女歌舞伎「新雪之丞変化」
Project Nyx
ザ・スズナリ(東京都)
2025/03/04 (火) ~ 2025/03/13 (木)公演終了
プシュケーの蛹
中央大学第二演劇研究会
シアター風姿花伝(東京都)
2025/03/06 (木) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
プシュケーは、古代ギリシアの言葉で、息(いき、呼吸)を意味しており、転じて心や魂を意味するようになった言葉です。不慮の事故で亡くなった研究者の娘をアンドロイドにして肉体を蘇らせ、擬似的な形でも魂を生成しようと試みる話。話の中に、家族、友人、AIの時代、そして生や死についても考えさせられました。キャラクターも個性的でかつ多彩で面白かったです。
大学生の役者さん達は元気で、一生懸命で、真摯に演劇に向き合って作った卒業記念作品だと感じました。
良い舞台を見させていただきました。終了してから席を立つときに舞台から全員に挨拶いただいて嬉しかったです。ご招待いただき、本当にありがとうございました。
屋上のペーパームーン
ハネモノNo.4
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2025/03/07 (金) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初日拝見
大竹野氏の名作とのことで、期待十分で
この題目は初見カモな〜と思いながら…
時代背景が学生運動や三億円事件などまだ生まれていないので、理解不足では有るが、比較的解りやすかった
混乱の時代には、正義が悪に変わったり何でもありだが、最後に決めるのは自分自身の何物デモないとの思いが伝わって来たのは僕だけかな…
ノートルダム・ド・パリ ストレートプレイ
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/10 (月)公演終了
実演鑑賞
良かったです。
3時間の長さを全然気にならないくらいに。
こういうストーリーだっんですね。
『BORDER〜罪の道〜』
五反田タイガー
六行会ホール(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
洗脳(正確にはマインド・コントロール)の秋田知里と死刑囚の星波が特に魅力的。光ってました。
秋田さんは小悪魔的なルックス。ダンスがピカ1。演技も上手い。
星波さんは抜群のルックスの良さ。存在感が際立ってました。
金曜日から
排気口
千本桜ホール(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
クール。
ウェス・アンダーソンの映画のようなシックで乾燥した世界観と
演劇ならではの湿度感が奇跡的に両立した舞台。
(続きはネタバレに。)
ネタバレBOX
研究所の1室というワンシチュエーションで
装置も固定の長机と椅子4脚のみ。
照明も音響も最小限。シンプルの極み。
恋愛のすれ違いとか職場のトラブルとか定番の
シチュエーションギャグを完璧に作り込みながら、なお
孤高のクールさを保っているのは、
随所にこれでもかと仕込まれたナンセンスの純度が高く強度が
強いからに違いない。じわじわ来るタイプの笑い。
永遠に笑っていられる。
抽象演劇は観客の数だけ解釈の幅があるので楽しみ方は
人それぞれ。ドラマの断片が刺さる人もいるだろうが
私は笑っているだけでいい。それで十分幸せ。
血の婚礼
劇団俳小
駅前劇場(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
作曲家の上田亨氏が下手で生演奏。フラメンコ・ギターの音色をキーボードで見事に鳴らす。驚いた。劇中の歌は印象的でいい出来。黒衣の女達がコロスとして詩を朗唱し合唱す。子守唄が余韻に。
母親は早野ゆかりさん。息子である花婿は左京翔也氏。花嫁は小池のぞみさん。彼女の元彼レオナルドは加藤和将氏。彼の現在の妻は新上貴美さん。“月”は福島梓さん。“死”は大久保たかひろ氏。
