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2021-2040件 / 184676件中
ネバーエンディング・ワールズエンド

ネバーエンディング・ワールズエンド

妻と秋刀魚

イズモギャラリー(東京都)

2024/09/15 (日) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃ面白かったです!
ループするタイミングとか
やりのこすことのないようにチャレンジするエピソードも面白かったし ラストもとても良かった
DVD化したら絶対買います

カンキの歌

カンキの歌

演劇企画アクタージュ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。
ちょっと内容が散らかっている印象と、正直共感できない部分もありましたが、楽しいストーリーでした。
そして、役者さん達が、最初から最後まで元気一杯で、こちらも元気を貰えました。
良い時間を過ごしました!

リビングルームのメタモルフォーシス

リビングルームのメタモルフォーシス

Precog

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/09/20 (金) ~ 2024/09/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2024/09/21 (土) 14:00

座席1階

男性1人、女性5人が暮らしている家のリビングルームが「変態」を遂げていく。「何か異様な空気を感じる」というせりふをきっかけとしてリビングルームは得体の知れないものに破壊され、形がなくなっていく。
手前にアンサンブル・ノマドの演奏スペース、後ろ側に俳優たちが動くリビングルームという簡素な演出。リビングルームの「変態」をアンサンブルが奏でる不協和音が彩る。チラシにある「フィクショナルな劇空間に音の粒子が混ざり合う」とはこういうことか、と理解する。

これが「物語と音が溶け合っていく」芸術だと言われるとそうなのかと思うが、個人的には「劇空間」とは言いづらい。物語性が決定的に欠けていて「だから、何なの」という気持ちで終幕を迎える。せっかくのアンサンブルなのに、最初から最後まで一貫した不協和音ばかりで、いい気持ちはしない。美しい弦楽四重奏に乗って、リビングで繰り広げられる家族劇という展開なら、希望が持てたのだが。 

ラバーマスク・ラバーハート

ラバーマスク・ラバーハート

劇団東京座

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2024/09/20 (金) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。
隠微・淫靡な雰囲気の中で紡いだ愛欲劇。豪華な邸宅、その外見の瀟洒さとは打って変わって、住む人の爛れた関係、抑えられない欲望が どす黒く渦巻く。登場人物は6人、そこに親密ならぬ歪で<濃蜜>な関係を作り 人間の欲望を浮き彫りにしていく。

時代は 明治から大正への過渡期、日清・日露戦争を背景とし、卑しい職業(石炭掘りは軽蔑の対象)と言われていた炭鉱で成り上がった男の家の話。劇団東京座が「時代の様相」と「家」を独自の観点で描いたオリジナル作品・第三弾。物語は、彼が年若い妾を後妻として迎えようとするが、彼の息子たちが夫々の思いを抱くことで、人間模様が大きく動き出す。この公演の見どころは、俳優陣が夫々の性格や立場をしっかり表し、抒情的な台詞を交え濃密な会話を紡いでいくところ。女優陣の和装とその所作が美しく、男優陣(洋装)の動・静ある激情に想いが滲む。

前作「人形の家」も豪華な作り込みであったが、本作も<九州の平民から石炭で成り上がった実業家>ということで、その豪邸が舞台となっている。名は伊藤正久、実はこの人物のモデルと思われる人(伊藤伝右衛門)の豪邸を見学したことがある。そして物語とは違うが、この人物の後妻も或る事件を…。自分の中ではフィクションとノンフィクションが入り交じり、興味深く観た。
池袋演劇祭参加作品。
(上演時間1時間15分) 

ネタバレBOX

舞台美術は豪華な調度品、それによって成り上がり実業家の邸宅を出現させている。段差を設え上段の正面は襖、上手に和箪笥、下手に衣桁やベット。下段に丸テーブルと椅子、そして窓があり庭が見える。窓の傍の壁に絵画、そして蓄音機が置かれている。登場人物は6人で、それぞれ思惑を秘めている。

