メモリーがいっぱい 公演情報 メモリーがいっぱい」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-16件 / 16件中
  • 実演鑑賞

    「川崎市市制100周年記念事業 若手演劇人によるプラザソル演劇公演」と冠がつく120分。2月2日までラゾーナ川崎プラザソル。

    https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/02/post-e7af22.html

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/01/30 (木) 19:00

    130分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。前にプラザソル主催の「キレナイ」二本立ても面白かったが、同じ作演出者による今回は一作品、気軽に見られる人情喜劇とはいえ、力が籠って感じられた。
    元々好んで観る「分野」ではないのだが、それはヒューマンコメディは人間性の新たな発見という心地良さの一方で、現実の厳しさにあっても「そうありたい」訳であり、描かれている現実が甘ければ、そりゃそういう話もあり得るだろう、となる訳である。単純な話だが、どの程度シビアな現実のスパイスが振られているか、によって基本的に出来が決まると考えている分野である。
    以下はネタバレになりそうなので、別途。

    ネタバレBOX

    今作には「ロボットの父」が登場。この「謎」について解明がなされるのは最後の最後だが、その時点ではその謎は遠くに引っ込んでいる。娘の婚約者である青年が娘の郷里の島を訪れ、初めて紹介された「父」に仰天した後、村の婆さんが親切に青年に話して聞かせる話が回想シーンとして展開する。娘が生まれたばかりの時、小学生時代、思春期と移り変わる中で、旧式ロボットの「父」のイノセントな風情が段々と風景に馴染み、村で働き者として頼られる存在にも。でもって思春期を迎え、プログラミング通りに娘を「守る」行動が、娘の恋愛場面を邪魔したりもする。ロボット父はその「一途さ」が愛される。手塚治虫の時代既にこのモチーフは用いられて来たが、演劇という舞台で実際に演じるに当っては、子供に「高い高い」をしたり大回転をしたり即物的な場面もあるがこれを面白くクリアしている。このバランスが良かった。
    また後日書き足したい也。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    お父さん どうしてそんなに冷たいの・・
    という話で始まった
    同じシチュエーションの
    「父帰る」という話を思い出したなぁ・・
    同じような話は
    うすね 正俊氏のデビュー作「サムソン」とか
    他にもいろいろあるですよねー
    今作はコメディーでもあり
    ロボット父ちゃん
    なんと人間殴ります・・・
    おいロボットものの定番設定
    ロボット三原則どこいった
    アシモフ先生泣くぞー
    さて好きになった女性の故郷は
    住人の少ない島で
    在住の方々は全て
    ロボット父ちゃんのことを
    受け入れてるという話で
    無事に結婚の報告をできるのかな
    新郎さん~という2時間強の作品です

    ネタバレBOX

    ロボット父ちゃんは
    なんかバカボンのパパを逞しくした感じ
    新婦のおじさんが
    どうやらロボ開発者に頼まれて
    ロボ父と娘を引き受けたらしいです
    開発者は亡くなったようだが
    作中では深く言及せずー
    ここんとこは も少し掘り下げて
    過去話で父娘との生活話とバランス
    上手にとって欲しかったかなぁ
    まぁロボですんで
    交換~補修パーツとか
    バージョンアップとかは
    ロボの制作会社にいる
    おじさんの妹さんがコッソリと
    融通してくれてるそうです
    試作品をちょろまかして娘が成人~
    結婚するまでの期間をロボに託したかった
    という話でした
    過去話を新郎さんが住民から聞いて
    それは作中で回想シーンとして再現され
    ラストは島の皆で祝われて
    結婚式を島で行い
    父ロボは役目を終えて回収されます
    が ラストは新型さんが
    父ロボのメモリーを新婦さんに伝えての終演です

    悪人の出てこない
    ほのぼのとした少し不思議な
    ロボの話でしたわね

    カインド・マシン(新書館)
    今は亡き発明家だった夫が残したロボットと未亡人のコメディ
    伸たまき名義時の漫画が
    なんか近いかなぁとかも感じました

    冒頭のロボ父との謁見は
    はんと「父帰る」という作品と同じで
    人間考える事は
    だいたい似るんだなぁとかも思った
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    めっちゃ良かったです。セリフも絶妙で笑って。ラストはベタだけど泣いてしまった。良い時間が過ごせました。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    この公演は、川崎市市制100周年記念事業として「若手演劇人によるプラザソル演劇公演」と銘打っている。多くの人に観てもらいたい といった思いからなのだろう、分かり易い物語で 観劇歴が浅い人でも十分楽しむことが出来る。見所は、親子の愛情と地域コミュニティの大切さ、そこに父親がロボットという奇知で興味を惹くところ。その物語を役者陣の確かな演技力で観せていく。まさに演劇による まちづくりに相応しい心温まる公演(物語)である。

