最新の観てきた!クチコミ一覧

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!

爍綽と

浅草九劇(東京都)

2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

東京にこにこちゃん萩田氏がこの企画に過去作を持ち込んでお馴染みの役者に登場願っての舞台化。駅前劇場との違いか、若干の出演俳優の違いか、作りそのものの違いか、過去3作観た東京にこにこの方がちょうどのバランスに感じられた。放たれる小ギャグの質は同じでも場内の空気で「滞空時間」が変わる、のか、ギャグの質そのものが低かったのか。。
ベースが「お笑い」でそれに「お芝居」まで付いて来るなんて贅沢~~、というノリなら、可不足なしであるかもだが(そういう目で観てないので判らんが)、「芝居を観る」つもりで作劇を凝視すると、「超有名な悲恋物語の変奏」である今作の場合、原典との関係は緻密に書き込まれていたい、という願望がある。如何せん元が糞真面目な頭では、厳しい評価に流れる。

ネタバレBOX

二人が死ななかったとしたら・・。ロミジュリが自死を回避したその後、三人の子に恵まれた日常がナンセンスまじえて描かれるが、登場人物らが一人一人消えて行く。一人ジュリエットが事の成行きを受け入れているが、「ごめんね」が混じっている。手引きをした薬屋は、日常の中にも薬屋として登場していたが、消えるのは約束の範囲だったのか、ジュリエットが薬屋の言いつけに従わず自分の願望を優先したからなのか(祭が嫌いな薬屋の意向に反して、皆が楽しみにしていた夏祭りが話題となりそこに友情話も恋愛話も収斂していく)。ロミオの思い残しであった「バルコニー越しに二人の手が届く」場面を実現する、というのがジュリエットの「夏祭り」に寄せた願望であったなら、約束を犯してまでも断行する動機はあるし、それを最後に全てが消え去る、という儚いラストが想定される。だが一体ジュリエットが飲む事を義務づけられていた薬が何なのか、約束の中身は何だったのか等はぼんやりのまま、なし崩しで一気呵成にラストに持って行く。最後の「キメの絵ヅラ」頼みであったがこれは前の台詞から読めてしまうし、なし崩しでぼんやりした過程からあの絵に到達した所で、それをどう喜べば良いのか戸惑ってしまう。
そうした欠陥にも関わらずノリで持って行く技、細かく笑わせる役者の技量は買いであったが。
トップ・ガールズ

トップ・ガールズ

犬猫会

SOOO dramatic!(東京都)

2025/01/23 (木) ~ 2025/01/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

大変興味深い脚本であり舞台。蠱惑的な世界。隅々まで味わった。
表通りのバイクの音も侵入して来る会場だが「劇」空間がしっかり作られており、横広の客席と舞台、出はけ口は下手側の奥の奥だが移動途中にピアノが置かれ、後藤浩明氏が静かに座り終始抑えめな音を鳴らす。飲み込み易い戯曲ではないが(言葉は晦渋でないのだが)これに拮抗する密度の濃い舞台であった。

「No Woman, No Cry」

「No Woman, No Cry」

ROCKSTAR有限会社

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2025/01/31 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回も特別限定シートで見切れ席。舞台中央に降りてくるスクリーンに対して90度になるので、映像がほとんど分からないのですが、舞台に近くて良かったです。
今回のテーマは「高齢社会」×「ジェンダー」とのことで会場で川柳が募集されていました。会場ラジオで読まれて、面白くて記憶に残ったのが「国会は親父とジジイとクソジジイ」女性が少ないですからね。
いろんな個性のコンドルズがみんなで舞台上で踊るのは大迫力。今年も楽しかったです。 
今朝(2/2)になってから届いていたチラシに同封されていた案内状を読み、先に読んでおくのだったと思っています。

SIX

SIX

梅田芸術劇場

EX THEATER ROPPONGI(東京都)

2025/01/31 (金) ~ 2025/02/21 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/01 (土) 17:00

どの演者の歌声もダンスも迫力があり、楽しめました。
曲の間のストーリーも面白かった。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!

爍綽と

浅草九劇(東京都)

2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/01 (土) 13:00

不条理な笑いが面白かった。
アフタートークも脚本家同士の裏話が聞けて楽しかったです。

不正に集めたベルマークで

不正に集めたベルマークで

ドアとドアノブとドアノブカヴァー

OFF OFFシアター(東京都)

2025/01/31 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/01 (土) 14:00

今回初めて伺いました。下北沢にて第93回天狗まつりが執り行われるめでたきこの日にこのような機会を頂けて光栄です。
思い返せばかき氷がついに○○になるシーンを見ていた時あまりに時間の転がし方が天才的だったので、
その昔男子校で垢抜けない毎日を過ごしていた頃に何を思ったか廃部寸前の弱小演劇部に入ってしまい、先輩のダサい芝居に唖然としてこのままではマジで潰れると思い必死に女子高の文化祭を駆けずり回って女だらけの芝居を見まくっていた時のことを思い出しました。
それはさておき、
役者の皆様の緩急自在な顔面パワーと演技力、ベタだけどナイスな西洋音楽、カラフルメリイでPOPなライティング、ナンセンスのアウトバーンを時速65キロで駆け抜ける安定感のあるストーリーテリングなどなどを堪能させていただきました。最後になりましたが、個人的にジワジワきたポイントを3点だけネタバレに書かせていただきまして、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

