かなかぬち
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/23 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても素晴らしかったです。本物の火を使うのも野外ならではですね。暑くて汗を光らせながらの渾身の演技、そして内容も面白かったです。とても、迫力のある、非日常の時間を過ごせました。ありがとうございました。野外は今年が最後とのこと。最後に皆さんの野外公演見られてよかったです
いっかいやすみ
ポッキリくれよんズ
シアター711(東京都)
2024/07/12 (金) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
初日昼公演、観劇しました。
土台=設定がちょっとありえないというか、しっくりこなかったですが、
演者の皆さん、「あ、いるいる、そんな夫婦、カップル、営業さん、新人君」って感じはすっごくしっくりきました。
ありえない設定だからハチャメチャコメディ―というか、ドタバタ劇かと思いきや、
ありえない設定なのに、普通にある人間模様で、個人的にはちょっと残念な感じでした・・・。
SHAKES2024~それは夢、だが人生という永劫の物語
『SHAKES2024』製作委員会
シアターサンモール(東京都)
2024/07/11 (木) ~ 2024/07/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/07/11 (木) 18:30
シェイクスピアの複数の作品が混ざるだけでなく、役者たちの主役あらそいや、役者や舞台監督、プロデューサーの過去のキャリアや人間関係等が絡み合っているのに、複雑感は殆どない、楽しく見ることができる優れたエンターテインメントでした。
ナイロン100℃ 49th SESSION 「江戸時代の思い出」
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2024/06/22 (土) ~ 2024/07/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/07/10 (水) 18:30
ちょっと意表をついたナンセンスな笑いの連続で3時間以上もたせるというのは驚異的。憎めない。
『口車ダブルス』
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
『口車ダブルス』
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/07/11 (木) 12:00
保険の営業をネタにこんな面白いお芝居ができるとは! 私も人生において、保険の契約や見直しを何度かやり、しかも、営業の人の言うがままだったなあと感慨に浸りながら、ステージの成り行きを見守りました。人生の回顧、反省系のステージ。
神話、夜の果ての
serial number(風琴工房改め)
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2024/07/05 (金) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/07/11 (木) 14:00
親は入信し精神的に満足しているが、残された子供は不幸。宗教団体の施設の中で、親から断絶された孤独感、虐待。宗教2世の問題に焦点をあて真正面から描く。いい作品でした。
流れんな
iaku
ザ・スズナリ(東京都)
2024/07/11 (木) ~ 2024/07/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ここ最近ずっと陰陰滅滅たる日々で、天野天街氏も逝去とは···。ここらで流れを変えようと横山拓也氏の公演に足を運んでみたところ···。
舞台は全篇広島弁、小さな漁港にある定食屋。お品書きを見ていると滅茶苦茶安い。架空の帆立に似た貝、ガッピギ料理のメニューが並べられていて何を注文するか計算しながら観ていた。この値段なら一通り頼んでみたい。
プロローグ、中一の娘がトイレで鼾をかく母親に声をかけている。何度呼んでも母親は目覚めない。醜い鼾をフゴーフゴー鳴らすだけ。まだ赤ん坊の妹が泣き出した。何度も繰り返し見てきたそんな遠い記憶の光景。
父と共に定食屋を切り盛りしてきた異儀田夏葉さんももう40目前。未婚のまま、ここまで来てしまった。貝毒(人体に中毒症状を起こす毒素を蓄積した貝)の発生で採貝業は出荷停止中。幼馴染みの漁師・今村裕次郎氏は彼女の面倒を見るのは自分しかいないと思っている。町の経済を支えるのは水産加工業の大手企業。役場と連携して町興しの為、特産品のガッピギを使った料理のメニューを集めている近藤フク氏。異儀田夏葉さんの、町を出た妹(宮地綾さん)が婚約者(松尾敢太郎氏)と共に顔を見せる。それは隠し続けてきた全ての本音が白日の下に曝される日だった。
異儀田夏葉さんが痩せたのか女の色香を漂わせて美しい。一人の女の抱えた半生の傷がまるで晒し者にされるように痛み出す。
是非観に行って頂きたい。
『口車ダブルス』
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/07/10 (水) 19:30
フルタ丸講談 講談シリーズ3作め「口車ダブルス」
事前にキャストを拝見して、終身名誉劇団員?の大勝かおりさん、松尾英太郎さんの独壇場!?
