「日本国憲法」を上演する 公演情報 「日本国憲法」を上演する」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★★

    Ammo『墨を塗りつつ』@日暮里d-倉庫5/4マチネ観劇
    「憲法」って小難しい言葉で書いてあって読む気がしない。
    でも、この憲法がある事によって私の生活は守られる。
    勝手に、政治家のおじさん達が都合良く
    変えるって、おかしくない?
    変えたいおじさん達って、なに、目的なん?って、日本中が改憲の内容のおかしさにちょっぴりでも、この芝居を観たら、感じ取れるんじゃなかろうかと思う。
    劇中、「言葉が難しくて何言ってるかわからない」って台詞。まさに、そこ!!って!!!おじさん達は、大事なこと、分かりやすく伝えたいなんて思ってない。分からない様に、進めて、しらーと、いつからかこうなってたよね、って皆んなが後々気がつく様になるようにしている。大事なことって、誰にって大事な事なんだ?
    一握りの政治家の大事?違うでしょ??この国に暮らしてる人々の大事な事の為の憲法だし、政治でしょ?
    そんな当たり前のこと、分からないおじさん達、要らない。
    一時間の上演時間。この中で、それぞれが観ている誰かのもう一人のような気がした。前園あかりさんが演じる彼女の言いたい事や、山崎丸光さんが演じる彼も、伊澤玲さんの彼も、具現化されていた。公演数が少ない事が悔やまれる。

    今作DVD発売あれば嬉しい。今回は会議劇で俳優さん方がほぼ固定の位置のようだとおもい、個人的に下手気味に席を選んだ。
    舞台始め、明るくなった時に即死したことだけお伝えします。

  • 満足度★★

    鑑賞日2019/05/12 (日) 14:00

    【中野坂上デーモンズの憂鬱/IDIOT SAVANT theater company】(4ステージ中2ステージ目)
    中野坂上デーモンズの憂鬱「No.12」
    登場人物たちが高校生(「役」+α)であり出だしもメタ気味で楽しそうであったが、音の反響の多いこの会場で大きめの声で早口なため台詞が聞き取りにくいことがストレスとなり脳が?気持ちが?拒絶してしまい途中から思考停止に陥ってしまったのは残念。

    IDIOT SAVANT theater company「忠恕。放る。線上。」
    前年の「ハムレットマシーン」は面白かったが今回は薄暗い明かりの中での抽象的表現に苦手意識が先立つ。また、憲法との関連も見出しにくかったのはこちらの憲法に対する意識がまだ薄いということか?

  • 満足度★★★★

    中野坂上デーモンズの憂鬱 No12
    いつものように言葉と動きで間の無い隙間無い空間
    浴びせられる台詞とパワーと意味の有るような無いようなやりとり
    でもその間も意味を考え続ける
    なんナンだろうって考えさせられる
    それっぽい言葉を大きく出してみてもそれが正解だとは限らない
    世界はわからない
    僕はデーモンズ凄い好きなんだけど
    なんかデーモンズっぽい役者さんってのが自分の中にあって
    今回だと榎本さんと櫻木さんが凄いデーモンズっぽいなぁって
    てか、にこにこちゃんで三森さんと矢野さんを観てきた後にデーモンズを観た僕の中の世界観のぐちゃぐちゃさ

    IDIOT SAVANT「忠恕。放る。線上。」
    僕の思う前衛的演劇そのままの作品
    詩的な言葉と表現
    こういった作品だからといって観劇側が決まったような見方をする必要もないのかなと
    動きとか突然の展開とか自分は凄い笑ってしまった
    てか、デーモンズのモヘーさんを差し置いてあの表現とは笑

  • 満足度★★★★

    中野坂上デーモンズの憂鬱と、IDIOT SAVANT theater companyはどちらも「激しい」舞台。もちろん「劇」とは激しさを伴うものだが。
    毎回恒例のトークでは前者の主宰松森モヘー氏は今回の台本76頁と言って驚かれていたが(平均十数枚だろうと他の二人)、舞台はボルテージ高く、高速の絶叫声(一人の台詞は短い)が数珠繋ぎにまくし立てられていく。
    後者は鍛え抜かれた肉体が圧倒する毎度の舞台で悲壮感と身体負荷によって絞り出される台詞の熱量は健在だったが、今までになく多量の言葉(書き下した何編かの詩)を独白するシンプルな舞台だった。
    今回のシリーズは3組観劇でき、それぞれ健闘ぶりが見える成果で観劇としては満足だが、テーマそのものの課題は重くのし掛かる。

