満足度★★
2日目に観劇。
恐らくこの作品は1975年〜85年生まれくらいの世代が1番ドストライク世代。
その世代が小学校時代に観て、そして中学生から高校生くらいにJリーグが開幕して…の世代。
この作品の上演時期で言うと40代前半くらいが1番のターゲットになってたハズ。
何が言いたいかと言うと、つまり【舞台と1番縁遠い世代の男性】がターゲット層になってた。
そりゃ…席が埋まらないよなぁ…と思ってしまった…
ブルーシアター900〜1000席キャパにお客さんは180人ほど…(上演中にザッと数えた)
選手達が席の間の通路をフィールドに見立てて駆け回るシーンもあったのだが、
スポットライトが選手達を追うと、空席が目立つ目立つ…役者さん達可哀想…
しかも空いてる席にポツポツとスーツの男性が携帯を持ちながらつまらなそうに座ってる。
明らかに関係者、マネージャーさん達なのだろうか…アレなら座らない方がマシだと思った。
作品は、原作のダイジェストの様な色んな場面が盛り込まれてた。
また魅せ場であろうフライングを使った空中シーンや、
主役達の有り得ない身体能力を使ったバク転の光(ボールに見立てた)を巧みに使っての
アクロバティックなシュートやパスやガードのシーンの数々など、
個人的には楽しめるところもたくさんあった。
シンプルに、マンガやアニメの中の人物達が実際に現れて話してプレーしてるかの様な再現度は、
役者さん達の努力の賜物を拝見してる様だった。
原作ファンであれば、登場人物達が動いて話してるだけでワクワク出来ただろう。
ただ、それが作品の面白さやクオリティに直結してたかと言うと少し違った様な気がする。
話題作であり、珍しいものが観られたという感想が先に出てきてしまうのが個人的に正直なところ。