~喜楽に落語~ ハルカス寄席
近鉄アート館
SPACE9(大阪府)
2025/03/04 (火) ~ 2025/03/27 (木)公演終了
短編集『滴』
幾何学おばけ
イズモギャラリー(東京都)
2025/03/21 (金) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
ルミエールの冒険
壱劇屋
門真市民文化会館ルミエールホール・大ホール(大阪府)
2025/03/20 (木) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
壱劇屋のこのシリーズは本当に楽しい♪普段観るお芝居とは違う体験型演劇☆「とにかく楽しい🎵」しかないテーマパーク演劇や〜✨️今回はデュエル対決などゲーム要素が増えた印象★個人的には頭に包丁突き刺さる小道具付けて挑んだ過去のエンタメ冒険も好きやったな〜🎶このシリーズもう6回目になるんや‼️毎回参加して改めて思うのは「コレ作るのどれだけ大変やねん‼️」て事★色んな所で起こるイベントを楽しませながら尚且時間配分も計算せなアカンとか大熊さんの才能恐るべしやしそれを計算通り進行しながらお客様を楽しませる役者陣もブラボー過ぎるって!!7回目の冒険も楽しみにしてます✋
おかえりなさせませんなさい
コトリ会議
なみきスクエア 大練習室(福岡県)
2025/03/14 (金) ~ 2025/03/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「追い詰められた家族の選択」
「CoRich舞台芸術まつり!2024春」で準グランプリを獲得した連作短篇上演『雨降りのヌエ』から間もなく、2024年12月にAI・HALLで初演された新作長篇の福岡公演である。
ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ
あまい洋々
王子小劇場(東京都)
2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了
業界~恥ずかしながら、ボクらがこの世をダメにしてます~
Tom's collection(808株式会社)
駅前劇場(東京都)
2025/02/28 (金) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
コロナ禍で知られるようになったノーミーツ主宰による新作。110分。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/03/post-e235b6.html
XXXX(王国を脅かした悪霊の名前)
お布団
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2025/03/08 (土) ~ 2025/03/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/14 (金) 14:00
名家の令嬢の立居振舞について母から説教されるヒロイン……な場面(後半で出るジェンダー論の前振り?)から始まるのは「あのマクベス」のパラレルワールドの…(ネタバレBOXへ)…といういわば「マクベスジークアクス」(!)にして事前情報通り沙翁作品本歌取りがいつの間にか真犯人が明らかになる法廷ものノリに転じており「騙し絵」ならぬ「騙し芝居」みたいな?(笑)
さらにジェンダー論も加えていかにも「イマの芝居」。
沙翁作品を追究しているしている方や王政などに詳しい方からは批判があるようだが「一応マクベス(の内容)は知っている」レベルのσ(^-^) には面白かった。
たびたび
明治大学演劇研究部
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2025/03/21 (金) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
演劇研究部2024年度卒業公演である。自分が大学生活を送った時代と余りにかけ離れた世界、世界観に衝撃を受けた。
「溟海と卍編」「精霊と焔編」
劇団ココア
萬劇場(東京都)
2025/03/18 (火) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/03/21 (金) 19:30
価格4,500円
「溟海と卍編」観劇。エルザ役の小森香乃さんが堂々としていたのが良かった。
そして全体的に思ったより殺陣が多かった
怪人二十面相
J-ROCK