物語は、邸宅の主人 正久が年若い妾 可奈子を後妻に迎えることによって起こる、屋敷内騒動。正久には2人の息子がおり、兄の慎二は甥であったが養子として迎えられた。弟 金次は、女中 ふゆ との間に生まれた子である。そして近々 慎二は帝大入学のため屋敷を出、さらに爵家の娘 比佐子と結婚する。皆、表面上は何食わぬ顔をして穏やかな暮らしをしているが、内心は嫉妬と欲望といった どす黒い感情が渦巻いている。

慎二は、可奈子が街頭でひもじい思いしているのが可哀そうと思い屋敷に連れてきた。2人は23歳同い年。いつしか慎二は可奈子を好きになり、また養父と結婚することで財産が といった心配をする。金次は、伊藤家の跡目は実子である自分が と虎視眈々と機会を窺っている。まだ17歳という思春期、兄の婚約者である比佐子に惹かれる。愛欲が縦横無尽に絡まり、その爛れた関係が淫靡な雰囲気を漂わす。一見 平静を装っている ふゆは、可奈子が自分と関係した正久の妻となり女主人になる口惜しさ耐えがたさが滲む。

正月明け、正久・金次・比佐子がカルタで遊んでいる。その時、帝国劇場で観劇した話から、この豪邸での暮らしは まさに人生(劇場)を演じているようだ。その虚構性=虚飾・虚栄に彩られた外見の奥に潜む<企て>を揶揄するような台詞が印象的だ。
ラストは唐突といった感が否めない。先のカルタのシーンで、純情無垢のような比佐子が ふゆ に可奈子と慎二の逢瀬しているところ、そして金次には何事かの依頼を耳元で…。場転換し銃声2発その意味するところ、そして可奈子が妊娠していることが判明する。その子の父親は…といった謎含みで終わる。
次回公演も楽しみにしております。
セチュアンの善人

セチュアンの善人

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2024/09/20 (金) ~ 2024/09/28 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

A
第一幕95分、休憩15分、第二幕70分。
吉田拓郎っぽい曲、「その日の名前は“決して来ない”」が印象的に使われる。

新生俳優座!伝統もプライドもかなぐり捨ててガチで生き残りに賭けてきた感じ。全面的に支持する。老人相手の慰問交流会じゃ演ってる方もつまらないだろう。とにかく面白い作品を胸を張って客に届けて欲しい。「これでどうだ!」と自信を持って。

桐朋学園芸術短期大学創立60周年記念事業として、19名の学生が参加。これが功を奏している。新鮮なエネルギーが漲ったステージ。上手サイドでアンサンブルの学生達が様々な小道具を使って効果音を出していく。下手サイドでも複数のワイングラスを使って音を出していたようだがそれはよく見えなかった。

中国・四川(スーチュアン)省が舞台。貧困に喘ぐスラムのような町。貧しき水売りのワン(渡邉咲和〈さわ〉さん)は3人の神様が下界に降りて旅をしている噂を聞き、町の入口で待ち続ける。やって来た彼等は東方の三賢者のようなイメージで白いクルタ姿、上田雪矢氏、中寛三氏、伊東達広氏。「人間界にどれだけまだ善なる者が残っているのか確かめに来た」と言う彼等。一晩泊まる宿を所望され、町を駆けずり回って探すワンだったが皆に断られる。やっと快く了承してくれたのはお人好しで有名な卑しき娼婦シェン・テ(森山智寛氏)だけ。3人の神様は彼女の善性に感動し御礼として大金を置いていく。シェン・テはその金で珈琲豆店を開くことに。だが次から次へと彼女にたかってくる無為徒食の連中に悩まされ、シェン・テの善性はどんどん追い詰められていく。

狂言回しの渡邉咲和さんがステージ中を大疾走、漫画のどろろみたいな元気っぷり。
クズっぷりが似合う八柳豪氏も魅力的。
神様の一人、上田雪矢氏もいい配役。ADHDっぼい頼りなさ。
MVPは勿論、主演の森山智寛氏。冷徹なる筧利夫的なクールビューティー、『リベリオン』みたいな衣装。