個人的に女中の西本さおりさんが大活躍のイメージ。実はレオナルドの妻が今作のキーだと思っているので新上貴美さんの薄幸そうな佇まいも好き。
いろいろと工夫が見えて面白い『血の婚礼』。
是非観に行って頂きたい。
ネタバレBOX
フェデリコ・ガルシーア・ロルカは同性愛者だったらしい。学生時代、サルバドール・ダリに熱烈に恋したそうだ。
1928年、スペインはアンダルシア州アルメリア県で結婚式の日、新婦が別の男と逃げ出した。家の名誉の為に花婿の弟が追跡してその男を殺す。この事件は大々的に報じられ、当時は誰もが知るニュースだった。これを元に戯曲化したロルカ。観客は事件の記憶と共に観ただろう。だがロルカは観客の期待とは全く違う文脈でこれを語った。俳優座スタジオで『ベルナルダ・アルバの家』を観たばっかりなのでこの作品の捉え方が随分と変わった。歴史や伝統や土地や一族や誇りやら何やらその全てに支配され抑圧されてきた女の自由への衝動の話だ。花嫁はこのまま支配されて従順に生きるぐらいなら死にたかった。死への旅路にレオナルドを付き合わせた。「自分は死ぬから貴方は逃げて」と言うがレオナルドも全てを捨ててここまで来たのだ。もう何処にも逃げる先などない。そして全てが終わった後に花婿の母親のもとに殺されに行く花嫁。花嫁は自分の真意を伝える。母親もそんな戯言、理解などしたくもないがその気持ちは痛い程よく判ってしまう。何故なら自分もこの地で抑圧されてきた女の一人だから。社会的に禁止されている同性愛者だったロルカは自由への正直な欲望を描いた。喉から手が出る程欲しいものは自由だ。全ての人間は生まれた時から自由であり、それこそが生命の本質。支配や抑圧からの解放、それが人間の歴史。
ただ演出が冗長に感じた。第一幕で必要なものは全てが滞りなく進んでいる空気感。別に何の問題もない婚礼の宴。高揚した新郎と幸福そうな新婦。だがふと新婦の姿が見えなくなる。何か用事でもあるのだろう。特に変な感じはなかった。一生に一度の大切なお祝いだ。何も心配することはない。そこで花嫁が元恋人と馬で逃げたとの報告。そんな馬鹿なことあるわけがない。きっと何かの間違いだ。有り得ない。不意に足元がグラグラし世界がガラスのように割れ砕け散る感覚。
全体的にちょっと説明がしつこいのだろう。何度もレオナルドがじっと物言いたげに背後から見つめている。あちこちを女中が出たり入ったり。観客の気を物語の別の部分に逸らした方が効果的。歌もある。黒衣の女のコロスもある。“月”も“死”も語る。こういう話ですよ、と押し付け過ぎ。敢えて見せない見せ方もあった。花婿のぼんやりとした無表情だけで言葉に出来ないそれが伝えられたとも思う。
小池のぞみさんは歯列矯正中。劇団を背負って立たねばならぬ女優、大変だろう。
ジョバズナ鼠の二枚舌
おぼんろ
新宿シアターモリエール(東京都)
2025/03/04 (火) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
コロナ禍以前の 本来の おぼんろスタイルの公演が戻ってきた。劇場全体を劇中空間とした360度舞台。上演前から俳優陣(語り部)が観客(参加者)を場内へ案内し、そのまま談笑したりする。そして開演時間が近くなると、参加者とじゃんけんをしたり、参加者の1人に 劇中での小道具の渡しを依頼する。客席は桟敷や椅子で、参加者は好きな場所に座って観劇する。本作は劇団員(4人)だけの公演だが、場内(客席の横など)を縦横無尽に走り回る。いつの間にか 参加者は おぼんろ(脚本・演出 末原拓馬 氏)の世界へ誘われ、その雰囲気に陶酔していく。この没入感が、おぼんろ の魅力。
物語は、とある都会の片隅にある研究所で、ネズミたちは生体実験を受けていた。仲間たちの死を背負いながら、必死に生きるネズミたちだったが、或る日 研究所の閉鎖が決まりネズミたちの処分が……。今まで生きてきたのは、世界の役に立っているという自負。無駄死にしたくないため研究所の外へ逃げる。44匹が脱出したが、今では4匹になってしまった。外という未知の世界での冒険が始まる。
(上演時間2時間 休憩なし)
ネタバレBOX
