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ウエストサイドのオペラ座の殺人          

ウエストサイドのオペラ座の殺人          

カスタムプロジェクト

調布市せんがわ劇場(東京都)

2024/11/29 (金) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めて観た団体さんでしたが、大変楽しませていただきました。観覧者が犯人を当てる謎解きものは非常に少ないので、こうゆうのはもっとやって欲しいな。来年の公演も決まっているみたいなのでまた観に行こう。

振り向け!

振り向け!

劇26.25団

OFF OFFシアター(東京都)

2024/11/22 (金) ~ 2024/11/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/11/22 (金) 14:30

弱者が追い詰められがちなイマの社会を描いた社会派系作品でしんどいと言おうか身につまされると言おうか。ちょっとTBSの木曜か金曜の22時枠のドラマを想起(個人的なイメージです)。
一方、最初は部屋をそう切り取ったかと思ったがシンプルな仕掛けによって多様に変化する装置のアイデアに感心。

リチャード!!!

リチャード!!!

DMP舞台企画

中野スタジオあくとれ(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

薔薇戦争の時代、人物の関係性がぐちゃぐちゃでわかりにくいけれど、そこは舞台、むちゃ分かり易くてあっという間の110分。
ただ、ヨーク三兄弟の末っ子がどうしても「末っ子」に見えなくて、ちょっと混乱。
全体的には、途中クスクスと笑いが起きる小ネタもあり、飽きさせない仕掛けがたっぷり。

時代絵巻AsH 『赤雪』でお見かけした方々がたくさん。
個人的にはリッチモンドとバッキンガムのざわざわした感じとオックスフォードの戦いに挑む声量がお気に入り。

『晴耕雨読』

『晴耕雨読』

ウテン結構

六本木ストライプスペース(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

終始会話が心地よくて、つられて笑ってしまうような楽しい時間を過ごせました。あと、吊り照明がすごく素敵でした。

脳-BRAIN-

脳-BRAIN-

大駱駝艦

世田谷パブリックシアター(東京都)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

老齢の外人客が多かった。文化交流か何かか?結構真剣に見入ってた。伝統的宗教祭事を見守るように。対して日本人、左隣の老人はぐっすり。ウトウトするとかではなく開幕から睡眠。時折目覚めてぼんやり眺めまた眠る。その癖アンケートは妙に書き込んでいた。右隣の女性も何度も意識を失い舟を漕ぐ。毎度ここは不思議な空間だ。何かのカリキュラムに組み込まれているのか?

80年代のシンセバリバリのプログレみたいな曲やゲーセンでピュンピュン効果音が鳴っているようなBGM。ニューロン(脳の神経細胞)を飛び回る電気信号、出力装置であるシナプスを模しているのか。「ハー!」と掛け声を入れる。天井から吊るされた銀色のボールが十数本、てっぺんにはワイヤークラフトの花火のような装飾。鋳態(ちゅうたい=出演)の白装束の者達の全身に赤青黄緑白のワイヤーが血管のように貼り付いている。銀河の果てのような脳細胞の世界。丸めた新聞紙を嬉しそうに拾う面々。それを広げて読む。マシンガンの音、銃殺される者達。

両掌にライトを持ちホイッスルを首に下げた男。グローブを持った男。扇子を持った男(松田篤史氏)。設計図のようなものが書かれている大きな帳面を見ながら何かを確認する男(村松卓矢氏)。意識朦朧の王様のような男は麿赤兒氏。
ライト男がいろいろな人の所に行って光を当てる。照らされるとグローブ男はよっしゃと何かを掴み取る。そういう謎の動作が繰り返される。きっと何らかの意味があるのだろう。

無論面白いとか面白くないとかではなくそもそもが全くの理解不能。自分の脳がショートした。

ネタバレBOX

谷口舞さんが歌い出し突然始まるグロテスク・ニュー・ポップ(GNP)。作詞は麿赤兒氏、作曲は松田篤史氏と谷口舞さん。いつも思うがNHKの「みんなのうた」で流して欲しい。かなり潜在意識に刷り込まれたトラウマとなる気がする。

どうしてできたの どこへ行くのか
忙しいヤツだ おそろしいヤツだ BRAIN

全員寝そべり突如身を起こして一言ずつ発するコーナー。多分、「非連想ゲーム」なのだろう。全く関係しない言葉をその場でアドリブで発しているような。

全体的に曲が好みじゃない。強いリフを延々繰り返すようなのが欲しい。
たずね先

たずね先

ワワフラミンゴ

プーク人形劇場(東京都)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ワワフラミンゴ×プーク人形劇場。この情報だけでかなり興味をそそられて、楽しみに劇場へ伺いました。プークは、入り口やロビー、劇場内の木製の椅子が醸す雰囲気など、個人的に好きな劇場。ワワフラの世界観とマッチする劇場だと思っています。上演自体も、劇場の機構を積極的に取り入れたりと、「ここで表現すること」を意識されたものに感じられました。

