城井の観てきた!クチコミ一覧

161-180件 / 216件中
小さなお茶会。

小さなお茶会。

空想組曲

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

八百屋は無いけれど。
私が空想組曲を知ったのも、ほさかさんの物語を好きになったのも、小さなお茶会がきっかけ。
舞台美術と、劇中で出てくる小説(映画だったかな?)のタイトルを妙に気に入ってしまったのが印象深い。それはわたしが紅茶派だからに違い無いのだけれど。

その舞台が、7年?8年?を経て、帰って来た。
キャストも劇場も全く新しくなって。

進化、してた。
ほさかさんの、愛情が、人情が。
心がキューって音を立てて震えた。




あの映画、本当に見たいんだけどな。ほさかさん、書いてよ。誰か、撮ってよ。

ネタバレBOX

初演は八百屋舞台(傾斜舞台)で2階も表現していたけれど、今回は回転盆で裏面が2階。ちゃんと奥行きがあったなぁ。その階段を駆け上る小玉さん、愛らしかったな。

「頑張ってたんだから見逃さないでよ。 」という、みどり先輩の言葉で、記憶がどどっと戻ってきて、胸が苦しくなった。
こいけさんが強い女を演じ切ってくれたから、その弱さや痛みがリアルで、痛くて、抱きしめたかった。

町田さんのあきら、ゾクってした。



初演で亀山役を社中の堀池さんがやっていたという記憶が1ミリもない・・・。今日見た再演に沿わせて記憶を掘り起こしてみたけど、さっぱりである。
園美がDMFの生井さんだったのは、生井さんのお写真検索して、納得が行ったんだけどね。
比較する意図はないよ。

劇中の「紅茶党の彼女」「エスプレッソの恋人達」、本当に映画作って欲しいな。
『痕跡≪あとあと≫』◆◇終演。ご来場ありがとうございました!!!◇◆

『痕跡≪あとあと≫』◆◇終演。ご来場ありがとうございました!!!◇◆

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

満足度★★★★

フライヤーの図柄に納得。
ぐっと引き込まれる作品。
受賞歴があるのも納得。
初演が円形劇場だった名残を感じる演出。
照明がとても効果的できれい。床の灯りの作り方が美しい。
映像も併用されているが、しつこくなくて丁度いい。
大神くんの役どころも、美慎くんの役どころも、はつらつとしていて、そして切ない。

君の瞳には悠限のファクティス

君の瞳には悠限のファクティス

進戯団 夢命クラシックス

新宿村LIVE(東京都)

2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

え、これ、原作ありきじゃ無いの?
って言う人もいるんじゃなかろうか、というマサミ節。
前作を見られなかったんで、付いていけるか不安だったのですが、大方何とかなりました(笑)。
映像ありきで2.5次元、と言われていたのは、その通り。能力演出にはムービングと映像が無いと辛い(笑)。原作がラノベって言われても疑わない雰囲気。

アクション要員が多く無かったので、どうなるかな?と思っていたけど、アンサンブル含めて手数多かった。
それゆえに、動きにキレが無いというか物足りない印象のアクションも見受けられたのが事実。もちろん教える方が上手いから、仕上がっているのですが。これはもう経験値なのだと思う。マサミさん、芹沢さん、主水さん、福地さん、大地くんの動きは見ていて安心する。
動きに合わせた照明の展開もテンポ良くて、見応えあり。
ムービングがザクザク刺さってましたなー!

