1
ノート
ティーファクトリー
冷徹な 空気感漂う 舞台。引き込まれた。
オウム真理教の 選挙活動あたりから 少なからず関心を持っていたリアルタイム世代 なので 、「もしかしたらひょんなことで、 私も 教団に引き込まれ入団したかも」 と感じ、戦慄を覚えた。
2
inseparable 変半身(かわりみ)
有限会社quinada
見終えてみれば 壮絶な 傑作に出会った と言う 印象。 遅かれ早かれ滅亡していくであろう人類の 来し方行く末を 重層的なイメージで描いていて、私は深い感銘を受けた。
人類は滅亡していき、 魚類に地球が侵食されていく というラストは、他の芝居でも見た記憶がある。 そういう学説でもあるのか。 本当に未来は そうなっていくような気がする。
3
舞台 海辺のカフカ
ホリプロ
舞台美術のユニークさとその使い方(演出)が気になって劇場に足を運んだ 。
私は村上春樹の小説はその面白さがわからず 一冊も 読み通したことはないのだが、 この芝居を観ていて、唐十郎の面白さに通底するものがあると 感じた(演出が蜷川だったせいかもしれないが)。
そう思って改めて村上春樹を読めば面白さが分かるかもしれない。 そう思わせてくれた芝居だった。
4
祈りはやがて風になって
Ericoプロジェクト
相変わらずの西山ワールド 。楽しく拝見しました。
Ericoという女優さんは私は初めてでしたが
生真面目なお人柄がにじみ出る演技、 それがかえって 面白い味を出していた と思います
5
IMG_antigone_copycopycopycopy.ply (あるいは暴力による無意味な無のための 新しい音楽のための暴力)
お布団
現代ないし近未来の 日本を 想起させるような戦慄的なドラマでした。
6
演出って何?
学習院女子大学パフォーミングアーツフェスティバル実行員会
かねてより 演劇における「演出」 の 役割と 方法論に興味があったので、今回の企画はとても面白く勉強になりました。 俳優の演技やキャラクターだけでなく 照明の使い方にも 演出家の個性が出ていて「なるほど」と感じ入りました。 来年も演出と言う 切り口で企画公演をして欲しいです
Aftertalk の中で「外国の 演劇俳優は公的な助成金で実質的には生活を成り立たせている」というお話に 驚嘆しました。 日本も早くそのレベルになることを願うばかり。
7
薔薇と海賊
シアターオルト Theatre Ort
強姦されて結婚することになった女主人公が、結婚後はかたくなに 夫を拒絶し純潔の結婚生活を続けるという話。
三島由紀夫の Private なセックス観が複雑に投影されているような 印象。
三島の精神世界の 「私ドラマ」と言ったら穿ちすぎであろうか