月雪の娘SPECIAL EVENT
ムーンビームマシン
世界館(大阪府)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
どんなもんかと思ったけど・・
行ってみたら気軽な雰囲気でとても良かった。
荒削り版?DVDも買ってみた(笑
本公演が仕事とかで行けなくても、こういうのがあると良いよね。
出演者がツッコミを入れながら映像を気楽に見れるし、
DVD買ってあとでゆっくり見れば堪能も出来る。
すごくいいプランだと思いました。
ただ、本公演を見たことがない人は・・イメージ出来ないと思うんで実際の公演を見たほうがいいとは思うけど、当たり前かもしれないけど。
リターン☆プラネット on stage
baghdad cafe’
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/21 (月)公演終了
満足度★★★
もうちょい
もっと言いたいことはズバッと言ったほうが良いよ。
「・・どんなふうに書いたらオブラートに包めるかな?」
とか考えてる間に人生終わっちゃうよ。
これは大阪の人の採点じゃなく、東京の人ならこうしたらっていう採点で(苦笑
いいところはいっぱいあったのに、惜しい惜しい。
ガチゲキ2(最優秀賞決定!公式HPへGO!!)
『ガチゲキ!!』実行委員会
王子小劇場(東京都)
2014/04/09 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
サミュエル ベケット『ソロ』
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2014/04/03 (木) ~ 2014/04/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
よかった
あと2回観たいな。
明日は用事があるから、きょうと月曜日・・?
時間出来るかな。
ベケットはやっぱり美しい。つげ義春と同じ位。
競馬場の裏にいるっていうボロボロの格好したオッサンたち位か?(笑
残骸のような人生。
後に残ったのは擦り切れてバラバラになったテープ。
過去にはすべてがあったが、今はもうない。
母親も、恋人も。
全ては消尽していく。美しい(笑
高校演劇サミット2013@こまばアゴラ
高校演劇サミット
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/03/29 (土) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
精華
素晴らしい作品だと思った。
登場人物それぞれが、まるで大阪の若者から抜け出たようだと思った。
この物語、大阪でなければ成立しなさそうな・・。
陰湿さ、周到さ、救いようのなさ。
何よりいくら痛めつけられても決して根をあげない図太さ。
どれも素晴らしい。
舞台作品としての完成度、複雑さは筑駒の方がうえだったけれど、
泥臭く人間臭いこの作品の方が強さがあった。
高校演劇サミット2013@こまばアゴラ
高校演劇サミット
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/03/29 (土) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★
なんか・・
気のせいか筑駒の演劇が
女性向けのほんわか漫画っぽいような・・
現役の時は意識しなかったけど。
こうしてみると、普通の男子校とはだいぶ違う「ノンビリ感」に見えなくもない・・。
「駒場村」と呼ばれる由縁か?
会話のスピードが自分の時より遅いように見えたのは、
舞台用?
高校演劇向けに落としたんだとするなら、
今回は日常レベルに上げた方が良いかも?
この倍くらいあげても良いのでは。
・・と思ったけど、これは昔の野田コンプレックスから脱した
証左だからまぁ良いのかな。
なんか随分かわいくまとまった気もするけど、
そのかわいさがちょっと舞台の「ぼっち感」から目をそらさせてるっぽい気がするのがちょっと残念。
同世代には受けがいいかもしれないけど、
若いうちはもっとやりたい放題演じた方が良いかもなー。
男の60分 -2014-
ゲキバカ
王子小劇場(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
ダジャレが滑らなければ・・
・・・そこが惜しい!
志が良いだけに、東京のコメディがこうだと関西の人に思われるのが・・
関西公演までもうちょいブラッシュアップを・・(てもう明日か
滑る駄洒落というのは、特に初見のお客さんが引くだけに、自分は厳しく採点を・・(苦笑
ピーピング・トム 『A Louer/フォー・レント』
世田谷パブリックシアター
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/01 (土)公演終了
満足度★★★★★
観てきました
東京で見逃しましたが、関西でリベンジ(苦笑
"ピー"トムは毎回観てるけどやっぱ面白い!
