満足度★★★★
不老不死
今回は不老不死をテーマにしたストーリー、前作同様に独特の世界感を感じました。殿様は名前を名乗らないままのほうが良かったように思いましたが面白かったです!!
満足度★★★★
二律背反か…
素舞台に5ヵ所のたて穴が開いており、その中から人物が出入りする状況は不思議だ。穴の中はどのような生活空間になっているのだろう。興味津々だ。
さて、ビルの何階(地下か?)かに穴が空いたフロアーと見立て、住人が4名(男女各2名)ともう一方…。そこに宅配ピザのアルバイトが迷い込んだ。
さて、本公演は二律背反の様相を呈しながら展開するが、終盤におけるアルバイトの激白が圧巻である。一見ネガティブな主張だが説得力があり見応え十分である。
満足度★★★★
死に際に幸せを感じられるのは?
主人公のピザ屋が4人に興味があるかどうか問いかけ、自分の夢と現実とのギャップを訴えるシーンには胸を打たれました。
そして、元カノのナカヤは潜入調査は意表をつきました。
満足度★★★★
感謝する気持ち
他の方のコメントにも多いように、劇場を巧みに使いこなしていると思いました。それぞれのキャラクターも個性的で、台詞の掛け合い(?)も絶妙で、面白かったです。主人公の叫びは、本当にそうだなぁ・・と感じ、私も命や人々への感謝の気持ちを忘れないようにしようと思いました。役者さん達の熱演、表情、皆とても良かったです。(業者役の役者さんの演技は、ちょっと違和感ありましたが・・)特に、主人公の役者さんの、切羽詰った表情などが印象的でした。とても面白い舞台でした!
満足度★★★★★
堪能しました!!
今までSPACE雜遊で芝居を観ているが、こんなに雜遊の特性を生かした舞台は初めてです。脚本、役者、音、照明すべてが良かったです。
満足度★★★★★
無題1209(14-257)
14:00の回(曇→小雨)。13:20受付、13:30開場、今日も正面へ、2回目です。13:51/14:02前説(ずっとよくなっている)、ひょっとこ登場、105分、喫煙シーンの説明(これは初日にはなかった)、14:05開演~15:52終演。
もう一度「聴きたかった」シーンがあって...
アルバム最後の曲「Eclipse」。ラストのセリフ「手に触れるものすべて」以下~は「All that you touch」~でしたね。「And everything under the sun is in tune 」...ここからオリジナルの世界に転調し、ナントかなる...宇宙の調和...原詩の「eclipsed by the moon」とは違ったよさを感じました。
神がピッツァを食し倒れる...かつてウルトラマンがハヤタに命を与えたシーンを思い出す。
神の空間は歪んでいて白いのは「ホワイトホール」だからかなと思った。
「はかせ」はマッドサイエンティストかと思いましたが、引き際を心得ているようですね。
ネットで原作の内容を探していたら、三浦さん、「レビュー」書いていらっしゃいましたね。
満足度★★★★★
この話は・・・大変気に入りました(^^)
とにもかくにも面白いっ!
物語の出だしも掴みもOKで、内容も気に入りました。
個性的だがユニークな憎めない各設定の登場人物も楽しめた、1時間45分。
満足度★★★★★
穴の外
劇場の機能を100%活かした演出が素晴らしい。
床に開いた5つの■い穴はもちろんのこと、トイレやエレベーター、
劇場入り口のドアに至るまで、劇場の全てが無理なく役者の動きに組み込まれている。
不条理っぽい出だしをいたずらに引っ張らず、巧みに状況を説明すると
そこから普遍的なテーマをびっくりするほどストレートに問いかけてくる。
ピザ屋よ、あなたのそのまっすぐな声が3人の、いや“神”も含めて4人の
価値観を変えたのだ。
満足度★★★★★
面白かった
雑遊にあんな仕掛けがあったとはビックリ。でも本当に上手に利用していて、素晴らしかった。ストーリーの前提でイマイチわかんない所もあるが、それを超えて面白かった。俳優陣も素晴らしく、熱演だった。(おばあちゃんを除いては。。。)でも良いお芝居でした
満足度★★★★★
見応えありました
芝居小屋の特性を活かした手法を使って観客の居る世界が一変しました。併せて、先読みできないほどのストーリー展開も面白かった。ホント、大人のおとぎ話ですね。そのダイナミックさに堪能しました。
満足度★★★★
楽しめました
この劇場の「穴」を使った芝居は何度か観ましたが、ここまで本格的に使いまくった芝居は初めて。実にユニークな演出ですね。芝居の方はシュールなSFファンタジーぽくって、よくわかんないところも多かったけど、グッと引き込まれるものでした。どうでもいいことですが、神様の「もっこり」は妙にリアルでびっくりしました(笑)。
満足度★★★★★
個性的な登場人物
不思議な空間の話だが、主人公は至って普通。そのギャップが面白い。
また登場人物のキャラがしっかり出ており、安心して笑える感じ。
これも、役者さん達の演技力がとても高いからだと思った。
表情、長セリフ、セリフが無い時の立ち振る舞い等、実にどの役者さんも素晴らしい。
ストーリー的には、いくつか疑問は残ったが、人間知らなくても良い事があるという事か(笑)
ひとつ、残念なのは悪天候やお盆期間中とは言え、この公演で客席が埋まらない事。実にもったいない!
