蝋老楼
モジリ兄とヘミング
テアトルBONBON(東京都)
2020/02/29 (土) ~ 2020/03/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
初日に観劇。
ドツボにハマってしまった作品。
何これ、面白い(笑)
時間軸が動いたり、別世界に繋がるなどの摩訶不思議な現象が、
特に深く考えさせずに当たり前の様に起こって話が進んでいくのが妙に面白かった。
オットセイ・オデッセイ
モジリ兄とヘミング
テアトルBONBON(東京都)
2019/03/16 (土) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★
オットセイ・オデッセイ…♪
中毒性がヤバかった(笑)
淡い色の不思議な空間で幻想と現実のハザマみたいな世界に、
独特の夢の中の様な空間とテンポで淡々と進んでいく物語は、
本当に不思議な作品でした。
言葉は悪いが、麻薬をやっている人ってこういう世界で生きてそうって思いました。
色指南 ~或る噺家の恋〜
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2020/02/22 (土) ~ 2020/03/02 (月)公演終了
満足度★★★★
全く知らない異世界を感じられました。
これが浅草での演劇か、凄い独特でした。
入場時からパワフルに迎えられて、前説の前説から始まりずっとエネルギッシュでした。
丸山正吾さんの噺家の佇まいは見事の一言でした。
初日だったからか、役が染み付いていない方が若干いたのだけがマイナス点でしたが、
きっとこれは千穐楽まで上がり続ける作品だと確信しました。
不思議な味わいのする作品でした。
女優たちのための冬の夜の夢
LIVEDOG
新宿村LIVE(東京都)
2019/02/16 (土) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
満足度★★
自分の印象とは乖離のある感想が並んでるのに戸惑ってるが正直に書きます。
自分が観劇したのは《Team Princess》サイド。
先ずパンフレットの用意(販売)が無い事や当日パンフの紙切れ1枚という…
以前のLIVEDOGさんでもパンフの販売はあったのに…という残念感。
ここの団体さんは、2チーム制の時にはその回で本番じゃ無い逆側のチームが
案内スタッフをやって経費節…ケフンケフン…お客さんに顔と名前を覚えて貰えるチャンスを得ているが、
この形式は結局かなり現場では混乱を招いている気がしてならない。
だってそのスタッフの子達も本番期間中な訳ですし?そりゃ疲れてますよね…
慣れない案内して、結構隙あらば死んだ顔して立ってたりします…アレはちょっと可哀想。
元々、松田実里さん瀬戸ひろみさん寺田真珠さんは個人的にも存じ上げてる女優さんで、
松田さんは今回は振付もされてて、オープニングや後半の全体ダンスは印象的でした。
またパック役の佐々木七海さんは、ボーイッシュさと役にピッタリなキュートさで、
クルクル変わる表情はとても魅力的でした。
ただ…なんて言いますか、幻想的って言葉に括られるのかも知れませんが、
結局、具体的で確かな物語の進行になってない印象が強かった。
ワザとそう作ってる、ならそう感じると思うんです。
そうじゃなくてやっぱり作品としては脚本や演出を咀嚼し切れていなかった、という印象が強いのです。
役者さん全員に罪は何もありませんし、上記した佐々木七海さんの煌めきは一見の価値はありましたが、
作品全体としてのクオリティは、決して高い訳では無かったと思います。
面白くなりそうな雰囲気があっただけに、ちょっと惜しい印象が残りました。
夏の夜の夢
青年芸術家協会
銀座みゆき館劇場(東京都)
2015/01/22 (木) ~ 2015/01/25 (日)公演終了
満足度★★★
懐かしいな…銀座みゆき館劇場。
作品はご存知の『夏の夜の夢』
知人の女優の七海さんがご出演。
奇抜な演出は無くオーソドックスな作品。
ただ全体的にはかなりチープな印象があった。
キャラ達のドレスも、森などの背景の見せ方も…
通路まで使って客席も巻き込んでいたが、
ただただしっかりと基本に忠実な『夏の夜の夢』を観たな、という印象で留まってる。
スペリング・ビー
ミュージカル座
六行会ホール(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
小学校5年生~6年生の真ん中までアトランタに住んでいた事があるのですが、
実際に「スペリング大会」というのは自分の学校でもやっていたのを観ています。
それを面白可笑しく描いていて、なんだかとても懐かしい気分になりました。
友人も出てて「umbrella(傘)」という単語を答えてたのが何故かとても印象に残っています。
作品自体は歌もあり、コミカルさをしっかりと残したままで、
あと、意外と男性陣がしっかり歌えているミュージカル作品って日本には少ないと思ってて、
それがこの作品は「歌い上げる歌」みたいのが無いからかも知れませんが、
男性陣の歌も苦痛なく聴けたのが印象的でした。
恐らくですが、結構向こうの作品のテイストをそのまま残した演出なんじゃないのかな?