舞台美術は 形容しがたい雑多な装置、布・紐・裸電球等が吊されている。そして どちらが舞台正面か判然としない。ただ入り口の右手に櫓上への階段、そこに張り付けたような変形球体状(そう思える)のオブジェが見える。最後に分かったが、その球体が赤く点滅し、同時に語り部(ネズミ)たちがポリタンクを叩き響かせる。それは心臓の鼓動を表しているようだ。最近は、2.5次元舞台などは最新技術を駆使するが、このアナログさが、逆に生きているといった息遣いを感じさせる。
物語は、外の世界に出て 研究所のドクトル・マーサを早く探さなくては、と思うところから始まる。4匹の旅は、世界の役に立つこと、それは最後の1匹になるまで続く。それが自分の価値であり 誇りとしているからである。そして生き甲斐でもある。
それは、未知のウイルス対策の治験薬開発に役立つこと。しかし外の世界は 紛争・戦争で混乱している。そして治験薬開発と思っていたことが、実は細菌兵器開発の実験だったという衝撃。世界の役に立つ=命を助ける薬が、実は人殺しの武器になろうとは。外に出て初めて知る事実、それは人間同士が殺し合い、他の動植物を巻き込む不条理な世界。
今起きている時事的な出来事を絡め、命とは 生き甲斐とは を考えさせる。さらに物語に隠された衝撃の真事実、そこにタイトルにある二枚舌の意味が…。本作では それをネズミという人間から嫌われているモノの視点から描いた心優しき寓話。
おぼんろ らしい観(魅)せ方、一人ひとりの面白いパフォーマンスを始め 歌やダンスで魅了する。単に演劇というよりは、楽しませる要素をふんだんに盛り込んだエンターテインメント公演。観客も一緒に冒険しているような刺激的な一体感、そして没入感が興奮させる。歌に合わせて自然にクラップも起こる。語り部も激しく動き回るが、小物(旗布or柄シーツ)も天井へ吊り上げるなどダイナミックだ。このワクワク ドキドキ感が堪らなく好きだ。
次回公演も楽しみにしております。
『BORDER〜罪の道〜』
五反田タイガー
六行会ホール(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
登場人物総てが女性。(華4つ菱)
ネタバレBOX
演じるのも総て女性の監獄もの。(監獄という単語は現在の日本では法制度上廃止されているが、刑務所と同じような働きをしていた罪人を収容する施設。発音がより禍々しさを感じさせる為、犯罪者たちのその世界での貫目を示す為、及び今作の舞台となる刑務所との差異を明確化する為敢えて用いている。)登場するのは看守たち及び刑務所長、お笑い芸人、修道女、罪人たち。看守たち相互の関係と被収容者たちとの因縁の物語でもある。伏線と回収の形は明確で分かり易いから迷う場面はなかろう。(一方、深読みしようと思えばそれも可能である)
序破急でいうと“序”の部分で舞台となる女子刑務所の模様及び登場人物たちのプロフィールが描かれ、“破”で老朽化の為新装されることとなった更に罪の重い者達が収容されていた監獄及び監獄収容者たちのプロフィール、移送されてきたこれも老朽化した刑務所で旧収容者VS新参者の相克が描かれる。犯罪者としての格は当然、監獄から移送されて来た者達の方が上であり、その力や犯罪者同士の格の差が描かれる。“急”では刑務所へ慰問の為に訪れた芸人たちの出し物をした演芸会での出来事(今作のクライマックス)が描かれる。
急で回収される問題を一言で言うなら心理学的な問題の中で特に深層心理が人間に与える深刻な影響をドラマ化した作品ということができよう。犯罪に走った者達の多くが虐待やネグレクトの被害者であったこと、犯罪者とならなかった者達には護ってくれる者が居たこと。前者の与えられていた状況は護ってくれるハズの者たちが護れる者となる為の育児を受けていなかったであろう事実を示唆し、後者は護ってくれる者が居たこと、護ってくれる者たちはその親たちに守られて育ち、護る者を得て強く生きることができたことを示唆している点である。
ジョバズナ鼠の二枚舌
おぼんろ
新宿シアターモリエール(東京都)
2025/03/04 (火) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この瞬間を待ってました。客席と舞台の境目が曖昧な「三密」ステージがやっと出来るようになりましたね。
死んでも生きろ!