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/03/18 (火) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
二十面相が天寿光希、明智が横⼭統威の回。乱歩を読むきっかけになったのは虫プロが制作した「少年探偵団」のアニメ版を見たことだったから、こういう試みもこれはこれで楽しめた。
劇団狼少年『嘘つきたちのアモーレ』
Raven Company
「劇」小劇場(東京都)
2025/03/19 (水) ~ 2025/03/26 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/21 (金) 19:00
座席1階
劇団狼少年結成十周年公演。メガヒットを飛ばし紅白にも出たが、その1曲だけで表舞台から消えた女性歌手の半生を描いた。メガヒットの曲を母親から何度も聞かされて育った若い女性が書いた戯曲を、崩壊寸前の劇団が上演するという物語をもう一つの軸に展開する。舞台後半は感動の連続。客席のすすり泣きが続いた。
この女性歌手の子ども時代の物語が秀逸だ。詳しくは舞台で見てほしいが、現実でも十分あるだろうと思われるリアリティーを感じた。そこで登場する周囲の大人たち、家族の群像劇もよかった。細部まで綿密に練られた台本であるのだろう。
タイトルは、この女性歌手が出したたった一つのヒット曲名だ。最後の最後で披露されるのだが、この曲自体、誰か有名歌手が歌って世に出したらヒットするのではないかと思われる完成度の高さだった。こうした数々の見どころに驚かざるを得ない。
場面転換の切れ目を感じさせない演出もよかった。2時間という長さだが、舞台から目を離すことができない工夫がされていた。劇中に登場するのは昭和の歌だけでなく、今はやっている曲も盛り込まれるなど、世代を超えて舞台に没頭できる。
少しだけ盛り込まれているギャグにはすべったものもあったが、舞台の面白さには何の影響もない。次回作は本多劇場に進出ということで、内容が明らかにされてないのにチケットの前売りをしているのには少し笑った。
人間ドラマが好きな人にはたまらない、いい作品だった。これは見ないと損するぞ。
春のお花見桃祭り
桃尻犬
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2025/03/19 (水) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「友達たち」
「友達に戻れたことなんてない」
「披露宴」
リアルが立ち上がり、細波がたつが、それでも人生は続いていく。
作り込んでいないかのように、さらりと、流れるように作り込んである。
わずかな重さはあり、しっかり手応えを感じるが、重すぎない。
ドラマでは、この加減がとても難しいが、
笑いを交えながら軽やかに越えていく作風は花見の公演に相応しく、とても心地よい。
演技力も見事の一言。人間っていいな、と思わせる力は本物で文学そのもの。
昼なのでソフトドリンクにしたが、
とってもビールが飲みたくなった。これも、計算されたリアル。
久々にモーパッサンの短編が読みたくなって、新潮文庫を買って帰った。
ふりむかないで
ゆめいろちょうちょ
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2025/03/15 (土) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
#ゆめいろちょうちょ
#舞台ふりむかないで
恋愛 いや不倫狂騒といった告白劇。フライヤーからも分かるが、1人の男性を囲んで7人の女性が寄り添っている? 少しネタバレするが、この男性は既婚者で多くの女性と…実はこの7人以外に一夜を共にした女性が何人もいるが、その人数は覚えていない。以前、言葉狩りで「不倫は文化だ」といった言葉(噂)が一人歩きしたが、今の時代はその風評が命取り。
さて、妻への嘘があっても不倫している女性には いつも真(誠)実。結婚したら もう恋愛は出来ないのか。人を好きになることは美しいはずなのに、それが罪になってしまうのが現実。ここに登場する男性と女性の関係は不適切だが、一方 妻は…。不倫となる一線とは、そして不倫相手になった女性の言い分と一線を越えるようになった状況とは を男性の語りを中心に展開していく。その告白を強要(余儀なく)される状況が面白可笑しい。
人と人、特に 男と女の出会いは運命的で、そのタイミングが重要だ。タイミングとは結婚しているか否か、独身ならば許されることも既婚となれば卑猥で不道徳となる。恋愛はまさに天国になるのか地獄への始まりなのか。一人ひとりとの出会いと別れを描きながら、恋愛という甘美な潤いと辛苦な渇きを上手く描いている。
