男の60分 -東京場所- 公演情報 男の60分 -東京場所-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
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  • 満足度★★★★★

    コーヒー色
    私の中で新メンバー(2006年以降参加の方々)のイメージも定着して、温故知新といった感じ。というのは今までの経験から更に新たなものを生み出していく力があると感じたからです。みんな頑張れ!でも怪我はしないように気をつけてください。

  • 満足度★★★★★

    男の子向けだよね・・・
    と、
    劇場から出てきた女性たちが言っていたのは、劇場の下、たこ焼屋で“お好み焼きアジ”というお好み焼きの具が入った魚の鯵(アジ)の形をしていたタイ焼きの改良版を食べていたときのこと。

    この“お好み焼きアジ”・・・まぁ、なかなかにうまい。
    ニオイがいいもんだから前を通ったら絶対食べたくなる。
    しかし、アジって・・・もうちょっと可愛い形にできないもんだったんだろうか・・・たとえばマンボウとか、くじらとか、その方が絶対にウケがいいはず・・・



    って、
    なんの話だ!
    芝居だ芝居の話をしないと・・・。

    ネタバレBOX

    というわけで男の60分、男の子むけなだけに昔男の子だった自分には完全にかっちりとがっちりとがっつりとツボにはまった。
    ましてや自分、名古屋出身なんで。

    まぁ、裸で踊る彼らの姿に胸ずきゅんずきゅん打たれる女子達もいただろうが、なにしろあの激しさや、男なら誰もが通ってきた子供の頃のばかばかしい体験、そういうものを思い出させるだけにやっぱり男向けの芝居だったかもしれない。

    最後の適当なダンスがやけにパワーを感じさせてかっこよかった。
    ところどころホロリとさせるエピソード、なんだか涙がこぼれそうになった。

    西川康太郎・・・もてるだろうなぁ。と少々嫉妬したという感想がやけに頭に残っている。
  • 満足度★★★

    汗と涙?とエクササイズ
    よく動きよくしゃべりよく走る、流れる汗をものともせず、若さだなあ・・・芝居好きだなあ・・・芝居馬鹿だなあ・・
    ・気に行ったところ=みんなで泳ぐとこ(笑)いい、いい、すごくいい。
    過去の作品とは打って変わってほんとは、はじめちょっとがっかりしたんだけど、あっという間の60分
    少年時代が過ぎ去った後の喪失感と充実感が残った、そして少しの疲労。

  • 満足度★★★

    舞台も客席もあつかった
    前半の勢いのまま最後まで演られたらどうしようと思いましたが
    中盤からそれぞれが抱える問題に。ストーリー性が出てきてから
    ずいぶんと観やすくなりました。

    楽日すぎたから大丈夫かな?
    片足を怪我した河童を仲間の輪に入れるため、全員がケンケンで
    遊びだすというのは素朴に感動してしまいました。
    実際の子供だったら‥ ホントはもっと残酷なんでしょうけどね。

    とにかく全員あせびっしょり、楽しませていただきました。

    ネタバレBOX

    常連さんなのか、劇団員の親しい方々なのか、演者さんが舞台に
    でてくるだけで大笑いするの、なんとかなんないですかね?
    まだなんにもおもしろいことしてないじゃん。
    ぼくが気にしすぎなのかな‥
    知ってる役者さんが出てきてもそれだけでぼくは笑わないんだけど。
    何アピールなんでしょう。
    レストランに行って食べる前に「おいしー」とは云わないだろうと。
    ぼくが気にしすぎなんですかね‥
    そういう空気になると、あまのじゃくなぼくは「じゃ、絶対笑わんからね」
    と心が頑なになってしまうので、楽しむハードルがあがるのです。
    おもしろいところで大盛り上がりしてくれるんなら大歓迎なんですけど。

    ああ、今日は愚痴っぽい。
  • 満足度★★★★

    甲子園のように。
     コーヒー牛乳は疾走する劇団だ。

     64分、全員が全力で取り組んでいるところが、すがすがしい。見終わった感想は甲子園(高校野球)だと思った。プロ野球のような派手さや華やかさはないけれど、純粋で全てに全力投球する姿勢は、プレイの巧拙を超えて、見る者全ての心を掴んで離さない。

     無邪気な子供のたわいのない遊びにさえ全力で取組み、観客は笑って見ながら、ふと気がつくと、それって相当鍛えられた肉体がないと出来ないよねと、気がつかされたりする。

     純粋だった子供の頃の想い出と、主人公の母親を思う愛情と、あらゆるものがきらきらと光ながら、全ての想い出が美しい。宝塚とは真逆なところで、とても美しい芝居だと思った。