lovepunk
劇場MOMO(東京都)
2025/02/19 (水) ~ 2025/02/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
第2のスタートですね。しかも、強力な。
R老人の終末の御予定
ポップンマッシュルームチキン野郎
すみだパークシアター倉(東京都)
2025/03/06 (木) ~ 2025/03/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/07 (金) 19:00
価格8,000円
初日を鑑賞。
フッキーに脚本は、いつも思うけど圧倒的。演出も隙がなくて、これでもかっ!と感情が揺さぶられる舞台だったけどNPOさんの初ソロ演出。彼の優しさが随所に出ていて素敵。キャスト陣も劇団員、ゲスト陣がいかんなく実力発揮していて本当に素晴らしかった。初日なのこれ?良かった〜!そして2日目も今夜観ます。ホントは全部観たいです。いつか全日程観てみたいなー。間違いなく劇団の人気も高くなってお客様も女性が多かったです。名実ともに大人気劇団だなぁ。大好きです
ネタバレBOX
家電達が愛らしくて本当に癒されます。ドン・ティファールとかギブソンとか名前カッコいいけどポットとギターなんだよなと思うと可笑しくて仕方ないっていう根底はあるんですがどんどん話に引き込まれ着ぐるみのインパクトよりストーリーのインパクトに圧倒されます。途中の皆ゴリラになる演出とか涼介がひとり我に返るとか面白かったと思う人他にもいらっしゃったと思うし、辰郎と八重子の普遍的な夫婦愛が本当に素敵で野口くん、小岩崎さんがロボットの老夫婦にしか見えなかったです。最初の方でくんじさんと萩野さんも家電になってて嬉しかったな。ありがたいですね~。ぽちくんのしゃもじは家電じゃないじゃんと全員のツッコミどころだ思いますが、健気に家電達に認めてもらおうと一生懸命で良いスパイスでしたね。家政婦ロボットも介護ロボットも今の時代からもっと進化したらできそうとか保育士さんも、将来そんな時代が、来るのかも。と考えてました。終盤では悲しくて切ない展開でやっぱり死んでしまうんだなぁと。涙抑えきれない最後でした。2回目を今夜観てネタバレ編集しようかな。
ノートルダム・ド・パリ ストレートプレイ
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Aキャストを観劇しました。
人の欲望が剥き出しになったストーリーと役者さん達の熱演に、目が釘付けでした。
外見で判断される事は今も同じだし、心の美しい人が幸せになれる訳でもなく、何だか切なくなりました。
観応えのある舞台で、素晴らしかったです。
『BORDER〜罪の道〜』
五反田タイガー
六行会ホール(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
シリアスなテーマだがコミカルな要素もありつつ、立派な舞台設定や音響により世界観に没入できた。
たくさんのキャストが出てきたが、それぞれが個性的でキャラが立っていた。演技に加えてダンスや歌パートもあり、推し探しを楽しめる要素もあり満足度は高い。
R老人の終末の御予定
ポップンマッシュルームチキン野郎
すみだパークシアター倉(東京都)
2025/03/06 (木) ~ 2025/03/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とにかく最高なストーリーです。
観劇者は迷うことなく面白いと思ったら声を大にして笑っていいと思うし、泣きたいと思ったら大泣きしていい。それが貴方の正解です。何も恥ずかしくない。誰もおいてけぼりにならない。
ネタバレBOX
始まりBGMがいつものラーラーラー!ではなくなり個人的にわっ!あの曲だ!!!!!とわくわくしました!!!
