じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

ろりえ

nakano f(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

境界線上を駆け抜ける笑い
微妙に芯を外した笑いが独特で、一歩間違うと単なる悪ふざけにもなりかねないところを寸止め的にギリギリの紙一重でとどめ、境界線上を駆け抜ける感覚。
また、歌・ダンス(アノ曲の振りだったとは!(笑))に加えて生の楽器演奏まで!?なパフォーマンスも◎。
なお、ウワサの「エアコンオフ」は開演時からではなく途中からとやや緩和されており、ちょっと残念かも?

反重力エンピツ(再演)

反重力エンピツ(再演)

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★

初演は未見につき…
併走する2つのシーンの関係やいかに?で引っ張りながら終盤でのヒントに続く種明かしに「やっぱりそうか」とに安心して気を抜いたら、最後に仕掛けられた落とし穴にものの見事にハマった、的な。
しかしそれは鮮やかに騙され「してやられたァ!」な快感で…って、何と良い観客なんだ(笑)

猫目月

猫目月

ゆめいろちょうちょ

シアター風姿花伝(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

優しさと切なさ満載のファンタジー
ツッ込みどころもいくつかあれど、優しさあふれる切ないファンタジーぶりにホロリとさせられては文句は言えまい(笑)。
…ってか冒頭の「今ある幸せを当たり前のことと思っちゃいかん」という老人の言葉から心をワシ掴みにされていたと言っても過言ではないってくらいで。
また、宮嶋みほいのナチュラルな優しさ(あるいは包容力)と三輪友実の10歳ぶり(!)が特に印象的。

ネタバレBOX

しかしやはり作中人物の死で泣かせるのは反則かなぁ?(笑)
[※25日(日)13:00追加公演決定!!] 脳内TRIPアルゴリズム!!

[※25日(日)13:00追加公演決定!!] 脳内TRIPアルゴリズム!!

オッセルズ

シアター711(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/26 (月)公演終了

満足度★★★★

実は計算したクレバーな構成
バカバカバカ、バカ丸出しの大バカ(決して貶しているのではなく、逆に褒めているつもり)…に見せかけておいてアヴァンパートでタイトルの解題はするわ「オムニバスなので筋は追うな」と断りながらもちゃんとタテ軸の通った連作にしてなおかつ変化も付けるわとかなり計算したクレバーな構成に感心。

ネタバレBOX

また、ステッペン・ウルフの「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」をバックにした場面でのバイクの表現が見事。
僕の東京日記

僕の東京日記

劇団伊達組

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台上が39年前にタイムスリップ
戯曲そのものに舞台美術、衣装、メイク、演技が加わって、40年前の高円寺の下宿屋が舞台上にタイムスリップしてきたよう。
芝居のスタイルが「昔観た芝居ってこうだったよなぁ」な極めてオーソドックス(=奇をてらわず基本に忠実)な感じであることに加えて1971年には物心がついていたのでモロモロ懐かしく、140分の上演時間を存分に楽しむ。

ネタバレBOX

舞台幅の狭さを逆用し(?)、L字型にした装置もむしろ建物としてリアルに感じる。
エソラカラア

エソラカラア

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2010/07/19 (月) ~ 2010/07/21 (水)公演終了

満足度★★★★

深読み、誤読のし放題(笑)
「新・ピノキオ」「眼の濁りは心の濁り」「胡蝶の夢」「輪廻転生」などのモチーフを組み合わせて語る寓話。
ストーリーに多面性があるために解釈の余地が大きく、深読み、誤読のし放題なところが好み。
また、言葉遊び的なものは控えめながら、詩的な美しさのあるモノローグはやはり野田気味か?(笑)

椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿組

花園神社(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

3時間近いとは思えず
沙翁のあれやこれやを実に巧く組み合わせ、そこに落語風味(あるパートはまんま人情噺では?)も漂わせて見事。
終盤での借景は恒例だが、まさかあんな手法やそんな手法もここで使うとは、なサプライズ的な演出もあって存分に楽しむ。3時間近いなんてとても思えん。

ネタバレBOX

それにしてもここで宙乗りや屋台崩しまでやってのけるとは。
また、四大悲劇、ロミジュリ、リチャード三世、それに「夏夜」(惚れ薬とか)はワカったが、双子ネタはいくつか(「間違いの喜劇」ほか)で使っているので特定できず。
また、浮船太夫のくだりは沙翁よりも古典の人情噺のような気がするが果たして…?
河童の水際

