1
十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-
feblaboプロデュース
いわずと知れた古典的名作。最近では珍しく全員男性キャストだったが、元々昔のアメリカが舞台であり、現代風に女性を入れると対立構造・内容が全く異なるものになり、違和感がある。やはりオリジナル通り、全員男がしっくりくる
2
ガラ版「顔」
ガラ劇
Aチーム観劇。顔を作り続ける女優たちと、対極にある包帯の女。いくらでもすげ替えが効くものとした顔なのに、女達が脱ぎ捨てた顔を拾い集める様を滑稽と思わせる残酷さよ
今回はちょっと難しかった。不条理な部分をもう少し解決してからラストに持って行ったほうが良いと感じた。それにしても音楽の力は偉大
3
世界で一番頼りにならないスーパースター
劇団ボンボヤージュ!
歌と情報量でお腹一杯になる大盛り替歌ミュージカル。とにかく稽古が大変そう。莫大な量の歌詞字幕を出すのも大変そうである。
小堀乃マリーさん、極道の妻っぽくて(実際の役は違うけど)良い役柄であった
面白さを追究した姿勢は好感が持てる。あと少し何かがあればもっと笑えたはず…それが何なのか答えが見つからなかった
4
ゆめしばい
本多プロデュース
85歳で舞台に立たれる本多氏に敬意を表する。
本山由乃氏の演出はかなり攻めており、単なる懐古趣味に留まらない。今も昔も芝居への情熱は変わらない、ということを全力で表現している。やけに動きの良いヒロイン、伊井ひとみさんにも注目
脚本はやや攻め過ぎた感があり、もう少しわかりやすい構成のほうが登場人物達に感情移入できたであろうなと思う。
5
さくらば〜油小路に血の雨が降る〜/さくらば〜油小路に血の雨が降る〜
蛇ノ目企画
「〜油小路に血の雨が降る〜」観劇。色々な面で苦労して作った舞台なのだろう。殺陣はだいぶ練習したと思われる
話の主眼がなんとなくわかりにくかったので、登場人物の誰にも感情移入しづらいということは言える