相変わらず奇人変人のオンパレード(笑
会場の西宮が割と敷居が高そうな感じなのか、
ジャージで行ったらちょっと浮いた気もしましたが・・(苦笑
S高原から
こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
A~C
行間がたっぷりある脚本なので、
それぞれの役者の立ち姿、
表情の癖を舞台の上に持ってきたときの印象で、
人物が随分変わる。
Aチームだとこのようにしか読み取れない気が、
ということが、Cチームだとこのように読み取ったのかな、とか、
例えば舞台の上に3人の役者がいる時、
台詞を発する役者の台詞に合わせて
アイコンタクトなしにもう二人の役者が微妙にシンクロする動きなど、
単純に観るとCチームの方が若干完成度が高かった気もするけれど、
後から観たのも大きいかもしれない。
Bも観たら、それぞれの役者がいろいろ遊んでいるのが分かってきたので、
どれが一番と言うのはつけにくい気も・・(苦笑
どちらにしろこの舞台、
セット自体が観客に背を向けるシーンが多いことからもうかがえるように、
役者がどれだけ背中で語れるかが勝負の分かれ目と言っても良いかもしれない。
役者の数だけ物語がある稀有な舞台と言っても良いように思う。
既にAチームが終わったのでアレだけど、
出来れば3チームすべて観ることで、
物語よりかは
役者それぞれの持ち味が非常によく分かるし、
誰がまだまだで、誰が役者として完成されつつあるのかが
手に取るように分かるように思う。
それが割とシンプルな役柄であったとしても。
ちなみに、男優に比べると女優の方が、
服装で役柄を自由にアレンジできて自由度が大きかった気がする。
その中で、Cの水野拓氏と折原アキラ氏は男優ながら、
男優の中ではとりわけ変×変をアッピールしていて(笑
とりわけ印象に残った。
女優は非常に巧くキャラを使い分け、引き延ばして、
レベルが高いのが分かった。
男優は際立ったキャラがシスコン兄と看護人男で、あとは実は女性の引き立て役に徹するシーンが多かったのがちょっと不利だったかな。
A~Cを通してみて、この舞台のメインは女性陣なのかな、という気がちょっとした。
それが脚本のせいなのか、役者のチームによるのかはちょっと良く分かんなかったけれど(笑
スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア
青年団若手自主企画 河村企画
アトリエ春風舎(東京都)
2014/03/11 (火) ~ 2014/03/17 (月)公演終了
若手演出家コンクー2013 最終審会
一般社団法人 日本演出者協会
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
公開審査
今年に関しては最後の公開審査が一番長く感じた・・(苦笑
2時間半、それぞれの作品のコメントに費やしたけど、
30分くらいで良かったように思う。
「面白かった」
「自分には良く分からなかった」
それで十分では・・今回の場合・・あの会場、空調キツイんだよなぁ・・(汗
最優秀賞の人以外については、
審査員の方々の読み込みが不足している分が多々あったようにも感じられなくも・・・あくまで個人的な感想として。
シライケイタ氏へのコメントの際には、
パンクバンドにコードの押さえ方の指導をしているように感じたし、
山下氏の作品のコメントの際には・・・なんて言ったら良いのか・・良く分からない。困った、正直。
個人的には、正直なところ、
一番好きなのはシライケイタ氏。男性目線で言うと。
観客賞としては個性で澤田氏。
自分が審査員だったら・・山下氏だったと思う。女性目線で想像して。
最優秀賞受賞作が嫌いと言うんではなく、
バランスを取り過ぎてて自分の性格に近すぎてこういうのは逆に受け付けないところが・・(苦笑
自分の感覚から一番遠いところをこういう賞ではチョイスしたいところだったなぁ・・。
山下氏の作品、1時間を「長い」と評した審査員がいたが、女性の方々がいる前であれは、言っちゃいけないことではないんだろうかという気がしなくも・・。
自分の奥さんや恋人とかに対して、
「話が長い。言いたいことは分かってる」
と言うんだろうか?
まぁ、作品とは別としても、こういうのに人生観が現われる気が・・。
自分の心の教科書には
「1時間どころか10時間でも俺は大丈夫」
と書いてあった(とさ♨
各作品へのコメントと最終投票の間のトイレ休憩の間に
小学六年生くらいの女子が現われて、
審査員たちに
「おじちゃん、おばちゃんたち、モテないでしょ?」
とか言ってくんねーかな、と思って外出て遅れて戻ってきたけど、
ボード見て、そんな夢みたいな話あるわけないか、と現実に引き戻された(苦笑
自分はこういう賞では、
目つきの悪い(が寂しがり屋である)捨て猫を
選んで引き取るみたいな話を聞きたかったんだけど・・期待した自分が悪かったんかなぁ・・。
若手演出家コンクー2013 最終審会
一般社団法人 日本演出者協会
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
「山の声ーある登山者の追想ー」
審査員の一人が言っていた
「大竹野戯曲でコンクールに出ると言う志がまず素晴らしい」
という言葉に、観劇前の自分の心情は尽きるように思う。
多少でも舞台の上の世界に思い入れのある人ならだれでも、
賞の付くコンクールに大竹野戯曲の、しかも登山もので臨むという覚悟に
息を呑んでしまうんではないんだろうか・・(苦笑
しかも演出家が出る二人芝居・・
これは、あの狭い「劇」小劇場のステージがボクシングのリングに変わるに違いないという期待を持たずにはいられないんでは(笑
いつもはチラシを見てもどんなんだかよくわからない舞台の連続。
そんな中で、劇場に向かう足取りがこれだけ軽い日。
自分はサッカーを見に行くと、目の前のサイドの選手がボールを持つといつも「勝負、勝負!」と大きく声をかけるんだけど、
きょうはそんな必要もないんだよね?