かなぁと思っていたが180度裏切られ、おふたりの怪演?が薄くなるほど全ての演者さんが輝いてた。
ツインタワー講談師のおふたり(真帆さん、篠原さん)は、マルチキャストとして、ふらぁ〜っと作品に入り込み、
講談シリーズの新たな“型”が見えてきた感じ。
高みからの視線は、フルタ丸のステージを見守るマリア様のようww
どうやって終わるんだろう??と思わせつつ、講談(浪曲)的な余韻と想像力を残してくれるのは、さすがフルタさんと感心。
さらに進化してるなぁ〜
七人の墓友
ラッパ屋
紀伊國屋ホール(東京都)
2024/06/22 (土) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/06/25 (火) 14:00
10年前に俳優座に書き下ろした作品のセルフカバー。
一人暮らしの高齢者たちが同じ樹木葬墓地に入ろうとする話を軸に昭和の価値観丸出しの頑固親父を中心とした一家を絡めて描くコメディ。
ズバリ頑固親父(もちろん褒め言葉)な俵木さん、意外にも老け役がハマっていた弘中さんを筆頭に配役も的確でベテランの実力を堪能。
そして両親の眠る墓もあるが自分自身はそういう墓もアリか?などとも考える。
アウト・オブ・オーダー
劇団NLT
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
イギリスの笑劇王といわれているレイ・クーニーの取り違え喜劇。とにかく一つのウソが次とんでもない結果を生み、それを正そうと、次の取り違えがまた混乱を大きく広げていく。
、日本の笑劇だと人情がらみのウエットな局面もあるが、レイクーニーの場合は取り違えの混乱の笑いだけで持っていくドライな芝居一直線。次から次と変わるシチュエーションにも、機関銃のように飛び交うセリフにもスピーディに的確に対応しなければ場が持たない。セリフにも、動きにもかなりの技術がいる。この舞台はNLTだけでなく、加藤健一事務所でも、確かどこか大きな劇団でも上演していた記憶がある。訓練がいるし、難しい笑劇なのだ。
NLTはこういう芝居ではさすが老舗でこの舞台にもスキがない。みなうまい。新人の若い人たちが舞台のスピードに怯えながらも懸命にチャレンジしているところも、こういう特殊な領域に生きてきた劇団らしい。NLTやエコーは喜劇を柱にもう長い歴史を持っていて特定のファンもいる。若い俳優も、観客も着実にいるところが頼もしい。初日満席。
今回は、珍しく(私が見ていないだけかもしれないが)ベテラン・海宝弘之が軸で、この俳優のガラも生きて快演。息子の海宝直人は東宝ミュージカルでメインの脇役を務め、時には主役の相手役までに成長した。やはり早いテンポの芝居がうまい。親子で小さな劇場でショー形式の舞台なども見たいものだ。
木のこと The TREE
東京文化会館
東京文化会館 小ホール(東京都)
2024/07/12 (金) ~ 2024/07/13 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/07/11 (木) 14:00
座席1階
ペヤンヌさんのご厚意でゲネプロを鑑賞。世代を超えて地域の中で生きてきた大木を守ろうと、生きものたちの視点も交えて語る物語。
作者は、都市計画道路を通すために地元の大木が切られようとしていることを知る。行政はまちづくりのためと言うけれど、それは本当に妥当なことなのか。そんな問題意識からこの物語は編まれ、音楽劇として昇華させている。
音楽劇と言っても美しいメロディーが流れ続けるわけではない。存続の危機に立たされる大木の気持ちを表すかのように、時として不協和音が続いたりする。南果歩演じる主人公の少女はどこまでも明るいが、その明るさも時として物語とは不協和音を重ねるような感じもする。
天井の高い劇場であるがゆえ、舞台にしつえられた大木はより存在感を増して客席に迫ってくる。大木の思いを表す舞踏も効果的だ。おとなから子どもまでが思いを一つにして舞台を楽しむことができる。
『口車ダブルス』
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初めて観たフルタ丸講談、想像以上の面白さでした!演劇の説明部分を講談ですることでテンポも良く、また観劇者の心情を講談者が代弁してくれて、共感性を高めてくれる。気づけば笑いっぱなし。また登場人物達それぞれのバックボーンも簡潔に説明し、またキャスト陣の熱演もあってどの登場人物にも見せ場があり、楽しい。導入から徐々に惹き込まれていき、最後も余韻や彼らの今後を想像させる見事な締めくくり。年に何本も観れない素晴らしい舞台で必見です!
