『S.S.O』 ~Vol.3~
『S.S.O』
アトカフェ HAKONIWA Gallery(大阪府)
2014/01/24 (金) ~ 2014/01/27 (月)公演終了
満足度★★★★
気楽に船場で・・
色んな役者を目の前でいろいろ観れてとても良かった。
やっぱりこの位の距離じゃないと自分は良く分からないな・・(苦笑
自分はスクエアの北村守氏目当てだったんだけど、予想にたがわぬアホ満載でとても良かった。
スクエア本編だと予定あうか分からないし、舞台も広いし・・
完全に練ってなくても、役者が面白ければ目の前でみていて十分に楽しいよ。
自分は金曜の夕方で初回だったのでまだ余裕があったけど、
やっぱり噂になってそのあと結構埋まったんだなぁ・。
平日の日が沈む前開演の公演が二つもあるのが行き易い。
関西でもこういう日程の公演が増えると良いな・・。
Lumiere Dungeon
壱劇屋
門真市民文化会館ルミエールホール・大ホール(大阪府)
2014/01/22 (水) ~ 2014/01/24 (金)公演終了
満足度★★★★
遊び心が詰まっている
以前観たピエロハーバーの時とは全く違う。
それが自分にはとても嬉しかった。
物語というよりかは、会場に合わせて色んなインスピレーションを
試せる地力があると言うのは素晴らしいと思う。
以前観たときはハッキリとは言い切れなかった気がするが(苦笑
今は、凄く伸びしろがあって前向きな劇団だと分かると思う。
ただひとつ不満があるとすれば・・
自分は大日からのんびり朝散歩しながら古川橋に向かったのだけれど、
巨大なイオンモールからの畑やたこ焼き屋で買い食いしたりしながら
良い感じの商店街に迷い込む感じというか、
どうせなら近代的で綺麗な南口から庶民的で
差の激しい古川橋北口へ観劇後の観客を誘い込むような仕掛けもあると
もっと良かったかな・・(笑
大阪の人はどう考えてるか分からないけど、
ひとつひとつの町が変化に富みまくってる大阪の街角は、
どこもエンターテインメントしていて魅力的だよ。
こういう演劇は、人を動かして誘い込む間口にもなりそうで、
そこに自分は可能性を感じたりもする。
娘たちのうたわない歌
坂本企画
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2014/01/25 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
これを完全な創作とみるか、どうかで・・
自分としては、この作品を観て、
イヴォ・アンドリッチの「エクス・ポント」を思い出したりした。
完全な創作としてみるなら、リアリティがなかった、という感覚も十分にあると思った。
ただ、こうしたわりと大きなテーマの作品と言うのは、
純粋に単独の作品としてよりか、
過去の先人たちの作品、別の国の歴史などを映し鏡にして、
想像力で補いながら観ると、演出家のこれからの可能性が見えてくる気がする。
上演時間90分。役者4人。
理想的と言って良いバランスだと思う。
・・ただ欲を言えばもう15分短ければなお良かったような・・
いつも思うのだけれど、物語は断片的で良い。
語り過ぎは良くない。
観客の想像力に委ねるのが良い。
そういう意味では、自分は、演出家の描写の手腕というよりか、
語りたい主題を持ちながら、
断片的に省略していく手腕にとても将来性を感じた。
作り手というのは得てして主題に愛着を持ち過ぎたあまり、
描写を過剰にしがちだと思う。
主題に愛着を持つのは良い。
ただし、演出家はその愛玩物に残酷にメスを入れ、
ミニマリズムに徹するよう努力すべきだと思う。
もっと子細に描写可能な物語を断片的に描写し、
役者を少数に絞ったのが感じられるのは、
関西の演劇では意外と少ない気がする。
もっと丁寧に描写すれば、
観客の自分が過去に読んだ散文に照らし合わせて
物語を咀嚼する行間は失われただろう。
人によって無星にもなれば、想像力を広げて楽しめる人には豊かな時間を提供できる
こうした小さな佳作は、
演出家にとっては危険な賭けだと思う。
小さいだけに危険を取り戻す幅は小さい。
ただ、逆にそれでもシンプルに徹しようとする姿勢は良いと思う。
役者たちも個性を出しすぎない演技が良いと思う。
こういうのは役者がオール女性でしか出来ないものだと思う。
男性が一人でも入ると出来ないものだと思う。
そういう意味でも演出家の手腕は光った。
声が聞こえないという話があったが、それは改善する余地があると思う。
ライブ等に行けばわかるけど、