今回、新たな沼の発見は、bpmの菊地創さん。
イケオジ案件…!!!
めちゃめちゃいい声だった!
なので、二度目の時に“入ってくるな!”って思ってたのはラ・フランだけじゃなくて、私もです←

最後の方で、ユズに優しくしたリンゴとベリィがぐっときた。
んだけど、実際何をどうしたんだ?って不思議に思って、考えついた答えが当たっていたのがちょっと嬉しかったし、この二人めっちゃかっこよくてずるいわ…ってなったね

ミキシング・レディオ

ミキシング・レディオ

OIL AGE OSAKA

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/11/26 (木) ~ 2015/11/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

生放送のドキドキ
ミキシングレディオ やっと観に来れたよ!楽しかった~!疾走感バリバリのノンストップワンシチュエーションcomedy!だけど、泣けるんだぁ。
いろんな人におすすめして良かった!
ラジオ生放送で事件が勃発するドタバタを描いてるんだけど、ジーザスも似たテーマだったので、松本さんの脚本いかに?と期待して見に行きました。脚本も演出も、私の好みだわ、やっぱり。キャストのチョイスもばっちりで、心ほくほく。

私の個人的なおすすめポイントは、
謎が解けていく時の秘書さんのキレキレ具合
DJ真希さんの覚悟、職人魂
物が壊れた時、サブからスタジオに伝える様相
ふて腐れるマネージャー、放置されるディレクター
でしょうか。
無声芝居でもワチャワチャしてるの、楽しい!

ネタバレBOX

ミキシングレディオで感じた違和感が何か、やっと分かった。

ガムテープの色だ。。。茶色だったから。

ラジオ局は多分あれでいいんだと思う。私の常識がずれてるだけだ。
バグダッドの兵士たち

バグダッドの兵士たち

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2015/11/18 (水) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ほんの一歩だけ近くに。
社会派で考えさせられる作品。
パリでのテロが起きたばかりのこの時期にみると、"遠く離れた、自分とは縁の無い争い"が、ほんの少しだけリアルに捉えられる。一歩だけ近付ける。
何が正義で悪なのか、それは立場であっという間に変わる。すべての目線から、正しいと言えるものは見つけられるのだろうか?

冒頭で示されるストイックな兵士の様子と、デリケートな心の動きの対比。
民衆の挙動。
実際のものであろう映像。
興味深く拝見しました。

義経ギャラクシー

義経ギャラクシー

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2015/11/18 (水) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

終わりの始まりの終わりと始まり。
義経ギャラクシー、観劇!
めっちゃ楽しかった!個人的に銀河鉄道の夜が好きなのもあったし、アクションばりばりだし、ダンスかっこいいし、今日だけ出演の胸元亜紀さんセクシーすぎて!!!
確かに義経や源平合戦をめぐる話なのだけれど、しっかり銀河鉄道で、二つの要素がシームレスに行き来するのがすごい。さすがトクナガさん!
照明さん、音響さん、衣装さんの力添えもかなりの高ポイント。天の川も列車も橋も、しっかり照明で表されている。弓の表現のところの音と光のバシッと決まる感じ、好き。

以下、数名ピックアップ。

胸元さん と なしお成さん。この組み合わせ最強かな・・・・・・!!!二人ともセクシーなんですよ。そして、ダンスがお綺麗。

野中美智子さん
強い愛に涙。まっすぐで健気で、とても素敵な役。まだ若いのにいろんな現場で揉まれてる感。本役じゃない所で飛び道具として出てくるのがサイコーにパンチ効いてますねwww

まーくん こと 石川正人くん
中の人もやったりするアクション俳優の面と、青い猫型ロボットを愛する面の両方が打ち出されていて、個性のアピール万全!
本役じゃなく帽子被ってる時の役も好き!

渡辺隼斗さん
序盤の赤い◯◯◯な一連のシーン、爆笑でした。さすがフルマラソン完走者。愛くるしさ全開の役ですが、締める所はカッコイイ!体力あるから出来るシーンがいくつもありますね。

塩崎こうせいさん
数多の舞台で見ているけれど、やっぱり塩様はHomeのクエストで一番輝く!ヒールっぽい面もあるけれど、愛おしい役どころ。

ずんさん こと 高田淳さん
序盤は銀髪が見慣れなくって落ち着かなかった(笑)。長物の殺陣のキレが最高。終わりの始まりに戻った時点から、さらに愛おしくなる。

ワンピース

ワンピース

松竹

新橋演舞場(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/11/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