同時に 女性の側が男性と親密になる、その現実味ある状況(年齢・職業や手練手管など)を巧みに設定しているところが妙。この会場(パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』)をリアルな修羅場/愁嘆場として覗き見るような感覚。公演は8人の確かな演技とバランスの良さ、そして生演奏が効果的・印象的だ。他人の不幸は蜜の味というが、この男性が味わう ラストが実に…。ぜひ劇場で。
(上演時間1時間15分 休憩なし) 3.24追記
ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ
あまい洋々
王子小劇場(東京都)
2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/03/13 (木) 19:00
価格3,800円
noteの感想にも書いたが、鬼気迫るリアリティが断片的にセリフなどに出てくるが、その間のつながりに違和感を感じてしまう。
「タイポグリセミア現象」のようにとりあえず筋が通っていれば一応物語として成立するし、そもそも違和感のない演劇なんてあるのか?と言われれば全くその通りだし、気にしたら負けといえばそうなのだが、この「違和感」をわざと現出させている可能性もあるので、何とも言えない。
あの物語上のアイドルの歌唱とパフォーマンスははたして必要だったのか?印象としては「これって必要なの?」と思わせることが狙い、とも思えなくもない。少なくとも「虚構」の物語であることを強調する効果は確かにあった。
『フォルモサ ! 』
Pカンパニー
吉祥寺シアター(東京都)
2025/03/13 (木) ~ 2025/03/17 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
日本統治時代の台湾の植民地経営が素材である。先にノモンハンを旧新劇の東演が上演していたが、この時代の日本が行った対植民地経営には知られていないことも多い。
今は形を変えているが、帝国主義全盛の時代には世界中で頻発していた事件が素材である。日清戦争で奪った台湾の経営は日本の初めての外地領土経営で、それ以前の中国時代の政権も手がつけられなかった先住民との対立に手を焼く。ドラマは台北からも離れた出先機関の一室が舞台、登場人物は植民地経営の科学的アプローチを求められた人類学者と、経営を司るべく送り込まれた官僚とその家族。原住民の宣撫対策を廻っての対立が、辺地出先機関の二重性を暴露し、関係家族を巻き込んでいく。最近はあまり観ない構造だが、観ている内にこれは「火山灰地」(久保栄)が元ネタだな、ト読めた。
内容は全く違うが、人物配置や進行、テーマが最後に明確にと見えてくるところなど。旧新劇のスタイルを懐かしく思いだした。上演したpカンパニーも、もとは木山事務所が原型だから納得した。木山事務所は新劇外縁の独特の強情派・別役実、山崎正和、末木利文が柱になった制作会社で、今となっては、何でこの三人で組もうとしたのか、ワケ分からんと、言うところだが、アングラ全盛期のウラでずっと活動を続けてきた。先人たちが亡くなってからは化石化していた福田善之を引っ張り込んだりして、ますますワケ分からないが、いまも旧新劇の色合いは残っている。。強情恐るべし。
しかし、この「フォルマサ!」の作家、演出家とは、もう年代は完全に違うから、直接の影響は受けていないだろう。
今は、木山事務所時代の、「世界が消滅する危機意識」から回帰して、先の大戦以前のようなささやかな「領土」問題がクローズアップされている。最後に舞台に出演者が並んで天井に向かって頑張ろーと肩組んで叫んで終り、という劇はさすがに作れないが、問題は山積している
この作品は植民地問題だが、今は男女差別、官民格差、中央地方の乖離、人種問題、と、手堅く細かい今ウケの情報はいくらでもある。作者はそういう問題も巧みに混ぜて見せていく技術に長けている。演出家は舞台の上の人物処理ばかりに腐心していて、上達の跡は見えるが、作者も演出家もこれから向かう方向はあいまいだ。なんとなく、大きな作品が来たときのリハーサルという感じだが、こういう機会で場数を踏めるのは何よりだ
俳優はキャラを上手く出している。主役の人類学者の林次樹、その妻須藤沙耶、青年座から借りてきた松田周、現地の課長、内田龍磨、その妻水野優、皆はまっていて、熱演だが、そこがいかにも五十年前の民藝、文化座で古い。演出が若いからそこは仕方が無いかも知れない。休憩十五分で2時間15分。客席はほぼ4分の1.