楽しい作品でした。
華
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2018/04/23 (月) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
満足度★★★
セットが印象的。豪華絢爛で、贅沢な空間の利用法。
それによってとても印象的な場面がたくさんありました。
奥行や横の広さ以上に、縦の上への空間の生まれ方に目を奪われました。
餅は餅屋というか、こういうサイズ感の舞台ではこういうセットの組み方、
空間の作り方も出来るんだと感心していました。
作品もあまり似た作品も無い感じで、衣装や光、音なども含めて独創的でした。
論理的と言うよりも感覚的というか、セリフ(文字)と言うよりも
抽象的なものの魅せ方で物語を伝えてくる感じが印象的でした。
巫女ガール
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
満足度★★
ちょっと期待を上回ってこなかった作品。
何となくずっと噛み合っていないというか、作品の本質を登場人物の全員が掴めていない感じ。
巫女というのをテーマに、母と娘の血筋や超常的な力、みたいな作品は多くありますが、
その辺りが設定と役どころがずっとフワフワしていた印象。
河西智美さんのお名前が先頭にありましたが、メチャクチャ魅力的だったかというと…
どうも妹気質というか、座長!的なみたいな役割も無理にやっている感じでした。
設定が「全てにおいて完璧な姉」でしたが、脚本的にも伝わってこなかったかな?
妹の兼田いぶきさんも、他の作品ではかなり良かったと思うのですが、
そもそもロック?の部分がイマイチ分からず、更に委縮している感じ?に見えて、
なんかそれも原因かな?と思いました。
ただ、正直兼田さんの方が河西さんよりも引っ張っていってる感じがしたので、
そこの作品に対する立場と実情の差があったのでは?と勝手に思いました。
舞台上と客席がなんて言うか…一体感が生まれてなかった感じで不思議な作品でした…
決して嫌いではないし崩壊していた訳ではないですが「面白かった」の3点は付けられないので
厳しめになりますが2点にさせて頂きました。
ロンドンコメディ『RUN FOR YOUR WIFE』
アーティストジャパン
三越劇場(東京都)
2019/07/27 (土) ~ 2019/07/31 (水)公演終了
満足度★★★★
コレは予想以上の面白さだった。
シンプルにして王道とも言えるドタバタ喜劇。
ルー大柴さんがご出演という事で、知名度もあり、年齢も上という事から、
名前表記は上にあるものの、少しの登場で所謂「ルー語」の様な言葉を言って笑わせたら、
物語の本筋は周りの若い役者さん達が頑張る…くらいに思っていたら、
ルー大柴さんが一番暴れ回るというか、セリフ量も多くてビックリしました。
2人の妻と二重生活、と言うのは当たり前ですがかなりの無理がある設定ではありますが、
それを観客に苦痛を与える事無く、笑いが度々起きていたのは見事の一言。
イギリスコメディ?というのがどういうものかを知っていた訳ではありませんでしたが、
荒唐無稽というか、良い意味で何も残らない、後腐れない作品で楽しめました。
未来切符~カコとミライの6つの物語~ 【東京公演】
劇団6番シード
Geki地下Liberty(東京都)
2019/05/01 (水) ~ 2019/05/06 (月)公演終了
満足度★★★
「ミライ」→「カコ」の順で観劇。
個人的には「ミライ」編の最初の2編がだいぶ好みでした。
作品それぞれのタイプがだいぶ違うので、好みは分かれると思いました。
ミライ編の『五輪…そのあとに』の古本屋の空間と雰囲気の流れが素敵だと思ったのと、
『絶滅した男』のぶっ飛んだ設定と、その展開にゲラゲラ笑っちゃいました。
アイドル→シャンソン歌手に変わっていく時間(と役者さん)の流れと、