そして幕があき最初にわああ!となったのがマッサージチェアが
裕太さんじゃない!www
そしてグレコイメージが強かった野口さんが
メカ辰郎!!
これはまたいつか!再演する時は吉田さんがメカ辰郎さんになるのかなぁなんて思っちゃう未来!🤣
この舞台は全キャラクターを大好きになってしまう!
きっとどのキャラクターにおいてもそのキャラクターでの正義を感じました。
今回演出もして前回辰郎さんだったNPO法人さん🥲
しゃもじくんのシーンではみんなが大泣きしてました🥲
なんだか黄色味のお顔に目張りメイク!!!
懐かしい感じもしてナップザックくん味あって
愛しさ倍増しました🤣🤣可愛かったー!!!
お疲れ様でした!2代目座長おめでとうございます!!!
安定の小恵さんの八重子に
赤カブトさんのハミー!!!
おふたりだーいすき!!!!
ギブソンが下下さん…!!!泣くー!!
井上さんの動揺する洗濯機の所嬉しかったー!!!
(一休さんからお疲れ様でした)
ニーナの廣瀬さんめっちゃ可愛い!!
最高におもろかった!!下ネタ🤣🤣🫶
安定最高ゲストの今井さんはティファールパパも最高でしたが清二のシーンは周りも笑い、そして大泣きしてました。
おじいちゃんミュージカル最高!(笑)
とにかく!!!!!
ゲストの方々も全員!!!まじで全員最高にかっこいいしおもろいし!!!強かった!!!!!
最後のグレコの歌が前回と、、変わりました??
しっとりした感じでミュージカル味あって染みました🤣!!!
周りのみんなも泣いてましたーーー!!!
えーん!!!もっともーっと色んな人に見て欲しい!!!
最高劇団!!!でも自分のチケットはご用意されて欲しい!🤣
ノートルダム・ド・パリ ストレートプレイ
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この作品、高校生時代に読んだのですが、4分の1位でやめちゃったんですよねぇ、3時間の公演も観応え充分で大満足。
R老人の終末の御予定
ポップンマッシュルームチキン野郎
すみだパークシアター倉(東京都)
2025/03/06 (木) ~ 2025/03/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
吹原幸太脚本の所で泣けます。
そして家電達がそれぞれの気持ちに正直に生きた物語。
ネタバレBOX
人間が存在しなくなった設定が、あながち間違いではなく、近い将来そうなるのかなとぼんやりと思っていましたら大好きな劇団で吹原幸太くんが描いてくれてた。
元々はロボット夫婦の話が主軸なのだろうが導入部は家電ショップの抗争とほんのりロミジュリ。でも実は根本は練りに練られた壮大で深いストーリーでした。本当にフッキーの脳味噌どんな構造なんだろうと思う。機械と愛情は一見相反するのだろうがフッキーが得意な擬人化のストーリーの幅が更に広がっていたと感じました。
非日常の、荒唐無稽な設定なのに違和感ないのは私だけかもしれないが、AIを超えた擬人化ストーリーが思いがけない展開を魅せてくれるのがフッキーの脚本の凄い所。コレに2代目座長のNPO法人くんが絶妙な演出付けて家電達を更に生き生きとさせているなぁと感じる。
小岩崎小恵様の品のある淑女なおばあちゃんぶりに更に磨きがかかる。増田赤カブトちゃんの愛らしさ。まるで高校生のようだった。廣瀬響乃ちゃんの明るい輝きがとても素敵でした。渡辺裕太くんの滑舌良い父親の徹さんを彷彿とさせる流暢なセリフ回し、第2世代ロボットを好演、野口くんのおじいちゃんとグレコ役の吉田くんは熱く感情の爆発が凄いですね。吉田くんは歌も上手い。萩野さんとくんじさんは着ぐるみ着ててもイケメンで隠しきれない輝きを放つ。井上ほたてひもくんは開場パフォーマンスをとても頑張っていて本編では洗濯機と悪い方のロボットで、全然逆のベクトルの役を演じ分けていて素晴らしかったです。ドンの横尾さんと今井くんはベストマッチな役所で、安定感抜群です。観ていて安心します。
