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そして下北沢で我々は

そして下北沢で我々は

片岡自動車工業

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2024/09/12 (木) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

凄く面白い。
劇団の疑似ドキュメンタリーな感じ。入団したそれぞれの女性の人生を切り取ってみせる。

女優を目指して上京したもののただのフリーター生活を送って腐っていた椎木ちなつさん。大阪で知り合いだった真壁愛(めぐみ)さんに劇団に誘われる。主宰は片岡百萬両氏。同世代の川嶋芙優さん、美鈴さん。ベテランの袋小路林檎さん、美津乃あわさん。客演の前川ゆう氏。キラキラとした目で劇団に入って来た新人、福澤音羽さん。

主催・演出・脚本の片岡百萬両氏は出演もこなす宮川大輔系。
真壁愛さんはハーモニカホルダーでIQOSを常時携帯する虻川美穂子系。気が利く理想の劇団の先輩。
川嶋芙優さんは親友4人組で集まり毎月カラオケBOXで夢を確かめ合っている。
美鈴さんは劇団の小道具の買い出しの帰りに異世界転移してしまう。
福澤音羽さんは真顔にコミカルな動きで台詞を繰り返す見せ場あり。
前川ゆう氏のデビルマンの被り物が良い。
袋小路林檎さんの「メ〜シ〜ア」「救世主」の合いの手。
美津乃あわさんは21歳のモデルを目指す役もハスキーにこなす。
椎木ちなつさんはアイドルフェイス。
MVPは衣装の植田昇明(のりあき)氏の爆発するセンス。この衣装抜きでこの世界は描けない。

細かい動作の振り付け一つ一つに手が込んでいる。
マチルダアパルトマンが好きな人は好きだと思う。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

前日に観たアイナ・ジ・エンドの武道館本編ラストは『きえないで』。全てを捨てて歌手になる為、進学せずに大阪から上京した。身銭を切って小さなライヴハウスで歌う日々。全く集客出来ず先の見えない焦燥。一体どうすればここから抜け出せられるんだろう?18歳、その時初めて書いた一番思い入れのある曲、『きえないで』。「この曲を10年以上掛けて武道館に持って来れました。凄く嬉しいです。」

今作の登場人物達の叫び声と重なる。暗闇の中でもがき苦しむ叫び。「暮らしを変えるより、暮らしを変えるより、夢を変えたいわ」とピーズは歌っていた。

短編を引き延ばした感じで構成がスカッとしないのが残念な部分か。
都合

都合

こわっぱちゃん家

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2024/09/12 (木) ~ 2024/09/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/09/12 (木) 19:00

初日を拝見。
最も殺伐とした世界である「係争」をトクダタクマさんが優しく、人間に対する愛をもって描いた佳作。
以下ネタバレBOX

ネタバレBOX

「法律」はあくまでも決めごとであって、心髄は「運用」。
必ずしも「正義」ではない。
頑な人たちが無批判に声高に「正義」を叫ぶ昨今の風潮に、優しく且つ敢然と棹さしていて好き。
そして成長も見せていくとかもう。

Mrs. GREEN APPLEの楽曲のような「事情があるんだよね」的な作劇が心地良かったです。

田中愛実さんとトクダタクマさんの掛け合いの妙。
そして場違いに見える西部さやかさんの役どころが効いていましたね。
ヤマモトさんはまだいる

ヤマモトさんはまだいる

東京演劇アンサンブル

あうるすぽっと(東京都)

2024/09/12 (木) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/09/12 (木) 19:00

価格4,300円

創立70周年記念にベルリン芸大出身の劇作家、デーア・ローアーさんが本劇団の為に書き下ろした世界初演に出会えた事は非常に光栄。音楽監修には国内でクラシック音楽を学んだ事がある人なら誰もが知っているであろう池辺晋一郎氏。台詞の中に、間に絶妙な楽器の効果音。単に大きく盛り上げる訳でもない「品のある」丁寧な音響効果。回転する4つの舞台装置。まさに「アンサンブル」として、優れた芸術の世界を垣間見ることが出来ました。

ネタバレBOX

前衛的劇作家デーア・ローアーさんの作品を観るのは初めて。
まず感じたのは、ドイツらしい哲学的な台詞のやりとり。どのような感情表現で観客側に訴えかけるか…と言う意図よりも、デーアさんの持つ世界観そのままを私たちが見つめている。詩の中で役者が動きを付けるようなアカデミックな系統に向かった作品に感じた。
思わずソーントン・ワイルダーの「わが町」を思い出し、この2時間15分を集中して観るものもいれば、何だかよく分からず寝てしまうものもいるだろうな…と評価が二分する印象。