    ネタバレBOX

    デーモンズのタイトル「No.12」は、パンフを見る限り俳優が12人である事以外あまり意味はない。数は意識されているようでそれは憲法条文への意識だろう、などと想像したが特に関連を考えなくてよさそうだ。本番3週間前の文章がパンフに載っているが終始「わからない」と書かれている、その通りの舞台だった。客電落ちの前に俳優が一人ずつ登場し、動きが付随する一定リズムで数を1からカウントする。最後の一人が入って12人の輪ができると、主催者の開演の挨拶を挟み、本編が始まる。
    基本形としては俳優は横一列に並んで観客に向かって喋り、他者がリアクションして会話に発展する。また出番の無い者は体育座りで並び、その並びが舞台ギリギリに来た所で再び全員が一列に並んで座り、折り返し地点。
    喋りはガナリでも、台詞自体はアングラよりは静かな演劇系、何も無い所から立ち上がっていくテキストで、冒頭は「私たちは高校生」だが「高校生ではない」、といった禅問答。言葉を詰めに詰め込んだ60分が、日本国憲法(というか社会的な視野)にリンクする箇所は何度か訪れるが、結語的に感じられたのは「変化の時(現在)を感じ、身を置く事、対峙していく事」といったもの。改元などが影響しているのか知らん、憲法は「変えるべきもの」と本人が考えているかどうかは別にしても、その感覚に捕われる危うさを覚えたのが私の印象。
    愚策を国民挙って歓迎した郵政選挙での小泉派圧勝という前例が日本にはあり、「変えねばならない」気分が内容抜きに高まる事ほど危険なものはない。
    トークで今回よく聞かれたのは、日本国憲法というテーマの難しさと、改めてこれを考える機会を与えられたというもの。松森モヘー氏は「頭がよくなりたい」と印象的フレーズを繰り返していた。(もっとも自称偏差値30台というのは名刺代わりなのだろう。同学年での学力相対評価に過ぎない偏差値でなく、IQテストをやれば決して低くないはずだ。)

    IDIOT SAVANTは苦しむ心の身体表現に息が詰まる冒頭のくだりを潜ると、俳優個々がやはり苦悩しながらも、語りが個の身体というより理性や心情に接続する感じがあり、詩の朗読の様相となる。この詩が何とも直裁で気恥ずかしい程に青く、願い、祈り、絶望と希望の文字が並ぶが、これを聴かせてしまう身体がある。7名の俳優は皆黒のスーツを着込み軟弱さを見せないのがスタイルのよう。最後は奥に椅子を並べて各様の決めポーズを取ると客電が点き、互いが見合う空白の時間が暫く続く。個人の独白を終えて観客への問いかけの流れはテーマに即していると感じ、違和感がなかった。トーク用の椅子とマイクを仕込むスタッフが現れ、漸く立礼にて終演。
  • 満足度★★

    鑑賞日2019/05/09 (木) 19:00

    【bug-depayse/Super D】(2ステージ中2ステージ目)
    bug-depayse「彼について知っている僅かな事柄」
    隠喩の意図するものを探りながら観るも、結局何が何だかさっぱりワカらず。

    Super D「新日本国憲法」
    前文(?)や条文を音声にしながら(朗読や群読、音読ではない)それを身体で表現したり、条文の内容を例示するスキットを演じたりのパフォーマンス。
    表現法としては面白いが、時として音声が聞き取れないのはどうだろう?
    まさか観客が諳じている前提ではあるまいな。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/05/04 (土)

    「Ammo」「ノアノオモチャバコ」観劇。知っているようで深く知らない。解っているようでなかなか…。な憲法。どちらの作品もその「決まりごと」に関しての奮闘がわかり、少しでも憲法が分かったような。この国はどうなっていくのだろうか、私にできる事はあるのだろうか、などと考えながら帰路につきました。

  • 鑑賞日2019/05/06 (月) 19:00

    石川雷太 a.k.a. Erehwon「原発・ノイズ・日本国・憲法」
    ビキニ環礁の核実験映像や舞台に並べられた放射性廃棄物の表示があるドラム缶から核関連、序盤と終盤のパフォーマンスから戦争や暴力に関するものは感じ取れたが憲法関連は全く感じられず。アフタートークで石川氏としての狙い・想いを伺えたがそれでもあまり理解できず。
    美術家にしてノイズミュージックによる表現をする方とのことなので、そちら方面に慣れていればともかく、演劇側からの視点では無理もないことか?
    とはいえパフォーマンス自体は(多少の冗長感はあれ)興味深く観ることができた。

