満足度★★★
こ・こりは??(・・!)
いつも、無頼の芝居ってハードボイルド的なところがあって、他の劇団と違った持ち味が魅力だったのだけれど・・。
以下は、ネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
今回はラテンもラテン!
風は南風、芝居は軟派、筋もパラダイスとくりゃあ、ビーチでスイカでも喰ってろ!
みたいなノリになるわけだけれど・・・
ホンマ、スイカでも喰いながら砂浜で観るような芝居です。。
コメディだよね?コメディだけれど、ベタなコメディ(昔風)で笑いのセリフにセンスがない。
大平美由紀がそのネタ元になってるのだけれど、古いです。笑わせかたが。
それなりのテンポはあるのだけれど、コメディのセンスが足らないから、全体的に笑いが少ない。
身体的なものだけで笑いを取ってる感もあり、勢いがない。
アドリブは滑るし、今回は白川の出番も少なかった。
確か、前作も白川は出演せず、評価は酷評だったはず。
また、初心に戻ってハードボイルド系で復活したら?
今回のギャグネタを観て切にそう思いました。
満足度★★★★★
なんて素敵な!(うっとり)
素晴らしい!
ひじょうに素晴らしいです。。
とても優しく美しい演出です。
月の砂漠さながら、大きなステージはまるで一枚の水彩画を見てるようでした。
場面が変わるごとに、その絵画は大きな絵本のページをめくって夢の世界に誘ってくれるような錯覚に陥ります。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
いあいあ、本当に美しいセットです。
舞台は決して派手ではありません。
しかし、孤独な星の王子さまは、このセットがしっくりくるのです。
大きな月と赤い傘を持った薔薇のはな、その向こうにラクダが映り、漆黒の闇に浮かび上がった満天の星。
どれもが素晴らしいです。
演出家の藤原新平(文学座)、なんて素敵な演出なんでしょか!
音楽もさながら、キャスト陣の歌の上手いこと。
今回の舞台は欠点がないです。まったく満点!
観ながら涙が出ました。
美しい画と歌声に感動し、そして繊細で優しい物語に感動し、星の王子さまの可愛さに感動しました。
星の王子さまは未来の花嫁を探すために三日間だけ、別の星に出かけます。
そこで出会った、飛行士ピエールや、マリアンヌ、バラの花、飛行士の両親にかかわるうちに、
「遠くのものばかりを見ていると近くのものが見えなくなる。僕の花嫁は僕の星に居たんだ!」
と赤い薔薇の花が好きだった事に気付きます。
星の王子さまはどなたでもご存知の物語なので、説明は必要ないでしょう。
必要なのは、美しいものを見ると心が洗われるという事実だけ。
本当に素敵な舞台でした。
ここに関わった人達全てを尊敬しました。。
満足度★★★★
悪妻説は嘘?
モーツアルトの妻、コンスタンツェほど、興味深い人材は居ない。
著名な音楽家でコレホド悪妻説が唱えられるのは希だからだ。
しかし、悪妻説が流れたのは19世紀に入ってからで、モーツアルトが世を去ったずーーっと後の事なんだよね。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
コンスタンツェの悪妻説は、遊び好きでダンスばかりしていたとか、カジノで負けて莫大な借金を作ったとか、夫の助手にちょっかいをだしていたとか、葬儀にも立ち会わず墓碑も建てられなかったせいでお墓の場所が解らないとか・・・。
随分な言われ様だけれど、当のコンスタンツェは8年の結婚生活のなかで、6人の子どもを産んだのだからそんな暇があったのかどうかも怪しいのです。
いあいあ、本当に楽しいひと時でした。
大好きなモーツアルトの音楽に酔いしれ、ワインに酔いしれ、そして、目の前でコミカルで愉快なモーツアルトや、コンスタンツェなどのエピソードを芝居で表現されるのだから、これ以上の贅沢はないでしょうね。。
ウエーバー家の姉妹のこと、モーツアルト家のこと、それらを音楽に乗せての風景。
ひじょうに素晴らしいです。
モーツアルト没後50年という企画、素敵でした。
モーツアルトはウエーバーが経営する下宿屋「神の目館」で長期宿泊しているうちにコンスタンツェと結婚する事を決意する。
モーツアルトは結婚後も浮気をくり返し、結構な遊び好きで莫大な借金も作り、コンスタンツェはその事で悩みも多かったようだ。
二人の間に6人の子どもが生まれたが4人は亡くしている。
モーツアルトはレクイエム作曲の途中で亡くなるが、コンスタンツェはそのレクイエムを受け継ぎ、モーツアルトの助手のジェスマイヤーと共に作品を苦労して仕上げる。
その作品の為に、モーツアルトの葬儀にも立ち会わず、助手と共に夫のメモを頼りにレクイエムの残りの部分を集中して仕上げる。
生活の全ての時間を注いだ為、悪妻説が流れたが、実際のコンスタンツェはモーツアルトの死後、下宿屋を始めて、夫の残した莫大な借金も自力で返済し、夫の作品の整理に力を注いだらしい。
その後の再婚相手は、モーツアルティアンだった為、彼女の夫はモーツアルトの全てを執筆したのだから、コンスタンツェの生涯は正に、モーツアルト三昧だったといえる。。
今回の芝居は喜劇です。
はっきり言って歌は上手くないです。
モーツアルト役の高橋などは台詞は噛むし、歌は今一、グズグズでしたが、憎めないキャラで好感は持ちました。
対照的にモーツアルトの父役の草野、発声が素晴らしいです。
発声の勉強をしてるのだろうか?
