1
記憶、或いは辺境
風琴工房
初日と楽日前日に2回観劇。かすかなニュアンスの違いに、舞台に息づくものを感じ、芝居自体に魂が宿っていることを改めて実感。
舞台でなければ受け取りえない刹那がいくつもあって。
珠玉の舞台だったと思います。
2
『消費と暴力、そのあと』
COLLOL
LIFTの上と下で2回観劇。上で1度目を観たときに、もうほとんど衝動的に2回目を予約していました。
舞台空間に揺蕩うものの、一つずつのニュアンスが観る側を次第に取り込み染め、やがては捉えていく、その肌触りや感覚に凌駕されてしまいました。
3
ビート・ジェネレーション
東葛スポーツ
ネタを様々に切り取り舞台に編み込んでいく、
そのセンスに惹かれ
それを具現化する役者たちのクオリティに
どんどん取り込まれていきました。
最後のネタばらしにまた唸る。
ほんと、良く作りこまれていたと思います
4
「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』
DULL-COLORED POP
年末の朝10時の回でしたが、そんなこと関係なく開演3秒で作品の世界に閉じ込められました。
描かれる世界の斬新さとそれを支える演技の密度に捉えられました。
5
荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】
鵺的(ぬえてき)
舞台装置や役者が醸すキャラクターたちの印象が、実にまっすぐで強くて。
単にそれだけにとどまらない、舞台の密度も出色。
それほど長いお芝居ではなかったにも関わらず,
焼付くような印象がのこりました
6
ナイゲン【本ページは2012年版です。ご注意下さい】
Aga-risk Entertainment
登場人物たちの力関係や状況の変化、さらには物語の回収の仕方に至るまでが、本当によく仕組まれておりました。
中盤からはひたすら貪るように観てしまいました。
7
「梨の礫の梨」
ライトアイ
物語が解けるまでのおもしろさと、物語がほどけてからのよく研がれた面白さがあって、そのクオリティとバランスに目を瞠る。
シンプルで深い余韻の残る二人芝居でした。
8
『ことば』vol.2
BoroBon企画
さまざま台詞やイメージのコラージュなのですが、その一つずつも重なりも本当に豊かでに感じられて。
タイトルどおり、「ことば」のもつ響きやその表現方法の一つずつがとても楽しかったです。
9
高円寺純情商店街でロミジュリ
踊れ場
商店街の物語に仕立てられていても、そこには原作が持つニュアンスが、したたかに織り込まれいて。
ちらしを読んだときには、どんなものを観ることができるのか想像ができなかったのですが、実際に観劇してみると、古典の世界に今風のリアリティにしなやかに紡ぎこまれていて圧巻でした。
10
EXPO
乞局
一つずつのストーリーにも惹かれたのですが、その重ね方や、それぞれの物語が内包するニュアンスが、さらに時代の俯瞰にもつながっていて。
余談ですが、舞台に置かれたレゴにも見入りました