    ネタバレBOX

     母親が死に久々に実家に帰ってきた兄弟。兄は子供が生まれる直前である。実家に帰って久々に兄弟でキャッチボールをすると、少年時代の想い出が走馬燈のように浮かんでくる。田舎の仲のよかった友達、そして美しい風景、そして優しい母親、そういった光景が次々と浮かび、懐かしさに浸っていると、今度は自分の子供が生まれたという知らせがくる。いよいよ自分が父親になる番だ。色々な想いが一時に押し寄せる。

     ものすごく美しいドラマをまるで体育会のように、男のまつりに仕上げてみせるのがこの作品。全ての男性は懐かしさに胸を締め付けられ、全ての女性はきらきらと輝く男達に嫉妬を感じるドラマである。

     劇の途中で客いじりをしているシーンがあったが、そこだけ余計だった。そんなことしなくても十分面白いのである。

    一歩間違えればただのドタバタで終わってしまいそうなドラマを、鍛えられた肉体としっかりとした演出が、ぎりぎりのところで引き留める。そのぎりぎり感もたまらなく魅力だ。1時間で2時間分以上の堪能が出来た。癖になりそうな劇団ではある。
  • 満足度★★★★

    久しぶりのコーヒー牛乳
    劇団員のみの小公演。
    時間も60分と短い。
    場所は江古田ストアハウス。この小さい場所でどれだけ動いているのか、興味がわく。


    派手さはないけれど、役者の芝居愛を感じる。
    短い時間に凝縮された物語。
    うまくまとめられていて◎。

    本公演より、こういった小さなところでやる芝居の方が好きかもしれない。
    これは好みの問題です。

  • 満足度★★★★

    熱さが魅力
    女性だけで構成されている宝塚に、独特の華やかさがあるとするならば、
    オトコだらけのこの劇団には、パワーと勢いと魅力がある。
    これから年齢を重ねても、脱げる身体を皆様維持していただきたいものです。

    ネタバレBOX

    懐かしいような、甘酸っぱいような、ほろ苦いような、少年時代の思い出というのは、やはり良いものである。
  • 満足度★★★★

    エネルギッシュ
    これで2時間やられたらこちらもぐったりしてたかも・・・
    とにかくエネルギッシュで観ていて気持ちがいい。
    40歳代の私には
    ノスタルジーに包まれたからかもしれないが、
    「若いっていいなあ」とつくづく思わされた舞台。
    お見事!

  • 満足度★★★

    オリジナリティに欠ける演出。
    2度目だが、やはり、どこかで見たような演出の連続なんだよなぁ。

  • やくどうかん。
    溢れる素晴らしい舞台。
    演劇っていいなあ。劇団っていいなあと終始笑顔で観てました。

    誰にでも勧められるエンターテイメント。
    本当に本当に面白かった。

  • 満足度★★★★

    夏の日のおもいで
    説明文にあるとおりの小学5年生の夏休みのおもいでを綴った物語。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    富士山~富士山~、まだまだ行けるぞ富士山♪
    富士山~富士山~、高いぞ高いぞ富士山♪

    この曲が流れると、「おお、始まるなあぁああ!!」なんつって思っちゃうほどに、コーヒー牛乳のテーマソングとなってしまった昨今!
    いあいあ、舞台はエネルギッシュでした。

    母親の葬儀に集まった兄弟が小学校のあの頃の話題になり、その頃を思い出すシーンから舞台は始まる。
    思い出の中の少年たちは自分がどんな人生を歩むのかなど、何も解らず、何も考えず、気楽に元気に仲間と遊びほうけていた。ガキ大将モジャ達は、モジャ王ズ、なんて名前を付けて野球やら川遊び、山での冒険・・。
    そんな毎日を過ごしていた。彼らは七月の子供だった。始まったばかりの夏休みが永遠に続くと錯覚していた七月の子供。

    日差しは眩しく空は怖いくらいに澄み渡りおろしたてのジーンズのように深く清純な青。目を閉じても瞼の上に真っ青の海の鮮烈な光を感じる。
    目を強く閉じるとそれは赤に近い濃いオレンジ色の夕焼けになり、閉じる力を弱めると黄色から淡いレモン色になっていく。それを限りなく白に近づけようと瞼を開くか開かないかのギリギリのところまで緩めていった少年時代。
    そんな美しく淡くちょっぴり泥臭い風景が蘇ってきて、懐かしく観てた。

