)は自らが産んだ火之迦具土神(ヒノカグツチ)の炎で大火傷を負い亡くなる。伊耶那岐(イザナキ)は妻を忘れられず死後の世界、黄泉国(よもつくに)まで連れ戻しに行く。そこで醜く腐り果てたイザナミの姿に恐れをなして逃げ出してしまう。

姉の天照大御神を慕って高天原に来た須佐之男命(スサノオノミコト)は大便を投げ付けて大暴れ。追放されるも八俣大蛇(ヤマタノオロチ)を退治するなど下界で大活躍。

天照大御神の孫、番能邇々芸命(ホノニニギノミコト)=ニニギが天の孫として地上に降臨。その子供が海幸彦と山幸彦の兄弟。
女性映画監督第一号

女性映画監督第一号

劇団印象-indian elephant-

吉祥寺シアター(東京都)

2025/02/08 (土) ~ 2025/02/11 (火)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

配信で観劇
ラスト10分で観方が変わる芝居
妄想の記者達相手に語る過去の葛藤と再び夢に奮起する女性の話でした
たぶん笑
フィルムを模したセット
何回観てもハシゴにしか見えませんでした

お伽の棺

お伽の棺

有限会社ベルモック

すみだパークシアター倉(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

そう言えば感想がまだだった。
本公演、桟敷童子の二名には絶大な信頼を寄せているが、横内氏の知らない演目そして今回は(作ではなく)演出に起用された深井氏と、未知の領域である。が、結果は、良い出し物だった。
この女の「正体」については最後まで(表向き素性が明かされた事になっているが)杳としている。二つの「解」があって良し、異端者差別への暗喩としても芝居は成立していた。鶴の恩返しに似た展開が、異国人の設定でなされるが、芝居の引力は「でも実は・・?」という謎めきである。その意味で掟に縛られた村の母息子、また長者の使いとの因習臭いやり取り、古めいた衣裳、装置が効果的。「実は」、がありそうなのである。ただその暗示がドラマの中で生きるには、異端を排斥した「捕り物」が終わったラスト、その後の顛末は一切語らせず、鶴の姿に戻り飛び去ったのでなくてはならなかったのでは・・と思う。従って、女が脱ぎ捨てた白い布に付いた血の色よりも、飛び去った事を暗示する真白が正解ではなかったか。血の汚しだけは最後気になった所であった。
山道に倒れていた女を連れ帰り、人助けをした時点では無自覚であった息子の本音が、母の拒絶により形になる「おら女房が欲しいだ」の台詞に対し、「よそ者を入れてはならぬ」と追い出すよう言い含める母も、その理由が建前であり息子を奪われたくないのが本音とも見え、それ故か、息子の不納得を招く。あるいは然程に魔力を発する女が村での平穏な生活を脅かす事をガチに恐れたのか。。いずれとも取れるのだが、母が殺されるべくして殺された(事故であれ)事実として納得してしまう所がある。
妖しの棲みそうな世界観が上手く表現され、好みであった。
最後の最後に長者の使いに語らせる村の「真実」は、世に語られる「本当」「正直」の危うさを露呈させており実に巧い。実はこの真実が、正当とは言い難い身分差の絶対化によって生み出されている事には、たとえその解消が困難な今であっても、自覚的でありたいとは思う。悲劇はそこから生まれたのであるから。

ユニバ行って歩いて帰ろ

ユニバ行って歩いて帰ろ

劇団武蔵野ハンバーグ

OFF OFFシアター(東京都)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/03/14 (金) 15:00

95分。休憩なし。

いいから早く助けてく

いいから早く助けてく

匿名劇壇

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

フライヤーのあらすじにひかれて鑑賞。
いやはや個性の強い登場人物が多いなという印象でした。お話は会話のテンポが早くてよくそんなに口が回るな~と思いました。役者さんの声がみなとても素敵でした。お話は観ていてとても焦れったく感じるような、?となるような場面もあって、で、どうなるの!?と思っていたら…

ネタバレBOX

ひとり落ち着いていたお助け屋さんのスタッフさん
が空想を語り出したときに謎の雰囲気になり、
もしやこれでSFの世界のような奇跡が起きて大団円か!と感じたのもつかの間。。。なんともあっさりした終わりでふいをつかれました。
帰りに思わずひとりでつぶやいてしまいました。
で、結局誰も助けられてないんやな...
あー誰かとこのお芝居みた感想を話してみたかったな
Lovely wife