とにかく、今回の芝居、素晴らしいひと時を過ごしました。
役者はどなたも濃いキャラで観てるだけで楽しかったです。
あれで歌が上手だったら・・・完璧でしょうね☆
満足度★★★
ほめてもらえる。ということ
会場は満席。御礼満員。素晴らしいですね。
さてさて、今回の芝居、柔らかく優しくコミカルな芝居。
そう、言い切っていいと思う。
元々の本が優しくふんわりした物語だから、そういう意識の中でプロデュースしたんだろうね。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
旅に出た中道は寂しくなって帰ってきたものの、見栄のために自宅に戻る訳にも行かず、友人の小野田の所に転がり込んで、世話になる事を決め込む。
泣き落としで小野田に一週間、世話になろうと甘える。
一見、柔和そうな中道と、無骨で体育会系で人のよい小野田のやりとりがひじょうに楽しい。。
登場人物は自分の思いを月に例える。いや、今、見ている月を自分の思いに置き換えているのかも知れない。それほど月は抽象的で美しくロマンを感じるのだ。
雲は月を隠したいと思っていました。
いつものとおり雲は半分の月を隠そうとしました。
半分の月は変わり者でした。
どんな雲にも隠されたいと思わなかったのです。
雲とはオトコで、半分の月は私です。
一方、中道の恋人ゆみは、とてもモテル。
ゆみの姉はそれに反してまったくモテナイ。
その事がいつの間にか劣等感として姉の心を巣くってしまっていました。
複雑に絡み合った糸が固まって解けないのだ。
姉は全ての者から嫌われてると思い込み、怖いくらいに吐き気がしたりする。
しかし、そんな姉にも好きだ!と言ってくれる彼が現れ求婚される。
中道は救いを求めて恋をし、中道に「指がとても綺麗だ。」と褒められた女はその救いの言葉で中道に恋をする。
きっと、人はみな、認められて満たされたいのだ。
自分の中の劣等感を細かく粉々に砕いて溶かしてしまうほど認められたいのだ。
そんな芝居。
満足度★★★
蛍の演出
流石に特攻隊ものって、年配の観客が多いですね。
完璧にこの時代を経験した観客が多いと言う事は、やはりそのくらい、期待が大きいと言う事なんでしょか?
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
戦争、特に特攻隊はひじょうに表現の仕方は難しいはず。
だって、一歩間違えると陰惨な感じになるし、笑いが多くても不謹慎な感覚があるでしょう?
芙蓉部隊とは、富士山を芙蓉の峰ということからつけられたネーミングらしい。
今回も感想は単刀直入、バッサリ言わせてもらう!(^0^)
場面展開を3ステージで区切った演出方法だったが、舞台が狭いものだから、前列・中列・後列と黒幕で仕切って見せてた。
ところが、黒幕って開け閉めに時間がかかる上、なんとなくいちいち中断させられてる感が強くて気持ちが乗れない。
観客って、芝居の表現と巧みな舞台の演出で自分なりの想像のなかに入り込み自分の意識と空想と舞台を中和させて見るわけよね。
たぶん、殆どの観客は想像しながら舞台を見る。
ところがね、黒幕は何度も何度も開け閉めを繰り返し、女学生の場面、航空部隊の場面、茶店のおんな達の場面と展開されるが、どうも・・・この微妙な間があるごとに、一瞬、現実の世界に戻される。。
空想、現実、空想、現実・・・って具合に。
う~~ん、この間がワタクシにとっては少々キツイ。
中島(丹羽)の父の話から始まり、はかない蛍の話にもってくあたり、伏線は最後につながってスッキリするが、展開の演出方法に問題があるような気がする。。
舞台上で3つのそれぞれの話のコマをスポットライトで区切る方法もあったはず。
初日ということもあり、セリフのカミカミが目立った。
実はこのカミカミ、作・演出の沢村自身が多かった~(^0^)
池田基子役の安部有希、年齢不詳の演技、素晴らしいです。
とても素晴らしい。。
丹羽隆博(劇団バッコスの祭)は、相変わらず目立つ役者です。。
丹羽はいつみても、ストイックな程完璧なセリフまわし、見事です。
今回の舞台の役者陣、全員がいい役者揃いでした。
ただ、その役者をもっと生かせる演出が見たかった~。。
全席指定だったけれど・・・これだけ狭い客席で指定はないよね?