『BORDER〜罪の道〜』
五反田タイガー
六行会ホール(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
硬軟ある場面を絶妙に交え 飽きさせない巧さ。フライヤーのデザインから何となく分かるが、舞台は女子刑務所(キャストは女優のみ)。そこにいる看守・受刑者等によって紡がれる罪と罰。その観せ方は鬼気迫る衝撃的な場面、一転 小咄や笑劇的な場面を挿入し和ませる。
少しネタバレするが、「次、生まれてくる時は 友人として会おう」というフレーズ、その奥にある思いは 劇中の「人は なぜ罪を犯すのか」という問いに繋がる。この台詞が公演のテーマとして強く重く響く。勿論、罪が罪を生むといった負の連鎖もしっかり描く。
公演は歌やダンス、それを音響・音楽そして照明といった舞台技術で効果的に観(魅)せている。総じて若い女優陣の躍動感ある演技 パフォーマンスが楽しめる好公演。ぜひ劇場で。
(上演時間2時間 休憩なし) 千穐楽に追記
ネタバレBOX
舞台美術は 二階建監舎。2階に鉄格子の居房、1階は頑丈なドアの独居房、真ん中に階段があり対称の造作。上手/下手に監視塔が建っている。全体的に薄汚れており老朽化が進んでいるようだ。
物語は、この女子刑務所に配属された新人刑務官が 所長に案内され、収容されている受刑者の性格や特徴等を聞くところから始まる。何となく明るく陽気な雰囲気、皆 同じように腹が減ったと訴える。この新人刑務官は副所長の娘であり、母を恨んでいる。母は夫の乱行に耐えかねて、高校生の娘を置いて出奔した。この母娘の確執が1つの物語。
もう1つが、老朽化が進んだ別の女子刑務所の改築工事のため、そこに収容されている受刑者が移送されてくる。罪が重い受刑者が、この刑務所の受刑者を洗脳し いたぶるようになる。移送されてきた受刑者は、殺人・放火・暴行そして窃盗など重犯罪者ばかり、中には死刑囚もいる。そして凶悪、二重人格等といった性格付け。この説明シーンは、一人ひとりにスポットライトを照らし、心の声のような音響で語る。実に効果的な演出だ。
実は新人刑務官、この刑務所の配属を希望していた。それには母との関係もあるが、実は死刑囚に婚約者を殺された恨みがある。その遺恨を晴らすためでもある。死刑囚は不遇な環境で育ち、人や社会に憎悪の感情しかもっていない。殺した婚約者は優しく接したが、自分を利用している といった被害妄想に取りつかれ、近づいてくる人間を殺してしまう。なお、公演に託けて過度に自分の主義主張を…いかがなものか。
受刑者に別の刑務官が洗脳され、灯油をまき火事が起きる。所外に避難させたが 戻ってこない受刑者もいる。外で その受刑者に恨みを抱く者に殺害されるといった罪が罪を招く。その負の連鎖もしっかり描く。
さて、死刑囚は脱獄せず そのまま刑務所内に止まっていた。誰か自分を殺してくれないか、かと言って自分では自殺できない。そこで法の裁き=死刑になることを望んだ。人は罪を赦せるのか、一概に結論を出せない難しい問題を投げかける。悩み困った時は、誰かの助けが必要。「次、生まれてくる時は 友人として会おう」が赦しなのかも…。
次回公演も楽しみにしております。
ノートルダム・ド・パリ ストレートプレイ
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、舞台は 総合芸術だと思わせる力作。
