笑った分だけ、怖くなる
メジャーリーグ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★
朗読劇?!
台本片手に二人だけの舞台です。
第一ラウンドはコミカルで、第二ラウンドは男と女の対決・・・軍配はどちらに・・・ゾクリとするラストです。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』
東宝
帝国劇場(東京都)
2015/04/13 (月) ~ 2015/06/01 (月)公演終了
満足度★★★★
プレビュー公演観て来ました。
バルジャンは、韓国の役者さんのヤン・ジュンモさんでした。
深くて、優しくて、強くて、ものすごく私好みの声でした。魂を持った歌声だと思います。演技も素晴らしく、時の経過をしっかりと表現し、心からの慈しみを感じました。
前回からのキャストさんたちは、かなりバージョンアップしてました。
特に野島アンジョが良いです。
個人的に残念なのは、ファンテーヌ役にこれは!と言う方に出会えないこと。
今回ももっと声量のある役者はいなかったのか・・・・・・。
ウィンズロウ・ボーイ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
家族の絆
家族の居間が舞台・・・・セットがとても素敵です。
ここにいながらにして、私たちは一家の次男のロニーくんの退学の顛末やら、裁判から判決に至るまでの2年間の家族の状況の推移やら、その時代の世相やらを観たり、感じたりしていきます。
登場人物を通して、居間の外の世界の状態を知るのは、とても興味深く、面白かったです。
キャスティングがとても良いし、それぞれがとても味わいがあり、そのキャラクターとして存在しているのが、とても気持ちが良かったです。
父と娘の絆が自分と重なり合って、二人の信頼関係がとても素敵でした。
転人
劇団メイカーズ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★
まだはじまったばかり・・・・。
思ったような群像劇ではなかったなという、印象です。
で、あまり何が言いたいのかわからなかったのは、まだまだ主人公が29歳では、転がる人生は始まったばかりだと言うことかな。
もっと、もっとリアルにディープにを期待したいです。
カムサリ
ニットキャップシアター
座・高円寺1(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
これは面白い!
劇場に入って舞台セットを観て「えっ?何これ」と思い、始まって「えっ、どうなるの?」と思い、それがどんどんと面白くなり、引き込まれました。
台風の日の団地の人々と妖したちの織り成す、こっちの世界とあっちの世界とその狭間・・・・舞台をはみ出す勢いで、それぞれの世界が展開していきます。ばらばらなようで、調和が取れていて、舞台上で作られる効果音の音色も不思議世界を盛り上げます。
脚本と演出が、もろ私の好み!と言うこともありますが、一見の価地ありの舞台だと思います。
アフターリーディングとアフタートークもとても興味深かったです。
ニットキャップシアターの舞台,また観たいです!!!
飛ぶひと
はえぎわ
ザ・スズナリ(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
可笑しさと切なさと苦さと
一人の男の悲しみを軸に繰り広げられる群像劇なのかなぁ!?
笑いながら、切なくて、ちょっと苦くて・・・・。面白かったです。
ノゾエさんの見えないものの存在を感じる世界は、いつも共感を持ちます。
ただ、今回はちょっと周りの人物たちの物語が多すぎたかな。
焦点をもっと絞ったほうが、とりとめの無さ感に落ち着きがあったかもと思います。
小林一茶
こまつ座
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/04/06 (月) ~ 2015/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
日本語の美しさ、楽しさを再発見。
井上作品を観る度に思うことではありますが、私は日本人として生まれたのに日本語を使いこなせていない!楽しんでいない!
言葉が生きて、生き生きとして、舞台の上で跳ねていました。
ミステリー仕立ての舞台は、小林一茶という人物を劇中檄という趣向であばいて(?)いきます。その姿は真実?それとも・・・・・。
物語のいたるところに井上氏からの宿題があります。
受け取ったつもりです。
和田正人くんと石井一孝さんって、とても波長が合う二人なのではないでしょうか。これからの長丁場、もっと濃くなりそうな予感がします。
そして、彼らを取り巻く私の大好きな役者さんたち!ブラボーであります。
悪い冗談
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
生きているうちは、生きなくちゃ
先日は最前列の観劇で、舞台と客席が地続きなのもあってか、彼らの騒ぎに飲み込まれたような感覚もありました。
今回はちょっと離れたところから、対岸の騒ぎを眺めるように・・・・だけど、人間の生きることのせつなさやしんどさは、より深く感じられたのです。
三波春夫さんの歌の頃は、私は子どもでした。
あんな風に聞いた事は無かったのですが、あの時代いつもあの曲が流れていました。当時の大人たちや世間の高揚感のすごさを、思い出しました。
そして、あの時代の匂いも。
そして、今こうやって聞いて見ると、まるで軍歌のようだなぁ・・・と、思いました。歌い方、リズム・・・・。若い方たちは、どう思ったのかしら。
広田さんの演出は、とても好きです。
色んな角度から、色んな思いが飛んできて、台本買ってきたので、しばらく楽しめます。「ぬれぎぬ」と「非常の階段」もまた観たいです。
丹下左膳
新宿梁山泊
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★
原発は反対です!