    やがて少年の一人、カッパがくそ川で溺れる。それが原因でカッパは足を怪我してしまう。その後のカッパと他の少年たちの気まずさや、後悔、責任などの感情を見事に織り交ぜながら、駆け抜けた夏の風景が躍動的で美しかった。

    このプールの描写ってどこかで観た事あるなー?なんて感じてたら、あの映画『ウォーターボーイズ』
    あのワンシーンにあったよね。

    客いじりの時の物まねははっきり言って似てない。
    あれはなくても良かったような・・。観客の提案するお題によっては醒める。
    力で引っ張った舞台。物語の風景は安易に想像出来るところは、やはり演出の上手さなのかと。。

  • 満足度★★★

    さりげなく
    さりげなく、キレのいい動きを見せてくれます。
    おバカな笑いと、普遍的な親や友への愛。

    前回も思ったのですが、アンケートの質問項目が類を見ないくらい細かい。
    観客のニーズをひたすら探ろうとするその姿勢は、素晴らしいと思います。

  • 満足度★★★★

    劇場に染み込む汗
    脚本にも演出にも特に目新しい事は何もないのですが
    劇団としてのチームワークと濃さがストレートに伝わってきて
    無邪気に楽しめます

  • 満足度★★★★

    1位通過に納得
    ストレートなんだけど、役者陣が極めてなきゃここまでの面白さはない。
    力投の70分でした。いやぁ面白かった。


    ネタバレBOX

    舞台はダンボールだらけの部屋。
    母親の葬儀の準備をしている兄弟の会話から始まります。
    昔話に花が咲き、子供のころを思い出す…という流れ。
    ここでなんとダンボールの中から役者さんが登場。
    客入れからずーっと入っていたようです。
    ポップチューンな曲に合わせて激しく踊りまくる。
    この時点で汗だく(笑)
    激しい。激しすぎる。
    仲良し7人組の少年たちの出会いから、遊び、喧嘩、仲直り…と日常をおっていくのですが、これがもう本当に阿呆らしい。こいつら馬鹿じゃないの(笑)
    そして時たま飛び出すアクロバティックな動きには驚かされます。
    なんなくやってしまう感じで、身体をきちんとコントロールしてうまく使えてる。
    このキレのよさがないと、面白さは半減ですね。
    また客いじりもうまい。
    そしてほろりとさせられる場面もあり。
    短い時間の中でぎゅっと濃縮されたいいエンターテイメントでした。
  • 満足度★★★

    かっぱらった。
    何も考えなくてもショーとして楽しい時間はあると思いますので、子供連れ(はダメなのかな?)にも良さそう。か弱そうで笑顔の爽やかな人がいました。

    ネタバレBOX

    その爽やか笑顔の石黒圭一郎さんが、お客さんからネタをもらって物真似をするシーンがあります。
    私が観た回ではタイムリーな草なぎさんの物真似でした。身体を動かすのは大好きと見えたので柔軟性が出るともっと軽やかになりそう。

    固定のお客さんが多いせいか、周りのハイテンションからポツン、と自分は浮いてしまう。なのですぐ芝居というより目で楽しむ雰囲気で観たほうがいいね、と見方変えることに。とにかく元気一杯弾けて展開は直球。コントとかテレビっぽい印象。ベタに元気炸裂&友情&おかあさーん、を観たい人にオススメです。もう運動会です(笑)そしてここで終わるのかなって箇所が何度も続きますので全員でお辞儀するまでじっと待ってて大丈夫です。男祭りの70分。感じの良い方々でした。

    「トタンの穴から見える光は僕の一番星だ」がいいと思いました。

    そして18時30開始の回があって非常に助かりますっ
    夜は19時半開始が多く、ほとほと不便さを感じていましたので。


  • 満足度★★★★

    客席を巻き込んでいく、明るい見世物魂!
     「舞台はライブ。観客を楽しませてナンボ!」という姿勢が貫かれた“王道エンターテイメント”でした。もう1つの劇団キャッチコピー“分かりやすいのに奥深い”も、しっかり織り込まれていたと思います。

     『男の60分』は愛知公演のために作られたツアー向けの短編なので、舞台美術はダンボール箱のみというミニマムなもの。その分、役者さんが全身を使って魅せてくれました。私は上手通路際の席だったので、全力で走る役者さんが起こす風が体に伝わってきました。スリリングで、思い切りの良さも感じて爽快でした。