人間の肉声がはっきりと届く範囲は意外と狭い。
人間は水分の塊だから、声を吸収してしまう。
あの会場でもそう。
あの声だとはっきり届くのは二列目まで。
自分は二列目に座った。
初めて観る劇団で三列目より後ろに座るのは実は危険だ(苦笑
慣れてくれば良いけど。
渋谷のルデコだとよくあるのだけど、
客席を取り囲むように配置するべきだったのは間違いない。
二列目までの配置にすれば十分に改善できると思う。
役者の声のせいではないと思う。
逆に声が大きすぎると不自然になったと思う。
致命的な欠陥ではない。
生音の楽器演奏などがあるともっと良かったけど、贅沢言い過ぎかな。
KNOWNOWNEW
西村つむぎ ソロパフォーマンス
多摩美術大学 上野毛キャンパス映像スタジオ(東京都)
2014/01/19 (日) ~ 2014/01/21 (火)公演終了
満足度★★★★
これは・・
結構好みかも。
ちょうど前日、上の階の映画がすこし気になって来たら、
下の階のスタジオの雰囲気にひかれて次の日ぶらっと向かった。
なんとなくだったんだけど、これも運命(笑
シンプルだけど、音にきちっと動きがあっている。
布の使い方も良い。動きの緩急。
動きの中に感情と物語がきちんとあるように感じられる。
赤の使い方が良い。
次の展開が予想できなかった。
なんか知らんけど、多摩美はなんかおもしろい。
多摩川近いからかね。学校の周りであちこち学生がビデオ回してるし(笑
『最新の私は最強の私』『油脂越しq』
Q
3331 Arts Chiyoda(東京都)
2014/01/16 (木) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
男の自分が評価するのは・・
完全に分かってるって訳じゃないのは十分承知(苦笑
大昔フランス人に
「メビウスやビラルのメタファーの意味全部わかる?分からないのに面白いってどういうこと?」
と言われたりもしたんだけど、
でもやっぱ面白いものは面白いと思う。
完全に理解できなくても、ビアンの人たちの感覚っていうのはいつもとても興味深い。
日常的に絡む機会は全くないが、以前音楽イベントのまえのトークショーでビアンの人たちの話を生で聴いて、こんなにも身近にいるっぽいのに、自分にとって全く闇の彼ら?の感覚が面白いと思った。
それについて、何がどうと自分から発言することもあまりないだろうけど、
この作品は少なくともエンターテインメントとして非常に面白い作品になっていたと表明する(笑
ビアンの人たちの心の中が完全に男なのか、それとも
女性の一種の形態なのか、という議論は後回しにして、
自分が注目するのは、女性という非常に多面的な生命の姿だ。
男性が洟を垂らして木に蜂蜜を塗って昆虫を待ち構えているうちから、
彼女たちの心は既に老成している。
男性が繊細で硬直した人生に固執し絶望するころには、
女性たちは既に未来に目を向けている。
男性にとってゲイというのは完全に異質の存在かもしれないが、
女性にとってビアンというのは女性の中にもある一つの形態かもしれず。
自分が女性について面白い、と思うのは、
女性たちがお互い自分たちの多面性を理解し合って、
色んな顔を見せ合うのを楽しんでいるのかな?と思うところだ。
男性同士の場合、
「ある一つのキャラクター」
が定着したりする男性は、状況に応じて自在に他のキャラクターを変える、ということはあまりないように思う。
あるとすれば、表と裏といった使い分けの場合がほとんどだと思う。
それに比べると女性は、はるかに多くのキャラクターの使い分けを女性たちの組み合わせに応じて楽しんで、
別のグループに属すると全く別の顔になったりする。
「男性の観客の目を意識しているのかな?」
と思われる女性の演出家の場合、意識してなのかわからないが、
女性の多様な面を出すのを躊躇ってると思われる場合がある。
物語として落ち着ける場合、
その方が当然まとまりもいいため
構成を複雑にしても理解しやすくなり、
戯曲に対しての社会的な評価も上がるかもしれないが、
人間の本質的な姿の描写という面では物足りなさも残る。
男性に見せるひとつだけの面だけでなく、
一緒にいる女性(あるいは子ども)に応じていくつもの面を持つのが
一般的であるように
自分には感じられるからだ。
「日」本ヘラヘラなぐさめあい in flont of ロボット・演技性人格障害・紗羅薔遺兎子の聖聖瞬(DQN or 中二 mixmax)→ていうかそれすらどーでもいいから神待ちhapppppppppy!!!!!!!!!