太古の昔の天皇誕生秘話から物語が始まって、そんないざこざ(?)がその後の日本の暗い未来を暗示し、原発事故後のある地域に暮らす人間たちの葛藤を描きます。
政府、電力会社の国民を操作しようとするたくらみを、暴くのは丹下左善・・・いったい彼は何者・・・・。
太古の天皇から語る必要があったのか、天皇の存在がそこまで重いのか、ちょっと私には意図が理解できなかったです。
丹下左善はある意味、誰にでもある小さな良心なのでは・・・・と、私は思ったのですが、どうでしょう?でも、彼が悪人を切るときに叫んだ台詞の意図はわかりません。
役者さんたちには、とてもパワーを感じました。
悪い冗談
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
こう来たか!
個人で行う犯罪と戦争と言う名のもとで行う犯罪の罪の重みは違うのか・・・・。綺麗で平和で安全な日本・・・・その日本が歩んできた道の上に数限りない、私のように名を残さない人たちの屍がある。
クールジャパンに違和感を感じている私は、この舞台を観て私の中の違和感の答えを見たような気がしました。
演出の妙が光ります。
鑪―たたら (残席僅か)
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
程よい緊張感が漂う舞台。
父と息子、父と娘、元親友同士、そして、それぞれの過去とこらから・・・いろんな緊張感がそこに漂っていて、それぞれがとても真剣に生きようとしてる・・・それがとても伝わってきました。
せつなくて、温かくて、過ぎてきた時間が大切に思える物語です。
演出がとても良かったです。
トリプル・ビル
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2015/03/14 (土) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい表現力!
千秋楽を迎えた今日、ますます観る者を引き込む舞台となっていました。
特に、「ドゥエンデ」は、新国立劇場バレエ団にとても良く合う、演目だと思いました。出演者によって、これほど印象が違うのも面白いです。
「トロイゲーム」は、2回目のセカンドキャストで、笑顔もいっぱい出て、前回よりも彼らの良さが出ていたと思います。
すごく楽しかったです!!!
トリプル・ビル
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2015/03/14 (土) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
進化する舞台
今回は同じキャストで観る機会にめぐまれて、まさに舞台は生きて、呼吸していると感じました。
一人、一人の個性が融合して素晴らしい輝きを放っていました。
トリプル・ビル
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2015/03/14 (土) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★
頑張れ若手!
キャストが変わるので、また行って来ました。
キャストが変わると演目の雰囲気がまったく変わって、とても面白かったです。かなり見ごたえがありました。
「トロイ・ゲーム」が、セカンドキャストでした。
親分的な存在がいなかったせいか、ちょっと大人しかったかな。
キャラとテクニックの両立の難しさを思いました。
でも、こういう若手の方たちは、どんな化学変化を起こすかわかりません。
千秋楽を楽しみにしています。
ミセス・サヴェッジ -幸せの値段-
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2015/03/04 (水) ~ 2015/03/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
心地良い空間
ペーソスとユーモアがあふれた作品で、ラストはどこに行き着くのか・・・・と、楽しめました。
一人、一人の悲しみや喜びが丁寧に描かれていました。
舞台が進むごとに一人、一人の登場人物が、どんどんと魅力的になっていくのが、とても良かったです。
『うちやまつり』・『paradise lost,lost~うちやまつり後日譚~』
桃園会
座・高円寺1(東京都)
2015/03/11 (水) ~ 2015/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★
うちやまつり
大型団地の空き地のような公園で、そこに住んでいるというだけの薄い関係の人間たちのやりとりは、自分たちも秘密を抱えながら、他人への好奇心まるだしの会話は無責任でいて、怖いが、とても身近にある日常のような気もした。台詞が太文字で飛び交っているように感じた。
17年前の作品だそうだが、このような会話がネットで顔が見えない状態でやり取りされている現在は、もっと怖いと思った。
後日談も観たかったけど、時間が取れなくて残念・・・・。
「マノン・レスコー」
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2015/03/09 (月) ~ 2015/03/21 (土)公演終了
トリプル・ビル
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2015/03/14 (土) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
トリプル・ビル
3演目の上演ですが、バラエティに富んだ演目でとても楽しいです。
新国立劇場バレエ団のダンサーさんたちのレベルの高さ、魅力的なことを再確認しました。
是非にとお勧めする講演です。