だって、演出家が勝負を掛けてることは目に見えてるんだもの(笑
簡素な舞台。
さっきと同じ審査員がピーター・ブルックの名前を出したけど、自分も同感だった。
美しい。
冬山のように。
この世の果て、地獄。
あるいはそこと対極にある、生まれたばかりの赤子のまるまるとした温かみ。
夢と現実、生と死。
若手演出家コンクー2013 最終審会
一般社団法人 日本演出者協会
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
「FESTIVAL/ONOBORI ートーホクをヌぐー」
アフタートークで審査員の一人が秋田出身だと言っていた。
実を言うと自分の方は東京生まれだけれどじいちゃんが秋田の隣の庄内の殿様の子だかなんだかで、死んだ親父が昔ちょこっと言ってたけど。
東京にいるけど東北にルーツがある人は非常に多いと思う。
東京に染まらない東北独自の表現は意外と東京で受け入れられるのではないのか。
関西で言うところの四国中国みたいに。
日本海側は鳥取でも石川でもどこでも手工芸が盛んだけれど、
秋田はとりわけ、土方巽を考えれば分かるように、
土俗的な身体表現で秀でている。
自分は特に秋田から次世代の土俗的な表現者が現われるのを待っていた(笑
内容はと言えば一見凄くバカバカしいモノばかりなのだけれど(笑
よくよく見れば、多少の秋田フリーク、東北好きを意識する人なら、
東北、とりわけ秋田の土俗的な身体表現の欠片をあちこちに見出すことは容易なんではないか。
この舞台のとりわけ素晴らしいところは、審査員の別の一人が言ってたのだけれど、
子どもにも容易に分かるくらいシンプルで、非常に象徴的な場面が中盤にさりげなく挿入されている所にあるように思う。
子どもにでもわかる。このことは非常に重要だと思う。
難しい演出・技巧を凝らしても、子どもに伝わらなければ意味はない。
今、誰が一番救いを求めているのかと考えれば子供だと思う。
親たちは子どもたちの不安や恐怖をテレビの刺激で誤魔化したつもりでいる。テレビで人は救われない。
NHKが社会問題とスポーツ中継にいくら多くの時間を費やしても、
これだけテレビが普及している国において自殺者は減らない。
眉間に皺を寄せて偏った報道をし、
スポーツへの熱狂で疲れを癒したつもりになっても人は救われない。
テレビで、津波や地震の恐怖を体感し、友達や家族と離ればなれになった子どもを救うことが出来ないのは明らかであるように思う。
・・じゃあ、どうするのか、と考えた末の結論がフンドシ・・?