好きに座らせればいいものを。
パンフにはキャストのみ表示。
役柄が載っていません。
役を載せるとネタバレしてしまう。みたいな事だったけれど・・・大したネタバレはないでしょう?
名前でネタバレって・・・神経質すぎだよーー。
満足度★★★
ダークコメディ(^0^)
どんでん返しの連続です。
いあいあ楽しい!
したたかな女達も最後には・・。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
一人の男の姉と二人の男の妻達を交換殺人しようという事で、とある公園に、たまたま集まった3人の男達が秘密結社をつくる。
だがだがしかし、だがしかし・・。
そんなに女性達は甘くはないのだった。
酒場を切り盛りしているポールの姉、ベルト。
アドリアン男爵の妻、テレーズは選挙に立候補したキャリアウーマン。
新聞社に勤めるレオの妻、ジュリアは浮気性で常に男を引っ張り込んでる。
憲兵隊セザールの姪、ネネットは自由奔放な娘。
そんな海千山千のおんな達を殺そうと企んだ男達も実は蓋を開けてみると、おんな達が結託しておとこ達を殺すという展開。
4人の男達は全て死んでしまうが、残ったおんな達も最終的に死んで、「そして誰も居なくなった!」状態。
いあいあ、なかなかコミカルで表面上はニコニコしてるも、心の中では憎しみあった男女が次々に消される。というダークコメディ。。
最後があっけなく全員が死んでしまうが、こうゆうコメディだからこそ、
「まあ、ありよね?」状態!(^0^)
全体的にぬるく分かりやすい芝居です。。
女が結託すると、とことん恐いっす!(^0^)
満足度★★★★
篠田麻里子サイコーです!(^0^)
期待していた以上に面白かった!
内容は誰にでも分かり易いベタな内容です。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
作家の黒板(モト冬樹)には若い愛人がいて、その愛人が黒板の仕事部屋に来ていた時に、続々と家族や親戚が集まって来たから、さあ大変!
黒板はその場限りの嘘をついて、この大変な状況から逃れようとするが、一つついた嘘がばれそうになると、その嘘にまた嘘の上塗りをして、だんだんと事は大げさになり、その大きな嘘が思わぬ方向に流されて収支がつかなくなる。。
嘘は雪達磨式に大きくなって仕舞いには予想もつかない展開になるのだが、全員のキャラが際立っていて面白い。
時々、吐くモト冬樹のアドリブも笑えるし、平川役の小松和重のSっぷりも面白い。
なんてったって、山口由紀子役の篠田麻里子のトリッキーぶりはサイコーで、携帯の着信音にいちいち反応して踊らないと通話出来ないという、おバカっぷりがたまらなく可笑しくすんごく笑った!(^0^)
最初についた嘘から上塗りして大きくなった嘘の為に全員の話がかみ合わなくてどんどんエスカレートしていく様は、観ていて楽しい。
コミカルなテンポのいい展開と想像を超えたバカバカしい嘘にもう、失笑するしかない。
最後の場面ではそんな嘘に絶えられなくなった愛人が全てを告白しようとした矢先、作家の甥が助け舟をだして、どうにか家庭も壊れず収束する。。
ひじょうに楽しい芝居でした。
とにかく、笑った!(^0^)
満足度★★★★
ばかばかしいったりゃありゃしない!
説明では「文豪ユキャント・タチディスがなんたらかんたら・・・第一次世界大戦がなんたらかんたら・・・文壇に衝撃をなんたらかんたら・・・」っていかにも、ものすっごくお堅いイメージでござんしょ?(・・)
ところがどっこい!
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
これはもう、殆どマニアックな世界です。
最初から最後までぶっ飛んでます!
殆どがアニメキャラ!
だから、アニメの世界に詳しくないと置いてかれます。
オタクにとってはサイコーそのもので、これ以上のアニメランドはないんやない?!(@@!)とある意味、驚愕!
いあいあ、脚本家はめっさ、勉強してます。
あんなにアニメを読んでたんかいな?一日何時間、読んだら気が済むんや!
っつーくらいのオタクっぷりぷり。
芝居というより、ホストクラブで、アニメショーを見ている気分!
ダンスあり、歌あり、突っ込みあり。
ふ?(・・?)
も・もしや・・・!この人たち、本当にホストでしょか?
なんか、そんな気がしてきたーー!
とにかくどのキャラもはじけてぶっ飛んでます。
アドリブもあり~の、役者のパンツ投げもあり~の、客席は8枚のパンツが投げられ、
きゃーーー!!(嬉しい雄叫び!黄色い声!)
拾う輩もいれば足で隅のほうへ掃く輩もいて、ニンゲンの行動というのは、ホンマおもろいです。
セットも導入音楽も素晴らしいです。
セットは本当にリアルで演出も素敵です。
本来ならいつものように、詳細なレビューを書きたいところだけれど、この劇団に限っては、そんなストーリーはあってないようなものです。
要はホストクラブに行った気になればいい!(^0^)
すっごく楽しい!私は好きです。
次回もこのホスト達に会いに行こう!(^0^)
「動物ランド」というなのホストクラブ!