河童の水際

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/20 (火)公演終了

満足度★★★★

「そう来ますか!?」な発想に脱帽
主人公が「あんなこと」までしてしまう導入部に若干の引っ掛かりも憶えるが、大好きな「急逝した者が遺した者に想いを伝える」パターンのバリエーションとして「そう来ますか!?」な発想には脱帽。
また、河童の正体の意外性(もちろん伏線はシッカリ張ってある)もイイ。

ヤマト版 夏の夜の夢〔公演終了!今後は「天幕旅団」としてリニューアル致します。〕

ヤマト版 夏の夜の夢〔公演終了!今後は「天幕旅団」としてリニューアル致します。〕

笑劇ヤマト魂

劇場MOMO(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

続いて喜劇版
いわば「8ビートのシェイクスピア」。
ダイジェスト感なしに95分余で見せてしまうスピード感が独特。
また、喜劇ゆえに許される(私見)現代のアイテム(しょこたん語まで!)取り入れたくすぐりや冒頭の役者たちの名乗りがキチンと意味を持つラストなどのアイデアも◎。

ネタバレBOX

ところで、喜劇版でパックが口にした「それはまた別のハナシ」というのは悲劇版へのリンク?それとも単なる深読み?
ヤマト版 夏の夜の夢〔公演終了!今後は「天幕旅団」としてリニューアル致します。〕

ヤマト版 夏の夜の夢〔公演終了!今後は「天幕旅団」としてリニューアル致します。〕

笑劇ヤマト魂

劇場MOMO(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

まずは悲劇
四大悲劇やロミジュリと比べるまでもなくバッドどころかビターですらない(私見)結末な上に笑える部分も少なからずあるのは看板に偽りがないでもない(笑)が、パックの「見習い時代」を描いた前日譚あるいは「裏・夏夜」として観ることができて面白い。
また、人間と妖精の演じ分けを貫頭衣風の衣装(いろいろ違う気がする…(笑))の着脱で表現するアイデアも◎。
なお、原典を知った上で観た方がより面白いと思われるので「初めての人には」は「どちらとも言えない」。

母屁3 ネズミ王国

母屁3 ネズミ王国

劇団リサイクル

小劇場 楽園(東京都)

2010/07/13 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

お化け屋敷感覚?
小劇場「楽園」をアヤしさ満載の穴蔵に仕立てて(ゆえに客は搬入口から入場)ネズミ退治を請け負った二人組の恐怖体験を描き、人物・出来事ともに悪夢のよう。
なおかつ、妙な生々しさもあるために白日夢のようでもあるという…。
居ながらにして味わうお化け屋敷感覚?

ザ・ベストマンションシリーズVol.3F

ザ・ベストマンションシリーズVol.3F

コメディユニット磯川家

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

「HELP」のみ観劇
ベースは咄嗟のウソの積み重ねによる騒動という笑劇の王道パターンでありながらも細部は思いもよらない方向からタマが飛んで来る、な予想外の笑いが満載で、そのさまはまさに「温故知新」的な?(ちょっと違うか)
いやさすが、笑いの本場・関西発!

赤坂炎上7

赤坂炎上7

劇団福耳

L@N AKASAKA(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/16 (金)公演終了

満足度★★★★

それぞれの個性を存分に楽しむ
トップのゆげ(30分)はありふれたラブソングではないオリジナリティのある歌詞とシッカリした演奏が魅力。
続く赤堤ビンケ(25分)はヒップホップユニットとしての顔にビックリ。
スナック「アジミ」のチーママ、ナンバーワン、ナンバーツーによるショータイム、な味わい堂々(15分)までは音楽系(?)であったものの、ひげ太夫(20分)はハッピー林の前説ソング(厳密に言えばここまでが音楽系?(笑))も含めてお馴染みの「出し物」(さすがにNG集はないが)、トリの福耳(25分)は芸能時事ネタ(ただし他言無用の激ヤバ(爆))と芝居2本で締める構成も良く、それぞれの個性を存分に楽しむ。

しんしやく・天守物語

しんしやく・天守物語

舞活道 自由童子

テアトロ ド ソーニョ(東京都)

2010/07/13 (火) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

ええモン見せてもろたわ〜
耽美的な味わいながら終盤には立ち回りもあり、出だしとラストでは現代とのかすかな接点も示唆する脚色と、高くてかなり八百屋な天守部分&その下層部分を使い分けた演出、それにいくつかのギミックが相俟って娯楽性もたっぷり。
以前のCOLLOL版との対比という意味でも面白く、ええモン見せてもろたわ〜、的な。

Don\'t worry,Be happy.