Lovely wife

劇団青年座

本多劇場(東京都)

2025/03/06 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/03/13 (木) 18:30

根本宗子が初の青年座。同劇団としては冒険と思えるチャレンジが劇団の底力を見せる。(5分押し)110分。
 編集者の秋江(高畑淳子)は夫で作家の晋太郎(岩松了)が、文学賞の発表パーティをきっかけに過去を回想する、…の物語なんだけど、そう簡単に言えない、興味深い作品。ちょっと奇矯な人々が登場し、回想と現在を交錯させる作りも含め、ねもしゅーらしい作品になっている。その奇矯な人々を淡々と演じるあたりは青年座の底力。岩松初め客演の役者陣もシッカリ演じているし、舞台美術もねもしゅーらしさを見せて秀逸。

やなぎにツバメは

やなぎにツバメは

シス・カンパニー

紀伊國屋ホール(東京都)

2025/03/07 (金) ~ 2025/03/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

作者もキャストも、最高の組み合わせで、見ないという選択肢はない芝居。期待にたがわず、笑い、笑い、笑いに、失望と寂しさもにじむいい舞台だった。
休憩なし1時間45分

ネタバレBOX

笑の多い中でも、特に二カ所。ひとつは娘の松岡茉優が、父の浅野和之に「ヴァージンロードを娘と歩く権利」と引き換えに、彼氏の開業資金800万をねだるところ。さらにすごいのは、大竹しのぶが、隠れた意図を持ちながら、元夫の浅野の「あの夜の過ち」を責めるところ。笑い転げた。いずれも浅野が絡んでおり、出番は少なめなのだが、浅野がキーパーソンだとわかる。
フロイス

フロイス

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/03/08 (土) ~ 2025/03/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

少年時代にフロイスが見たユダヤ人の処刑から話ははじまる。火あぶりの直前、ザビエルが告解を聞き取り、ユダヤ人は処刑されたが救われた。この話がラストに思い起こされる。
九州から京に上り、信長と面会。しかし秀吉はキリスト教を禁止し、フロイスは長崎へ。二十八聖人の殉死もおきる。
フロイスは「日本人は主人は家臣を殺してもとがめられず、父は子や妻を殺すことができ、女は一番下。この国では命は軽い」などと書き送る。欧米人の日本報告というと、知性や礼儀に感心したものが多いと思っていたが、フロイスは少し違ったらしい。知性や礼儀についての報告は幕末に多いのかもしれない。

フロイスの風間俊介は「導く人」なので、あまり感情的にならない。感情的なのは、下女のかや(川床明日香)に露骨に好意を寄せられて、わざと距離を置くところくらい。
武士・道之助は、九州ではやけに騒々しいが、フロイスを監禁しているようにも見え、よくわからない。そのごキリシタンになったらしく、フロイスに従うが、京でキリシタン追放令が出て襲われた時、信徒がさかわらず死んでゆくのを見て「布教の敵は邪教の教えではない。甘美なる死だ」と気づく。その後、朝鮮出兵に参加し、鼻を削ぐ戦場の地獄を見て「神はいない」と嘆く。この嘆きは真に迫る痛々しさだった。
商人・惣五郎はトリックスターのように、他の人物とは異質の存在。キリスト教徒なのに、武器。火薬の商売で儲けるのも「俺がやらなければ誰か別の人がやるだけ」と平気。二十八人の処刑を前に、「聖人の遺骸は高値が付く」「その血を布にしみこませろ」と、悲劇も商売の種にしてしまう。演じる戸次重幸は明るくカラッとやって嫌味がなかった。
いつものこまつ座より笑いは少なめ。なかなかスタティックで難しい題材に取り組んだ挑戦作である。
2時間40分(休憩15分含む)

いいから早く助けてく

いいから早く助けてく

匿名劇壇

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

誰しもが陥るであろう一種のジレンマ的な要素が含まれる作品で、色々考えさせられる素晴らしい作品でした。
あまり演劇を観ることがない人にも観やすいだけでなく、心に響き記憶に残る。まるでドラマや映画のような作品です。
もどかしい!何でそうなるんだよぉ!ってつい言いたくなるような没入感があります。舞台なのに乗り込んでやろうかと思っちゃいましたw
でもそう感じさせるのは内容は然り、凝りに凝った舞台道具、絶妙な音響や照明、役者さん全員の演技力があったからだと思います。

