1
cocoon
マームとジプシー
「戦争は悲惨だ、残酷だ」というメッセージにとどまらず、さらにもう一歩、その先へ、現代に生きる者たちへ、「生きる」ことのメッセージを送っていた。
2
『静かな一日』
ミクニヤナイハラプロジェクト
初期衝動と再生。震災の記憶は、まるで重低音のようなイメージで観客に響かせ、普通の生活、静かな一日だったはずの世界を見せる。
3
四畳半ベンチプレス
小松台東
苛立ちと自己嫌悪。中高生だった、あの頃に感じていた、言葉にできない、そういう「何か」をうまくトレースして見せていた。
4
て
ハイバイ
戯曲は面白く、役者さんたちもいい。
とても深く考えさせられ、笑ったり、あるいは泣いたり、痛くなったりする。
5
獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)
イキウメ
現実の世界の「柱」は見えない −− 現代社会の危うさ
スケール感のあるSFタッチな作品。
6
帰郷 -The Homecoming-
Runs First
手でつかめるぐらいの質量感。
濃くて重くて、生きた台詞の応酬が楽しめる。
7
ギャラクティカ・めんどくさい。
劇団鋼鉄村松
いくつかの「テーマ」となるべき「軸」が、安普請で壮大な銀河の物語を編み上げていく。
とてもくだらないのだけど、とても面白い。
8
『駈込ミ訴ヘ』『トカトントンと』
地点
役者の力を見せつけられた。どの舞台に立つ役者もこのレベルな人たちであれば、演劇はもっと面白くなるのではないか、ぐらいのことまで思ってしまった。
9
ホテル・アムール
ナカゴー
ナカゴーのナカゴーらしさが、極まった。
これは凄い、というか酷い。
10
「テヘランでロリータを読む」
時間堂
「抑圧」の部屋から、「(隣の)青い芝生」が見える「窓」を開ける。