長さを全く感じさせない工夫に充ちた面白さ。他のヴァージョンも観てみたくなった。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトの代表作。観客を登場人物に感情移入させて物語る劇的演劇(アリストテレス的演劇)ではなく、叙事的演劇(非アリストテレス的演劇)を提唱。従来の演劇では受け手は受動的にただ作品を味わうだけだったが、観客が作品と客観的に距離を持ち対峙する空間を作ることで思考上の討論会へといざなっていく。

「ブレヒト」、「叙事的演劇」、「上演時間3時間」、など今作は本来絶対に自分が観ようとする作品ではないのだが、『慟哭のリア』目当てにセット券を買ってしまった。結果的に良かった。

今作で思い出すのは黒澤明の『白痴』(原作・フョードル・ドストエフスキー)。黒澤明の構想では、「現代にイエス・キリストが現れたらどうなるだろうか?」がテーマ。キリストのように汚れなき純真な魂のまま生きる森雅之が、昭和20年代戦後間もなくの札幌に現われる。彼に触れて悩み苦しんでいた男女達は心が洗われるような思いをする。その挙げ句の果てに皆不幸になって地獄に堕ちていく。余りの彼の心の美しさに魂が震えるような感動を覚えた人々が真っ逆さまに転がり落ちていく不思議。だがそれこそが自然だと納得させる力のある映画。

ラストの辺のグダグダが残念。オリジナルを知らないのでどこまで弄っているのかは判らないが。この辺の感じは客も受け止め方に戸惑いぼんやりする。
カンキの歌

カンキの歌

演劇企画アクタージュ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽しいお芝居をありがとうございます。若き情熱をいただきました。テンポが良すぎてすべての日本語を腹落ちさせられなかったので次回は頑張りたいです。また生き生きとした息吹に遭遇できたら嬉しいです。

九州戦風カミカゼバイト

九州戦風カミカゼバイト

劇団ジグザグバイト

王子小劇場(東京都)

2024/09/20 (金) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日観劇。九州を中心に活動している劇団のため未見であったが、面白い。
この公演の見どころは、大きく2つではなかろうか。第1に物語性、第2に観(魅)せるための工夫、その両輪をフル回転させて舞台に集中させる。上演時間2時間近くだが、アッという間のような気がする。観れば その魅力は一目瞭然だが、少しネタバレ…アクション・ダンス・歌、そして和装・洋装に原住民の出で立ちなど、ビジュアル的にも楽しめる。勿論、戦隊モノであるから変身という定番シーンもある。

物語の内容は、説明やチラシに詳しく書かれており、概ねその通りの展開である。しかし そのテーマは奥深く、しかも現代的で興味深い。表層的には、神と人間(戦隊)の戦い、それを勧善懲悪的に描いているようだが、そこには夫々の思いがある。
少し残念なのは、次回公演(物語の続き)のためか もしくは観客の想像を膨らませたかったのか、台詞をそのまま受け止めれば上演時間の関係なのか、いずれにしてもラストシーンが物足りない。
(上演時間1時間55分 休憩なし)【カミVer】 

ネタバレBOX

舞台美術は ほぼ素舞台。奥に段差を設え、上手下手に衝立があるのみ。大きなスペースはアクションシーンをダイナミックに観(魅)せるため。衣裳もそうだが、武器(得物)は、剣・大斧・槍・銃 等いろいろで、その使い方も器用に熟す。また被り物、仮面、ぬいぐるみ等、魅せる遊び心も楽しい。

物語は、今の全県が統一され全九州なる組織が誕生して喜ぶシーンから始まる。平成の市町村合併の推進を思わせる出だしで、合理化・効率化という美名の下でサービスの低下。さらに地元ならではという意識(例えば特産・名産等)=地元愛(ジモトール)が弱くなる。古代より時は流れても地続き、地元愛がなくなり 封印力が無くなった時、災い=マガツが復活する。