  • 満足度★★★★

    AMMOとノアノオモチャバコの回を観劇。毎年各団体のステージ数は通常2、3回だが今年は1ステージのみ(特別出演)が1団体、他は2ステが2組、4ステが2組の変則形。今回観たのは4ステージある組の初回。
    まずAMMOはここ2年程気になっていて未見だった劇団だが、現実にある自民党の改憲案を扱った直球の議論劇(近未来の要素あり)。若い実力の片鱗が見えた。ノア..は数年前「胎内」をシアターミラクル(確か)で観て以来だが、古典戯曲などの脱構築的舞台が領分かと思ったら、意表をついてコメディ仕立ての家族劇であった。早川紗代が婆役で舞台を掻き回し(邪魔をし)、なぜこの女優が居るのに普段お笑いをやらないのかと首を傾げる八面六臂の出しゃばりっ振り。
    1時間でやれる事には限りがある、とは他ならぬ両劇団にこそ言え、凝縮された内容でお得感あり。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/05/04 (土) 14:00

    【Ammo/ノアノオモチャバコ】(4ステージ中2ステージ目)
    Ammo「墨を塗りつつ」
    新憲法に一行だけ附加することを許された弱小野党の策は?な物語。
    奇しくも本作を観る前に史上最凶(狂?)の宰相が「2020年に新憲法施行」とぶちあげたニュースを目にしたために焦燥感・無力感が劇中人物たちと重なってまるでわが事のよう。
    そんな中、彼らがそこから導き出した結果は痛烈な皮肉で「ヤラれたぁ……」あるいは「その手があったか!」でニヤリ。

    加藤航平と八谷しほ「VOTE!」も「第98条・緊急事態」について例え話で語っており、それを踏まえた上で観た本作では具体的な条文で触れており、もはやそれは戦慄に近かった。
    そして前者は高校生たちの議論(?)、後者は政治家たちの議論なのでそれぞれの精度も的確ではないか、とも。
    しかし本当にあの首相に緊急事態など与えたら文字通りの「ナントカに刃物」ではないか、剣呑剣呑。

    ノアノオモチャバコ「かてーのけんぽー(仮)」
    憲法を家庭の問題に落としこんだとのことで、大日本帝国憲法から日本国憲法に替わるのはワカったが、他はあまりピンと来ず。
    ま、大日本帝国憲法をあまり知らないので仕方のないことか?
    そしてやはりσ(^-^) とノアノオモチャバコって相性が良くないのかもなぁ。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/05/05 (日) 14:00

     「Ammo」と「ノアノオモチャバコ」を観た。
     Ammoは、近未来、自民党(劇中では民自党)の改憲案が国会を通ることが決まってしまった局面で、小党が1行だけ付け加えさせてやる、と言われて、その案を考えるという会議劇。学者に協力を求めても、ほとんど相手にされない中で、小党が考えたのは…、という展開は面白い。なぜ小党に1行付け加えさせるのか、とか、途中から出てきた肉の話はどういう意味があるのか、等の疑問はあるのだが、劇として熱を感じる。政治家の空気が読めない妻を演じた松葉祥子が、最後の決め手となるというのも巧い。
     ノアノオモチャバコは初見の劇団だが、亭主関白の父が決めた家訓に反対する家族の反発を、憲法になぞらえての芝居。笑い中心の劇団のようだが、ちょっとやり過ぎの感があり、憲法の話との親和性は今一つの感じがあった。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/05/05 (日) 14:00

    Ammoのテーマに対する熱い情熱を感じる事が出来て良かった。
    前園さんの長セリフに胸を打たれた。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/05/01 (水) 19:00

    【身体思考/加藤航平と八谷しほ】(2ステージ中2ステージ目)
    身体思考「九条小町」
    ノンバーバルの身体表現とのことで「考えずに感じるヤツ」と思って臨むも、タイトルからテーマが見えているのによくワカらず。
    最後に第1条から第9条までを読み上げる時に「内閣」を「内角」、「国会」を「黒海」のイントネーションで読んだ意図も読めず。
    やはりこのテは観慣れていないとダメなのか?