満足度★★
うーん、今回は・・。
いつものように生バンドが入り、部分的に楽しめたものの・・。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
とにかく、説明が殆ど占めてた舞台でした。
西行法師の説明や和歌の読み聞かせなど、授業的要素満載で、芝居とゆうより、語り部でした。
途中、ちょっと眠くなってしまった。
全体的の流れが穏やかで芝居の起伏がないものだから、空気が平坦でそのゆるりとした空間が睡眠を誘う。
今回は説明に力を入れ込み過ぎて観客が何を観たいか?どんな芝居を欲してるか?を完全に無視した芝居でした。
芝居って、主宰者が言いたい事だけを並べる手法では観客は離れる気がする。
観客の要求に答えながらも、それでもちょっとだけ、自分達の言いたい事も言おうよ。って程度が良い様な気がするが、いかがなんでしょか?
満足度★★★★
おもろい!
とにかく楽しい!(^0^)
全員のキャラが際立っていて脇はいません。
全員が主役的なバリカッコイイです。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
俳優、前田は「おでん大佐」の声優が初挑戦だから、なにもかもが解らない。
解らないけど、とにかく元気。
バリ元気なのだ!
声はでかい、ちょこまかと動く、表現が大げさでくどい。この三拍子、揃っちゃってるから声優たちからウザがられる。
だけれど本人はそんなことは気にも留めない様子で、どこまでも元気でおせっかいで煩いのだ!(^0^)
「流浪の民レガレイン」のアフレコの現場での人間模様を描いた作品。
とってもパワフルで楽しい舞台です。
主役の前田は紙ずれや、衣擦れの音が煩いと言われ、トランクス一枚になってしまうが、それでも周りの迷惑顧みず、初挑戦のアフレコにパッションを傾ける。
馬鹿馬鹿しくてとにかく可笑しい!(^0^)
最初は個の人間関係だったアフレコの現場が前田が参加したことで紆余曲折を経験しながら、輪の人間関係が構築される。
その過程がベタな内容だけれど、解り安い。
最終の部分でナウシカが黄金の絨毯を歩くシーンの導入音楽を持ってくるところ、ひじょうに上手い。
あのシーンは今、思い出してもやられる!(^0^)
一番、可笑しかったのは、らくだの声役をした声優埼玉こと、平川洋祐だ。
確かにラクダだ!
ラクダに見える。姿も形もその猫背っぷりぷりも。
声までも。。(^0^)
要はらくだ人間なんだよね。
そんでもって、年寄りくさい演出も素晴らしい!の一言だ。
彼は、「らくだの声」の他、「司令官員A・B・C・D・F(の5人)」「コヨーナ」「酒場の店主」「町の人」「ダイダダの父」と10人の声の担当だったが、どれもこれもラクダになってる!(大爆笑!)
いあいあ、すんごく楽しい!
しかも、しかもだよ?
この埼玉、あまりセリフがないものだから、後ろの方で椅子に座って出番を待ちながら他のキャストのセリフを聞いてるわけなんだけれど、
その傍観してる表情がおもろい!
口を半開きにして、あっけにとられて見てる!
要は自分自身が観客になっちまってる!(^0^)
観客が役者の芝居に凝視するあまり、のめりこんで顔がだらしなくなってる図、よくいるでしょ。客席に。
観られてる意識がない、そんな平川の表情でした。
今日、行かれる方、ラクダに注目です!
あっ!もとい、平川に注目です。
劇場を後にするとき、本当はラクダなのか、ラクダ人間なのか、実はラクダが平川なのか、良く解らないまま、帰りました。
満足度★★★
もう少しまとめた方が。
竹取物語と現代の中学生の淡い恋愛や悩みをリンクさせた物語。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
ライトの使い方が上手いです。竹取物語は深層心理の部分で残酷な物語とされています。
アンデルセンに通じる。
かぐや姫に求婚した者達は、この世には存在しない宝物を持参しなければならなかったでしょう?
無理ですって!
存在しないんだから・・。
結局薬局、求婚者たちは西の果てから東の果てまで、とんだ約束に翻弄され身を削りながらも駈けずり回ったけれど、誰もそのお宝を見つけることは出来なかった。
しかし、求婚者の一人、藤原は月に帰ってしまったかぐや姫を諦めることができない。。
藤原は不老不死の薬を手に入れ、かぐや姫を永遠に待つことを誓い、なんと1300年のときが経過する。。
素晴らしいですね。。
ドラキュラは自分の妻となる理想の女性が現れるまで1000年待ったけれど、それより300年多く待ったのだから、あっぱれ!ですわね。。
一方、とある中学校では、ある少年が同級生の少女を好きになる。
その少女とは1300年前のかぐや姫だったのだった。
少年と出会った藤原は少年を説得する。。
「諦めないで素直な心で接するんだ。諦めなければ何かが変わる。変わるって事は前進するって事だ。」
転校してしまった少女を追いかけ少年は告白するが物語りは思わぬ方向に流れ少年の姉からの虐待の事実が判明する。
う~~ん。
本が少々くどいです。
少年の「ただ話を聞いて欲しかった。」という言葉にぐっと詰まされる感情もあるけれど、記憶を亡くす羽衣によって完結するあたり、無理矢理っぽい。
もう少し短くまとめてテンポの良いリズムの方が、物語が生きるような気がするが、どうなのか?