宗教劇団ピャー! !
王子小劇場(東京都)
2014/01/16 (木) ~ 2014/01/20 (月)公演終了
満足度★★★★
良いんじゃない
観客を見ると、退屈にしている人と割と楽しめてる人に二分されていた気もする。
自分はどちらかというと割と楽しめていた気が。
1月は、青☆組とか、異常に完成度の高い作品もあったりするんだけど、
個人的には先週の「しようよ」や「レクティル座」あたりからの
王子小劇場の荒削り路線が自分には好感が持てる気がする。
20代の作家は今のうちに見苦しい作品を量産して、
10年後に最高にエッジな作品に到達してほしいといつも思う。
ピャーが10年後にどうなるかはさっぱりわからないけれど、
いつか確変するかもという予感は前回もした気がする。
もうちょい色んなテクニックを多用して、
脚本を2~3か月前にあげておけばもっともっと何とかなるかも。
というか、以前に作った作品群のリミックスして、
あと巨大ロボット?でも置いておけば結構いい作品が作れるかも。
一個一個の作りこみがあとちょいだっただけに、
全体としてちょっと落ちた感がするけど、
意外とひとつひとつをどうにかすればブレイクスルーはじき行くかもしれない。
村川拓也氏やムルエなんかのテクニックなんかを分析して吸収すれば、
こういう題材も凄く見やすくなると思うんだけど・・。
ラビア・ムルエ連続上演「33rpmと数秒間」
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/11/14 (木) ~ 2013/11/15 (金)公演終了
満足度★★★★★
舞台の上に役者は・・
0人。
でも、それで十分。
舞台を作りたいが役者が見つからない、と言う人は、この作品を観れば、
役者は必ずしも必要ないということが分かるように思う。
「伝えたいこと」
があれば、十分だと思う、舞台をつくるためには。
Teatro la Maria マリアシアター(チリ)
特定非営利活動法人舞台21
シアターX(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
今更だけど・・
観てきました。
開演前、役者が一人降板するかも・・という緊張感が流れましたが、
無事開演(苦笑
シンプルだけど非常に洗練されていたと思う。
日本の女性演出家なんかは特に参考になるかも・・。
童貞キューピッド
レティクル座
王子小劇場(東京都)
2014/01/06 (月) ~ 2014/01/08 (水)公演終了
満足度★★★★
プロレスのリングとロープがあれば・・
もっと良くなったかな・・(笑
勢いがあってとても良かったけど、
演出家は、役者の動きを見ながらもう少し
観客の意表を突く動きを出せるようにした方が
役者の勢いをもっと生かせたのかな、という気がした。
話自体はとても面白くて笑えました(笑
次回公演、都合が合えば久々にまた行ってみようか・・♨
木菟と岩礁
伏兵コード
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2013/01/25 (金) ~ 2013/01/28 (月)公演終了
おばけリンゴ
演劇集団円
シアターX(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/28 (土)公演終了
満足度★★★★★
当日券で・・
ちびっ子や親御さんで一杯だったら帰ろうかとぶらっと行ったら入れた(笑
ちびっ子がもう少し賑やかかと思ったら、思いのほかマジメな子ばかりだった・・?
