おい、キミ失格!
ブルドッキングヘッドロック
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2014/06/06 (金) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
お前の罪を数えろ
細かな笑いと邪悪に散りばめられた、ヒューマンコメディ。
彼らは日常の人々に対して「失格」を言い渡す審判。
その選ばれし者たちの、数々のヒトコマ。
あまりに、リアルな事件を想起する演出のため、最近の同劇団では通例となっている「DVD化」は難しいのではないかと思わせる作品だった。色んな意味でたいそう“旬”の舞台である。
観られてよかった。
笑いながら、その裏で色んな自分の経験や日常に思いを馳せる作品。あと、ものすごぉく役者の体力と実力が出てしまう、凄い作品。
観客入場の瞬間から「こんなの、アリなのか?」と度肝抜かれるセット造りも巧い。
そして何気に、避難経路等の説明をされていた劇場のかたのキャラクターが、とても好きでした(笑)
女々しくて
ブルドッキングヘッドロック
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2009/04/10 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
リアルな女性群像劇
えーと。口コミとか言いながら、いつも公演期間が終わってからの感想ですみませんです。
どうも、自分の中で受け取ったものを熟成させんと文字として感想が上がって来ないもんで。
さて、新宿ゴールデン街という…多分こういう機会でもなきゃ素人女性が一人で足を踏み入れることもなさげな劇場での
女性だけの芝居、しかも作・演出の喜安浩平氏の加虐的なPR文。
何が起きるやらと怖いようなワクワクするような妙な期待に胸膨らませつつ
劇場に向かいました。
ぶっちゃけ、今まで何作か見てきたブルの芝居に対して
毒がないというか、人間のおかしみはひっこめられて
何ていうか…女性への賛歌すら感じる作品でした。
とける
ブルドッキングヘッドロック
サンモールスタジオ(東京都)
2008/11/13 (木) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
ドロドロと、キラキラと。
前作「役に立たないオマエ」の連作作品ということで、楽しみに行って参りました。
その割に、感想書くのが遅れたのは、わたしが書いた気になってしまっていたからです。すみません。
結構、今回は時間の流れが切れぎれだったりしつつ、
前回以上に、ドロドロとした内面が垣間見える…
ある意味親切な作品になっていたかも。
作品自体としては、わたしは「オマエ」の方が好きですね。
若いが故のキラキラときらめく残酷さが印象的だったと思います。
「観たい!」でちょっと書いちゃったので、今回はこんなもんで。
パンク侍、斬られて候
wat mayhem
サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2009/02/06 (金) ~ 2009/02/08 (日)公演終了
満足度★★
期待外れでした…
正直、目先の笑いに走り過ぎな気が…
男性が観たら面白いんだろうか…
特にセリフで取り上げるでもなく、舞台上に頻出する男根。
小学生じゃないんだから、そんなの見たって笑えません。
しつこすぎて、不快でした。
セリフ回しとか悪くない部分は多々あれど、
ストーリー的に面白く、集中出来そうになった所で
下らない下ネタやギャグに集中を切らされて…
仕事帰りに大急ぎで劇場に駆けつけて損したって思いました。
ところで、このお話のどこが「パンク侍」なんでしょう?
パンクな侍なんて、一人もいなかった気が…
ただ、パンフだけが無意味に立派でしたね。内容乏しかったけど。
『すべての風景の中にあなたがいます』『光の帝国』
演劇集団キャラメルボックス
サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2009/02/19 (木) ~ 2009/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
好きな2作
クロノスシリーズ同様、わたしはこの劇団のSFファンタジーな作品が好きだ。
今回は、ハーフタイムシアターということで
1作当たりの上演時間が短いため、もっと気軽に見られるかと思ったら
どうしてどうして。
どちらも、上演時間の短さを感じさせない内容の濃さで、
心から楽しめた。
ただ、あまりに両者がしっかりと作られていたため
立て続けに二本観るには、わたしの体力が続かなくて
観終わってぐったりと疲れてしまった。
その位、見応えのある二作でした。
FROGS
ネルケプランニング
新神戸オリエンタル劇場(兵庫県)
2009/02/20 (金) ~ 2009/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかったです。
脚本の喜安浩平さんが好きで、初演・再演と見たいと思いつつ
機会に恵まれずいたけれど、今回やっと再々演を見られる事に…
でも、会場に向かう新幹線が新大阪駅での人身事故のため30分も遅れる不幸。
実は、初演も再演も交通遮断や急病でドタキャンしていたわたし。
どうやら、つくづくこの作品とは縁遠いようです。
でも、なんとか開演2分前に席につけました。
思った以上にみんな踊りまくりで楽しかったし面白かった!