マガツに対するのが、九州戦風カミカゼバイト。TVで見かける戦隊ものと同じく5人(レッド・ブルー・グリーン・イエロー・ピンク)、その変身シーンも自然体だ。勿論各人の年齢・性別・職業など そのバックボーンはさまざま。マガツへ挑む意識、能力を持つ戦隊といっても 生身の人間、不安や恐怖といった感情を織り込む。演技では、この心と体(アクション)の両輪がしっかり描かれ観応え十分。

台詞の端々に環境問題が触れられる(例えば「有明湾埋め立て」という言葉から「諫早湾干拓事業」等)。勿論 環境や経済といった諸々の問題が横たわり一律ではない。公演では、森林の伐採などもあろうが、その結果 自然災害(土砂崩れなど)を食い止められない。ここに戦隊の一員 グリーン(=木を大切に育成)の存在を絡めるなど、多くの思いを込めている。環境や地元愛(ブランド化)、最近のニュースでは東京の神宮外苑の再開発/樹木保全、長崎県 新上五島町の「五島うどん課」の新設予定などを連想させ、公演の着眼点・発想の豊かさに感心する。
次回公演も楽しみにしております。
九州戦風カミカゼバイト

九州戦風カミカゼバイト

劇団ジグザグバイト

王子小劇場(東京都)

2024/09/20 (金) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 板上は奥に平台を置き素舞台。それだけアクションの多い舞台である。物語は一見勧善懲悪物の体を為すようにもとれようが、総て表現された作品は、それを受容する者達の解釈次第でその消長が決まる。従って表面的には開演前にずっと流れている音楽の歌詞のように勧善懲悪とみえようとも解釈次第で実に深い、また極めて象徴的な意味を持つ作品に変貌するのだ。今作は、その実例と観た。兎に角、エネルギーが凄い。一見バカバカしいことに此処迄一所懸命に向き合い、打ち込む姿勢の底に何があるのか? 観劇中に何度も自問しつつ拝見して居た結果は追記で報告する。

華煉獄

華煉獄

Sword Performance Team 偉伝或~IDEAL~

ウッディシアター中目黒(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

三途の川の畔の遊郭の設定だったので妓女がおどろおどろしいのかと思っていたのですが綺麗でしたねぇ
特に髪型が独特だなぁと思いました。そして皆さんの殺陣が綺麗で恰好良かったです。今までこの劇団を見ていなかった自分が残念でした。

カンキの歌

カンキの歌

演劇企画アクタージュ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久しぶりの小劇場での観劇でした。
タイトルに惹かれて見に行きましたが、想像の斜め上の展開にびっくりしました。19人の出演者全員キャラがたっていて、全員にエピソードがある作品は観たことがありません。もう一度見て、一人一人を追いかけたいと思いましたが、おまけで配信も見れるということなのでしっかり確認させていただきたいと思います。

Re: プレイバックpart3

Re: プレイバックpart3

劇団チャリT企画

駅前劇場(東京都)

2024/08/28 (水) ~ 2024/09/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/09/01 (日) 14:00

この時期にふさわしい怪談/コワい話。
サスペンスコメディ風に進展しながらやがていわゆる怪談系に変容、さらに明かされる「事故の顛末」はコワい。この感覚は「一番コワいのは生身の人間」という心霊系怪談のオチに通ずる。
いかにもチャリT企画らしい一編に満足♪

ネタバレBOX

終盤での自衛隊の関与を隠匿するためとか「軍隊は国民を守らない」(楢原さんの御祖父様が繰り返していた言葉とのこと)という言葉とか、防衛費拡大に対する批判/抗議も受け取った。

あと、「あの二人」の末路はセオリー通りというかお約束通りというか、予想できた方も多かったのではなかろうか?(いや、批判/否定の意図は全くなくむしろ「観客サービス」的なものと捉えている)
別役実・原作 「カンガルー」を経て

別役実・原作 「カンガルー」を経て

有機事務所 / 劇団有機座

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2024/09/20 (金) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