満足度★★
あかん!
確か、5日ぐらい前、土曜日の開演時間をヤマトのホームページで確認したら、確かに19:30分開演になってた。(今は訂正してある)
だから、そのつもりで行ったら、19時開演、しかも終焉が20:40分だ!
ナニ、コレ。
要は前半30分を見逃した。
これはダメでしょ。ミスにもほどがある。
そんなだから、ネタバレは後日UPする。途中から(><)
ネタバレBOX
そうゆう訳で前半は見逃したから、後半部分のレビューを。
どうも、設定は潜水艦ノーチラス号が難破して、海底二万マイルの深海の底での物語のようだ。。
その暗い深海の底を彷徨い歩く人間のようなモノが居る。
そこはアトランティスに続く深海で、ネモ船長は嵐の海で難破した妹を探しに潜水艦に乗って、海洋を駆け巡る。
合間にコンセーユ、ファラガット艦長、バーナクルの3人のコミカルな小芝居が笑えるが、この3人がそうなった経緯が分からない。
海底を彷徨い歩く亡霊は最初、ネモ船長の妹だったが、途中からマイナスを引き寄せる孤独な渦となり生きてる人間を闇に取り込もうと更に大きな渦になるが、ボクという少年がその孤独のうねりを引き受け犠牲になってみんなを守る。とゆう設定のようだ。
全般、観てないから自信がない。。
きっと、最初から観てたら素敵なファンタジーだったに違いない。
そんな予感のする演出とテンポの良さを感じた。
ダークファンタジー! という説明だから、そうなんだろう・・。
そこまでしか言えない観劇時間。
満足度★★★
ワールズダッチというタイトルのまんま
ダッチ、ダッチ、そうダッチ!
右を向いても左を見てもダッチ、ダッチ、ダッチ三昧!(^0^)で、その隙間にウフっ!(^^#)と笑えるスパイスがある。
そんな舞台!
以下はネタばれBOXに。。
ネタバレBOX
亜希子は夜な夜な散歩に出かけ、不特定多数の男をつかまえて、声をかける。
「私とSEXしませんか?」
当然の事ながら声をかけられた男は「えっ!な・なんですか!?ど・どうして?!・・??」
・・・と、たじろぐ。。
たぶん、男の前頭葉、海馬では、瞬時に分析やさまざまな憶測が因数分解され、更に光合成され、ありとあらうる情報を会話の中で引き出そうと、努力する訳だ!
・・・うまくいけば、やれるぞ!・・・
みたいな下心満点だけれど、一方で、
・・・そんな旨い話がある訳ないよな?詐欺だろうか?キャッチだろうか?騙されないぞ!も・もしかしたら、バックにチンピラが付いちゃってるとか・・。落とされないぞ。・・・
単純な疑問より、防衛本能が生まれて育ってる!(^0^)
ここで、「よっしゃ!ラジャー!SEXしよう!」みたいな回答をする男はおおよそ、海馬はない!(^0^)
声をかけられた男は、更に、そのSEXには金銭が発生するのか、病気は?所持品を盗まれるのではないか?恐喝は?
とにかく、たくさんの、もしも・・・が安全かどうかを察知してから、
「そりゃあ、あなた!据え膳食わぬは男の恥だろ!」みたいな言い訳と共に、シメシメとほくそえんで、実行するのみ。なのである。
まあ、浅はかとか、短絡的とか、そうゆう種類のものではなく、男の煩悩らしいが、その収まりのつかない煩悩は、やはり悲しいかな、成り下がるのである。
亜希子が不特定多数の男とSEXする理由は3つ。
とても気持ちがいいから。
めんどくさいから。
肯定したいから。
亜希子はSEXと愛は別物だと、考えてるから、彼が出来ても束縛はしないし、お互いにフリーなSEXを望む。
一方、妹の加奈はマクドで働いているが、店員の男達からモテモテだ。
加奈は姉の考え方と真逆で、愛とSEXは一緒で、愛の延長上にSEXがあると考えてる。
だからって、加奈は一人の男とだけSEXをする訳ではない。
妻子もちの店長と逢ってはSEXをし、彼ともSEXをする。
結局薬局、この姉妹はSEXしまくり状態で、世界のダッチワイフは孤独で淋しく病んでいるのだ。
そんなだから、本当の愛は得られるはずもなく、恐い位の孤独をかみ締めながら今日も一瞬の時の自分を受け入れ認めてもらいたくて、
「私とSEXしませんか?」
と、独り彷徨い歩くのだ。
自分を大切にしない、出来ない、ちょっぴり悲しい哀れな物語。
満足度★★★★
脱皮!(^0^)
運がいい!
