1
子供の時間
スターダス・21カンパニー
恋愛めいた同性関係は,誤解をほっておくと,たいへんなめに会います。子どもの目は澄んでいて,怪しい不潔な連中は,地獄へと落とされます。
2
棟梁ソルネス
イプセンを上演する会
人は,自分だけ出世すれば良いというゆがんだ気持ちに陥ることがある。そのことは,結局厳しく自らに天罰がくだるものだと感じた。熱演。
3
海辺のカフカ
ホリプロ
長編を良くわかり易くまとめてくれました。追って,はじめて,村上作品に触れてみました。なかなか深い世界だと,いい思い出になりました。
4
「広島に原爆を落とす日」
非シス人-Narcissist-
原爆を落とすことができた人間には,良心の呵責はあったのでしょうか。たくさんの人,一瞬にして焼却してしまうドラマは,どんな背景に生まれたのか。そんな思いでいだきました。熱演,好演でした。
5
幸福な王子(おかげさまで無事に幕を降ろすことが出来ました。皆様のご来場に感謝します。)
せんがわ劇場
からだのルビーも,皮膚である金箔も,すべて,貧しいひとたちに分け与え,幸福な王子ちと,その友つばめは,死んでいくます。だれにとっても,感動を与える名作でした。
6
虚像の礎
TRASHMASTERS
俳優座で観た『汚れた手』(サルトル)と似て,なにが真実か,考えさせられた傑作でした。
7
ゆうれい
イプセンを上演する会
ヘレーネは,バカな夫から,バカな息子をもらう。自分の人生は,ゆうれいに,いつも,生涯おびやかされ続けます。しかし,ある種の人間には,きっとこんなトラウマを抱えて,生き,死に向かっているのかと思います。
8
マザー・テレサ 愛のうた
ミュージカル座
現代の偉人伝ではありますが,格調高いしあがりで,コンサート形式で楽しめました。新春早々,ミュージカルになって再演されるので,もう一度観たいです。名作だと思います。
9
葉っぱのフレディ ―いのちの旅ー
株式会社ステージドア
子供のミュージカルの双璧である作品を初めて見ました。結果,七回,内容・セリフまで覚えるほど,リピートしました。とても楽しい体験でした。
10
十二夜 The Twelfth Night
オックスフォード大学演劇協会(OUDS)
英語による劇を,ほとんど内容を知悉している例で試した経験でした。優雅なハープの演奏などを背景に,ほんものの英語劇を見た,と感じたしあわせ。もっと,ほかの外国の作品もトライしてみたいもの。