ネタバレBOX

ネタバレだけではないですが、人によってはマイナスに捉えられるかもしれないのでここで書き込みます。
本当に良い意味なのですが上手く表現できる言葉が出てこないため別作品で例えると、ジブリ映画の「火垂るの墓」、ゲームの「The Last of Us part2」のように内容に負の感情を抱くけども神作品!と同じ感覚でした。
普通楽しいことは短く感じるものだと思っていたのですが、何故かとても楽しかったのに体感が90分以上だったことが不思議です。
おそらく無駄なく濃縮された作品だったからかなと思います。

キャラクターそれぞれの抱いている感情や性格がとても自然に表現されていて、終盤の心臓の音(?)と防音室の青暗い空間が期待と不安を煽るような感じで個人的にとても好きで素晴らしかったです。
窓の外の色で時間の変化を表していたのも絶妙でした。
防音室で話しているシーンがいくつかありましたが、聞こえないだけで本当に会話しているようでした。

結果どのように皆の悩みや相談を解決したのかは描かれていないものの、逆に観客の想像に委ねているところが個人的には好きでした。
『BORDER〜罪の道〜』

『BORDER〜罪の道〜』

五反田タイガー

六行会ホール(東京都)

2025/03/05 (水) ~ 2025/03/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/03/09 (日) 12:00

 刑務所内が舞台となる劇や映画、ドラマはよくあるが、大抵は囚人たちそれぞれの個性を描きながら、仲間を集めてチームを組んで、時にぶつかり、時に支えあいながら刑務所からの脱獄をするドタドタコメディ、シリアスな頭脳戦を駆使した脱獄劇こういったエンタメさくひんが一般的には多い。(男女どちらの刑務所を舞台としても同じく)
 若しくは、冤罪や日本の死刑制度の在り方における人権侵害の問題に真摯に取り組んだ映画におけるミニシアター系やTVでいうと独立系のTV局、小劇場演劇などで行われる社会派作品といった形で囚人たちが、または囚人が描かれることは多い。
 今回の劇では、、途中女囚たちと刑務官たち、刑務所長とのドタドタコメディや芸人の姉妹や女囚同士の笑い、ユニークで絶妙にズレているシスターやとある女囚と刑務官がレズの関係にあり、人前で公然とキスしようとする大胆な展開なども見られた。
 しかし、意外と今まで描かれていそうで、特に演劇ではあんまり描かれてこなかった殺人事件で殺された被害者の生き残った母娘の側から、囚人や死刑囚がどういったふうに見られているか、最初娘は特に死刑囚に対して憎しみ、殺意さえあったが、その感情を乗り越えて、成長していく様が描かれていてなかなか新鮮だった。
 そして、劇中に一線を越える、超えないといったこと、犯罪を犯す側と犯さない側の違い、犯罪を犯した場合、法のもとで裁かれるが、犯した人は社会に復帰するためには、再犯しないためにはどう自分を見つめ直し、反省し、2度と同じ過ちをしないように気を付ければ良いのかといったことを深く考えさせられながらも、笑えて歌って踊るエンタメ作品という要素、いくつかの要素をバランスを考えながら劇に昇華していて面白かった。
 