    説明にもあるが、離島・ロボットの父親・優しく見守る島の人々、それを30年の時間軸の中で純熟するように展開させる。出会いがあれば別れもある、たとえロボットであっても…。偏見かも知れないが、離島の人々にとっては 見知らぬ家族、しかも父親がロボットだから好奇心と警戒心を抱く。それがどう受け入れられていくのか。いろいろなエピソードを回顧するように紡ぎ、じんわりと納得と共感を呼ぶ。

    子(娘)の幸せを 願わない親はいないだろう。さてロボットは、その答えのようなものを 娘が連れてきた男を殴ってしまう という行為で表わした。人間と変わらぬ愛情を娘に注ぐ、そんな普遍的な思いが切ない。
    (上演時間2時間 休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は上手と下手に大きさの違う平台、その中間に小さい平台を重ね合わせ階段状の段差を設える。そこに木椅子3つ。壁は平板模様だが、上手は横向き、下手は縦向きになっており微妙に異なる。そして平台の行き来や段差の上り下りが 場所(空間)や時間そして状況の違いを表す。同時に生きている、動いているといった躍動感を現す。

    物語は りつ と登志夫が結婚するため離島の父 大地へ挨拶に行くところから始まる。りつは事前に父親がロボットであることを伝えていない。戸惑う登志夫と大地の行為が波紋と呼ぶ。登志夫は、なぜ父親がロボットなのか、島の人々はどうして不思議がらないのかといった疑問が…それを ばあさんのキヌが回想を交え順々と説明していく。このエピソードが人間とロボットの違いを際立たせ、いかに大地が りつ を大切に育てたか、そして大地が島の人々にとって 役立っているかを点描していく。

    大地と りくを この地(離島)へ連れてきたのは翔太、自分で子は育てられない。そこで大地に子育てを。プログラミングされたとは言え、その愛情の注ぎぶりは微笑ましく、実に心温まる。それは りく だけではなく友達に対しても同様。また缶蹴り遊びで 缶を圧し潰したり、運動会の綱引きでは怪力を といった面白可笑しいシーンで笑わせる。その飽きさせない演出が上手い。登場人物は善人ばかり、1人ひとりの見せ場を作り その性格や立場をしっかり立ち上げる。またロボットらしい動きをした大地(豊田豪サン)、物語の語り手でもあるキヌおばあちゃん(内野詩野サン)の演技は秀逸。勿論 音響・照明といった舞台技術も印象的な効果を発揮していた。

    人間はいずれ死ぬ、ロボットは永遠かといえば メンテナンスが必要。身近な機器類でも故障すれば修理が必要になるが、型落ち品で部品がなければ廃棄へ。大地もメンテ=バージョンアップが必要になるが、その結果 いままでの大地ではなくなる。その苦渋の選択を翔太が行うが、大地は大地であって他(バージョンアップすることで大地とは違うロボット)に代替が利かないといった悲哀。そこには単なるロボットではなく<大地>という存在が既に認識されている。りつや翔太そして離島の人々との別れ、その後のホッとさせるなようなラストは名場面といっても過言ではないだろう。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いや~見事な舞台ですね。ちょっと無理目な設定で、どうなるのかと思っていましたが、グッとくるファミリードラマ。レトロなロボットの動きが心地良い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    観劇前は少し違和感のある設定かと思っていましたが、実際に観てみると笑いあり涙ありの素晴らしい舞台でした。笑いのシーンでは言葉選びも楽しく、役者さんの熱演もあり、気づけば違和感なく、物語に引き込まれていました。観劇後は、優しく温かい気持ちになれるタイトル通りの舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かった。笑って泣けて本当にいいお話。役者の皆さんの演技も最高でしたね。お芝居はよく拝見しに行きますが、そういう意味ではどこかで拝見したことのある役者の皆さんの丁寧な安定した演技と楽しくも優しい内容に引き込まれるあっという間の2時間でした。
    本当にいい時間を過ごせました。ありがとうございます。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/01/26 (日) 15:00

    価格4,000円

    川崎市市制100周年記念事業「若手演劇人によるプラザソル演劇公演」
    記念すべき公演にチケットが当選したので、久しぶりにやってきました。
    お父さんがロボット…「どうしてロボットなの?」そんな素朴な疑問を深堀すると出てくる感情の嵐。この単純明快な物語が子どもも大人も楽しめるんです。
    スーッと心に沁みてくる懐かしさも感じつつ、個性的な役どころも嵌っていたように思いました。ひねりのない良作です。