最高に傾いてる!
サイコーに面白い!そして、泣く泣く。別位置からも一度見たいくらいだ!
これから行く人居たら、料金高くとも、やはり花道は見えた方がいいよと伝えたい。3部3時間は長いけれど、感じさせない。
本火、本水、宙乗り。どれも迫力も魅力もある。スーパー歌舞伎だなぁ、って思う。
脚本演出は扉座の横内さん。ワンピと平行して、いとしの儚を作り上げた超人。
そして扉座から早川佳祐さんのアンサンブル出演を幕間にパンフで知る。ってか、扉座だったことも知るw早速二幕で発見。エース福士さんしか知った役者いないと思ってた(笑)。
アンサンブルのアクション部隊も流石。立ち回りはアンサンブルあっての大迫力だったので、良い仕事してる!って思いながら見てました。花道を連続バク転でハケてった方もいたよ…!
主題歌があることが客席含む一体感を産み出しているね。音楽ってすごい。
座席は2階の右ウィングで舞台に対しては斜めだったのですが、花道は正面で観れたので満喫しました。
演劇が総合芸術って言われるのが、まさに当てはまってる作品。

>(ダイナリィ)

>(ダイナリィ)

カムカムミニキーナ

座・高円寺1(東京都)

2015/11/12 (木) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★

2層、3層の作り。
つい先日、扉座を観たばかりの座・高円寺1が、全く違う舞台の造りで表現も全然違って面白かった!演劇人が真面目に演劇と向き合った結果の台詞もあってハッとする。
わちゃわちゃ具合もカムカム流なんだろうな 。
私はそのわちゃわちゃ具合についていけずに、振り落とされてしまったのだけれど。物語の構造が2層、3層にもなっていて複雑(そのせいで眠くもなった)だったのは否めない。着眼点は面白いと思う。どのキャストもいい演技をしていて、25年続く劇団の力を感じた。

ネタバレBOX

三方囲みのサイド席(SSS席)だったので、舞台の下の楽屋部分で何してるかとか、真後ろで何してるかとか、小道具の受け渡しとか、通路から出てくる安倍晴明の袂が当たったりとか(笑)、細かなことも楽しかったな。
※舞台が掘りごたつみたいな二階建てになってて、二階が舞台面、一階が衣装/小道具置場
『いとしの儚-100DaysLove-』

『いとしの儚-100DaysLove-』

劇団扉座

座・高円寺1(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めての扉座。
劇団扉座『いとしの儚』観劇。鈴次郎と儚の情にあてられて、涙が止まらなかった。どのキャストもクオリティ高くて、これが歴史ある劇団の力か…、と感嘆。舞台美術もきれいだし、効果音が両脇で演奏されてるのも素敵。観に来て良かった。
山中崇史さんの鈴次郎が賭博馬鹿のクズ人間。本当にクズだけど人間の性根がとても描かれてて、物凄く魅力的だった。劇中、何度も鈴次郎に落胆したけれど、見捨てられない何かがあって、何度も立ち上がれ!って願った。そして、儚に対する愛情の内容がどんどん変化していくのが魅力的。
MEGUMIさんの儚は、産まれたときの赤子の泣き声だけでも落涙したほど。物凄く透明感があって、何にも染まっていないのか伝わる。時期や環境の変化で佇まいが変わっていくけれど、芯が貫かれてて、いじらしくもあって、素敵だったな。
山中崇史さんもMEGUMIさんも、TVの連ドラの中の人でしかなかったけれど、小劇場で熱のビシバシ伝わる芝居が見られて、本当に嬉しい。
特に山中さんは“相棒”で見慣れているから真反対の役を見られて良かった。
あとは、扉座での六角さんも見てみたいなぁ。『いとしの儚』
糸あやつり人形が重要な意味を担っていて、とても繊細な演技だった。半人前の役者よりも、とても魂のある芝居。
劇団員の皆様も魅力的で、鬼二人は好きだなぁ。笑いを取る瞬間も含めて、巻き込んでいく力を持ってた。子供の役、男の子だと思ってたんだけど、女の子だったのね。