 但し、個人的には、死刑囚だからといって、仮にその死刑囚が連続殺人犯だとしても(まぁ、被害者家族からしたら、自分の手で殺してしまいたいぐらいだが、それでは法に触れるので、法の名のもとにでも、犯人を裁いて極刑である死刑にしたい気持ちも判らないでもない)、日本の現状制度としてある死刑が、法の名のもとに行われるのはおかしいと感じる。
 先進国では死刑が撤廃されている国も多いし、されていない国でも事実上の廃止になっている国も少なくない。
 そういったことを考えた上で、死刑制度とは国の法の名のもとに平気で公然と人が人を殺せるシステムだと考える。
 それにまた、日本で絞首刑を行う際、ボタン一つ押すだけで済ませられるということを考えても非人道性は否めない。
 また、死刑囚になる程の罪を犯した人間が死刑になることで、死を持って償うというのもどうかと思う。
 凶悪犯にだって、大抵の場合家族や親族がいる。奥さんや夫、小さい子どもがいる場合もある。法に則っていたとしても、囚人が死刑にされた場合、日本は軽犯罪でさえ、1度犯すと、就職や恋愛、結婚もままならず、軽犯罪者に家族や親族、子どもなどがいる場合、学校や職場に居づらくなり、自殺にまで追い込まれる人もいるのだから、これが死刑囚の家族や親族、子どもの場合、自殺どころか、一家心中、無理心中に発展するリスクも高くなるし、職場のパワハラ、同僚による陰口、学校での壮絶な虐めなどによって引き籠もりになるリスクも高まるだろう。子どもに八つ当たりして、虐待が頻発とかも十分考えられる。
 勿論、上記のことは、犯罪被害者家族やその子どもにも言えることだが。
 いずれにしろ、家族や親族、子どもたちの将来も壊すことになる。懲罰感情を近代的な法制化とが複雑に絡み合った死刑制度が、日本の死刑制度だと感じる。
 以上のことから、私は死刑制度には反対だ。その死刑制度があることで、凶悪犯罪が増えていないといった確証もない。むしろ、地方都市や田舎で起きる凶悪犯罪は跡を立たない。
 死刑制度の代わりに、凶悪犯には、終身刑にして、相当頑丈に出来ていて、脱獄不可能で、ほとんど光も入ってこない厳重警備な独房にいれて、本と写真、スクラップブックを持ち込むのだけはOKにして、勉強がしたいと言えば、他の囚人たちと交流させながら、刑務官がさり気なく見張って勉強をさせ、時々凶悪犯の場合は、被害者家族とも合わせつつ、長い時間をかけて自分の犯した罪に対して、徐々に反省させていく仕組みのほうが、今の死刑制度よりか、よほど健全で、人道的だと考える。
 人はすぐには反省しないかもしれないが、たとえ凶悪犯であっても、時間をかけて、カウンセリングや他の囚人たちとの運動なども含め、長い時間と人との交流をして、本を読み、しっかりと勉強すれば少しずつ罪の意識を持つようになるかもしれない。そのチャンスさえ簡単に奪ってしまうのが、死刑制度だと強く感じた。

いいから早く助けてく

いいから早く助けてく

匿名劇壇

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めて観劇させて頂きましたが、とても細かく作り込まれた作品だと思いました。
役者さん一人一人の役の落とし込み、そしてそれを表現するための身体・表情、全てお見事でした。
演技力が本当に凄く、作品の世界観から外れることなく最後まで観ることが出来ました。
好みは分かれるかと思いますが、「好き」か「嫌い」という感覚で観るのは勿体ないと感じました。
色んな視点から楽しめる作品だなと思いました。
最後まで楽しませて頂きました、ありがとうございました。

ネタバレBOX

(ネタバレになるかもしれないと思い、念の為こちらに記入しております)

ブラックジョークがすぎる所があり、ネタ的要素での笑い所は少なかった印象です。
でも、それがこの作品の良さだと感じます。
ネタで笑ったというより、話が一向に平行線過ぎて、呆れ笑いに近い感じでしたが、その感情を引き出させる演出と演技に感銘を受けました。

死、不倫、虐待、監禁、共依存、スキャンダルなど
決して笑える要素は無いものです。
ですが「他人の不幸は蜜の味」とよく言います。
それをエンタメにしているこの皮肉さが私にはとても刺さりました。

結局人は、悩んでいることに対して誰かからのあと一押しをしてもらいたいんだな、というところに行きついたような気がします。

観劇中に、深読みする必要が殆ど無いほど、ただそこで起こっていることを観て楽しめる内容であったのもとても良かったです。
いいから早く助けてく

いいから早く助けてく

匿名劇壇

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

グダグダコメディ会話劇
舞台美術 役者の演技力 テンポなんかは、流石だなーと思いました
ただ、内容が僕の波長には…
グダグダ感が強過ぎて、本当に言いたかったことがかき消されてしまっていたような… 終わり方も私としては残念感が残った作品でした
期待感を持たずに観れば、それなりに楽しめると思います

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