Don\'t worry,Be happy.

劇団S.W.A.T!

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/07/15 (木) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

大いに満足
かなりベタな人情コメディで既視感満載ながら、一種のファンタジーでもあり、何より大好きなバックステージものな上に、ラストではホロリともさせられては文句などあろうハズもなく、それどころか大いに満足。
お馴染みの次回公演予告にも大笑い。

昭和85年

昭和85年

TEAM JAPAN SPEC.

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

昭和史の一部を真摯にかつわかりやすく
満州事変から太平洋戦争に至る昭和史を地方財閥家を中心にして経済の視点から真摯にかつわかりやすく描いた大人の芝居、な印象。
ストーリーは若干起伏に欠ける感がないでもないが観応えあり。
また、年だけ変えて同じ日を定点観測的に描く手法に井上ひさしの作風も連想。

ツイッター・ア・ゴーゴー!

ツイッター・ア・ゴーゴー!

マグズサムズ

アイピット目白(東京都)

2010/07/15 (木) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

実際ハマっている身からも満足
ウェルメイドコメディで幕切れもハートウォーミングな上にキャラ設定・状況設定とも上手く、実際「ツイッターは生活の一部」な身(爆)として「ワカるワカる」だったり身につまされたり非常に身近に感じながら楽しく観る。
若干のツッ込みどころもあれど、それを補って余りある面白さに大変満足。

ネタバレBOX

特にウソ(あるいは夢)ばかりつぶやく男性と、逆に友人にも明かさない本心をつぶやく女性という両極端な人物を配し、フォローしあっている4人を中心にしたのが鮮やか。
一方、全員がケータイでやっている設定ながら時折表示される画面がPCのものなのはわかりやすくする工夫として容認するも、時制を表現するために同じシーンが何度も繰り返されるのはもう一工夫欲しい。
セマセマ

セマセマ

おにぎりスキッパーズ2

ザ・ポケット(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度

賛否両極かも?
ニューウェーブ新喜劇とでも言うべきか? かなり強引でムチャな設定を「芝居のウソ」「お約束」として許容できるかで賛否両極に分かれると思う。
基本的には支持し、ツッ込みどころの多さについても「木を見ず森を見る」観方で容認するも、個々の面白さ(歌と踊りのアソコとか)が全体に行きわたらなかった憾みあり。
ところで、開演後に遅れて来た客(3〜4組いた)をわざわざ前方の席に誘導して過半数の客の集中力をそぐのはいかがなものか?(よって星1つ減点)

ラクダ

ラクダ

範宙遊泳

王子小劇場(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

極彩色でPOPな古典落語
極彩色でPOPな古典落語、それはあたかも柄の良い和服をおサレなストリートファッションに仕立て直したような。
わざわざ江戸時代と断りながら現代のあんなモノやそんなモノを取り入れているのも面白い。
また、時折噺家口調になる台詞回しと熊川ふみの酔った芝居も◎。
ただ、パンフや本編冒頭で概略を語ってはいるが、オリジナルを知らない観客にどこまでワカるか若干の疑問は残る。
原典をご存知ない場合はwikipediaのあらすじに目を通しておいた方がイイかも。

ブルッシー

ブルッシー

激団リジョロ

タイニイアリス(東京都)

2010/07/08 (木) ~ 2010/07/12 (月)公演終了

満足度★★★★

土着的なパワーを受け取る
主宰の経験を元にしているだけに中心となるホームレスたちを筆頭に人物それぞれに血の通った生身の人間を感じ、本物の土を敷いた舞台と相俟って非常にリアル。
骨太な作風に泥臭さも加わり、文字通り「土着的な」パワーを受け取る。
また、ATG映画や藤田敏八の若い頃などの日活映画の雰囲気も連想。(終わり方は「ハードな『明日に向かって撃て』」とか?)

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