つくづく、そう思います。
ここのところ、観る芝居に裸族が多いことです。。
裸族・・・今回も女優の脱ぎっぷりぷりといったら、素晴らしいです。
更に胸の形がいい。。
こんな事を書いてると、劇評よりも、そっちに感動したのか!
っつー突っ込みも聞こえてきそうだけれど、いあいあ、そうじゃあないんだ!諸君!
それはそれ、ここはここ!そっちはそっち、アレはアレなのだよ。諸君!
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
ある日、両親は愛の営みに夢中になり目を離した隙にテーブルから落ちて足に障害を持ったエイヨルフ。
この日を境にアルフレッドは性的にも感情の面でも妻から距離を置くようになり、山に閉じこもり「人間の責任」という本の執筆に没頭するようになってしまいました。
一方リータは夫から受け入れてもらえなくなったと思い込み、夫が過剰な愛情を注ぐ息子と、夫の異母妹アスタに激しい嫉妬を感じるようになります。
ある日、アルフレッドは本の執筆を諦めてエイヨルフの幸福と成長に人生を捧げる決心をし、山を降りてきましたが、ここで物語りは一転します。
幼いエイヨルフは「鼠ばあさん」(ハーメルンの笛吹き)として知られる不気味な老婆の後を追って海までついて行ってしまい、そこで溺死してしまったのです。
この部分、物語の中の鼠ばあさんは薄汚い年老いた気味の悪い設定のはずなのに、今回の芝居に登場する鼠ばあさんは、な・なんと!?
毛皮の白いパーティバッグを持ったふりふりのレースドレスを着た可愛らしい女優なのです。
これって・・・違うんじゃね?(・・)
これじゃあ、でんでん恐くないし、イプセンが不思議の国のアリスになっちまってるです(^^;)
物語の進展を妨げる情景に高ぶり始めた感情が半減します。
エイヨルフの死をきっかけに、残された者達の間に危機が訪れます。
妻は夫の身も心も独占したいとずっと考えていたことを暴露しました。
「私は私の人生を生きたいのよ。あなたと一緒に。私は心も不貞をはたらいた事はないのよ。一瞬たりとも。だから、あなたにとって私が全てじゃないと嫌なの。子供を生むことは出来たけれど、母親にはなれなかったのよ。あなたが他に注いだ愛情の残り物では満足しない。エイヨルフの事も、私とあなたの間に割り込んで来ないことを祈っただけ。私、独り占めしたい。私だけのものよ。」
このセリフの後、妻は脱ぎます。(脱皮)
一方、アルタはアルフレッドに対する想いを秘めたまま、技師と供にアルフレッドの元を去ってしまいます。
やがて・・夫婦は地域の貧しい子供たちの世話をしていくことに専念しようと、決心しました。
そうすることによって、エイヨルフが生まれた事も死んだことも無駄じゃ無かった事に気づきます。
不安で空虚で目に見えるものが全てだった人生にピリオドが打てる。。
静かな芝居で、導入音楽もありません。
地味だけれど、素晴らしい舞台だったと思います。
満足度★★★
タイトルから想像すると、
もっと、柔らかい作風だと信じて疑わなかったけれど、違った!
とある広告製作会社での物語。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
小さな広告制作会社では、キャリアウーマンとして冴えた感を働かせ、少人数だが社員を雇用してバリ働く女社長、ボスがいた。
出来る社員は引き抜かれ、出来ない社員は残る。
トーゼンの事ながら、恋愛の話もちょっとは出てくるが、この物語の軸はソコではない。
むしろ、元カレがこの女ボスに仕事を持ってくるあたりから、劇中、ヤマ場があるが、引き抜かれた人間と、そうでないニンゲンの感情の戦いがある。
小野哲史のセリフのキレがいい。
聞いていてすっきりしてしまうのは何故なのか?
水戸黄門が「この紋所が目に入らぬか~。。」
と、そんなでかい紋所、痛くて入る訳がないのに、
うんうん(・・)(。。)(・・)(。。)と頷いてしまう、あの爽快感に似ている。
伊豆味夫婦のあの設定は何か意味があるのだろうか?