ネタバレBOX

台詞の不条理さや可笑しみなどはいつものワワフラらしさに溢れ、淡々としたやりとりなのに感情豊か。どことなく児童詩というか、絵本や詩の様相が多めに感じられました。もしかすると場所を意識されたのかも。また、照明のあてかたなど、風景の陰影にもこだわっているようにも。アトリエなど、劇場以外での上演機会の多い団体なので、「劇場版ワワフラ」の魅力が目立っていたと思います。
たしかめようのない

たしかめようのない

ブルーエゴナク

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2024/11/26 (火) ~ 2024/11/28 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台に並べられたパイプ椅子、夢へのエントランスに見立てたハンガーラック、
光を遮断するカーテン、そして、その奥の窓。スタジオの無機質さとその備品を活用し、
「夢と現実の間」という劇空間を鮮やかに創出した前作『波間』。
まさに波と波の間で夢と現実とが擦れ合って音を立てている。そんな演劇だった。
そして、それらは当然のように「現実と虚構の間」に居座り、
やがて窓の外へと帰っていく私にとっても決して他人事ではない。
ブルーエゴナクの演劇は時間をかけてその実感を私に伝えた。
スタジオHIKARIにもまた窓がある。
『たしかめようのない』という作品はあの大きな窓の外から何を持ち込み、
そして何を運び出すだろうか。私は、この身体でそれをたしかめたい。

上記のようにコメントを寄せた、ブルーエゴナク『たしかめようのない』。
"存在感"という言葉が多出するも存在も不在も何を以てしてそうかはその実たしかめようがなく、
いるのにいない寂寞を感じる事も、いないのにいる強烈を覚える事もある。
世界に輪郭を握らせぬ不条理と空間の余白にこそ"存在感"が宿る演劇だった。
そういった意味で、本作もまた空間の扱い方に技術と個性が光っていたように思います。
それゆえに、今後も、様々な劇場や劇場的空間、その場とのマッチングや共振、あるいは違和や反発を観てみたい団体の一つです。スタジオっぽくない劇場での見え方も気になります。

青春にはまだはやい

青春にはまだはやい

プテラノドン

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

プテラノドン『青春にはまだはやい』最前列で。
もはや中盤からなんとか堪えてた涙、がラストスパートにかけ大決壊。
登場人物の多い作品において全員を等しくかつバリエーション豊かに魅力的に描くというのはとても難しいと思うのですが、その点において笠浦静花さんの劇作はいつだってすばらしくて。私は笠浦作品のそこが本当に好きなのだと再確認しました。

それぞれリレーのように隣人/他者への取材や紹介を経て絆を深めたり、自身を成長させていく様には、人と出会い、人を知り、人との間で生きていくことの豊かさが詰まっていて、主題であるNコン・ナレーション・放送というものへの解像度と深度の高さ、作家としてのテクニックも感じました。
また、「その後」を描くパートでの伏線回収の一つ一つにも愛が宿り、それらをクライマックスで最高温度でぶつけていく、というドラマを紡ぐ上で、何を飾り、何を差し引くかという技術の高さも感じました。

笠原さんの戯曲は、人間が可笑しく愛らしいものなのだということを、それらが交わる時間は美しいということを技術と情感を以ていつも信じさせてくれる。そして、それは各々の技と個性で物語に血肉を、いわば人生を吹き込む俳優陣の力が揃ってこそ最大に輝く。

柿丸美智恵さんの演じる17歳なんて何が何でも見たいに決まってるし最高にイカしてました。不器用な温かさを一身に纏った大内彩加さんがすごくすてきだった。
太田知咲さんのハグは観客の祈りをも引き取ってくれたものだった。
水野小論さんのキュートさ!愛しさに満ち溢れた105分。私もがんばって生きる。

ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix

ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix

waqu:iraz

スタジオ空洞(東京都)

2024/11/12 (火) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めてのwaqu:iraz。
『ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us-2024 TOKYO Remix』というタイトルの全てをまさに詰め混んだ意欲作。ロマンティック・バレエの代表作『ジゼル』を文字通り、"2024年の東京を生きるわたしたち"にリミックスした作品。社会や時代を貫く風刺のきいたラップもダンスも痛快で、それでいて変化に戸惑う人の声も置き去りにしないところに奥行きを感じた。

ネタバレBOX

"ロマン"として消費される女性の裸や、アートにはされてもアートすることは長らく許されなかった芸術を巡る女性史を今一度問いただすシーンは、女性の権利や尊厳を軽んじる出来事が相次ぐまさに今、"わたしたち"に必要なアクトだと感じた。
うみのかたわれ