    加藤航平と八谷しほ「VOTE!」
    コミカルなタッチながら改憲に関する国民投票で起こりそうなことや現憲法と改訂案の特色を戯画化して見せて鮮やか。(ある意味コワい)
    それこそ高校を巡回して上演してはどうか?(それでもワカらんヤツにはワカらんか?)
    なお、導入部の「学園祭で上演する芝居は憲法に関するものと国から指定される」という状況にAga-risk Entertainment「ナイゲン」を連想したりも。

  • 満足度★★★★

    初回は満席で予約が取れず、雨の中会場を訪れ、幸い当日券で観る事ができた。
    「戯曲でない」憲法を題材に何がやれるのか?不安ながらに見始めたが、さほど違和感が無かったのは、思えば「戯曲」での企画で各集団それぞれ、圧縮の手際や翻案・表現手法もバラバラ、原形をとどめなかったり換骨奪胎された舞台を過去に観ていたからだろう。(来年はテキストからも離れるらしい)
    今回全組合せは観られないが、まず第1グループのスタートに立ち会えてラッキー(観客が皆同じ条件で観劇)。出演団体は毎回舞踊・身体表現系と芝居系、凡そ半々の陣容だが、1グループはくっきり身体思考が舞踊系、加藤と八谷が演劇系。それぞれに感想があるがいずれネタバレにて。

    ネタバレBOX

    身体思考「九条小町」は台詞無し、象徴表現を読み解く観劇。初日の一番手だったが、空間を味方につけ、即興要素がありそうで意外とカッチリ作られた出し物だった。
    演者が登場して布を束ねた長い帯を真四角に敷き詰め、各人が所定の位置に付くまでの動作を見せる。やがて客電が落ちると和服の女中っぽいのが摺り足で現れ、一嘗めして去った後、白髪の老婆が登場し目を閉じて震えながら悲しい出来事を語るように動き、物語の始まりの体。ふと目に懐かしさを覚えて当日パンフを見れば、老婆はグループの主宰の男性舞踊家であった。その往年のパートナーも振付・出演で参加。踊りはスローの舞踏系の所作からロボットダンス、ジュリアナ東京を連想させる華やかな踊りと多彩で、一つ一つはオーソドックスな踊りだが目を飽きさせない。
    ただしストーリーの解読には苦労する。全体に悲劇調なのは、舞踏の動き=能=無念の死・・の影が覆っているからか。細部の解釈は難しいが、擬人化された9条(戦争放棄)が生きていた往時を偲び、供養する夢幻能と捉え、未来の視点からの平和憲法への鎮魂劇と解した。
    舞台上(正面奥2階部分も使う)には踊り手だけでなく、刀を手に浪人風にただ佇む老齢の人、能の謡い方風の声を出す人、など、多様なパフォーマーが所を得て存在するが、既視感あり。老婆役が昔客演していたのを観たパフォーマンス、舞踏の芥正彦の公演(首くくり栲象もいた)、元SCOT笛田宇一郎、音楽畑ではあるが渋さ知らズ・・。何処となく箱庭な異種統合の様式の発祥は何だろう。