『口車ダブルス』
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ツインタワー方式の舞台といい
作り込まれた登場人物たちといい
見どころ満載で楽しめた
約二時間弱の作品
台詞の面白さに
会話のテンポも良く
とても楽しい時間が過ごせました
全席自由 二方向の座席配置ですが
両方に優劣は無いかなぁと
尺には尺を
イノセントギアカンパニー
劇場HOPE(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
劇場がキーノートシアターから中野の劇場HOPEへ急遽の変更。その対応で大変だったと思うが、スタッフ応対はしっかりしており、舞台美術も違和感なく設えていた と思う。
シェイクスピア戯曲で、未見の演目であったため興味を抱いて観に行ったが…。物語はそれほど難しくはなく、どちらかといえば劇中でも言っていたがTV「暴れん坊将軍」「水戸黄門シリーズ」といった、権力あるものが正体を隠し市中を見廻るといったもの。
理性が欲情に絡め取られ転落していくといったストーリーだが、出演がすべて女優ということもあり、演じている男役の性欲感があまり感じられない。また全体的に台詞はしっかり聞こえるが、シェイクスピア劇独特の台詞回しのせいだろうか、今ひとつ〈言葉〉〈感情〉として伝わらないのが惜しい。人間が発する言葉、そこにある血肉のような生々しさが欲しい。とは言え、物語の内容はしっかり表現しており、分かり易く伝えているところは好い。
(上演時間1時間40分 アフタートーク10分 計 1時間50分)
かなかぬち
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/23 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
暑い中、火のそばで全身での熱演。土や風を感じながら、全身での観劇は、なかなか経験できないです。花園神社での公演が最後で残念過ぎます。是非体験しておきたい作品です。
デカローグ7~10
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/06/22 (土) ~ 2024/07/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
三月にわたった公演も後半になって後二話。このブロックDはともに上村聡史の演出である。出演者にも疲れが見えるが、観客の方も疲れてきた。今回は客席もやっと半分としか見えない入りで気勢が上がらないことおびただしい。
7は高校生妊娠で出産した子を母親が子として育てる。若気の至りだが、父親は別の町で暮らしている。実の母も成人して、子とともにカナダへ出国しようとする。出国を企てる一日の80年代後半のワルシャワの集合住宅を舞台にした一話55分。実子のつもりで育ててきた母親(津田真澄)の喪失感。母親が守ろうとしてきた娘(吉田美月喜)が孫を攫って去っていこうとすることへの思い。娘の子(娘・この子役のさらりとしたうまさでずいぶん救われている)、への思い。世上混乱期の話なので、なんだが戦後の大映映画の母ものみたいな設定で、津田真澄が現代版の三益愛子をうまく演じる。父親の元若い教師(章平)にとってはすでに過去の話だ。しかし、ぬいぐるみの製造を仕事にしている父親のところに娘が転がり込んで、気まずい親たちをよそに娘が作業場の片隅に寝てしまうところなぞ、大映映画調設定が生きて洋を問わず、人心は変わらないと思いはするが、そんなことなら七十年前から見ている話である。
8話は女性大学教授(高田聖子)のもとにそのポーランド語の本を英語に翻訳した英語圏の女性(岡本玲)が訪ねt来る。翻訳を立て前にしているが、実は訪ねてきた女性は、戦時中のナチのホロコーストをのがれた経歴があり・・・というあたりからは、日本では伺いにくいナチのユダヤ人虐殺の現代に残ろ来ず傷跡の話になっていくが、これは、日本が原爆投下されたからと言って同一に解釈するわけにはいくまい。さすがに製作者側もケーススタディのドラマ進行だが、それだけに今度はこちらには伝わりにくい。
8話を分かったつもりになるよりは7話のほうが面白く見られた。しかしここまで、このポーランドのテレビ連続ドラマの舞台版を見てきたが、一話一話は良く出来た短編集みたいで面白く見られるものもあったが、この8話のように深いところは描き切れてもいない。そこがテレビと演劇の大いに違うところで、そこを、日本の演劇作者は甘く見て簡単に取り組んだとしか思えない。亀田佳明が演じる十話通しの無名の登場人物、などただただいい役者をもったいないことをするものだという印象しか残らない。異国で演劇化するなら、そこをこの演劇上演の核としてしっかり立つように考えておかなければ、30年前のほとんど知らない異国のドラマを上演する意味がない。
『口車ダブルス』
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かった!お勧めです。
演劇に講談の良さ(勢い、歯切れの良さ、端的に説明できる所)をプラスして分かりやすく楽しめる物語になっている。
観劇初心者も講談初心者も楽しめると思う。
脚本が良いのはもちろん、個性的な登場人物とどの役者もピッタリ合っていて安心して物語を楽しめた。
講談好きとして2点、無理を承知でオーダーさせていただかるなら
①はり扇の音が振動音と共にマイクに入りすぎ耳障りになる所を是非改善してほしい。
②最後の締めも講談調子でやって欲しかった。
終演のとき、最前列の男性観客が「あ〜、面白かった!」と満足そうにおっしゃったが、その一言に尽きます
かなかぬち
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/23 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ひとこと、最高でした。屋外のこれだけの規模の舞台を観たのははじめてですが、いやはや、スケールのデカさに圧倒されました。能とミュージカルのテイストも入っていてめちゃくちゃ楽しめました。白い怪物も迫力ありめちゃくちゃよかったです。お世辞抜きに感動しました^^
『口車ダブルス』
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2024/07/10 (水) ~ 2024/07/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
テンポの良い講談と癖のある営業部の人達、笑い多めであっという間でした。
演者さんの立ち位置がかなり客席に近いので迫力のある舞台でした!