以前「ブルーシート」を観た時にも気になっていた
植原卓也くんの舞台センスの良さに今回もうなりました。
これからも、彼の舞台は機会があれば観たいですね。
ウェディング・ママ
アトリエ・ダンカン
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/08/04 (月)公演終了
満足度★★★★
いい感じに満足♪
とてもお洒落でチャーミングで可愛い大人の舞台でした。
世田谷パブリックシアターのある街の雰囲気にも合ってる
ハートにホンワカ楽しい舞台でしたね。
ただ…個人的にはチケットをお願いした某出演者さんが
かなり頑張ってくださったお陰で最前列のお席となり、
近すぎて観づらい部分もありました。
かぶりつきで観るよりは、少し引きで観たい舞台です。
一応ストレートプレイですが、歌もダンスも結構あって
2時間40分の舞台がとても短く感じられました。
夏の夜のロミオとジュリエット
ニッポン放送
天王洲 銀河劇場(東京都)
2008/07/31 (木) ~ 2008/08/06 (水)公演終了
満足度★★★
よく出来た舞台。
まぁ、D★Dファンと宝塚ファンのための舞台っていうかキャスティングっちゃキャスティングなんですけど、
わたしはパク・トンハさんの舞台観たさで行って来ました。
久々に来たなぁ、銀河劇場。
何ていうか…出演者の人気に甘えた感もあるストーリーではありますが、
当然な話、シェイクスピアなんてわかんなくても楽しめます。
思ったよりダンスシーンは多くなかった気がしますが、
それでも楽しめました。
思ったより笑えましたし、結構キュンと来たりもしました。
意外と後半のストーリーが切なくて面白かったです。
DVDも発売されるみたいなんで、好きな人は是非って感じですね。
恐竜と隣人のポルカ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2008/05/24 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
VIVA!石野真子
石野真子のアイドル時代をご存知の世代の人には
相当なツボなんではないかと思います。
かく言うわたしは、若干彼女の時代には年齢が幼かったため
ギリギリ付いて行ってたって感じでした。
出演者全員が役者人生放棄してるんと違うか?な
弾けっぷりで、かなり笑えました。
アイドル石野真子ファンと、ドタバタダークな笑いが好きな人は
観て損はない…というよりむしろ明日の活力のために観るべき作品だとおもいました。
パルコ劇場公演はこの日で千秋楽でしたが、
これから地方公演ツアーに回られるそうで、
大阪に来るのが今から楽しみです。
役に立たないオマエ
ブルドッキングヘッドロック
サンモールスタジオ(東京都)
2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★
見えてませんでした。反省。
同じ舞台の感想を何度も書くなよと、自己ツッコミしつつ。
本日の千秋楽を観て、前回見えてなかった部分だとか
理解が追い付いてなかった部分だとかが出てきたので、
どうしても書きなおしたくなって書きなおします。
ただ、自分の発言には責任を持つべきとも思いますので
前のは、残しておくべきと判断し、新しく書くことにしました。
またコイツかよ!と思われてるみなさん。
またアタシだよ。すまぬ。
ルドルフ
東宝
帝国劇場(東京都)
2008/05/06 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
宮本亜門に何があったか?
お気に入りの役者、新納慎也が久々の帝劇出演ってことで、
「どない??」とばかりに見てきました。
従来苦手だと思ってきた宮本亜門演出作品。
でも、どうも今年は勝手が違う…
何があったんや?宮本亜門。やっと演出センスが付いてきたか?
役に立たないオマエ
ブルドッキングヘッドロック
サンモールスタジオ(東京都)
2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★
【辛口感想】何を見せたいのか?