    対照的な加藤航平と八谷しほ「VOTE!」は、若い俳優たちによる学園ドラマ。バカっぽい高校生を振り切り気味の誇張演技で演じるテンションで憲法論議をやらかすという発想で、演者が楽しそうに演じるのを見るのは楽しく、比較的まともな会話のできる主役JKと準主役JKの周りを、クラスの中心的男子、ナルシス長身男子、純粋熱血男子(ホレ易い)に、超泣き虫JK、助っ人に連れてこられたスピリチュアルなダンサーが囲む構図。
    本作の仕掛けは、高校3年生の最後の文化祭で発表する芝居を「ロミオとジュリエット」ではなく日本国憲法についての劇とせよ、とのお達しが来た、というもの。伝えに来た教師が唯一の大人である。作・演出本人がアフタートークで、脚本は3回没にして4本目を上演した、との苦労を吐露していたが、書き手として困ったのはこの題材では「主張をしたくなってしまう」事だという。役者の意見も入れて書き直した結果、憲法の事を全く知らない、考えた事もないノンポリである18歳の高校生に議論させる形となった。
    この設定は、ちょうどこの企画に挑戦する事になった一グループの状況に重なる。もっとも企画に参加する選択は自ら行なったのであり、高校生らは「受け身」の出発である。この「受け身」で始まる困難、つまり巻き込まれ型ドラマの弱点は、どんな筋道を採ろうと「よく頑張ったね」に着地できるが、「俺は誰の世話にもなってない」と言い張れる若者だけに許される着地。もっとも国民投票の権利を手にする生徒らも「よく頑張った」では済まなくなる、という話の筋からして成立しづらく、本作はこの甘さをうまく回避している。
    秀逸は憲法の中身に全く触れずにディベート(自民党新憲法草案か現憲法かという格好)を暫くの間成立させる前半。賛成派は「賛成」という言葉のポジティブな印象をアピールし、ゆるキャラも導入、一方反対派は悲劇の主人公を登場させ同情による票を得ようという戦術。ここで冒頭、二人の女子高生が共通の想い人に接近するため「自分がジュリエットをやる」とけん制し合った伏線を活用、純粋熱血男子のマナブ君のハートを準主役(行きがかり反対派)がゲット、となる。主役(行きがかり賛成派)は絶望と怒りにかられる・・。
    危ういのは、バカな高校生らの憲法論議とは言え、新憲法草案という現実に存在しているトンデモな代物が扱われ、何も知らない彼らが賛成だの反対だの言い合っている事。この現実感覚を(草案の本質を知る人にとっては)拭い切るのは難しい。やがて高校生らも「憲法の中身について何も考えられてない」事に気づき、やってきた教師にここは素直に教えを請うのだが、教師が開陳する憲法構造の理解に危うさが漂う。
    芝居としてはバカな生徒=大衆が行き着く混沌を皮肉を込めて描く側面があるが、判りにくいのは、憲法論議の文脈上では教師も「愚かな大衆」の一人に見えるが、芝居の文脈でみると神の視点で生徒を揺さぶる立派な教育者に見えてしまっている点だ。
    しかし作者は生徒らに最後には受け身である事をやめ、「ロミオとジュリエット」に戻って行く道を辿らせる。「○○の本当にやりたい事をやりな。それなら応援する」と泣き虫が主役JKに言い、本当の憲法論議(自由と権利についての)がそこにある事を観客に仄めかす。そしてお定まりの恋バナでの大団円、「中身」への言及は薄いが憲法エンタメとして一応の完成をみた。

この公演に関するtwitter

初日1週間前から「団体名」と「公演タイトル」を含むツイートを自動表示します。
(ツイート取得対象にするテキストは公演情報編集ページで設定できます。)

  1. 後れ馳せながら、現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法を上演する」、中野坂上デーモンズの憂鬱特別公演『No. 12』終演致しました… 最高にクレイジーな1ヶ月でした。 色んなご意見いただきました。 とりあえず文字数が圧倒的に足りないの… https://t.co/X9FlnEtLhC

    5年以上前

  2. 【中野坂上デーモンズの憂鬱/IDIOT SAVANT theater company】(4ステージ中2ステージ目) 中野坂上デーモンズの憂鬱「No.12」 登… https://t.co/hXZogs0CqU pratze #die #舞台 #演劇

    5年以上前

  3. 「日本国憲法を上演する」は、結局4本観たのか。 今日はこれからMCRなのである。

    5年以上前

  4. ●現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」を上演する すべての公演が終了しました。大勢の方に観に来て頂きましてありがとうございました。 また参加してくれた団体や手伝ってくださった方々、本当に感謝しています。 また、来年もどうぞよろし… https://t.co/4sqeoS9FPQ

    5年以上前

  5. まとめを更新しました。「現代作家シリーズ9「日本国憲法」を上演する Ammo『墨を塗りつつ』(公演終了)非公式まとめ」 https://t.co/PzxoZL5F5k

    5年以上前

  6. 現代作家シリーズ9「日本国憲法」を上演する。シンポジウムに登壇してきました。シンポジウムの間中、「日本という国も、国境も、日本語という言葉さえなくなってしまえばいい」と酔いながら語ったバスケの元チームメイトのことを考えていました。 果たしてそれは自由なのだろうか。解放だろうか。

    5年以上前

  7. 現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法を上演する」中野坂上デーモンズの憂鬱特別公演『No. 12』全日程終演致しました。ご来場下さった皆様、気にかけて下さった皆様、スタッフ関係者の皆様、共演者の皆様どうもありがとうございました…!! https://t.co/VyknwJx5KA

    5年以上前

  8. 「日本国憲法」を上演する、d-倉庫。IDIOT SAVANT。TPAM公演でその存在感を改めて感じさせた憲法テクストの投影がなくなる。横浜では祈りの奥で通奏底音としての憲法が脳内で響いていたことに気づく。たったそれだけのことで、あ… https://t.co/GQwCIx4EWi

    5年以上前

  9. 現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」大千秋楽!お手伝いしてきました!! 超満席で観劇はできませんでしたが、超満席時の受付業務、やはりとても楽しかったですo(^o^)o色々凄かった!! 関係者の皆様、本当にお疲れ様でした! 日暮里… https://t.co/mHvnDRRZIQ