ネタバレBOX


日光に徳川埋蔵金がないことを、鬼怒川で気付く。
猿3匹分の性欲。
窓閉めマイムをリフレインする。
藤戸

藤戸

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2025/02/01 (土) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

多くの血を流し我がものにしたトップの座
勝ち得た特権とは裏腹に巣食う苦悩の姿はどこか「マクベス」を彷彿させ、やがては日本特有の情念がどっと押し寄せてきて、もう圧巻でした
怪談にも似た怖さはパンチが効いていましたが、それをドラマチックに彩る音楽、演出のおかげでエンターテイメントとしての余韻が残り、更には劇団さんのおもてなし精神のおかげで気持ちよく劇場をあとにする事ができました

地底人CEREMONY

地底人CEREMONY

壱劇屋

高槻城公園芸術文化劇場 南館・大スタジオ(大阪府)

2025/01/30 (木) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いや〜楽しかったな〜♪従来のオールスタンディング公演にルミエールの冒険の要素を足した無敵のアドベンチャー演劇‼️オモロイに決まってるやん‼️どんな形でどんなシーンに参加しても(しなくて座ってても)楽しめるんで観劇して間違いない‼️三つの宗派に誓って嘘じゃないです👌
あとアフターイベントの【地底縁日】がめちゃめちゃ楽しかったの🎵輪投げ、カルタ取り等の定番に山田蟲男さんの声当てゲームという面白ゲームもありガチのお祭りのような大盛り上がり⤴️⤴️参加型演劇の後なんで観客もより参加しやすいテンションやったんでこのイベントセンスはお見事としか言いようありませんでした☆楽しい時間をありがとー\(^o^)/

おもいだすまでまっていて【広島公演】

おもいだすまでまっていて【広島公演】

Pityman

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2025/01/24 (金) ~ 2025/01/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/01/26 (日) 13:00

伝わった思いとか伝わらない思いとか伝えられない思いとか忘れかけた思いとか、てんこ盛りで笑ったり鼻すすったり、、田舎、近くの倉橋島なので風景少し重ねたり、、家族の良くて嫌なところも少し思い出した。。観てよかった。
ホテルからスカイツリー見る場面は好きだな。。真夜中の光って、何もないけど温かくなる。。

遠くの霧に紛れて

遠くの霧に紛れて

演劇集団エスキス

表現者工房(大阪府)

2025/01/31 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

不条理ミステリーという触れ込みは全然ちんぷんかんぷんだったけど、7人の俳優たちの若い世代の想いは十分伝わったと思う。

2時間全編のシュプレイコール絶叫、ダンシング、途中で水飲みタイム、さらに台本ありの朗読があったりなど、面白い展開だったが、最後には収束させた終わりで、なかなかのもの。彼ら、かなり体力を消耗したのではなかったか。一日2本はきつそう。

逆VUCAより愛をこめて

逆VUCAより愛をこめて

劇団スポーツ

駅前劇場(東京都)

2025/01/31 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/01 (土) 14:00

座席1階

前々作よりもおもしろかった。客席はほぼ満員だったが、比較的ゆったり目の下北沢・駅前劇場でのいすの配置。この劇団の特長だが、何とかしてお客さんを楽しませようというサービス精神が今回も貫かれていた。

舞台はファミレスの店内。前説に出てきたお笑いトリオ役の3人と、このファミレスの女性バイトと店長、男性客がそれぞれのテーブルで会話劇を展開するところから始まる。話が進行してくると、この二つのテーブルが現在と未来を挟んでクロスオーバーしてくる。
未来に起きることを変えたい、という話はテレビでも映画でもたくさんあるのだが、今作でおもしろいのは舞台後段の展開だ。何度も笑えるポイントであるのは間違いないのだが、自分としてはちょっとやり過ぎではないのかと感じた。そんなに目くじら立てることではないのだが、客席の中には「いい加減に同じパターンはやめろよ」と思った人もいるかもしれない。
しかし、そのデジャビュー感が笑いを増幅しているのは間違いない。それは客席の大笑いの反応が波を打っていたことで証明されている。客席の大半を埋めた若いお客(今日は女性が多かったような感じがした)のテイストにマッチしているのは間違いなく、これが劇団スポーツの真骨頂であるのかもしれない。

さらば、象

さらば、象

ニットキャップシアター

AI・HALL(兵庫県)

2025/01/31 (金) ~ 2025/02/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

金曜夜で満席 期待の高さが伺える
伊丹で豆腐屋をやっている家族の話
二時間半程度のロングランだが、金曜日のサラリーマンでも楽しめました😆最後にはやはり家族なのかな〰️

ニッポン人は亡命する。

ニッポン人は亡命する。

うずめ劇場

ウイングフィールド(大阪府)