芝居に関して、役者は非常に注意深く台本と向き合っているように感じました。
台詞で魅せる…という事が性質上難しいので、目線や間の使い方、距離感など色々練りながら創っていった作品だと思います。お客様目線というより、役者自身すごく学びになる舞台だったんじゃないかなと。特に学校で演劇を専攻している人には観てもらいたいですね。
パンフレットは買いました♪
来てけつかるべき新世界

来てけつかるべき新世界

ヨーロッパ企画

京都府立文化芸術会館(京都府)

2024/09/05 (木) ~ 2024/09/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/09/05 (木) 18:30

ドローン・AI等が進化した未来社会、大阪新世界の住民が新しい機械を取り込みながら取り込まれ、機械に降り回わされるおかしさが笑いを誘う。永野宗典さんのいじられキャラは相変わらず面白い。ヨーロッパ企画の代表作に納得。

ヤマモトさんはまだいる

ヤマモトさんはまだいる

東京演劇アンサンブル

あうるすぽっと(東京都)

2024/09/12 (木) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/09/12 (木) 19:00

145分。休憩なし。

だいたいみんな躍ってる2024

だいたいみんな躍ってる2024

ユトサトリ。

小劇場 楽園(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/09/12 (木) 14:30

105分。休憩なし。

探偵ハ物語

探偵ハ物語

映像劇団テンアンツ

小劇場B1(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/22 (日)上演中

予約受付中

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高!これは観て損はない!です。十藤俊作の第一声を聞いた瞬間に「おー『ひとくず』の金田きたー!」と思いました^^ 途中からオチが観えてきましたが、でも、いい感じで予想していたオチが覆されました。さすが、上西監督!と思いました。とにかく、何から何まで最高でした。映画の中でしか今まで観られなかった古川さんと徳竹さんも観られてめっちゃ感動しました。あと、岡本あつこさんも生で観られて感動しました^^ ほんと最高の舞台でした。ブラボー!です。

探偵ハ物語

探偵ハ物語

映像劇団テンアンツ

小劇場B1(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/22 (日)上演中

予約受付中

実演鑑賞

面白かったです。

探偵ハ物語

探偵ハ物語

映像劇団テンアンツ

小劇場B1(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/22 (日)上演中

予約受付中

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです。コントのようなコメディ作品でした。出演者の人数の多さに驚きました。私がテレビドラマで観たことがある俳優さんが多数いらっしゃったので、驚きました。観劇して楽しかったです。

4rooms~四谷四丁目編~

4rooms~四谷四丁目編~

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2024/08/21 (水) ~ 2024/08/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/08/25 (日) 14:00

4つの団体によるあるマンションでの同じ時間に起こった異なる部屋での出来事を描いた短編オムニバス。各編それぞれ味わいや構成に個性がありショーケース公演のお手本、みたいな?

芝居企画TECALL「私の部屋なんですけど。」
中心となる一組の男女と「あの存在はもしや……」な人物(?)でツカミはオッケー、その後の展開も楽しい。「その部屋を事故物件にした地縛霊」というモチーフは半月前にも観ており #小劇場シンクロニシティ もアリ。

酒井謙輔プロデュース「夏のカニカマ」
突然訪れた妹に何かを隠そうとする兄とその友人、というシチュエーションコメディ的な一編。「なぁんだ、そんなことか」なオチまで上手く引っ張る。

The Stone Age「ネズミに引かれないでね」
飼っていたインコが逃げてしまい会社も休み「業者」に捜索を依頼する主人公の背後に「都会の孤独」を察するがどこか優しくあたたかい雰囲気に癒される。

Sun-mallstudio produce「谷崎家の一族」
「冥婚・アニメ・ビットコイン」という意外な取り合わせの「三題噺」。冥婚を中心に展開して「そっち系」と思わせておいての意外なオチが鮮やか。

夫婦パラダイス〜 街の灯はそこに 〜

夫婦パラダイス〜 街の灯はそこに 〜

シス・カンパニー

紀伊國屋ホール(東京都)

2024/09/06 (金) ~ 2024/09/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/09/10 (火) 18:30

日本文学を題材に北村想が好き勝手書いたホンを寺十吾が演出するシリーズの第10弾だが、かなり面白い。(2分押し)105分。
 題材は「夫婦善哉」だが、舞台の雰囲気は昭和ながら、IRやら万博やらの話題も出てきて時代もよくわからない。カッパの話や陰陽師などおどろおどろしい要素も加わるが、とにかく細かく笑える。尾上松也・瀧内公美の夫婦に段田安則・高田聖子・鈴木浩介らのベテランが加わり、若手の福地桃子も大活躍で、何だかわからないけど、楽しんだ。