    5年以上前

  10. 「日本国憲法」を上演するシリーズ、d-倉庫。中野坂上デーモンズの憂鬱。部活女子高生の噛み合わない会話と序列、自分達のためとは到底思えぬ校則が、憲法の見立。校則の外の教師や母親は頼りにならない〈大人〉の代表、国際社会は宇宙人。読まれ… https://t.co/tNbK5icIsk

    5年以上前

  11. そして同じテーマで創作して他団体と見比べるの、自分の良いところも足りないところも見えてとても勉強になる…! d倉庫の「現代劇作家シリーズ」いい企画でした。参加させて貰えて感謝感謝です。

    5年以上前

  12. IDIOT SAVANT theater company『忠恕。放る。線上。』本日が最終日です。この作品は「日本国憲法」を上演するフェスティバル出品作品。 物書きが文章を書くように。絵描きが絵を描くように。演劇にできることは、俳優… https://t.co/viHfFFFMGj

    5年以上前

  13. 「日本国憲法」を上演する。 中野坂上デーモンズの憂鬱「No.12」 会話劇ではなく前衛音楽ライブの趣きでした。 普段、憲法の事なんか考える機会の無い現代っ子の「だから何なの?!」っていうモヤモヤを畳み掛けるスピードで表現した… https://t.co/FCHE5nLaQ6

    5年以上前

  14. 昨日は二十八代目襲名!でご一緒した、らぎーさんが出演してらっしゃる舞台を観てきました(*・〜・*) デコだしらぎーさん可愛かったなあ…☺️☺️💓 日本国憲法を上演する、ということでどんな感じなんだろうと思っていましたがフフッとなる… https://t.co/wwRo14zYV7

    5年以上前

  15. 現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」を上演する。本日19時〜 中野坂上デーモンズの憂鬱『No.12』×IDIOT SAVANT theater company 『忠恕。放る。線上。』最終日です…! 本日も満席の為、キャンセルがあ… https://t.co/vBL0ohutpZ

    5年以上前

  16. 『現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」を上演する』@日暮里d-倉庫。中野坂上デーモンズの憂鬱『No.12』劇団の本公演を観たことがないのでテイストがいつも通りなのかわからなかったけれど、癖になるリズムを背景に台詞を怒涛のようにまくし… https://t.co/2dpu3op9TY

    5年以上前

  17. いよいよ最終日となりました。 今日の公演は19時開演。チケットは完売ですが、キャンセルが出た分のみ当日券を出す予定です。 ●現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」を上演する ◯IDIOT SAVANT theater company… https://t.co/AJwGtbDlao

    5年以上前

  18. d‐倉庫にてお手伝い終了。 明日まで開催(?)している 現代劇作家シリーズ「日本国憲法」 キャンセル待ちなんだって。 えっと。。。 劇団さんのお名前は。 ・中野坂上のデーモンズの憂鬱 ・IDIOT SAVANT 終わった後のOM2の皆とスタッフさんとの飲み会が楽しかった❤️

    5年以上前

  19. 現代劇作家シリーズ9「日本国憲法」を上演する IDIOT SAVANT「忠恕。放る。線上。」行為と言葉を離す。行為から意味を剥がす。◇中心原理としての憲法。言葉に力(valmacht)を持たせ(to enact)法の言葉を世界のす… https://t.co/d2wIXfp9WA

    5年以上前

  20. 「日本国憲法を上演する」IDIOT SAVANT『忠恕。放る。線上。』激しく動く身体と共に詩的断片が放たれるかと思えば突如、直截的な言葉が飛んで来たりも。総じて憂国の色が強い一方、陶酔的な雰囲気も。最後の言葉「光と闇に線を引く者は… https://t.co/GCzgf2aaFv

    5年以上前

  21. 「日本国憲法を上演する」中野坂上デーモンズの憂鬱『No.12』出演者12人がスターティングポーズを取り、出番が来るとまくしたてるように高校内の人権や自由(憲法12条)について演じる。唐十郎や野田秀樹のような密なテキストではなく同じ… https://t.co/BPAxWqTMFp

    5年以上前

  22. 中野坂上デーモンズの憂鬱「NO12」~現代劇作家シリーズ9「日本国憲法」を上演する~受付で「中野坂上」って言われてしまうものすごく不利なアウェイ上演。18番まである校歌は長野県諏訪清陵高校だそう。(第1校歌が8番、第2校歌が10番… https://t.co/egr4WzVTpg