暗闇演劇 「The Light of Darkness」

暗闇演劇 「The Light of Darkness」

大川興業

ザ・スズナリ(東京都)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

初参戦。
暗闇演劇「The Light of Darkness」。ハーフブラックシアター、らしい。

そもそも、暗闇演劇って?というところから謎に満ちていたけれど、実際に体験してみて、想像以上に暗闇が楽しかった。
今回はハーフブラック、ということだから、いつもはもっと暗いのだろうな。それはそれで気になる。

唯一の女性キャストがとてもキュートだった。藤田記子さん、カムカムミニキーナの方なんだね。通りで芝居がうまいはずだわ。
芸人さんたちのセリフの噛みやつっかかりが気になってしまったから、対比もあるけれど。

イエドロの落語 其の参

イエドロの落語 其の参

イエロー・ドロップス

八幡山 秘密の見世物小屋(東京都)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★

見世物小屋に早変わり。
古典と新作と演劇と映像のコラボレーション。愉快な75分でした。もっとこういうのが増えたら、落語の垣根も演劇の垣根も低くなるのかな。
三遊亭の噺家さん(たぶん吉窓さん?)も昨日いらして楽しんだそうな。
この公演を高座に掛けてくれる噺家いないかなー。

感想をTwitterで見ていると、楽語、と書かれている人がいて、なるほどなー!と感心。

古典落語は新作っぽく、新作は古典っぽく。4つの物語を1つの流れにしてあるから、無理なく観られるし、長いって気がしない。そこは拓馬くんの腕だなぁ。

舞台美術が最高でした。映像も含めた空間作りが。

ゴールデン バード バラード

ゴールデン バード バラード

空飛ぶ猫☆魂

シアターブラッツ(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

親殺しのパラドックスなのに!?
今年はなぜかタイムリープ系の脚本が多い!(ラススマ、時206、関ヶ原)西永さんの時間操作も目から鱗で面白い!時間は超越しているのに、お互いは会わないで交流を持ってると言うのが斬新。
時間超越はキーなんだけど、物語の主軸は”家族”とか”信じること”だったりするのが、西永さんらしさなのかなぁ。袴田さんの舞台美術がとても素敵で、本当にリアルな純喫茶だった。その舞台上で12人の俳優がひしめき合う。誰も一歩も引かない。男くさいのに温かかったな。
登場人物の名前に必ず数字が入っているという、小さなつながりも面白いなぁ。M0の曲(劇中にも使われていたけど)、空飛ぶ猫☆魂ではお決まりの曲なのかな?聞き覚えがある。おそらく、前作の時に聞いたんじゃないかな…。自信ないけど。あの曲、けっこう好き。
場面の切り替わりでちょっと間が生じたりしていたけれど、いろんな段取りを踏むには仕方ないかな。あの時間の表し方は分かりやすいね。
チラシ・チケット・パンプレットの写真がマジでかっこいい。モノクロなんだけど、人物がいきいきしている。キャストが40代、30代、20代、とそれぞれ脂の乗ったキャスティングで、その良さが出てる。(蜂巣さんは、文字通り脂が乗ってるけど。)
空猫の佐々木さんと西さんのコンビは、非の打ちようがない!芝居以外に牽引力もベクトルも物語の温度も、的確にだけど勢いよくやっていたように感じた。長戸さんの芝居も繊細で、この3人の終盤のやりとりに落涙。
平野さん、ロンさんのコンビが対になってるのもズルい(笑)。上手に歳をとりすぎてる(笑)。なのに、熱い。福澤さんは2015年の方が個人的に好きです。
程島さんは迫力ありすぎて怖いくらいだし、武田さんのキャラ作りも楽しい、蜂巣さんの面白さと繊細さの両立がすごい。
渡辺さん(しんにぃ)と竹林さんの不幸ペア、闇が垣間見えるのに憎めなくて、なんだかちょっと笑えたりもするから不思議。
伊智さんのコメディセンスが爆発。10年振りに拝見したんですけどね、とても素敵な俳優さんに成長なさってた。イケメンなのに笑いにも振り切れるのがすごい。
男性ばっかり。むしろ、オッサンばっかり。だけど、人生を語らせるには説得力がある。若くて実力のある俳優もいいけど、芝居から生き方とか人間とかを感じるにはやっぱりある程度の年齢を重ねた役者さんの演技じゃないと深みが足らない。だから私は年上の役者ばっかり好きになるんだろうな。
空飛ぶ猫☆魂「ゴールデンバードバラード」。新宿シアターブラッツにて12日まで。味のある芝居が観たい人にオススメ。
TLPTの狂人達は、どうせなら、「炎の蜃気楼」とハシゴすればいい。炎ミラの脚本は猫空の西永さんなんだよ。(豆知識)