阿佐ヶ谷アートスペース・プロットは初めて
退館時間の無いトコになるんだねぇ

開始がゴタついて10分以上遅れたり
ミニライブはオマケ的に
嬉しかったが
総時間3時間45分は
歴代最長の観劇時間となったなぁ

古い不条理劇ということで
最初と最後に説明的な流れがあり
こういうものですと
納得はするのだがー
自分的にアマシ不条理系は合わなかったかしら

かげきなデイリープレイス

かげきなデイリープレイス

演劇集団イヌッコロ

ザ・ポケット(東京都)

2024/09/18 (水) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

説明通りで
やくざが演劇を頑張る
シュチュエーションコメディで
劇団さんの十八番らしいが
今回で休眠されるそうです

コメディであるが
全体に矛盾無く
ストレートに楽しめた90分の作品

アフターは
劇団の過去を振り返るトークショー付きです

ネタバレBOX

最初の作品設定は
やくざが演劇をするのは決めてたそうですが
なぜ芝居をせにゃならんのか
そこのとこの理由付けに悩まれていて
相談したら一発解決=組長さんが気に入った
飲み屋の女の子が芝居で主役したかった
それを推すという納得理由
振り回されるのが組傘下の構成員さんらで
若頭に頭の上がらない二名を中心に
一人は組から引っ張れたが
もう一人が無理で一般の役者さんを巻き込んでー
いろいろとバレテって でもなんとか
まとめて大団円としてました

殺し屋に狙われた若頭とか
凄み出す組長とか
いろいろ登場人物は
らしくてハマっていました

うすうす気付かれて
結局バレての感じも無理が無くて
とっても楽しめました
HAMSTER☆STAR

HAMSTER☆STAR

劇団Turbo

OFF OFFシアター(東京都)

2024/09/17 (火) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

劇団が新たな芝居をするにあたって
新人を募集し選ばれた二名を入れての
朗読劇を呈した作品

実験的な要素のある
作品だったかなぁと感想

ネタバレBOX

選ばれた新人さんの夢である
人の入れるデカいホイール内で走りながら
太宰治の「走れメロス」を暗誦するというのを
劇団が朗読劇にして演じるというスタイル
=チラシの意味がコレですね=
まぁ実際にホイールは無理なので
舞台中央にルームランナーを設置して
ほんとうにジョギングではあるものの
走りながら暗誦し切りました