そこに全力でオタ芸をする小沢さんの熱演はとてつもなく印象的でした。
カコ編は、なんとなく個人的にはしっくりときませんでした…
4点と3点の両方合わせると3.5点になりますが、短編ものなので3点にしておきます。
でも面白かったですよ。
雪のバッキャロー!!~富岡製糸場編後編~
株式会社Ask
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/01/30 (水) ~ 2019/02/04 (月)公演終了
満足度★★★
朴訥とした、古き良き時代の日本を支える一時代の田舎の情景。
『山のバッキャロー!!』の後編という事でしたが、単独でも楽しめる作品。
最後の雪が降る情景がとても印象的で美しいものでした。
ただ、作品の共通として「バッキャロー」って叫ぶ?シーンが必要なのかも知れませんが、
この作品で主人公の女の子(楠世蓮さん)が「バッキャロー!!」って山に向かって?
叫ぶのは、個人的には唐突というか無理矢理感が拭えませんでした。
作中では園芸会に向けて従業員達が一致団結していく姿はとても純粋で、
現代の様にテレビや携帯電話の普及によって日本全国が画一化されていないというか、
その地域ならではの優しい穏やかな空気感が心地の良いものでした。
作品を通して描かれている「演芸会の演目」は結局劇中劇として演じられる事無く、
観客の想像力に委ねられる訳ですが、例えばプロローグだけとか、クライマックスだけとか、
少しだけでも観られたら良かったなと思いました。
例えば観た後の聴衆の反応が観られるとか、後日談が少し描かれるとか…それが残念でした。
普遍的な「人が人を想う」という感情は、時代を超えて共通なんだなと改めて思いました。
ぼくらの90分間戦争
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/12/27 (水) ~ 2018/01/15 (月)公演終了
満足度★★★
劇団による鎮魂歌(レクイエム)の様な作品。
90分間、ピンと張り詰めた空気感の中でシリアスに進む悔恨の作品。
笑いや大きな波を敢えて作らなかったからか、シンとした緊張感のある空気感は
これまでのボクラ団義さんの在り方とはまた一味違った世界観でした。
登場人物達から語られ続けるある時のある物語、
そこから全てが繋がる派生された人生達がまた奇妙にも繋がるその時空。
劇団員のみによる公演は非常に挑戦的でもあり、1つの原点回帰の様でもあった。
何度も繰り返し観るのには向いていなかったかも知れないが、
こんな作品もあって良いと、成熟した人と人との物語を楽しめました。
イケメン戦国 THE STAGE
イケメン戦国THE STAGE製作委員会
サンシャイン劇場(東京都)
2019/02/21 (木) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
満足度★★★
客席は98%女性が座っていて(当たり前か)作品自体もイケメンな戦国武将達が活躍。
織田信長が、そして多くの戦国武将達が現代からタイムスリップした“姫”にアタック。
甘い言葉を投げかけ、壁ドンや床ドン、アゴクイ…などなどのオンパレード。
ただ、意外とそれが面白かった(笑)
出演者全員が“魅せる”事に長けているからか、会場がドンドン盛り上がり、
それと一緒に自分も笑いながら楽しめた。
難しい事は何も無く、ただただ非現実的でコミカルで意外と淡い、
そんな世界観を十分に楽しめる作品でした。
藍寫眞 ~アオシャシン~
C´s PLAY FACTORY
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/01/17 (木) ~ 2019/01/20 (日)公演終了
満足度★★★
不思議な感覚を味わえる作品だった。
脚本がしっかりしていたからか、十分に満足して観る事が出来た。
落ち着いた雰囲気もあり、そして笑える箇所も作ってくれていて、