ふたりカオス

ふたりカオス

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/09/24 (木) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

客席も油断ならないカオス
一人芝居は何度も見たことがある。二人芝居は・・・無かったかもしれない。それを5組分も味わえるなんて、なんて豪華なんだろう。二人しかいなくて、セットは無くテーブルや椅子があるだけで、三方を客席に囲まれている。役者にとってハードルが高いことは明らか。それでも、ものすごく熱いものを迸らせてそこに空間が立ち上がる。違うペアだと何がどう変わるのか、とても気になってしまう。自分がイチオシだと思っていたペアの芝居はもちろん、意外なペアがものすごく訴えかけてくるから油断ならない(笑)。でも、それが6番シードらしいな、とも思うし、客演さんの力量だな、とも思う。

今回見た組み合わせはこちら。
【10月1日(木)19:00】
①高橋明日香×椎名亜音
②高田淳×樋口靖洋
③宇田川美樹×松田信行
④図師光博×小沢和之
⑤柚月美穂×土屋兼久

亜音さんの関西弁、SUGEEEEEEE!
もんどりうつあすぴー、SUGEEEEEEE!
ひーくんの気持ち悪さ、SUGEEEEEEE!
ずんさんのエリート感、SUGEEEEEEE!
松田さんの背負ってる空気の重厚さ、SUGEEEEEEE!
ミキティーの色っぽさ、SUGEEEEEEE!
小沢帝王の世界観の広がり方、SUGEEEEEEE!
ずっしーのコメディ力発揮、SUGEEEEEEE!
土屋さんのちょいワル感の醸し出し、SUGEEEEEEE!
柚月さんの気迫、SUGEEEEEEE!

ネタバレBOX

それぞれの物語が前半後半に分かれていて、1〜5、1〜5って構成になっているとは知らなくて、やけに短くて尻切れとんぼで終わるなぁ?と思っていた前半でした。2巡目がはじまって納得した。

客出しもカオス!
「巡光ーめぐるひかりー」

「巡光ーめぐるひかりー」

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2015/08/28 (金) ~ 2015/09/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

タイトルの妙。
エビス駅前バープロデュース「巡光―めぐるひかり―」観劇。
一人の子供に纏わる物語。身に覚えなんて一つもない事ばかりなのに、後半ずっとハンカチのお世話に。あちこちに残された印を整理して、意味に気付いた時が一番痺れたかなぁ。
あ、今、電車の中なのに思い出し泣きしそう。
米内山さんの脚本と広瀬さんの演出は、期待を遥かに越えてくるので見逃せない。キャスト全員が人間味が溢れていて魅了される。バーだからこその近さがリアルさを増す。60分のチケット代としては安くはないかもだけれど、見合う価値がある。
乙女な智絵さんも見られるよ!