…ということで。甘口を書いたので辛口も…
心臓の弱い関係者は見ないことをお勧めします。
「素人が偉そうに」と思う人にもこう反論。
「素人が見て、素直にそう思った(それだけしか素人には伝わって来なかった)んだよ。」
ってことで、以下ネタバレになるのでネタバレNGなかたはタイトルだけで
内容を想像してください。(普通、無理か)
役に立たないオマエ
ブルドッキングヘッドロック
サンモールスタジオ(東京都)
2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★
【甘口感想】居たわ、こういうヤツ。
作・演出の喜安浩平さんの役者としての顔がかなり好きで、
そのかたの脚本というかそのかたのカラーに浸かりたくて、
会社を休んで観にいってしまいました。
さて、この作品…賛否両論ではありますね。
…が、初めてのブル観劇ということで、個人的には甘辛両方の感想があるんですけど
取敢えずこの劇団自体の製作コンセプトを見ると
"「グロテスクな日常に、ささやかなおかしみを」をテーマに、不安、悪意、狂気といった現代の人間が抱える様々な生き苦しさを描きつつも、その生き苦しさ故に発生してしまう、ささやかな"おかしみ"に着目した舞台作品を作り続けています。" (劇団紹介文より)
とのことでしたので、それ基準での見方をしてみましょう。
グロテスクな日常の中のおかしみ という観点からすれば、非常によく出来た作品で、成功している舞台だと思います。
共学の高校が舞台の作品ですが、登場人物一人ひとりが、妙に記憶にある。
「あ~、こういうヤツうちの学校にもいたなぁ…」って感じをヒシヒシと感じるわけです。
そういう、記憶の中のあいつが舞台上の出演者とラップすることで
ちょっとした「自分も作品のその舞台世界の中に居る傍観者」といった感覚で楽しめたと思う。
人生いろいろ負けかかってる僕らのイッパイイッパイを
人生いろいろ楽に勝ってるアイツらの軽い思い付きが、ことごとくブチ壊していく…
そんな作品を、肩の力を抜いてニヤニヤ笑って観たい人には、とても適した作品だと思います。
学生時代のクラスメイトにソックリなあいつが、きっとそこに居ます。
犯さん哉
キューブ
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2007/10/31 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
いやもう、最高!!
結構久しぶりのケラリーノ・サンドロヴィッチさんと古田新太さんの
悪ふざけですから。
最初から笑う準備万端で臨みました。
やっぱね、おなかの底から大爆笑できるのって、幸せですよね。
深く考えず、笑い転げてきました。
いや、本当に面白かった。楽しかったです。
いいなぁ~こういうのを大真面目にやる、無邪気な大人の毒。
殺人者
フジテレビジョン
大阪厚生年金会館 芸術ホール(大阪府)
2007/03/16 (金) ~ 2007/03/18 (日)公演終了
エリザベート
梅田芸術劇場
梅田芸術劇場メインホール(大阪府)
2007/03/28 (水) ~ 2007/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
すっごい、よかった。
やっぱあの音楽にドイツ語の歌詞はよく載りますね。
大体の意味は日本版を散々見てあらかた判るので
それほど字幕を見ずに舞台を楽しめました。
まぁ、そうか…宝塚での日本版初演から数えたら、
「エリザベート」という作品自体の観劇回数は50回を超える勢いですから。
唯一残念だったのは、ルドルフ皇太子がルカス・ぺルマンじゃなかったこと。
ダブルキャストなら、あらかじめ知らせておいてほしかった…
なんか、トッチャンボーヤみたいな人で…悪くは無いけど良くも無かった。
それ以外は舞台セット、衣装、その他諸々、斬新ですごく面白かった。
DVDが欲しい。
恋する妊婦
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2008/02/08 (金) ~ 2008/02/28 (木)公演終了
満足度★★
ぶっちゃけ、期待はずれ
チラシのイメージで「ドタバタ人情喜劇」を期待して劇場に向かいました。
妊婦は恋をしていたか?
芝居小屋を舞台にする必然性はあるのか?
そもそも「妊婦」設定はこの芝居に本当に必要か?
内容に対して、納得のいくタイトルではないと感じました。
風間杜夫だけが、よかった。