『たかが十年の祭り』
ゴツプロ!
ザ・スズナリ(東京都)
2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高!今年見た舞台では確実にベスト3に入ります。中国語と英語の字幕いいですね。私は英語の字幕を見ながら観劇しましたが、役者さん、セリフをいっさい間違えることなくしゃべっていてビックリしました。役者さんってほんとに台本通りにしゃべっているのですね… 当たり前かw それはそうと、舞台、ほんと最高でした。最後の最後でわたし嗚咽しました。「このテーマで俺泣いちゃうんだ…」というほど一気に感動のツボに入り涙腺決壊しました。いちおう反戦をテーマにした舞台になるかと思うのですが、こういう戦争をテーマにした舞台もいいですね。『この世界の片隅に』近いものがあるかな…と。ほんとすばらしい舞台で感動しました。素敵な時間をありがとうございました!
私たちはまだまだ平気
Bobjack Theater
上野ストアハウス(東京都)
2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/12/21 (土) 18:00
役者さんが巧みでストレスなく見られた(大事)お話は語りすぎず方ならすぎずちょうどいい塩梅に感じた。2時間超と正直長いが途中のどうしようもなく面白いだけのシーンでリフレッシュできて最後まで見ることができた。
トリオ
NonoNote.
シアター711(東京都)
2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
3人が舞台を奔放に跳ね回っていて、見ていてとても楽しかったです!こたつや黒電話など、舞美にもすごくときめきました!
昭和歌謡コメディVol.20
昭和歌謡コメディ事務局
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
イヨネスコ『授業』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2024/12/17 (火) ~ 2024/12/21 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
この不条理劇、それぞれ別の劇団で3回くらい観てますが、今まで観た中では一番洗練されていましたね。不条理劇に奇をてらっていないというのも変ですが、普通に楽しめました。
キミと奏でる音色
SFIDA ENTERTAINMENT
劇場HOPE(東京都)
2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
タイムトラベル青春群像。タイムパラドックスやパラレルワールドの方向に行っちゃうのは、混乱が生じてどうなのかなと思いますが、なかなかに楽しめました。
トリオ
NonoNote.
シアター711(東京都)
2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
BACK FIRE WARS
KOTH
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
Aチーム観劇。STAR WARSオタクの話ですが、STAR WARSファンならかなり楽しめる内容でした(自分はほどほどのファンですが)。ちょっと盛り上がりに欠けるけど。ハニートラップにあったり、カルトに引き込まれたり、オタクもタイヘン。
昭和歌謡コメディVol.20
昭和歌謡コメディ事務局
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです!
1部のお芝居は、笑いの中に感動があり、ちょっと涙腺が緩みました。
2部のショーは昭和感満載で、寸劇も歌も楽しめました。
ずっと会場内が温かな雰囲気に包まれていて、素敵な時間でした。
最後に観劇出来て、本当に良かったです!
コワーキングスペース!
beMyselfプロデュース
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2024/12/20 (金) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
人はあまり入っていなかったものの、クオリティは高い 演出脚色に島原さんが入っていることをを差し引いても楽しめた❗これからが楽しみです😄
HIROSHI MIKAMI/ HEDWIG AND THE ANGRY INCH【LIVE】
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2024/11/26 (火) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
「祝みぃ子.mp4」
人間嫌い
駅前劇場(東京都)
2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
きゃぴきゃぴした楽しさに、いつの間にかその裏に潜む暗いものが。。。
初見の劇団さんだが、「人間嫌い」というネーミングは、ブラックかな。
岩井さんは、人の感情の機微を本当にうまく描いている。表面ではなく、人の闇をさりげなく表現できる作家さんですね。
本当に観て良かった!!
クリス、いってきマス!!!