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「プログラムA」 鳥、二編「小夜鳴鳥と赤い薔薇」「幸福の王子」
面白い お薦め。
情感に溢れた朗読劇。朗読といっても役者(女優4人)は動き回り、情況だけではなく状況も現す(「観る」ドラマリーディング の真骨頂)。
読書であれば、自分の想像で物語を膨らませるが、朗読劇はそこに脚本家の意図や役者の感情が入り込む。原作 物語は、空想の世界から離れ 目の前で繰り広げられる世界へ誘われる。空想する曖昧さ から朗読を通して立体的になる話、そこに この公演(朗読劇)の面白さ 味わい深さがある。
(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

舞台美術は、中央奥の紗幕に豆電球が縦横に並んで輝き、その下に蠟燭が横並び。中央に白い丸椅子が4つ。上手 下手にも蝋燭が置かれている。舞台と客席の間に花々。装飾しないことで物語の世界を白紙にしている。シンプルな舞台装置、そして女優4人はデザインは違うが全員 白地の衣裳で統一。ちなみに主宰の吉田小夏女史は上着は黒だが、スカートは白地でメリハリをつける。そして彼女は、開演5分前と上演開始を呼び鈴で合図する、その風情ある演出が好かった。

本公演では、物語の軸=観点を<鳥>にしているところが肝。それによって人間愛と社会風刺というよりは、無償の愛と生命といった深みある作品になっている。
●「小夜鳴鳥と赤い薔薇」
青年が好きな人と踊るため、赤い薔薇を欲するが時期的に咲いていない。その青年の想いを叶えるため、小夜鳴鳥は自らの命(血)と引き換えに赤い薔薇を手に入れる。しかし彼女は別の男から宝石を貰い、それを飾り舞踏会へ。青年の恋愛感情への失望が…。
●「幸福の王子」
広場に立っている像、全身が金箔、両目はサファイア、剣にはルビーが装飾されている。像は動けないから、燕に向かって頼みごとをする。街で困っている人に自分の飾り物を提供し続ける。やがて像はみすぼらしく、そして 燕もその地で亡くなる。

鳥の観点から描くと、人間の思考と行動がより明確になるよう。人間のために命を賭して無償の行動をする、そこに見返りはないにも関わらず である。コロナ禍を経て、ますます不寛容・無関心といった風潮になったような気がするが、物語にある理想と現実、聖なるものと俗物的なこと、その複眼的な思考が大切だと。オスカー・ワイルドの世界観は、産業革命を経て資本主義による労働者の人権や貧富の差といったことを見据えていたのだろうか。そう考えた時、今の時期にぴったりな物語だ。

演出は、全員が白地の衣裳であるから どの役でも対応可能。二編を続けて演じることも出来る。そして紗幕の豆電球は夜空に輝く星、蠟燭の揺らめきは不安定で朧気だが、一方 幻想的で温もりが感じられる。
公演の特徴は、鳥を介して 人間の心情と貧困 厭らしさを鮮明にする。そしてシンプルな舞台美術や衣裳が、視覚に訴えつつも 観客の想像力を逞しくする。勿論、朗読は滑舌がよく 伸びやかで 実に心地良い。
次回公演も楽しみにしております。
第13回名古屋学生演劇祭

第13回名古屋学生演劇祭

第13回名古屋学生演劇祭

うりんこ劇場(愛知県)

2024/09/07 (土) ~ 2024/09/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

9日15時からの決勝4作品を鑑賞させていただきました。
どれもこの日のために頑張ってきたんだろうなと思える力作ばかり。
ああ、みんな青春やってるんだな、
若いっていいなと思いながら見てました。
それぞれに趣があって面白かったです。
これからもずっとピュアな気持ちで演じ続けていただければそれが一番!!
それにしてもうりんこ劇場遠すぎる!!