改めて当日パンフを読み返して、スタッフ欄にびっくりしてる。4階担当がちゃんといて、しかもアンダースタディもいる。なんてまともな公演なんだろう、エビス駅前バープロデュース。
もちろんいろんな公演において、名前の出ないスタッフはいるけどね。アンダーの方の名前が明記されたの初めて見たよ。

ネタバレBOX

タイトルの「めぐるひかり」はLINEグループの名前なんじゃないかなぁ。なんて妄想。
パイドパイパー と、千年のセピラ

パイドパイパー と、千年のセピラ

劇団ショウダウン

あうるすぽっと(東京都)

2015/09/04 (金) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

活きの良い上方芝居
劇団も、役者さんも軒並み初見。知っていた役者は一人だけ。前情報はチラシと紹介PVのみ。それでも期待させる何かはあった。
 
優しいけれど芯のあるファンタジー。笛吹きの強さや、騎士の戸惑いと成長が上手く描かれていた。
東京の1公演目とはいえ、大阪で公演が終わった後なので、仕上がりは上々だったと思うのだが、文字数が多い事も相まってセリフが聞き取りにくい喋り方だったり、詰まってしまう箇所がいくつかあったのが残念。2時間半近くあるので、余計に集中が削がれてしまう。でも、活きの良い芝居が見れました。関西での潮流を垣間見れたと思う。
個人的には物語がどこに帰結するのか分からず、最後の30分ぐらいは”まだ?”という気持ちもよぎってしまったので、ひと要素減らせたら収まりが良かったのかも。登場人物が多く名前が分からなくなり、途中で相関図をチラ見しました…。そういうの気になっちゃ、負けなんでしょうけど。
 
笛吹の林夢眠さん。一人芝居で受賞したというのも納得な力量。『千年のセピラ』も見れたら良かったのですが。

ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

オックスフォード大学演劇協会(OUDS)

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/20 (木)公演終了

斬新さと古典のマッチとミスマッチ
女性同士の〜っていう点はあんまり活きてないのかも。
現代というか近未来の、という置き換えは面白かった。
セリフの機微までは追えないから、ちょっと理解が追いつかなかったり。
字幕は逆に気が散るなぁ、ずれていたし。

黄金のコメディフェスティバル2015

黄金のコメディフェスティバル2015

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

グーチーム観劇
コメフェス2015 グーチーム観劇。
Peachboysとバンタムクラスステージ。Peachboysは初見ですが、ガッツリ下ネタで、でもいやらしさが無くて素直に笑える。途中男同士の友情に胸が熱くなったり。満たされないことから発生する熱量って半端無いよね。個人的には、歌橋の多才さがツボ。
目当てはバンタムクラスステージ。教光さん、沖田さん、6C樋口さんと結束さんが出演!ガラさんはカレンダリオ出てたしCR岡本物語さんはENGに出るし、見たい人ばかり。
バンタムのハードボイルドさを失わず、しっかりとコメディでした!空気の切替と段取りと軽快さ、すごい!教光さんは安定のかっこよさ。キリッとしてる表情から、ふにゃんと緩む瞬間のギャップに痺れる。沖田さんは、若いけど説得力のある演技。
あと、教光さんと沖田さんは腹チラがあります←
冒頭のシーン、緊迫してるはずなのに樋口さんの出オチ感たるや!居るだけで醸し出せるって、なかなかできることじゃないよ。何て言うかその…tedなんだよ!全編通してクスクス笑える役どころでした。つくづく6Cの役者ラインナップの強力さを感じる。
無骨な優しさを持った男気を見せ付けてくれた結束さん。ご本人もあんな人なのかしら?と思っちゃうほど、似合っていてカッコいい。ちょいちょいいろんな舞台で見てきたけど、いいスパイス役者なのよね。あ、モヒカン触ってみたかった←