梅棒
サンシャイン劇場(東京都)
2024/12/01 (日) ~ 2024/12/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/12/12 (木) 14:00
既成曲に当て振りをして物語を紡ぐスタイル、初期には1曲だけや何曲か組み合わせた短編だったのが長編化してきた頃から8年ぶりに観たがファンタジックな物語にしても使用曲の歌詞の取り込み方にしても大幅に進化していてとても嬉しい。
また、かつて観ていた頃のキャラクターを保ちつつパワーアップしたメンバーに加えて説明不要の生駒ちゃん、オニシスター/鬼頭はるかこと志田こはくの出演にしても800席を超えるサンシャイン劇場での公演にしても「大きく羽ばたいた」感じて感無量。
ミシンとこうもり傘が解剖台の上で偶然に出会ったように美しい
Alice Theatre Laboratory
あかいくつ劇場(神奈川県)
2024/12/13 (金) ~ 2024/12/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
感想遅くなりました。お話の内容、役者の皆さんのお芝居ともによかったと思います。初めて字幕での観劇でした。演技を見ながら字幕を読むのは、なかなか忙しいですね。シュールな内容でしたが、ラストをどう解釈していいのか少し考えました。海外の作品も機会があれば触れてみたいですね
イヨネスコ『授業』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2024/12/17 (火) ~ 2024/12/21 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
金曜日拝見しました。五年ほど前にこの場所で拝見していたのを思い出しました。不条理劇をきちんと見たのがその五年前でその後色々拝見しましたがまたその時と違って人間の狂喜とか感情の起伏とか表現されて迫力ありましたね。役者の皆さんの力量は申し分なく、今回も楽しめました。
白衛軍 The White Guard
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2024/12/03 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ロシアの2月革命終了直後、ウクライナ・キーフを舞台とした白衛軍(第一次世界大戦時の三国協商で手を結んだドイツを
後ろ盾とする旧ロシア帝国の軍人たち)、ボルシェビキ(レーニンをトップとして2月革命を成功させ、ロシア全土における
ソビエト勢力の伸長を図る共産主義者)、ウクライナ人民共和国(シモン・ペトリューラを首班とするウクライナ民族主義者の
軍団)の三つ巴を描いた大河作品だが
実際のところはみんなして農民を中心とする庶民からの略奪、何のために行われるのか殺し合いの意義が分からない戦闘、
移ろいやすくあやふやな人々の支持を後ろ盾にしているという3点で、ほとんど似たり寄ったりの3勢力で、そこがロシア語
圏以外の鑑賞者の分かりにくさを増しているようにも思う。
もちろん、そういうふうにみせているのは、こうした勢力からなるべく中立でいようとしたと公言している作者ブルガーコフ
(白衛軍側の軍医として参戦していた)の意図だし、現にスターリンは本作を赤軍の偉大と白軍の没落として読み取って称賛
していたといい、その意味で読みが重層的な作品だなと思う。
日和見主義的な態度に終始するドイツ軍、大勢を見捨てて逃亡する上層部など、敢えて滑稽に皮肉めいて描いている部分も多々あり、
笑いも多いので事前に配布している人物相関図、またはこの頃のウクライナやロシアに関するwikipediaあたりザラッと見とくだけで
すっと入っていけるかと思われます!
色彩組曲 ~七人の息子と灰色夜想曲~
X-QUEST
王子小劇場(東京都)
2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです!
母の葬儀に集まった7人の息子たちの真相とは・・・。そうだったのか・・・
兄弟の名前の色を使った衣装が素敵でした。入り乱れての殺陣シーンはドキドキです。
シン・ラジオ体操はぜひNHKに売り込んでください。若者たちもまたラジオ体操やるようになると思います!
ミシンとこうもり傘が解剖台の上で偶然に出会ったように美しい
Alice Theatre Laboratory
あかいくつ劇場(神奈川県)
2024/12/13 (金) ~ 2024/12/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/12/14 (土) 14:00
主人公の会計士Yによる狂言回しに導かれて、ロートレアモンの『マルドロールの歌』やホフマン的禍々しくも歪でカオスで不穏な悪夢的世界がモチーフになっていて、怪奇幻想エログロナンセンスな世界を綺麗に耽美に、美しく描く寺山修司的というよりかは、個人的には唐十郎的な気持ち悪さと妙な生活感、悪夢が現実を侵食してくる感じがフィットしているように感じた。