テアトロ・ラ・マリアを15日に同じ会場に観に行ったとき、
Χのロビーのチラシをみて、
円なのにポーランド作家?(正確にはポーランド系ドイツ人)と思って興味を持ったのがキッカケ(笑
良い話だと思った。
極力笑ったりしないで、子どもたちはどんなとこで反応してるのカナ?
と思って耳を澄ましてみた・・。
珈琲法要
青年団若手自主企画 河村企画
アトリエ春風舎(東京都)
2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
この時代・・
ロシア人をアジアの人々が恐れたのは良く分かる。
赤鬼のような顔をして人を食う、とか言われても、
実際、ロシアの探検家(=略奪者)たちは、
海の向こうのアムール川流域なんかでそれに近い行為を行ってきた。
国家という形態を持たなかった少数民族などは、
今では言語に至るまで焼尽して、痕跡すら残っていないものも多い。
・・じゃあ、日本人はどうだったのか、と言われると、
アイヌ人などに同様の行為を行っていた。
あの世のような場所に送られて、
木の葉のように人の命が散る、
そんな姿を知床の神々はどう思っているんだろうか?
高校生の時、読んで感銘を受けた
ディーノ・ブッツァーティ「タタール人の砂漠」を思い出した。
企業に悲惨な土地に出向を命じられているサラリーマンと重ねても興味深いのかも・・。
24250
MCR
中野スタジオあくとれ(東京都)
2013/12/10 (火) ~ 2013/12/13 (金)公演終了
満足度★★★★★
自分で書いて自分で撒きこまれて・・
「アイツ喧嘩のたんびに巻き込まれて可哀想じゃん!」
とか、舞台の上で自分のことを指さして役者に言わせるところが最高(笑
これ、実際の舞台の制作と重ねちゃうと逆?
「メッチャ迷惑、でも満更でもねーよ?」と、アヒル口♨
「みんなもそーでしょ?」と、ばかり(笑
人生もきっとそーなんだろーね。
最高に下らなくて熱い舞台だ。
汝、公正たれ Let us see YOUR own justice.
まごころ18番勝負
王子小劇場(東京都)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
殺人
・・これは・・いくらでも世界が広がりそうで面白い。
裁判で出てきたものすべてが真実でないことも実感できる。
こうしてみると、実際の裁判の結果がどれほどまでに
正しいのかということも疑問に思えて来たり・・(苦笑
自分の意見が、全体の中でどの位置にあるのかということも、
最後の多数決でよくわかる。
でも、これ作るのは本当に大変だろうなぁ・・(笑
なんとかしてもう一作品見たいんだけど・・週末なにかを諦めれば・・あるいは・・。
汝、公正たれ Let us see YOUR own justice.
まごころ18番勝負
王子小劇場(東京都)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
臨場感が凄い
午後休みをとって水曜昼の強姦致傷の回を見てきました。
これは凄い・・というか、本来、学校なんかでこういうの出来たら良いと思ったり。
高校の同級生で弁護士になった友達らが以前
「なんかで訴えられたら出てやるよ!」
と、元気に言っていたのだけれど、
こんなに大変なのをしょっちゅうやっているのか・・(苦笑
作りが凄く凝っていて面白いです。
疲れます、凄く。でも、とてもタメになりました・・(苦笑
日常でニュースを見る目が大きく変わったと思います。
明日の夜は殺人の回を見てみようかと・・これで2300円は凄いかも(笑
年末で色んな公演かさなってなけりゃ、すぐ無くなりそうな。
話のネタにもなりますし、面白いと思います・・。
バック・トゥ・バック・シアター「ガネーシャ VS. 第三帝国」
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
かつて観たことが無い位、美しい舞台。そしてエッジ
この舞台に登場する俳優たちが、それぞれの中に
全く異なる美しい宇宙を持っていることには、疑いの余地がないように
自分には思われます。
かつて近江八幡の古い蔵を使った美術館で、
いわゆる「アウトサイダー」と呼ばれる人々が、
それぞれの中に全く異なる宇宙を内包していると
勉強させていただいて以降、
自分は自分なりに、
この種の名称で呼びならわせられることがある人々に、
自分を超越する宇宙の広がりを湛える人々として、
特別な敬意を払ってきたつもりです。
彼らが一種の天才であることを自分は確信しています。
ただ、この舞台は美しいだけではない。
舞台裏の制作風景をフィクションとして(ドキュメンタリーではなく)上演しながら、
観客の自分たちにも鋭い問いを投げつけます。
「果たして自分はフリーク・ショーを見に来た変態ではないのか?」
自分は考える・・・なんで見に来たのか?