好きなテイストの作品をタップリと味わえた。
演説みたいに語るシーンが印象的だった。
時空捜査局ランティア
時空捜査局ランティア実行委員会
新宿シアターモリエール(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/09 (日)公演終了
満足度★★★
15人降板で話題になった事もあり、舞台観劇ファンとして観てきた。
結果的にはツッコミどころは多々ありつつも、小劇場作品としては十分に観れた。
事前にちょっとだけ複雑なキャラの関係性、世界観の事前情報は公開されたものを含めて、
目を通しておかないとついていけなさそうな雰囲気ではあったが、
それをやっておく事で作品はスンナリと入れた。
そもそもこの手の時空ループもの?というジャンルとしてくくるのであれば、
脚本は至ってシンプルであり、素直な部類に入るとさえ思えた。
モリエールの舞台上にドンと広くスクリーンとしても使える壁を用意して、
そこにはなかなかに見応えのある映像が多用されており、
音楽面、照明(光が印象的だった)などの点においても十分及第点。
非常に残念だったのは、というか致命的とも言えたのが音響、SE。
殺陣の手数に全く合っておらず、恐らくそもそも手数の分の2~3割しか音が無く、
刀を使わない素手での実戦では、空振る音さえ無く滑稽にも見えた。
また刀で斬っているのに殴った様な音、刺しているのに斬った音が流れるなど、
そこのズレは圧倒的な質の悪さが目立った。
若干のハプニングもあり、机に当たる、椅子を倒すなど、殺陣中にもドタバタがったのも気になった。
ただし総じて役者陣は自身の役割を全うして見えた。
受付、物販の不慣れな点などは目を瞑るとしても、
作品としての崩壊は無かった様に思う。
だからこそ、では何故15人もの役者陣が降板を選択したのか、
今後多方面から漏れ聞こえてくるかも知れないが、その大元の作品の上演を
先ずは現場で観られ、その空気を感じられたのは今後の糧になるかも知れない。
キャプテン翼
Zeppブルーシアター六本木運営委員会 / ㈱集英社 / ㈱テレビ東京
Zeppブルーシアター六本木(東京都)
2017/08/18 (金) ~ 2017/09/03 (日)公演終了
満足度★★
2日目に観劇。
恐らくこの作品は1975年〜85年生まれくらいの世代が1番ドストライク世代。
その世代が小学校時代に観て、そして中学生から高校生くらいにJリーグが開幕して…の世代。
この作品の上演時期で言うと40代前半くらいが1番のターゲットになってたハズ。
何が言いたいかと言うと、つまり【舞台と1番縁遠い世代の男性】がターゲット層になってた。
そりゃ…席が埋まらないよなぁ…と思ってしまった…
ブルーシアター900〜1000席キャパにお客さんは180人ほど…(上演中にザッと数えた)
選手達が席の間の通路をフィールドに見立てて駆け回るシーンもあったのだが、
スポットライトが選手達を追うと、空席が目立つ目立つ…役者さん達可哀想…
しかも空いてる席にポツポツとスーツの男性が携帯を持ちながらつまらなそうに座ってる。
明らかに関係者、マネージャーさん達なのだろうか…アレなら座らない方がマシだと思った。
作品は、原作のダイジェストの様な色んな場面が盛り込まれてた。
また魅せ場であろうフライングを使った空中シーンや、
主役達の有り得ない身体能力を使ったバク転の光(ボールに見立てた)を巧みに使っての
アクロバティックなシュートやパスやガードのシーンの数々など、
個人的には楽しめるところもたくさんあった。
シンプルに、マンガやアニメの中の人物達が実際に現れて話してプレーしてるかの様な再現度は、
役者さん達の努力の賜物を拝見してる様だった。
原作ファンであれば、登場人物達が動いて話してるだけでワクワク出来ただろう。
ただ、それが作品の面白さやクオリティに直結してたかと言うと少し違った様な気がする。
話題作であり、珍しいものが観られたという感想が先に出てきてしまうのが個人的に正直なところ。