パーチームも見たいのだけど、夜は別舞台なので時間が合わず。ジュルネだったら見れてた。

去年はおぼんろとポップンマッシュルームチキン野郎だったのだけど、どのコメディも被りがないから奥が深いなぁ。

もっともっと見たくなっちゃう短さなので⭐︎4つ(笑)。

時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

回し稽古とか、あるよね。
シリアスな切なさすらあるストーリーなのに、所々でクスッと笑えてしまい、真実に近づくたびに胸が熱くなって、全てが一本の線で繋がる爽快感は、鬼才の名にふさわしい。
そして、”あえて小さく細かく会話劇”と謳った通りに、とても細かく分割されていて、だからこその苦労がとても大きいことを知る。
誰に感情移入するのかは、人によって違うはず。でも、魅力的な人物が多数いるから、きっと一人は見つかる。
昔読んだ『小説伝』(小林恭二 著)にも、ちょっとだけ似ている気がした。
劇中歌とのリンクも、相変わらずの映像の使い方も、どうしてこんな演出になるの!?と驚くしかない。
ボクラ団義の新しい形、と口々に言っていたことや本気度がひしひしと伝わってきます。
カーテンコール時に配られるアフターパンフレットやしっかりしたボリュームの販売パンフレットを読み込んで、もう一度見たい。真実を知ってから見たら、また違う発見があるはず。

ネタバレBOX

・盆、回りすぎ!!!5個も盆作らなくてもいいじゃん、鬼!ミス無く怪我無く公演を終えられることがどんなにすごいことか。いつもなら殺陣返しをするのだろうけれど、今回の公演は”回し返し”だよね。本当に乗る人も回す人も怪我しないで!
あの裏側、混ざりたい。回したい。でも絶対、乗りたくない。
・205号室の家族がほのぼのして好き。肩揉んだりとか。確かに、理想の家族像。
・漫才師のボケとツッコミが逆な時の、図師さんのおどおど感がオイシイ。
・中野さんが「スペーシア…!」と気付く瞬間は、その理由が分からなかったけれど、竹石さんと沖野さんが同一人物ということが分かり、竹石さんだからこその”スペーシア”だと気付いた時のアハ体験。いい当て書き。
・宗さんのオカマ、可愛くて愛しい。
・大家さんのきんぴらごぼう食べたい。でも、押しかけてきたら困る。

20日昼公演は、終演後イベントとして劇団員だけのトークショー。
面と向かっては言えない暴露・指摘が続々。
先日脱退したばかりの竹花さんが客席から急遽参加されるなどアットホーム。
そして、物言いたすぎてでてきちゃったゲスト加藤凛太郎さん。
「Aどーん!Bどーん!Cどーん!Dどーん!全部でバーン!」のくだりはとても楽しかった。それを具現化して成功させてしまう座組の力もすごかった。
WORLD

WORLD

sp/ace=project

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

現段階での最高のチーム
初演キャストを基本としたことによる、物語の深さ。
再演からのキャストによる新しい風。
信頼できるスタッフ陣。

そのどれもが功を奏していた。

「光」に託されたものが、たくさんあったな。

School Of Concerto

School Of Concerto

進戯団 夢命クラシックス

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/07/31 (金) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★

成長譚
#サマスク 生徒もそれぞれの見せ場があった。役としてだったり、アクションだったり、まちまちなんだけど、輝けるところがあって良かったな。
がんばれー!って思うし、この中から抜きん出るのは誰だ?って気になる。

ヅカの新人公演とかも、こんな気持ちで見守るんだろうな。

個人的な嗜好だけで言うと、ヒカルとバットが好き。マギも捨てがたい。

先生方が本当かっこ良くてなー。受け止める心も含めて。


なんで私が観に行くと、突飛な設定を背負ってるんだろう、ハッシーさん。
バリバリ動いててかっこいいのよ、もちろん!もっと登場シーン多くていいのに。役で無理ならモブとかでもいいから。

オープニングの幕の件は、他人事じゃなかった…。悔しいだろうなぁ。仕方なく打つけど。

ネタバレBOX

・去り際の 殺せんせー、wait!
・操られてのダンス
・ネクタイを緩める
・背中からヒップにかけてのラインがキレイ

…英語教師が想像以上に出番多くて、ファーーーってなった。
出番自体多いから、何気に日替りとの絡みもガッツリで、今日と明日のソワレ見たかったヤァツですよ。

サマスクを逃すと、次に表に出てくる紺野さんを見れるのいつだ?
って思ったんだよね。だから、無理して行った。素敵な90分だった。
やっぱりムービングは、下から上に全台数が揃って上がっていくのが好き。軌道として。

このページのQRコードです。

拡大