ヴィクトル・ユーゴーの原作小説を一気読みしたような充実感。その舞台の魅力を引き出す(ジプシー)ダンスや歌 そしてフラメンコギターの生演奏、また心象風景を表すような照明が実に効果的だ。小説という自分の想像によって膨らませる世界観とは違って、舞台ならではの視覚 聴覚など直接に感じる面白さ。ストレイトプレイとして表現することは、原作の魅力を削いでしまうのではないかと少し危惧していたが、それは杞憂であった。アニメ、ミュージカルなどで観たことがあり、その彩られた といった先入観を持っていた。本公演はミュージカル等と違った魅力、物語性を重視した描き方になっている。
公演では、登場する人物を魅力的に描くことによって 文字の世界(モノクロ)が彩られるといった感覚。しかし それは華やかといった彩ではなく、渋い光沢あるもの。頁と頁、行間を読むといった小説の味わいとは別の面白さがあった。
舞台は15世紀のパリ、教会の権限による弾圧や排除が横行し、その結果 差別や格差などが生み出された時代を背景にしている。その不穏であり混沌とした世界、その雰囲気を巧く漂わせている。
(上演時間2時間55分 途中休憩10分 計3時間5分) 【Aキャスト】
ネタバレBOX
舞台美術は 基本 高さある二段構造、上の段(台)から上手は横へ、下手は前(客席側)へ階段が2か所設えてある。上部の後壁の隙間から灯りが見える。場景に応じて、中央に刳り貫かれた出入口を表し、貧民街(ジプシーの溜り場)を表す。上り下りや穴をくぐるといった動作が躍動感を生む。
物語は、ノートルダム寺院の鐘撞き男 カジモトが、ジプシー女 エスメラルダへ抱く純真な思い。捨て子であったカジモトを拾い 育ててくれた恩人 大聖堂の副司教フロローのエスメラルダへの偏愛、その彼女は 危ないところを助けてくれた王室騎兵隊長を激愛。夫々の成就しない恋愛を軸に、当時のパリの社会状況…偏見・差別、そして迫害等をジプシーや(魔女)裁判といった場面に巧みに落とし込んでいる。カジモトは外見が醜い(傴僂男)ことから、寺院から出ることも許されないが…。彼が捕らえられた時に水を与えたのがエスメラルダ、その出会いが幸せなのか不幸なのか、救いなのかは観客の感性に委ねられるところ。それにしても夫々の愛のカタチ、狂気じみている怖さ。まさに恋は盲目なのか。
定住する所もなく放浪を余儀なくされるジプシー、その雰囲気を衣裳やメイクで表す。弾圧や排除といった迫害に抵抗する、その解放や自由を求める姿を個々の演技で表現する。一見まとまりのないように観えるが、そこに多くのパリ市民の渇望を見ることが出来る。ストレイトプレイだからこそ味わえる 地に足をつけた群衆の叫び、そこにミュージカル等とは違った力強さを感じる。
音楽・音響が印象的で、特にギターの生演奏が場景を引き立てる。また寺院の鐘の響きが、厳粛であり物悲しくも聞こえる。照明は全体的に暗く、その雰囲気は鬱積と閉塞といったパリの空気感のよう。昏い中でスポットライトを照らし、その人物の心情を際立たせるといった巧さ。またナイフや弓、コイン等の彫細工がリアリティーで 臨場感を漂わす。全体的に丁寧な好公演。
次回公演も楽しみにしております。
ノートルダム・ド・パリ ストレートプレイ
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2025/03/05 (水) ~ 2025/03/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
グッときました。ディズニーアニメしか観たことがなかったが、この舞台はかなりヘヴィーですね。狂気の愛憎劇、長尺もあってか、結構疲れました。