メモリーがいっぱい 公演情報 ラゾーナ川崎プラザソル「メモリーがいっぱい」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。前にプラザソル主催の「キレナイ」二本立ても面白かったが、同じ作演出者による今回は一作品、気軽に見られる人情喜劇とはいえ、力が籠って感じられた。
    元々好んで観る「分野」ではないのだが、それはヒューマンコメディは人間性の新たな発見という心地良さの一方で、現実の厳しさにあっても「そうありたい」訳であり、描かれている現実が甘ければ、そりゃそういう話もあり得るだろう、となる訳である。単純な話だが、どの程度シビアな現実のスパイスが振られているか、によって基本的に出来が決まると考えている分野である。
    以下はネタバレになりそうなので、別途。

    ネタバレBOX

    今作には「ロボットの父」が登場。この「謎」について解明がなされるのは最後の最後だが、その時点ではその謎は遠くに引っ込んでいる。娘の婚約者である青年が娘の郷里の島を訪れ、初めて紹介された「父」に仰天した後、村の婆さんが親切に青年に話して聞かせる話が回想シーンとして展開する。娘が生まれたばかりの時、小学生時代、思春期と移り変わる中で、旧式ロボットの「父」のイノセントな風情が段々と風景に馴染み、村で働き者として頼られる存在にも。でもって思春期を迎え、プログラミング通りに娘を「守る」行動が、娘の恋愛場面を邪魔したりもする。ロボット父はその「一途さ」が愛される。手塚治虫の時代既にこのモチーフは用いられて来たが、演劇という舞台で実際に演じるに当っては、子供に「高い高い」をしたり大回転をしたり即物的な場面もあるがこれを面白くクリアしている。このバランスが良かった。
    また後日書き足したい也。

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    2025/01/30 08:36

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