この物語を逆に壊してるようで、ウザくて仕方がなかった。
一方、ボスも他の従業員も恋人を作る為のインパクトのあるキャッチコピーを模索する。
本当に言いたい事は、たった一つ。
「好きです。付き合ってください。」
これだ!しかし、これが中々言えなくて人は悩む。
キャッチコピーは、
「恋愛なんかいらない。私には夫ができた。」
から、
「恋愛なんかいらない。私には妻がいる。」
に、変わり、クライアントが満足し、自分も満足すればそれでいい。と妥協策も飛び交う。
たった一文字の妥協が出来ないボスと、仕事と割り切って妥協する道を提示する元カレ。
それでも、一度決まった事案は通す他ない事実に、脱力感と虚無感を感じるボス。
「それでもこうゆうときが一番楽しい。」と言って、幕は閉じる。。
まあ、仕事とはそんなもんなんだよねーー。。
ワタクシなど、毎日が妥協の連続ですわ!(^0^)
未来は無限に開いていて、同時に無限に閉じている。
二十年先、三十年先の自分が簡単に想像できてしまう世界に常に身を置いており、それでも、何か楽しい事を見つけて歩くほかないんだよねー。
そう、むんと胸をはって!(^0^)
恋愛ものというよりも、仕事に関してのせめぎ合い的な要素が強いです。。
満足度★★★★
これはおもろいでしょう!(^0^)
酷評が多かったから、いったいどんな?と疑り深く観に行ったけれど、いあいあ、これはひじょうにおもろい!
山間の隔離されたとある鉱山に働く者たちの「人でなし」の物語!(^0^)
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
鉱山には光る石が無限大で取れる。
しかし、この鉱山の穴に入れるのは一つの家系、つまりエータの一族しか入れない。
それがこの村の掟だ。
しかし、この掟にはお互いのこずるい思惑があり、エータの一族はこの光る鉱石を誰にも採らせない為に、無害ガスを、毒ガスで病気になると村人たちに思わせる。
一方、村人たちはエータが採取した鉱石を加工し観光客に売って生計を立てていた。
村人は毒ガスを吸って命を削るのはごめんだ。という思いから、この穴に入れるのはエータの家系しか入れない。選ばれた人間しか入れない。と思い込ませ、うまいことエータを利用する。
ところが、世の中はその上をいく悪党はいるもので、保健省から来たと、偽って、この光る鉱石を横取りしようと目論む奴も出てくる。
要は、光る石で目がくらみ、お互いがお互いを利用しようとして、結果、村人でない部外者に横取りされるというイソップ物語のような物語なのだ。
すんごく可笑しいのは、この村の人達はちょっとずつ異常なのだが、誰もそれに気づかない。(^0^)
三つ目小僧や、犬に育てられた姉妹、動物の耳を持った男、年をとらないおばあちゃん、シャンプーハットを首にかけた牧師。
どいつもこいつも、とにかく可笑しいのだ。(^0^)
セリフの合間に吐くコネタもトリッキーですんごく楽しい!
完璧、コメディです!(^0^)
バカバカしくて笑える!
これは二度観ても楽しいはず。
お勧め!
満足度★★★★
地の底から湧き出た鬼
冒頭、白い布で包まれた棺のような箱が置かれ、息子が苦悩している様子から始まる。
何もない世界の果て。
少年は世界の終わりを望んでいたのかも知れない。
少年は誰と何を話してもちぐはぐな感じがしていた。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
「出刃包丁の刃はあの子の体の中に、柄の方はあの子の部屋の机の上に投げたじゃあないですか。サシミ包丁は血を流そうとして流し台の中に、もう一つの包丁は体に刺さったままですよ。」と妻は夫に回答する。
少年の両親は、家庭内暴力を振るっていた長男を更生させようと、あらゆる手は尽くした。
長男は手に負えない鬼だった。
少年の高校中退から23歳に至るまで
「もう打つ手はないと悟った時、俺の中の鬼が俺を食い破って外に出た。」と夫。
「私、疲れちゃった。もういいよね?私、たくさん努力したから、もういいよね?」と妻。
あの子はきっと喜んでいる。
供養しよう。
全ては終わった。
これからは心置きなく第二の人生を迎える事が出来る。。
場面は変わり、少女と少年は好き合っていた。
少年はいつ別れを切り出されるか、恐くて自分から別れを告げた。
少女は少年を好きだって気持ちに際限がなく、その事が恐かった。
少女は少年を殺した両親を憎み、言葉で両親を追い詰め罵倒します。
物凄い迫真の演技です。
鬼がかりの迫力!
少女役の吉村ひろの。素晴らしいです。
過去の観劇の記憶を遡っても彼女ほどの鬼気迫る演技を観たのは始めての事です。
たぶん、この迫力はこの場に居た方でないと、到底解らないはず。
あんな可愛らしく華奢な女優が鬼と化す瞬間。
声まで裏返って本当に鬼でも降臨したかのよう。
男性観客は相当、ビビッタはずだ!
九州に引っ越すという両親を
「許さない。地の果てまで追いかけてやるから、そう思え!」
一方、死んだ長男が少女に問いかけます。
僕は殺される為に生まれてきたの?
でも、せめて殺される側で良かったね。
僕に親を殺す事が出来ただろうか?
鬼はいつ反転して出てくるか解らないでしょう?
少なくとも貴方の両親はその鬼に怯えていた。
「殺される前に殺せ!」
貴方を殺人者にしない為でもあった。
殺すか殺されるかしかなかった。
親をどう思ってる?