2025/01/30 (木) ~ 2025/01/30 (木)公演終了

満足度★★★★★

日本人は赤信号皆で渡れば怖くないで代表される国民性 個性が無く自分自身で判断できない民族 
最後の裸踊りにはビックリしたけど、楽しめました😆

かすていら

かすていら

Team337

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

前半は発作的なダンス以外に盛り上がりに欠けて、大丈夫か~と思いましたが、後半はちょっと盛り返してきましたね。やっぱりクレーム対応と政治は大変です。

日本の食パン

日本の食パン

三俣婦人会

EARTH(アース) 2階 大阪市西成区太子1丁目3−26(大阪府)

2025/02/01 (土) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

満足度★★★

WS2回目拝見
前回めちゃ面白かったので、再参戦
タイトルどおり食パンのオブジェが端に有り、中央で桜見をしているご飯大好きの会?が繰り広げるコメディメインの話
個人的に、食べ物を粗末に扱うのはNGで最初からトーンダウン(過去ウインナーを大皿に並べ劇中に舞台に巻き散らかした劇団があったが、それ以降その劇団は観なくなった…)
いくらリアリティーを求めても、食べ物をあんな風に扱うのは…
そう思う客もいるということで

消失

消失

キューブ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/01/18 (土) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/01/31 (金) 13:00

ナイロン2004年の作品を、新しいキャスト・河原雅彦演出で上演する。素晴らしい舞台。笑いもあるけど、怖くて切なくて悲しい物語。(2分押し)55分(17分休み)110分。
 とある兄弟がクリスマスパーティの準備をしているが何かおかしく、やってくる人々も何だかおかしい…、の物語。ナイロンによる2004年の初演、2015年の再演も観ているけど、全体の感触は維持されている。加えて、1幕のチャズ(藤井隆)が一寸はしゃぎ過ぎにも思えるのだが、2幕に入ると感触が変わる。変えるための伏線だったようにも思う。ドメスティックな物語かと思わせておいて、ソシアルな話題に繋いで、悲しい構造を見せるあたりの脚本が巧い。役者陣もしっかり演じているが、佐藤仁美がひたする美しい。

何時までも果てしなく続く冒険

何時までも果てしなく続く冒険

ヌトミック

吉祥寺シアター(東京都)

2025/01/17 (金) ~ 2025/01/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

妊娠時に「心拍とれました」と、出産時に「吸って吐いて」と言われた時に実感したすぐそばの命。そんな呼吸の刻みから始まり、それらはやがて音になり、音楽になり、そして演劇へと繋がっていくこの作品は、やはり一貫して生死を描いていたように思う。そして、音によって想起する痛ましい風景に息をのみ、傷ついた自分にもまた生を見た。

「自死」というモチーフが思った以上に強く、時に直接的な演出で打ち出されている作品でそれ相応のショックを受けると同時に、それら社会問題に対する危機感のようなものが色濃く忍ばされているのも感じて、持ち帰って考えるところが大きい作品だと感じました。
それはまさに、終わらぬ、答えのない物語。人の生と死の巡りとその問いかけこそが、”何時までも果てしなく続く”ものなのだという一つの着地だったのかなと思ったりもしています。

『変身』東京公演

『変身』東京公演

ブルーエゴナク

森下スタジオ(東京都)

2025/01/17 (金) ~ 2025/01/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

カフカの代表作である『変身』を丁寧に、しかし、カンパニーの意図や今の時代の視点も携えて再解釈した作品でした。人が虫の姿になること、そのことが周囲の人間に与える影響を通じて「尊厳」や「存在(≒不在)」を問う物語であると同時に、介護や看護など「ケア」という課題を巡る演劇である様にも私は感じました。
物語の陰鬱な世界観とは対照的の明るい音楽がここぞというシーンでかかることによって、より悲劇や皮肉が際立つようにも感じました。
光の陰影と音の抑揚がいかに風景を左右するかを知らされる劇でもあり、それはやはり小説でなく演劇であるからして辿り着ける体感だと思います。面白かった!

ビッグ虚無

ビッグ虚無

コンプソンズ

駅前劇場(東京都)

2024/10/16 (水) ~ 2024/10/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

最後まで掴みきれない物語ではあったものの、「虚無」という言葉をアレ以来使ってしまうたびに深い術中を感じることがあります。

おもいだすまでまっていて【東京公演】

おもいだすまでまっていて【東京公演】

Pityman

シアター711(東京都)

2025/01/16 (木) ~ 2025/01/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いつしか追い抜き追い越され逆転する眼差し。そんな親と子の宿命がひりひり伝わり、ラストにかけては文字通り波打つようなカタルシス。思い出せなくても決して忘れてはいないということ。だから、まってる。まっていて。ちゃんと波が見えた。海が見えた。しょっぱかった。涙だった。

装飾の多い言葉があるわけでも、過度な演出があるわけでもなく、ただじっくりと重ねてきたものが見せるものの大きさを感じずにはいられない演劇。素晴らしかった。余韻があまりに大きくて、アフタートークは聞けなかったけれど、いろんな人がどう感じたのかを聞きたくなるラストでした。私は自分でも戸惑うほどの爆泣きでした。

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