     出演者7人全員が劇団員。男優ばかりの劇団なんですね。登場するのは、自然がいっぱいの昔の田舎町を舞台に、川や空き地などで暴れまわる少年たち。ギャグは堂々とやりきってくれるし、ダンス(組体操)も肉体を鍛えていることがわかるキレの良さ。モノマネや客いじりなど、観客を意識した前向きなエンターティナー精神にも好感を持ちました。
     自らが見世物であることを自覚して、堂々と自分をさらすことができている役者さんを見られるのは、観客としてとても幸せなことです。 

     初日は終演後に、劇場4階の稽古場にて打ち上げの飲み会がありました。一般客も参加可能なものだったので少しお邪魔したところ、カッパ役の石黒圭一郎さんと作・演出の柿ノ木タケヲさんとお話ができました。ありがとうございました。

    ネタバレBOX

     母親の通夜(葬式?)に始まり、少年の頃のやんちゃな思い出の数々を経て、最後は母への思いを伝えて終幕。「あぁ、男って永遠のマザコンだよね!(笑)」とハッピーに感じつつ、これもまた『男の60分』というタイトルにぴったりだと思いました。

     大男(もじゃお:伊藤今人)が街の人々を踏み潰すネタの連発は、ベタだろうがなんだろうが笑えました。笑いに落とすタイミング(間や呼吸など)に技術を感じます。劇団員がエチュード(即興劇)で作っていったのであろうことが伺えました。劇団コーヒー牛乳の役者さんは、外部に単独で出て行っても活躍されることと思います。

     思い出話の最後は、少年たちそれぞれの将来の職業がわかる衣裳(ドレス、作業着など)に着替えながら、踊り狂うシーンで昇華。直後の暗転で拍手が起こりました。多くの観客がそこで終幕すると思ったからでしょうね。なので、エピローグの夏の日のシーンが始まった時は少々違和感あり。ネタが面白かったので、私もあそこで終わっても満足だったんですよね~(笑)。でも、この作品の大事なテーマの1つが“母への想い”であるならば、全体のバランスを練った方がいいかもしれないと思いました。

     スー(鈴木ハルニ)が名前をはっきりと言わないのは、彼が将来イチローになる男だったから(笑)。オツムの弱そうなスーが、ごくたまに大人な発言をするのが可笑しいです。笑いを生むギャップの作り方に、余裕が感じられました。
     カッパ(石黒圭一郎)が川に溺れるシーンのダンスが良かったです。石黒さんは踊り暴れながら、劇場の壁を登ったりするのも凄い(笑)。モノマネのレベルアップにも期待します。
     在日韓国人コチュジャン役(のちにクッパ)の中山貴裕さんは、内から湧いてくる怒りが、まるで体から湯気がたつほどに、のぼり出ていました(もしかすると汗のせい?)。韓国人の熱さがよく出ていて素敵でした。
  • 満足度★★★★

    文字通り汗飛び散る暑っ苦しさなのに、爽やかでナイス!
    「男の60分」といいながら、それでも70分の短い上演時間に、いろいろなものが詰まってグイグイ押しまくる舞台で、観ていて楽しかったし、笑ったりした。

    普通このストーリーだったら、(たぶん)それをちょっとした人情コメディにしたりして、各登場人物のもう少し深いところを掘り下げたりするのだろうけど、「えっ! そっちをそんなに広げるの!」と、面白いほうをしつこく広げて行くあたりが、個人的にはとても好ましい。

    舞台で演じていた「仲間・友だち」は、この劇団そのものの姿とタブって見えた。
    そんな役者が見事にまとまっていて、舞台の上での一体感は実に爽やか。

    ネタバレBOX

    兄弟にとって、一番の思い出のひと夏から、なくなった母をすこしだけ浮かび上がらせたり、死と生の対比など、ストーリーはわかりやすく、かなりベタながら、好感が持てる。

    ダンス的要素がいくつかあるのだが、そのダンスは、単に上手い下手ということではなく、全員が全身を使って、とにかく動き切るという姿勢と意気込みが強く感じられ、観ていて気持ち良かったのも好印象。

    今回の舞台全般的な印象としても同様であり、ひたむきさ、一生懸命さがよく現れていた。
    本当ならば、汗がしたたり、見るからに暑っ苦しいのだが、爽やかに見えてしまったのだ。

    スズキのオチが直球ストレートすぎ(野球だけに・笑)、いろいろな伏線みたいなエピソードがありつつの、なんだそっちかい、というようなオチのほうがよかったような気もするが、たぶん、好みの問題なんだろう。

    個人的には、前作よりもこっちのほうが好きだ。

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