うみのかたわれ

らむらどぅプロデュース

王子小劇場(東京都)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/11/28 (木) 19:30

気になる女優がいっぱい出てるが、おだやかな会話劇。面白い。前説込み94分。
 双子とそれを取り巻く人々4組のあれこれを描く。大きな事件が起こるわけではないが、繋がりがあるようなないような、の話が作られる。加藤睦望・さんなぎ・シミズアスナ・波多野伶奈・藤真廉・村上弦、と、よく観てる女優がいっぱい出てて興味深く観た。「双子」と言うには似てないペアがほとんどだが、双子ならではの情景が巧く描かれているとは思う。

アンダーカバー

アンダーカバー

演劇の青山

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2024/11/28 (木) ~ 2024/11/30 (土)公演終了

満足度★★★

ある会社でまき起こる(可能性としては低いけど…)ドタバタコメディ 笑い処満載では有るが、面白だけ 流石がコメディエンヌ 笑いたいが目的なら是非

真夜中の戦士

真夜中の戦士

株式会社NLT

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/11/23 (土) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「目覚めると、そこは戦場だった。」という状態(実際登場人物達も訳が分からずとまどっている)から一体どんな物語が展開するのか、全くもって手探りからのスタート
「人は何故争うのか」根源的なテーマから派生した物語で
永井豪と言えば『デビルマン』という認識だった自分にとって、嬉しい事に共通の世界観が流れており、これにはもう痺れました

セットはシンプルながら流動的、衣装や小道具そしてナチュラルに見えるヘアースタイルにまで原作画のイメージを尊重したと思える強いこだわりが
目玉と言って良いくらい多くのバトルアクションシーンがあったのですが、格別にキレッキレの役者さんが数名いらして、帝国劇場でしか観られないはずの大技まであったりしてエンターテイメント性抜群
エピローグを引っぱり過ぎているのではないかという違和感がありましたが、面白かったと思う部分には揺るぎはなく、怪作!インパクトある公演でした

青春にはまだはやい

青春にはまだはやい

プテラノドン

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

どんな内容になるか想像がつかなかったが、とても面白かった。
制服や年齢差のある高校生の意味合いが納得できて観終わってスキッとした。それぞれの世代の細かな設定など本当に笑えた。
コミカルなだけではなくラストに向けての流れにはグッと来てしまった。

ウソの歴史のツクリカタ

ウソの歴史のツクリカタ

劇団KⅢ

萬劇場(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

説明の「男も及ばぬ大力無双 毘沙門天の化身と言われる上杉謙信。その名を歴史に残した武将。史実に謎を残した男」から、何となく<ウソの歴史>の想像がつく。この設定は 根強く囁かれており、他の謙信を扱った舞台でも観たことがある。

本作は、戦国時代らしく影武者という存在を絡めることによって、心の深淵を覗き込むような深みを持たせている。特に中盤から終盤にかけての謙信と影武者、夫々の葛藤を激白する場面は面白い。それだけに前半の緩い冗長のような場面が惜しい。前半の柔らかさと後半の硬さ、その落差というかギャップで印象付けようとしたのだろうか。
スピード感ある殺陣、それを効果的に観(魅)せる照明、迫力を煽るような音響音楽は好かった。

タイトルは、現代的な問題も潜ませており興味深かった。戦国時代という生き残りをかけた修羅の時代、翻って 今は剣からペンへ、さらにインターネットという目に見えない武器を駆使して勝者となる。そこに風評という魔物が…。
(上演時間2時間5分 途中休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は段差を設え、後方に長尾家「九曜巴」と武田家「武田菱」の家紋入りの旗。さらに龍/虎が描かれた白布2枚が垂れ下がる。前面は広いスペース、段差の上り下りと相まって躍動感を出し 殺陣をダイナミックに観せる。

物語は上杉謙信の幼名ー虎千代を上手く使った設定。上杉謙信には、根強く女性説が囁かれている。他公演では、この説に基づいて始めから彼を女性として描いていたが、本作では本人(光)と偽者(影)が…。登場人物の多くは歴史に名を残す者であるが、フリーランス忍者 飛び加藤という架空の人物が肝。長尾景虎(後の謙信)と飛び加藤の殺陣から物語は大きく変わる。

戦国時代の跡目ー男系男子が家督を継ぐ、今でも似たようなことを聞く制度。越後がまだ完全に統一出来ていない時期、長尾家を継いだ景虎。幼い時 一緒に寺へ預けられ女 千代、2人で行う兵棋演習で景虎は千代に一度も勝てない。優秀であるが 女ゆえ景虎の影として付き従い、自分の存在・価値を示すことが叶わない。一方 景虎は毘沙門天の化身と言われるが、自分の才覚に自信が持てない。宿命の悪戯か、千代が景虎に成らざるを得い状況へ。