クロスミッション
カラスカ
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2019/10/23 (水) ~ 2019/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
2作品同時上演の中『十字架ミッション』の方を観劇。
教祖様に顔が似ているとある人物が怪しげな宗教団体に辿り着き、
色んな事が次々と起こる…
宗教とか入ってたので、何か怪しい雰囲気かと思いきや、タップリと笑えて、
またパク…(コホン)…パロデ…(コホン)、
たくさんの過去のゲームやアニメ映画などからのオマージュも多方面に観られて、
観客もタップリと笑いに包まれていました。
狭い劇場だったので表現の限界は色々とあるだろうけども、
その中でやれる精一杯で楽しませて貰えました。
Re:call
d-contents
ザ・ポケット(東京都)
2017/01/25 (水) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
当時3〜4回観劇した作品。
個人的に母を亡くした経験もあり、作中の人間関係に涙が止まらなかった。
主演の高田淳さんも素晴らしく、加藤凛太郎さんも素晴らしかった。
人間、成長する中で生じる正直になれなかった後悔…
その部分がとても自分に響く形で表現されてて、観劇後に席で呆然としてました。
ボクラ団義さんの第1回公演作品との事でしたので、
作・演出の久保田唱さんが後の作品にも取り入れる色んな要素の原石がたくさんあった気がしました。
2020年にボクラ団義さん自らが再演をされるという事で、
こちらもまたとてつもなく楽しみな作品です。
サヨナラノ唄
企画演劇集団ボクラ団義
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2017/07/13 (木) ~ 2017/07/23 (日)公演終了
満足度★★★
心の奥の方のどこかがチクリとしました。
観ていて快感!という作品ではなく、ちょっとトラウマになる様な感覚…
作品のストーリー的には観易くそこは苦痛では無かったのですが、
心がずっとどんよりと重くなってしまいました。
勿論それが作品の持つ特性として受け入れられるものも多々あるのですが、
この作品に関しては若干自分の感覚とは相入れない部分がどうしてもありました。
役者さん達は皆一様に素敵な方ばかり揃っていましたが。
探偵なのに
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/10/09 (水) ~ 2019/10/15 (火)公演終了
満足度★★★★
面白かった!…んだけど…それは間違いないんだけど…という感じ。
もう一歩!更にもっと!を求めてしまう巧みなメンバーだけに…
全員が力のある役者陣で、舞台経験も豊富で何とでも出来る。
だからこそ【全員が力を余らせていた】感がありました…。
主演の図師さんも100%やっていたし、力を発揮していた。
でも図師さんがこれだけやれるのは既に知っているよって感じ。
批判する気は毛頭無いですが、新しい図師さんを観られた訳では無かったかな…と。
他の役者さん達も全員が限界に挑戦!と言うよりも、誤解を恐れずに書いてしまえば
「こなしていた」感じがしました。
それぞれが自身の元々持つ雰囲気の役をしっかりと十分に満たしていた、という。
期待値が高かっただけに…良くも悪くも出演者、そして客席の観客も私自身を含めて、
「お約束」な…なんて言うか「内輪ウケ」になり兼ねない感じがしました。
ふと、客席で私も笑いながらも「あれ?この笑い…出演されてる演者さん達を知らない観客は楽しいのかな?」と
なんか急に不安になってしまった自分がいました。
別に、今来ている観客だけで客席を埋め続けるのなら全然良いのですが、、、と…
上手く言えませんが…