    5年以上前

  23. 現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」 中野坂上デーモンズの憂鬱  「 IDIOT SAVANT theater company 「忠恕。放る。線上。」 お手伝い&観てきました! どちらも最強でした。攻めっ攻めでした… https://t.co/RD6kmSZeQA #No12

    5年以上前

  24. 【実測上演時間情報】die pratze「現代劇作家シリーズ9「日本国憲法を上演する(中野坂上デーモンズの憂鬱/IDIOT SAVANT company)」:中野坂上デーモンズの憂鬱60分強+休憩20分弱+IDIOT SAVANT… https://t.co/gZH10y5lpB

    5年以上前

  25. 日暮里d-倉庫なう。die pratze「現代劇作家シリーズ9「日本国憲法を上演する(中野坂上デーモンズの憂鬱/IDIOT SAVANT company)」すーん♪ 下手ブロック後方(7列目)中央通路際の席を選択。結局5プログラム… https://t.co/bbhsxrmogT

    5年以上前

  26. 現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」を上演する。 中野坂上デーモンズの憂鬱『No.12』×IDIOT SAVANT theater company 『忠恕。放る。線上。』2日目です。今日は16時〜シンポジウムもあります。(入場料5… https://t.co/JdfbEmlq6p

    5年以上前

  27. 前文、9条の戦争放棄、21条の表現の自由などが取りあげられることが多かった〈「日本国憲法」を上演する〉シリーズだが、改元の時期にもかかわらず、象徴天皇制の議論もなかったし、生活保護やジェンダーについても取りあげられなかった。世代差… https://t.co/fjxlAxOnNU

    5年以上前

  28. 日暮里から帰宅。〈「日本国憲法」を上演する〉シリーズで中野坂上デーモンズの憂鬱の『No.12』(松森モへー作・演出)とIDIOT SAVANTの『忠恕、放る。線上。』(恒十絲演出)を見る。『No.12』は春休みの夕方、高校の部活動… https://t.co/kB1NBLVtCR

    5年以上前

  29. ●現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」を上演する 明日、12(日)の公演は14時と19時。 また、その間の16時15分からは各団体代表によるシンポジウム(バトル?)。司会は劇評家の藤原央登氏 ◯IDIOT SAVANT thea… https://t.co/eMKe7snVrD

    5年以上前

  30. 同企画『「日本国憲法」を上演する』でAmmoのあらすじが面白そう。 「現在の自民党の改憲案に完璧に改正されることが決まった日本。たった一行を書き加える権利が与えられた弱小政党の一週間」

    5年以上前

  31. IDIOT SAVANTは水を得た魚であった。オリジナル戯曲の劇団なのだなぁと思った。日本国憲法というお題もIDIOTの作風にピッタリだと思った。また、オリジナル戯曲だと俳優のコトバや存在が、過去の劇作家シリーズのときの何倍も魅力… https://t.co/nOlozkOop2

    5年以上前

  32. 2団体を見て、日本国憲法を上演するというのは、我々の“今”を上演するということなのだと思った。でもそれって、全ての演劇の本質なのではないかなとも。日本国憲法、その他全てにおいて我々はもっと考えなければならないし、話し合わなければならないと思った。

    5年以上前

  33. d-倉庫にて現代劇作家シリーズ「日本国憲法を上演する」フェスをみました。IDIOT SAVANTと中野坂上デーモンズの憂鬱の2団体でした。中野坂上はいわゆる小劇場演劇スタイルの過剰なエネルギーと早口セリフな芝居。自分も昔はそういう… https://t.co/dWJ3H3Rxf2

    5年以上前

  34. 今日11日(土)のアフタートークの司会は、前クールで好評だった「bug-depayse」の俳優、野澤健さんです。 開場は19時。 ●現代劇作家シリーズ⑨『「日本国憲法」を上演する』 ◯IDIOT SAVANT theater c… https://t.co/f0obUjYUil

    5年以上前

  35. ●現代劇作家シリーズ⑨「日本国憲法」を上演する。 チケットは4公演とも完売です。キャンセルが出た場合のみ当日券を販売します。 11日(土)-13日(月) ◯IDIOT SAVANT theater company 『忠恕。放る… https://t.co/kON2zqOknR

    5年以上前

  36. 《現代劇作家シリーズ9「日本国憲法を上演する」》 「新日本帝国」 無事終演いたしました🎉 出演者の皆んな、d倉庫のスタッフ一同様、そして、ご来場頂きましたお客様。誠にありがとうございます😊 一同これからも精進して参りますので… https://t.co/KQDOx0rwx5

