とちが投票した舞台芸術アワード!

2014年度 1-10位と総評
シカク

1

シカク

企画演劇集団ボクラ団義

すべてにおいて1つ上のステージに居るような、そんな出来だったと思います。
演出も構成もスタイリッシュでワクワク感をこれでもかと煽ってくれます。
ストーリーも私の好みドストライク。
ただ、後半ちょっと狙いすぎて話が変に複雑になっているかなと感じました。

六悪党

2

六悪党

トライヲンズ

目と鼻の先で繰り広げられる重厚な人間ドラマ。
その世界観が素晴らしかった。
長い長い沈黙から始まる一瞬の攻防。終盤の思わず息を呑む緊迫感溢れる場面には大変しびれました。

ゴーストライターズ!!

3

ゴーストライターズ!!

企画演劇集団ボクラ団義

ボクラ団義さんでは恐らく初めて見るコメディ色の強い作品。
笑いの取り方もソツが無く、非常に丁寧で上手いなぁと感じました。
三の線を演じる沖野さんが新鮮でした。

シャンタンスープ

4

シャンタンスープ

バンタムクラスステージ

コメフェス出場作品。
コメディという縛りが無ければ一票投じたかった作品でした。
登場人物が皆個性的でありながら非常にリアル。

アガサ・クリスティー サスペンスオムニバス 『最後のディナー』『フェイからの電話』

5

アガサ・クリスティー サスペンスオムニバス 『最後のディナー』『フェイからの電話』

PureMarry

これまであまり観たことがないような演出で印象に残りました。
パントマイム的なコミカルで視覚的に楽しい演出が随所に差し込まれ、
観ていて飽きませんでした。
謎解きものを期待していたらホラーテイストの作品で意表をつかれました。

HIDEYOSHI

6

HIDEYOSHI

はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ

アクションシーンの演出が非常に上手いと感じました。
信長役 杉山さんの存在感抜群の演技が素晴らしく、
特に本能寺の変での演技は圧巻でした。

出会わなければよかったふたり

7

出会わなければよかったふたり

Aga-risk Entertainment

コメフェス出場作品。
今風のお笑いコント的な作りで、客層によってはグランプリが取れたのでは無いかと感じました。
ラストのオチもうまくまとまっていて完成度が高かったです。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

8

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

『ふたりは永遠に』以外はあまり印象に残らなかったものの、
最後の最後、カーテンコールにまで仕込まれていたネタには脱帽。やられました。

愛フォンブース

9

愛フォンブース

劇団フルタ丸

某スマホ人気の加熱振りや某社のイメージ戦略を皮肉ったような演出が秀逸でした。
あるある感とファンタジー感の兼ね合いが絶妙。

お願いだから殴らないで

10

お願いだから殴らないで

MacGuffins

トーナメントバトルの圧倒的なスピード感が素晴らしかった。
ラストが少し抽象的過ぎて理解が及ばなかったものの、
それまでの展開はとても良かった。

総評

初観劇の劇団さん、リピートの劇団さんどちらもバランスよく観劇できたと思います。

どの作品もそれなりに面白いのですが、
ダントツに面白かった!と思えるような作品には出会えませんでした。

なので、結構順位付けには苦労しました。
1~10位と10位以降の間にはそんなに差は無いです。


作品とは関係ないのですが。
劇団の取り組みとしてPMC野郎さんの「初めての人を連れてきた割」
にはとても好感がもてました。
(初めて割はたまに見かけますが、紹介した人も安くなるのは初めて見ました)
リピーターも大事だけど、新規ファンを獲得しようとするその意気込みは素晴らしいと思います。

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