    ネタバレBOX

    「音楽のまち」として知られる川崎ですが、演劇事業も行っているとは初耳でした。
    プラザソル…ラゾーナの中にあってアクセスも良し。私が住んでいた頃はここまで演劇が盛んじゃなかったので嬉しいですね。川崎は舞台芸術に最適の環境だと思いました。

    「メモリーがいっぱい」は、舞台の奥行に平台で色んな段差を出すことで、物語の進行を円滑にする役目や18人もの役者たちを視覚的に被らせない効果も期待できます。本作は父と娘の出生から結婚後までを描いた作品なので、エピソード設定が多く場転の切り替えを上手に出来るようシンプルな舞台にしているように感じました。
    大地はマジックペンで書いたロボ顔と何やら詰め込んだ身体に違和感ありまくりでしたが、不思議と見慣れていく内に受け入れられるように…徹底したロボットの動きでしょうか。愛おしかったです。娘のりつを演じた大山さんは幼年期から成人まで違和感なく観ることが出来キャスティングも良かったです。
    何より終幕は緑さんが美味しい所を持って行ったのがずるいですね笑
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    良かったです。メモリーがいっぱいでした。泣けました。最近は涙よりも先に鼻水が垂れてくるので、マスクの中がぐちゃぐちゃになりました。
    レプリカントほどのロボットではありませんが、お父さんの愛はプログラムのなせる技ではないと信じたい。
    たくさん笑えるシーンもありまして、私的には缶蹴りのシーンの小技(?)がツボでした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     ベシミル! 役者陣の演技が良い。父・大地役、大地の親友・翔太役が特に気に入ったが上手い役者が揃い、演出、脚本もグー。舞台美術も気に入った。

    ネタバレBOX

     川崎市の市政100周年記念事業の一環として若手演劇人によってプラザソルで上演されている今作、こういうとちょうっと硬いが家族連れで観て楽しめるというコンセプトで創られ、話は結婚を決めたりつが彼・登志夫と共に故郷の離島を訪ねるが、未だ彼に父がロボットであることは話しておらず、彼は挨拶の席で父に殴られてしまった。何故、人間であるりつの父がロボットなのか? この理由を島の婆さん・キヌが説明するという形で進むので物語の筋も組み立て方も分かり易い。尺も2時間と程よく、何といっても結婚の挨拶に久しぶりに故郷を訪ねたりつの父・大地が型落ちのロボットという設定が良い。而も

    大地を演じている役者さん(豊田 豪さん)の演技は秀逸。
     舞台美術も平台を多数幾重にも重ねて作り、而も踊り場に当てられた部分は一部を他の平台で支えることによって安定させる構造になって居る為長方形、正方形、直方体等矩形で構成されているが、ただ積み上げる単純な構造にならず緊張感のある作りになって居る。のみならずホリゾントには高低差のある木製の丁度アイスクリームのバーのような形の文様が踊りアクセントを付けている他、名画・ヴィーナスの誕生のように貝殻から立ち上がるヴィーナスの代わりに放射状に広がる光線が放射状に広がって独特のアクセントを付けている。役者陣の演技は良い役者を揃えてレベルの高い演技であり、演出もグー。脚本も押しつけがましさがなくホームドラマの定石を弁えつつそれを感じさせない作りで笑いも随所に鏤められ今作の肝・親子の愛とそれを支える島の人々の情、ヒロインの父が人型ロボット(試作機)であるという異常な状況を島の大人たちに受け入れさせるのがヒロインの学校友達であるという実に自然な描き方も素晴らしい。
     子供というものは、孤りで大きくなったような勘違いをしでかし勝ちだ。然し齢を重ね父母を亡くして長い時を経て初めて親の注いでくれた深い愛や慈しみの有難さ、その何物にも代えられぬ稀有な僥倖を知って後悔するのではないか? そんな思いをしみじみ噛みしめさせてくれた秀作である。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    主役のロボットの父(豊田豪)の演技、我々ロボットを想像するようなや動きや台詞回し。それは面白いのですが、暗転の場面、普通、そこでは演技はしないものです。でも彼は暗くなってもロボットを演じていました。実は以前、『ガラスの動物園』と言う芝居、ローラ役の女優、足が不自由な役なのですが、暗転になると普通の動きをしていました。それを批判的に書いていた投稿がありましたが、私は芝居のルール、その良し悪しは分かりませんでした。でも暗転の場面でも観客は目を凝らしています。俳優が、そこまでの注意を払うのがよく分かりました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    1/25観劇

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

    ネタバレBOX

    omosiro
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ロボットの父の動きや台詞が面白くてあっという間の2時間でした。
    島民の人達も個性的で、ラストには涙が・・・・
    見終わってから心が温かくなる作品でした。

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