で周りにいる劇団員さんらは
白い貫頭衣風な衣装を身に付け
原作の突っ込みや
登場人物の役をやったりとした
朗読劇でしたわ

早口長台詞での
健康ドリンクの説明は驚嘆でした

う~ん小品感が強めだったかしらねぇ
円盤に乗る派 『仮想的な失調』

円盤に乗る派 『仮想的な失調』

東京芸術祭

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★


始めて見る舞台に予習をしていかない観客も失礼とは思うが、上演側はあまり予習を望んでもいないらしく、劇場ビラには小さい字で短く能の原作のあらすじが数行印刷されているだけである。無愛想な劇場ビラを見ていると、隅っこに「幽霊、自我の喪失、顔の見えない誰かの欲望・・すべてが仮想的な時代における、物語の失調」と上演意図のようなコピーが刷られていた。
能狂言や歌舞伎の現代化上演ではその意味や手法が舞台でも、パンフレットでも概ね詳しく解説されるのが普通なのだが、何という簡素さ。時間になると、溶暗して舞台は始まる。謡や囃子はなく、よく選択されてはいるが日常の衣装と、日常会話の台詞で物語が進む。BGMにはよくわからないが電子楽器のリズムが反復して流れている。ほぼ何もないような舞台に俳優が登場して90分ほどの上演時間の前半は「名取川」による作品、休憩10分後の後半は「船弁慶」の現代ドラマとしての上演である。こちらは予習していないから仔細は解らないが、名取川は、旅に出る兄弟を送る宴会を開いて別れを惜しんだ、と言う話、船弁慶は女性関係がこじれたまま、関係者がドライブした、と言う話らしい。後半の船弁慶にはベニヤ板にヘッドランプをつけただけの乗用車も登場し、そこでの道行きもある。何しろ、名取川では旅に残していく飼い犬が本役で人間のママ、犬として演じ、抱擁もすれば、大詰めはその犬の別れを惜しむ踊り(と言っても、犬だから単純な振付を繰り返すだけなのだが)で心を許した主人を送り出すし、「船弁慶」では雨の中のドライブの途中で恨みを持つ知盛が、薄暗い舞台の隅にレインコート姿の女性として観客に背を向けて現われることになる。
全体に、非常にスタイリッシュでよく整理されていて、見る方も見るコツを飲み込めば、面白く見られると思う。事実、解らないながらも結構飽きずに見た。
この舞台からは、今までの古典の舞台からは読み解けなかった感情が伝わってきたからである。犬が踊ったり、何やら解らぬものが立っているだけで、伝わってきたた感情は民族が古典芸能に込めた日常の心情をそのままナマっぽくすくい取った言葉にしにくい感情だったのである。普通、現代人が古典作品を見て、冗長と感じたり、どうでも良いスジとして眠ってしまう部分にその感情表現は隠れていて、この公演はその部分を解りやすく現代化して見せてくれたわけだ。たぶん。
そこは、古典作品を現代風に説明する現代化とは違う素直な良さがあった。
劇場の帰途、ふと、コロナ禍のさなかで急死して、弔いにも行けなかった若い仕事仲間のことを思い出した。それはいまの時期がお彼岸だったと言うことばかりではない。
例年開催される池袋の東京芸術祭の一環で本拠となる東京芸術劇場の地下の劇場での上演で、若者も多く男女取り混ぜほぼ満席だった。祭りのイベントとしては上演後「感想会」も開かれる由だが、これは感想を共有すればいいというる舞台ではないだろう。むしろ、感想会で解ったような気になるのを戒めてもいる。しかし、共有しないと落ち着かないというのも現代病は蔓延していて、それを作者は「失調」と言っている。




カンキの歌

カンキの歌

演劇企画アクタージュ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

本団体さん何度か拝見しています。いつも楽しく面白いお芝居ですが、今回はちょっと詰め込みすぎな感じがして、少しわかりずらかったかもです。あと、家出エピソードもちょっと共感しずらかったかな。もう少しエピソード絞っても良かったかもです。役者の皆さんのお芝居や笑いの部分は今まで通りで良かったです。全体的には楽しい時間を過ごせました。

九州戦風カミカゼバイト

九州戦風カミカゼバイト

劇団ジグザグバイト

王子小劇場(東京都)

2024/09/20 (金) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

アフタートーク迄を見ますと全てが良く分かり満足度が高くなります

かげきなデイリープレイス

かげきなデイリープレイス

演劇集団イヌッコロ

ザ・ポケット(東京都)

2024/09/18 (水) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めての劇団でしたが、ワンシチュエーションコメディ楽しかったので、活動休止は残念です。

カンキの歌

カンキの歌

演劇企画アクタージュ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「歓喜の歌」合唱に向けてというより微妙な事件の数々の方がずっと印象に残る不思議ちゃんストーリー
コメディー路線では馴染みあるアクタージュ節が炸裂
アクタージュ愛をもって「やってんなー(笑)」と大いに楽しめたけれど、中々にクセ強めではあるので初見のお客さんの反応はどんな感じになるのかは気になるところ
それにしてもグレイゾーンというか、それ人としてギリアウトなんじゃないの。というたぐいのツッコミどころ満載(笑)
堅苦しさは一切抜き、楽し気に演じられている役者さんとの空間共有が何よりも魅力的であると思える公演でした

かげきなデイリープレイス

かげきなデイリープレイス

演劇集団イヌッコロ

ザ・ポケット(東京都)

2024/09/18 (水) ~ 2024/09/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

笑いに溢れた90分でしたね。

ネタバレBOX

テンポのいい展開、歌とダンスとアクションが満載でおなかがいっぱいになりました。濃いキャラクターの登場人物がそれぞれにちがうキャラなので、観ていて、ワクワク感が絶えませんでした。

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