    5年以上前

  37. まとめを更新しました。「現代作家シリーズ9「日本国憲法」を上演する Ammo『墨を塗りつつ』(公演終了)非公式まとめ」 https://t.co/PzxoZL5F5k

    5年以上前

  38. あと二劇団! ●現代劇作家シリーズ⑨『「日本国憲法」を上演する』 ・舞台は、今「日本国憲法」にどう応答するのか! ◯11(土)―13(月)  ・IDIOT SAVANT theater company  ・中野坂上デーモンズの… https://t.co/mpYze0FZug

    5年以上前

  39. 【bug-depayse/Super D】(2ステージ中2ステージ目) bug-depayse「彼について知っている僅かな事柄」 隠喩の意図するものを探りなが… https://t.co/uyJn63Irpn pratze #die #舞台 #演劇

    5年以上前

  40. 2日間2回だけの本番 無事に終演いたしました。 ご来場ありがとうございました! ------- d-倉庫現代劇作家シリーズ9「日本国憲法」参加作品 bug-depayse『彼について知っている僅かな事柄』 https://t.co/hGeRaEMbzC

    5年以上前

  41. 【実測上演時間情報】die pratze「現代劇作家シリーズ9「日本国憲法を上演する(bug-depayse/Super D(,京都))」:bug-depayse55分強+休憩10分強+Super D(,京都)55分=125分弱(… https://t.co/oeEBBm7RUx

    5年以上前

  42. 日暮里d-倉庫なう。die pratze「現代劇作家シリーズ9「日本国憲法を上演する(bug-depayse/Super D(,京都))」すーん♪ 下手ブロック後方(6列目)中央通路際の席を選択。 https://t.co/HfUJ5R6jQD

    5年以上前

  43. 現代劇作家シリーズ9「日本国憲法」を上演する SuperD「新日本帝国」 。京都という都市が産んだリアリティーのないリアル感。影響を受けたであろう何人かのアーティストも浮かぶが、その流れからまたオモシロいものが出てきた。ダ… https://t.co/GSqOeNTl5n #拝見

    5年以上前

  44. 株式会社XemonoのとりいさんのUI/UX講座(スライド)と、昨日見た『日本国憲法を上演する』のbug-depayseとSuperD公演が頭の中でごっちゃになって、「憲法のユーザ(主権者?)エクスペリエンス……バチクソでかい主語… https://t.co/iO3tMvtDED

    5年以上前

  45. 【現代劇作家シリーズ9「日本国憲法」】あともうひとつ、両作品を観て、正しさは時代に染まり、揺らぎ、移ろうものだと改めて思う。最近の出来事などを眺め今の価値観だけで過去の正しさを判断する愚かさを知りつつ、その時代の正しさのありようと裏付けを記録し続けることの大切さにも想いを馳せた。

    5年以上前

  46. 【現代劇作家シリーズ9「日本国憲法」】Ammoとノアノオモチャバコ両作品を観て、あたりまえだけど、演劇でなければ表現しえないことがあるなぁと思う。個人的に両作品とも憲法や政治のありようへのバイアスのかからない切り出し方や描き方で戦… https://t.co/mUznh4vxg3

    5年以上前

  47. 5日マチネに現代劇作家シリーズ9「日本国憲法」を上演する、Ammo『墨を塗りつつ』、近未来、リベラルな小政党が政治のバランスの中で与えられた改正憲法に一行加える権利という中に、政治力学の理が編まれ、議員会館内での議論の熱にもその定… https://t.co/Mec3504XNK

    5年以上前

  48. 「日本国憲法を上演する」Ammo 墨を塗りつつ、作成中の長文感想tweetを削除してしまって灰になりかけたけどまたトライしようと思ってます。その前にひとことだけ。配役配置、バランス。Ammoにはいつもこんな感じのこんな感じがいいと思ってました。

    5年以上前

  49. まとめを更新しました。「現代作家シリーズ9「日本国憲法」を上演する Ammo『墨を塗りつつ』(公演終了)非公式まとめ」 https://t.co/PzxoZL5F5k

    5年以上前

  50. 平和な日常の中では、憲法の存在をあまり深く考えずにすむようになっているが、いざとなる時、守ってくれているかどうかが大事になる。このような観点を含め、『「日本国憲法」を上演する』公演シリーズは憲法の内容や意味を外と内から見つめなおす機会になる。

    5年以上前

このページのQRコードです。

拡大