観れば観る程どんどん日常から悪夢でしかない非日常で、恐怖と戦慄、鮮血不健康なエロス、不条理しかないのに、魅せられ、引きずり込まれ、いつの間にか劇世界の主人公になって追体験しているような錯覚を呼び起こし、引き込まれ、時間や空間を忘れ、現実、今いる場所や国、自分が住んでいる場所さえも忘れるほど衝撃的だった。
この劇はまた一言で言えば、大人のメルヘンというか、悪夢的な不思議の国のアリスなんじゃないかと感じた。
また、終演後のトークショーの際に聞き手の人が、この劇は香港の言論弾圧、デモ弾圧、思想や政治信条の弾圧といった民主主義に逆行した現状も暗に作中に含まれているんじゃないかというようなことを香港の劇作家に聞かれていた。
しかし、個人的には、それは違うんじゃないかと感じた。そんな新劇的なメッセージを露骨にまたは分かりやすい形で劇中に含ませるのであれば、こんな説明し難く、観客を引きずり込み、舞台と客席との間がなくなり、主人公に感情移入していくような、それでいて複雑で、形容し難い劇にはならないと感じた。
それに政治的メッセージがそんなに強固だとどこの国でも上演できるとはならないはず。しかし、この香港の劇作家は香港国内に留まらず、中国の北京や上海、台湾の台北、さらに他のアジアやヨーロッパ諸国まで縦横無尽に公演し数々の賞を受賞をしていることを考えれば、あえてメッセージ性をうやむやにし、幻想怪奇エログロナンセンス劇にしたてたことの意味は大きいんじゃないかと考えた。
昭和歌謡コメディVol.20
昭和歌謡コメディ事務局
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/12/20 (金) 17:00
昭和歌謡コメディは、今回で20年目で、20周年ということで、1部のコメディ劇のほうは、どんな集大成で、どんな感動を感じさせてくれるのかと思って観ていたら(そうはいっても、私が観始めて5、6回程度しか立っていないが)、良い意味で裏切られる展開でした。ヒロトシ·まるみの兄弟喧嘩が勢い止まらず、まるみがヒロトシの奥さんゆみこの有難さを身を持って実感させるため、ヒロトシの娘みゆと組んでゆみこには死んだ振りをしてもらって、ゆみこが急に亡くなったことにするという突飛な猿芝居がどんどん事が収集が付かないレベルまで大きくなっていき、どうなるかという、多数の人が入り乱れるシチュエーションコメディであり、途中あまりにも下らないギャグや阿佐ヶ谷姉妹のパロディなどもふんだんに盛り込まれていて、大いに笑え、また終盤は少し感動した。
しかし、それを吹き飛ばすぐらいドタバタな笑いやズレた会話による笑いなどが次から次へと飛び出し、最後の最後まで、20周年だからと気張らず、変にグレードアップし過ぎず、等身大の人間臭い個性豊かで癖が強い登場人物たちで、大いに笑えてストレスや嫌なことや不安、外の寒さも吹っ飛んだ。
第2部の昭和歌謡とお笑いのバラエティショーでは、バルーンアートが観れる、昭和〜平成間のアニメ曲も聴けたのが個人的にはすごく嬉しかった。今まで以上に自分の知ってる曲や知ってる者を題材にしたコントが多かったことで大いに共感でき、楽しめた。
トリオ
NonoNote.
シアター711(東京都)
2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
小劇場で笑劇を至近距離で観て楽しむ、そしてラストは衝撃的な そんな洒落の効いた公演。劇中とは言え、1970年代の寂れた劇場の楽屋や音曲漫才の雰囲気が味わえる。3者三様の歌声が軽快なリズムに乗せてこだまする。何と無くではあるが、かしまし娘を連想してしまう。楽器を奏でながら面白可笑しい話、そして時事ネタを盛り込む といった話術が懐かしい。
物語は 説明にある通り、舞台では息の合った漫才を披露する3人だが、楽屋へ戻ると日々 大喧嘩。原因は「トリオ」というあだ名の副支配人・鳥居一男の奪い合い。そして遂には刃傷沙汰へ…。表情豊か 誇張した演技が見どころ。小笑・爆笑など笑いの渦だが、時にオルゴールから流れる ゴンドラの唄がしみじみと。ちなみに この歌、大正時代の歌謡曲で、芸術座公演『その前夜』の劇中歌として松井須磨子が歌ったのは有名。自分は、映画「生きる」で主人公を演じた志村喬が この歌を口ずさみながらブランコをこぐシーンを思い出す。
音曲漫才師の3人は、それぞれ苦労を重ねて生きてきた。そして やっと一緒になりたい男を見つけたが、それが何と皆同じという悲劇。ゴンドラの唄の歌詞は♫恋愛讃歌のような、たとえ気心知れた仲良しであっても恋の路は譲れない。そこに普遍的とも思える「愛情」と「生活」が滲み出ている。
今回の演出は 武藤晃子女史。10年ほど前 この演目(LEMON LIVE vol.10公演)に役者として出演しているが、今回は演出を担当している。そして当日パンフには、NonoNote.主宰の璃音さんを称え、そして激励するような言葉を綴る。ノンストップ女3人芝居、そこに日替わりゲストが加わり、実に味わい深く紡いでいく。観応え十分、ぜひ劇場で。
(上演時間1時間30分)