これ以上素晴らしい演出があるんだろうかと思ったりする。
知らなかったかな?子どもってお尻好きなんだぜ(笑
NHKだってフンドシで報道すれば、日本中でどれだけの命が救われるだろうかと思う(苦笑
スーツでこの世の終わりのような顔をして
陰惨な事件ばかり報道しても、
「この世は地獄だ」と子どもたちに訴えているようにしか見えない。
シェイクスピアだってフンドシで上演すれば幼稚園でだって行ける・・鴨。
若手演出家コンクー2013 最終審会
一般社団法人 日本演出者協会
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
「FRIEND~踊る戯曲~」
「レベルが高い」
なるほどな~、と思った。
生音を使う、ということ。
意外とこれで舞台の上のリズムは天と地ほど違ったりする。
ミュージシャンでなくても生で音を出すと言うことはそれほど重要。
特に不条理劇なんかでは物語のガチャガチャ感を上手く観客に伝えやすいと思う。
自分は初演を観てないのだけど、初演を観た人には短いと感じたのか。
自分は初演を観てなかったので、逆にちょっと長いと思った(苦笑
上演時間59分だったけど、45分くらいが適当かな・・と体内時計で換算。
コンクールなのだから一つ一つのシークエンスをもっと短くしてカットアップしていった方が自分は好みかな・・。
一つ一つ数を数えるにしても、1の次もう8に飛ぶくらい贅沢に切り刻んで良いと思う。
審査員が満足している?みたいのが自分にはちょっと意外。
カラフルではあるんだけど、
良いな、というパーツが飛び過ぎている印象。
「なんでなのかな?」と思ったら、アフタートークを聞いて分かった。
自分が良いな、と思うところは全ておそらく直前になって演出家が変えたところであったのだな。
鮮度が命と言うことか・・。
小さな舞台にとりわけ多くの役者。
最初からちょっと懸念はしていた。
この小さな舞台で役者が動き回るには緻密なチームワークが必要。
全ての役者はそれを完璧にやってのけた。
素晴らしい。
その中で、演出家かつ主演のスズキ氏が微妙な(動きの上での)アドリブ・直前に変更した演出トリックを加える。
自分が良いな、と思ったのは全部そうしたところだったように思う。
舞台の上にスズキ氏の世界が良く表れていたと思う。
それを良いと見るか、どうかだと思う。
自分の観たい舞台と言うのは、基本、舞台の上の役者が全て変人というもの。
変人が一人なら一人で良いし、100人なら100人出てたって良いと思う。
舞台の上の人の数だけ色があると言うのが理想。
そういう観点からすると、舞台上にスズキ氏の色が大きすぎると言うのが、ちょっと不満かという気もした。
そうした面で光ってる部分をピックアップして音楽にのせてつなぎ合わせるなら、審査員に見せるなら45分もあれば十分だったのではないかと自分は勝手にカウントしてみた。
観客として、ファンとして音楽を楽しみながら観るなら2時間でも良いと思うけど。
今回はカナリアなPityman、大竹野戯曲の♨ドラゴン、ジャンプ好きには見逃せない?男道ミサイルと結構アクの強いのが集まってるだけに、その中ではちょっと色薄め?
柏木氏がもうちょい出張ってくれば・・という気はしたんだけど(苦笑
あひる月13
福島県立いわき総合高等学校
王子小劇場(東京都)
2014/02/21 (金) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
荒野の家
水素74%
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/02/07 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了
父と乳
らぶ・まん
王子小劇場(東京都)
2014/01/31 (金) ~ 2014/02/02 (日)公演終了
電磁装甲兵ルルルルルルル
あひるなんちゃら
OFF OFFシアター(東京都)
2014/01/28 (火) ~ 2014/02/02 (日)公演終了
我らがジョーク
多摩美術大学 映像演劇学科 FT 3年生Aコース
多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)
2014/01/31 (金) ~ 2014/02/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
アート引っ越しセンター
「空間の使い方?どうでも良い!」という所に笑った。
そうなんだよな、いくら表現の仕方が上手くなったってしょうがないんだよな。
「暗喩の時代は終わった」
若い人もそう思っててくれて嬉しい・。
と言っても昔の学生運動とかセクト的なアレじゃなく、あくまで柔らかな表現で。
途中退席が多かったのが、それぞれの観客のどういう意図だったのか分からないケド、
けたたましい足音、扉の音に聞こえたのでそういうことなのかと自分は思った(苦笑
個人的には今年入って一番好きかな。
雪が降ってるのなど見たことないが気のせいか
ガレキの太鼓
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/01/23 (木) ~ 2014/02/03 (月)公演終了
満足度★★★
ちょっと長い・・
良くできて入るんだけど、ちょっと長い・・105分?
次の面白い山?に行きつくまでに息切れしてしまう感。
流れをそのまま切り取っているから、
その時々で
「あれ、このヒトこんなキャラだっけ?」
という不可思議さを味わえるところは非常に技巧的と言って良いと思う。
その切り替えがあまりに唐突で自然に見えるので、
ある意味この前のアゴラ公演の青☆組よりレベルは高いかも・・。
ただ、役者の演技のレベルの高さを知っているがゆえに、
あえてこうした切り取り方にしたかった演出家の誘惑も理解できる気はするのだけど、
ある意味、古典的なドラッグ小説にも通じるこうした主題は使い古されたもので、
そこには新たな光を当てる必要はあったと思う。
現代口語演劇では、こうした混沌は見慣れないものだけれど、
映画や小説・音楽では既にはるか先を行っているため、
どうしても既視感が拭えず、
集中力が持続しない(苦笑
最低でもバロウズ並のカットアップ、
時間軸の混乱・虚実の混沌が欲しかった。