ここに来るまでの道を思い出す。
自分なりの答えとしては、「見たことがないから」
アウトサイダーと呼ばれる人々の美術、演劇、音楽は、
それぞれまったく別の次元の宇宙ではないかと思われるほど
共通点がない。
誰かを見たからと言って、それと同じものが別の団体にあるわけではない。
そもそも、美術作品を見ればわかるように、
この世界には、ひとりでピカソをしのぐのではないかというような
巨大な世界を持った人間が市井に多数存在している。
それぞれがまったく別の星なのだ。
アインシュタインやモーツァルトが同じ舞台上にいる姿を想像してみると良いと思う。
最終的にどんな舞台になるか想像できないハズだと思う。
劇団ノートに、演出家が、彼らがオーストラリアで最も優れた役者、と言っているのは
本気でそう感じていたのだと思う。
先入観抜きにしても、彼らが演技で叫んでいるのか本気なのか全くわからない。
それは、自分たちの目が偏見で塗れているというよりか、
単純に演技が迫真に迫っていて区別できないのだ。
たぶん、ヨーロッパの人々は自信をもってそう言い切れるから、
高い評価につながったのだと思う。
憐憫の心でヨーロッパの人々が高い評価を与えるようなことはないと思う。
「アウトサイダー・アート」の歴史が日本より遥かに長いヨーロッパの人びとは、
彼らの宇宙の深さを良く知っているのだと思う。
性病はなによりの証拠
ブラジル
王子小劇場(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
FT13 公募プログラム「地雷戦 2.0(薪伝実験劇団 [ 中国 ])」
フェスティバル/トーキョー実行委員会
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年No.1
まだ2013年終わってないけれど、これに決めた!
もしいつか中国と戦争になったとしても、自分はこの劇団が中国にあることを忘れない(笑
演出ばかりに注目が集まって、中身が空洞化しつつある昨今、
描き方は多少古典的かもしれないけれど、
市井の人たちに話しかけるには、この位分かりやすい方がちょうど良いのかもしれない。
「実験」を敢えて封印したのかな?
だとしたら凄い決断だと思う。
テクニカルなだけで、中身の伴わない空虚な演出よりよほどいい。
演出だけを取り上げて、ありきたりな手法とか一括りにする識者の意見はもう聞き飽きた(苦笑
(すべての演出はおそらく何千年も前に既に出尽くしている、というか昔の方が発達していたのかも・・
直球上等♨
主宰や役者が真っ直ぐで良い奴なんだということが、見ていてよく伝わった!
こういう時には、そういうことが最も重要なんだよなぁ・・(苦笑
National Theatre Radu Stanca ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場(ルーマニア)「NORA ノーラ」
特定非営利活動法人舞台21
あうるすぽっと(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/05 (木)公演終了
満足度★★★★★
天使×2
kids' perspective?
ミニマリストの美、省略あるいは誇張。
・・これは、誰から見た世界なのか?
カリガリ博士を思わせる、前世紀前半の表現主義を思わせる誇張されたパースペクティブ。それはしかし狂ってない。
物語には天使がふたり、登場する。
----------------------------------------------------------
エミーリア・ガロッティよりメイジーの瞳って映画の方が似てるかも知らん。映画はまだ観てないけど(苦笑
デンギョー!
小松台東
高田馬場ラビネスト(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
みんな作業着
悪くない。
スーツ姿と作業着、どちらの方が生き物として美しいか、
と問われるなら、作業着という答えは疑いようもない気がする・・(笑