殺してあげたい。。
親を愛していた。愛されたかった。
愛されていたよ。
ああいう愛しかたしか出来なかったけどね。
愛はひょっとしたら、僕ら親子は殺し殺される事だったのかもしれない。
長男を刺殺した浦和の高校教師は欺瞞的な家に育ち、常に優等生でいい子だった。教師になっても模範教師で、本当の自分を殺してきたようです。
妻も夫の両親と同居し良妻賢母を演じてました。
そうして、少年は生きているうちから人間として壊れていた。あの子の苦しみは底知れない・・。
「出刃包丁の刃はあの子の体の中に、柄の方はあの子の部屋の机の上に投げたじゃあないですか。サシミ包丁は血を流そうとして流し台の中に、もう一つの包丁は体に刺さったままですよ。」
とのセリフで暗くなります。
爆音が響いて瞬時、明るくなります。
すると、夫のヌードの上に妻役の菅原みなみの折り重なった全裸が・・横たわっています(@@!)
いあいあ、美しいです。
ひじょうに美しいヌードです。
それをジッと見つめて棍棒を持った長男が佇んでいます。
この最後のシーン。
殺すという言葉。アブラハムのセリフが何度も出てきた事から想像すると、宗教的な要素があるようだ。
実際に殺しては罪だが、宗教の上では殺人が認められているらしい。。
ひじょうに重いテーマを真摯に取り組んでいました。
何度も改訂しながら再演を重ねてきたようで、油がのってました。
満足度★★★
前回から引き続き
今回もまた、観に行ってきました。
いあいあ保村大和、今回もいい味出してました!
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
オールスター戦だから、この出場ラインナップから一位を取ったものがMVPに輝くという催しもの。
前回、観た時に、既に「おお~、こいつは~~(^0^)」などと、目をつけ唾をつけていた役者がおりまして、「今回はいったいどんな技を見せてくれるんでしょか?」なんつーて、ハイになって行く訳ですよ。
そうすろと、やっぱ、保村大和ののほほ~んとした風貌にヤラレルのですわ。
今回地蔵役にチャレンジ。
これがなかなか・・なかなか・・なかなか、いいのですわ。
前世はお地蔵さんやったろ?(・・)
と思わせる迫力。地味な迫力。よく分からない迫力。あるようなないような迫力!(^0^)
そんでもって、中村なる美、いったい、この子、どこから連れてきたん?
相変わらずファイティングな面々でした!祭りだワッショイ!
満足度★★★★
これは素敵でしょう。
観終わった後に、ほんわか優しくなれる舞台。
素晴らしいです。
芝居はベタで分かりやすく、小難しい事はいっさいないです。
直球勝負の青春もの。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
作家の山越はネタに困り高校時代の部活動をモデルに小説を書くことになる。
軟式テニス部だった頃の4人の仲間達を題材に、一ショットずつ、再現していく手法を舞台で見せる。
いあいあ、これがおもろい!(^0^)
ミニコントを観ているような感覚です。
そのうち、部活の細かい描写に思わず笑う!笑う!笑う!
ランニングしたり、腕立て伏せをしたり、タイヤをひいたり、ボールを磨いたりしながら4人はいつしか、親友になっていく。
テニスの練習シーンなどは本当にリアルで、劇団員の中に元テニス部員がいたのだろうか、と思わせる。
こういった青春物語って、郷愁と同時に甘酸っぱい香りが漂って、懐かしさと、青臭い当時の思い出が蘇ってきて、瞬間、昔に戻れる。。
話のぬるさ加減も素敵です。
そうして、終盤、4人は大人になっても、親友のままでいるんだよね。
誰かが何かにつまずいたら、励ましあいながら。
選曲も素敵です。
サントラ「サマースノー」から、千住あきら作曲。
流れるような美しいメロディに乗って、温かい物語はワタクシ達の心にじんわりと染み込んだのでした。。
温かみのある素敵な舞台です。
お薦め!(^0^)
満足度★★★★
ダンパチロックを観る
いあいあ、すんごくバカバカしい!(^0^)
たいした内容なんてないんだよね~。
ないんだけど、笑える!
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
なんじゃーこりゃーー!!!(名ゼリフ)
ゆうさくもびっくり!仰天!子豚も空、飛んじゃいます!の勢いでっす。
とにかく、走る走る走る。
いったい、その車輪、どっちの方角に向かって走るの?っつーくらい、バラバラな予想もつかない方向転換。
いあいあ、これだけ濃いキャラで縦横無尽に走られたら笑うしかないでしょう。(苦笑)
すんごくバカバカしい。
何が可笑しいって、なんだろ?
顔?姿態?タイツ?変態っぷりぷり?(^0^)
バレーを踊った鈴木とーる、
「何?なんだコレ、形になってるぞ。いあ、そっちの形ではない。そんなに大きいはずがないーーーー。(観た人しか解らん)バレーの形にちゃんとなってる。やってた?やってたでしょ?(・・!)」
ある意味、尊敬!
いあいあ、そっちではない。バレーがっ。(^0^)
アニマルとお笑いを見たい方にお勧め!