それは、本のせいか、演出のせいか、役者のせいか。新劇で刷り込まれた「リアル」な演技は奥が深い。
COUNT10 〜十離詩・夢十夜〜
街の星座
王子スタジオ1(東京都)
2025/03/20 (木) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
薛濤という人の人生と詩作をいくつかネットで調べて見て、『おそらくこうだろう』的な流れのイメージはあった。
舞台を観ていて、実際、構造としては上記に近いフォームというか形態のようだったのだけど、ただ観ていてどこかでそこだけではくくりきれないというか、溢れ出す何か、というのか、何かに似ているというか、引っかかる感じがしていたのだけれども…それが何だろうか?と、舞台に出てきた小道具とか、流れだとかをいろいろとを思い返して…それが何か?喉につっかえて思い出せないが、ただそれを思いついたら、きっとそのイメージに全て持っていかれそうな、それは何なのか?むしろ思い出さないほうが良いのではないかなどと思いながらぼんやりと歩いていた。
…いつもは電車でまっすぐ帰るのだけど、明日は休みだしバスに乗ったりして少し長めにゆったりと行こうと、街ゆくあしたは土曜日休みだし華金な雰囲気のほころんだ人々の顔を眺めながら、気付いた。気付いてしまった。それで文字通り全てが予想通り持っていかれてしまった(苦笑)…ただ、それをここで書くとみる前の人たちに先入観を植え付けるかもしれないので、ネタバレに書きます。ネタバレと言って良いほどのものかは知らないけれど…
白い輪、あるいは祈り
東京演劇アンサンブル
俳優座劇場(東京都)
2025/03/19 (水) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
育ての親vs産みの親は主題ではないのね。所謂、戦争の被害者は市民や兵士って奴。ベタベタな面白は好みではないが、客層がかなり高齢なのでアレぐらいがちょうどいいのかしら。で、多分、俺はこれが最後の俳優座劇場。
リセット
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2025/03/11 (火) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ひと言でいうと、とある危うさをはらんだ家庭を舞台とした「不条理演劇」。
本作の特徴は、主要な登場人物が「軽い認知症の気がある祖母」「アルコール依存症気味な家父長にして母」
「正体がつかめない息子と名乗る男」と、全員が信頼性に欠ける“語り手”という点で、誰をどのくらい
信用するかで受け取り方も結構大きく変わってくるかなと思います。
白い輪、あるいは祈り
東京演劇アンサンブル
俳優座劇場(東京都)
2025/03/19 (水) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/21 (金) 14:00
座席1階
ブレヒトの「コーカサスの白墨の輪」を題材に劇作家鄭義信が創作・演出。「焼き肉ドラゴン」などの作品群にいたく感動した自分としては、どんな作品かと期待して閉館間近の俳優座劇場に出かけた。
ミュージカル仕立て。劇団の若手とベテランが息の合ったダンス・歌唱を聴かせた。このあたりはさすがに鍛えられていて、見ていてとても楽しい。
裁判官のアツダクが狂言回しのような役割を担っていて興味深い。討たれた領主の男の赤ん坊を拾って戦乱の中を逃げ延びて育てたグルシェを演じた主役の永野愛理は、クルクル回るような視線での演技など、細かいところまで秀逸だった。
原作があるので無理は言えないかもしれないが、人情味があふれ、権力を持つ者への鋭い批判の目が或る戯曲を書く鄭義信らしさがあふれていたかというと、そうではない。ラストシーンはとても印象的で、ここが鄭義信らしいところだとは思ったものの、基本的には客席を楽しませる仕掛けを重視したつくりだった。期待する部分が違っていたのかもしれない。
歴史ある俳優座劇場の終幕にかける戯曲として、東京演劇アンサンブルのブレヒトというのはふさわしいものだったと思う。外部の劇作家に書き下ろしてもらうより、これまでのアンサンブル作品のようにブレヒトに真正面から挑んでいくのもありだったか。
怪人二十面相
J-ROCK
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/03/18 (火) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
耽美性やおどろおどろしさはなくて、ライトウェイトですかね。時代を現代に置き換えると、こうなっちゃうのかな。それでもなかなかに楽しめた朗読劇でした。