わずかな家臣しか景虎の容姿を知らない。鎧を身に着け顔を被い武田軍に立ち向かう。どちらが光で影なのか、しかし国や民を思う気持ちは同じ。そんな決意を示す千代のラストシーンが力強い。昔も今も風評(噂)は大切か。大将(景虎)の存在は絶対で、敵 武田軍に知られてはならない。苦肉の策が千代の身代わり。その嘘偽りこそが長尾(上杉)家の存亡を左右、延いては民のため。ウソから生まれた 慈しみや思いやりであっても、それが時を経て事実になることも…。
次回公演も楽しみにしております。
Illya and Roy

Illya and Roy

アユカプロジェクト

シアターシャイン(東京都)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日、観てきました。初見の団体さんでしたが、期待した通りのものでした。古典文学もしくは実話と言われてもわからないくらい完成度の高い作品と感じました。おそらくこれは、セリフ一つ一つに違和感を感じなかったからと思います。だいたいは、そこでそれは言わないだろう~とか、そんな反応はしないよな~など少々ケチのつくものなのですが、全くそれを感じさせないもので、非常に丁寧に作られたものと感じました。次回作も期待しています。

ゴーギャンおやじ2

ゴーギャンおやじ2

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

グワイニャオンさんの芝居を観るのは3年ぶり,やっぱり面白かった。最初から芝居に引き込まれて,休憩前と後ではタッチが変わったような気もしたが,最後には上手くまとめている。グワイニャオンさんの芝居は色々な顔を持っているけど,どれもハズレがないから,安心して芝居にのめり込んで観ていられるね。今回も休憩を含んで2時間半の長丁場だけど,飽きることなく,満足感は半端ないです。観れてよかったなぁ。おススメの一作品です。

ネタバレBOX

3年前も思ったんだけど。西村さん,またまた痩せた?
ゴーギャンおやじ2

ゴーギャンおやじ2

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 初日を拝見。華5つ☆ タイゼツベシミル❢!(追記後送)パート1,パート2でトーンが大きく変わる。間に10分の休憩が入るが、この休憩中も板上では名場面集が上演されている。

ネタバレBOX


 アメリカの実質的植民地同然の属国としてしか機能していない情けない祖国の為政者共の体たらくと、とうの昔に畜人と化した上その下で蠢く畜生同然の多数派。これらの小賢しい畜生VS棄民同然の自由人。
 ちば てつやの傑作「あしたのジョー」を、福生にある米軍横田基地の絶え間ない軍機の騒音と基地の街特有の人間精神内面からの浸食を経て生きる為に実存せねばならぬ泡沫の如く遇される人々の待ったなしの生活とその遣る瀬無さ悔しさ屈辱を跳ね返そうとする正当な反発が、国民を守るべき祖国の国家暴力装置である警察に対峙せざるを得ない状況を重ね合わせつつ遺憾なく描いて見せた傑作。断固観るべし!!
ウソの歴史のツクリカタ

ウソの歴史のツクリカタ

劇団KⅢ

萬劇場(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/11/28 (木) 14:00

脚本面白いです!殺陣も見応えがあります!

青春にはまだはやい

青春にはまだはやい

プテラノドン

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めちゃくちゃ面白かったです。その年代は⋯と頷ける事が有ったりクスッと笑えたりその時代の自分に想いを馳せながら楽しめました。キャストの皆さんの個性が1つとも被ってなくて素晴らしかったです。リピートしたくなる面白さです。

SEXY女優事変ー絶頂作戦篇ー

SEXY女優事変ー絶頂作戦篇ー

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2024/11/24 (日) ~ 2024/11/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

AV新法にアイドル業界、宗教界隈と 望月六郎 ワールドは本当に面白い!その中で生きていく若者、おじさん、おばさんたちが、悲しみや辛さも笑い飛ばして生きていくたくましさに元気をもらえる。
盛りだくさんのエピソードは、シリーズ過去作の回収や次回完結編につながり期待が膨らむ。前3作を見ていなくてもキーになるところはちゃんと見せてくれる。
訳がわからないまま見ているうちに、妙に腹落ちしたり、情報を咀嚼するのも楽しい。とにかく楽しむのが一番ですね(笑)
ドガドガプラスに欠かせない歌とダンスは今回もとてもいい。新曲で言うと、ノリノリのパンクロックはかっこいいし2幕最初の歌はじんわりと心に残る。
東洋館の舞台を生かした演出や照明(懐中電灯が意外に効く)も面白いし、小道具が笑える!
楽しめること請け合いだと思います。

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