コジ・ファン・トゥッテ

コジ・ファン・トゥッテ

東京二期会

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2024/09/05 (木) ~ 2024/09/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

歌手の方、皆さん素晴らしかったのですが、テノールの方の声が少し変わった声質でした。

ネタバレBOX

女性二人の衣装が日本人の体型の欠点をカバーするタイプのものではなかったのが残念でした。

チェンバロでしか聴いたことがないため、ピアノフォルテを初めて聴き、ピッチが低く感じられ声楽の純正調と少しズレているのではないかとかんじました。
これは私がオペラを聴き慣れていないせいかもしれませんが。
ヘッダ・ガブラー

ヘッダ・ガブラー

ハツビロコウ

シアター711(東京都)

2024/09/10 (火) ~ 2024/09/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

本作どこかで観たと思っていたのは思い違いか(戯曲を前半だけ読んだ、等あり得る)、、あるいは毎回驚かされるハツビロコウ流アレンジによるものかも・・。
どちらにしても細部(特に後半)は記憶になかった。
以前「触れた」時の人物イメージとはまるで異なる人物が登場し、書かれて百年を経た戯曲の上演とは思えない現代性と、物語構築の精妙さがやはり印象に残る。

二日後に落ち着いて当日パンフを眺め、主宰の弁を見ると、ヘッダの戯曲をある軸を通すべく松本氏が「書いた」と書いてある。毎回気になっていた優れたテキレジだが、今回はより大胆に書き直したという事か。
特殊な人物としてのヘッダではなく、ごく普通の女性としてヘッダを捉え直した、との弁であるが、近代の憂鬱を捉えたイプセンの洞察による人物造形は、当時は(周囲の反応等で)センセーショナルに演出するに値しても、現代的視点で捉えれば「普通にいる」のかも。もっともヘッダに象徴された人間の「善悪の彼岸」を求める性質は、今も大きなテーマであり続け、収縮に向かう日本の思想状況では強力なアンチに。(三島由紀夫の価値はこうして時代に逆照射される。。)
変わる事なく息詰まる緊迫劇を作るハツビロコウである。
今回は原作を読みたくなった。

ネタバレBOX

チェーホフ作品にもあるが、「ピストルを撃つ」場面が衝撃的シーンとして登場する劇では、火薬でパチンとなる銃を使うか、衝撃を伝える銃のSEを使うか、迷う所なのだろう。だが大概はパチンよりズドーン(SE)の方が良いと思える事が多く、今回もちょっと惜しいな、と思えてしまった(展開を伝える上では大きな問題は無いのだが、観客はこれを大きく受け取りたいのだな)。
青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

プログラムA 鳥,二篇 鑑賞
オスカー・ワイルドの味わいのある短編のドラマリーディング。堪能させていただきました。基本的には朗読劇ですが,役者さんの動き,立ち位置,姿勢が効果的で,情景が見えるようでした。良い観劇時間になったと思います。

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本日B小川未明を観劇。読んだり朗読として聞いたことがある作品もありましたが、効果音まで役者の皆さんの朗読で素晴らしかった。何度かうかがっている会場もろうそくの火がゆらめく感じで良かったです。アフタートークの教科書の話も興味深かったです。いい時間が過ごせました。ありがとうございました。

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日のプログラムBを拝見。「野ばら」以外の二篇は未読の作品だったが、三篇とも歌や演者による効果音、演者の配置なども含めて面白く、何だか物語が立体的に浮かび上がってくるような作り。

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青色文庫‐其五、夜長月の童話集‐

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2024/09/11 (水) ~ 2024/09/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

9/11夜の会プログラムB(小川未明作品)を観劇。
とても良かった。小川未明作品の何となく物悲しい、でもその中にちゃんと芯があるところが伝わって、文字を読むより深く理解出来た。
例えば、花が咲いている様子、良い匂い、月の光などをすんなりと鮮明に観客に想像させるリーディングは、役者の力量の高さの表れだと思う。
歌や群読も効果的で楽しかった。
今回はプログラムBのみの観劇だが、次回があったらセット券で2作品見たいと思う。
作品選び、脚本、演出、役者どれをとっても信頼できる劇団だと思ったので、また見に行きたい。

『牢獄の森』『うれしい悲鳴』

『牢獄の森』『うれしい悲鳴』

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2024/08/17 (土) ~ 2024/08/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/08/21 (水) 13:00

【牢獄の森】
近未来の「ある状況」を描いたという共通点はあるが前日観た「うれしい悲鳴」の「王道アマヤドリ」に対してこちらは「令和のアマヤドリ」か?(笑)
あらすじから予期した通りの重めの会話劇ながら程よく笑える部分を挟むのが上手い。
終盤で明かされる「衝撃の事実」について「あ、やっぱり!」だったのは「あっち側の人」は考えるよねぇ、であり、もしかしてσ(^-^) の考え方も「あっち側」寄りだったからか?(汗)
それにしても本作もうれしい悲鳴 も「国が決めた政策/制度により迫害される(?)一般市民」を描いており、妙なリアリティを感じるって「ヤな渡世だなぁ」(真顔)。

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