満足度★★★★
面白かった~!演劇の醍醐味
を味あわせてもらいました。なんとなく、説明文から想像していた通りの公演だった。ああ私はこういう舞台を観たいと思っているんだな、と自分で納得。命というものは限りがあるからこそ愛おしく美しいのだ、と頭では分かっているつもりでも、それを超える老いや死への恐怖があるのも事実。これにどう折り合いをつけるかが人生の大問題なんだけれども、何だかこの劇からたくさんの示唆を受け取ったような気がする。ピザ屋のお兄さんの叫びは、そのまま悩める現代人の人生の肯定の叫びだ。たくさんの人が、そしてたいていの人がこんな風に人生を捉え、生きている。ただ、あのように切羽詰まった状況に置かれないからそれが見えないだけだ。哲学のある、素晴らしい脚本だと思います。雑遊にあんな穴があるのは知っていたけれど、これをそのまま100%活かしている舞台も初めて。ライティングも素晴しかったが、蛍光塗料のピルなんかもよく利いていたなあ。美しかったです。最後のエレベーターがタイミング悪かったのが残念。
満足度★★★★
独特。
独特の世界観がありましたね。今この時代に何かメッセージをもうっているように思いました。あっという間の時間。違うお芝居でもう一度見てみたいですね。
満足度★★★★★
無題1206(14-254)
19:00の回(曇)。18:20受付(すでに仕掛けが…)、18:30開場。ホントに何もない舞台、L字の客席、入って正面(3列)と左(2列)、入口側が舞台、正面がお勧めとのことでしたのでそちらへ、1列目と2列目と段差があるので観やすい。天井にスピーカー、ぐるっと見渡してもひんやりとした普通の会場。
当パンをみると「ストルガツキイ」の文字、「スプーン五杯の霊薬」…調べると「願望機」に収録されているのですね。
「実験都市(2011/7@MOMO)」からで5作目になります。佐藤さん、志村さん、森田さんは過去作品を、菊池さんは「起て、飢えたる者よ(2013/9@サンモールS)」「十二人の怒れる男(2011/5@DECO)」。
今までで、客席に一番「笑い」があるお話しでした。滑稽としか思えないシチュエーション、噛み合わない会話と立ち振る舞い、閉じられた世界・異質なものとの対話、狂気そのもののBGM。
「この作品をやるならこの空間でないと…」という三浦さんの言葉は、開演直前に明らかになります。
18:50/19:02前説(105分)、ここらでかかっていたのは「Layla」のカバーですかね、19:05SE、開演〜20:48終演、初日乾杯21:30退場。
登場人物、照明、音楽、会場、観客までもが「Sence of Wonder」の世界の一部。
満足度★★★★★
生の舞台でしか味わえない妙味
開演直前、ひょっとこ面をつけた者が、奈落の上に被せてあった蓋を一枚、一枚外しては、舞台袖に隠す。蓋は全部で五枚。スモークが焚かれ、奈落の底からは、青みがかった光が射す。この後、光は、其々の穴で色を変え、或いは暖色系、或いは寒色系の色を湧きあがらせる。暗転後、一つの穴の上部に白色光が上から射すと、人の頭部が迫り上がってくる。丁度、映画「地獄の黙示録」でマーロンブランドの頭部が、水から徐々に迫り上がってきたシーンのように。あの時、マーロンブランドが、ぶつぶつ呟いていたのは、T.S.エリオットの”The Waste Land”だった。April is the cruellest month,で始まる有名な詩である。(追記後送)