満足度★★★★★
ロマンチック
亡くなった奥さんの思い出を辿っていくロードムービー風のお話。
最初は頭で考えすぎて話が入ってこないところがあったけど、
話に身を委ねたら、泣いたり笑ったり感情が溢れて大変なことになりました。
分けが分からないことがたくさんあったのですが、
それでも笑えて泣けるということはとても凄いことだと思いました。
満足度★★★★★
【おすすめ】父母姉僕弟君
よくわからないざわざわが、逆にすんなりと入ってきて共感できる作品。ロロ観始めて2年くらいですが、一番好きな作品。観た後でも記憶も鮮明。天球さんがほしい。
満足度★★★★★
傑作
妻を喪うところから始まり、ロードムービー風に思い出を旅しながら家族の物語が。という感じなんだけど、「家族の物語」と言っても「家族の崩壊と再生」とかそういう風にテーマを名指せるものでなく、ただ生命の円環のような「家族」という不思議ななにかが夢のような時間軸とともに紡がれていく。
セリフや演技で示される物語はしばしば奇妙な方向に展開し、すんなりと了解できるものではないものの、総体として体験させられてしまうようなものすごい力がありました。
イスを使った見立てや光線、あと何よりも音楽による演出がすばらしく、ひとつひとつのシーンを思い出しながら涙ぐむような感じです。
俳優さんたちもみんなすごく魅力的でした。天球は声だけでもすごくよかったし、電源もすてきでした。ソノエ役の葉丸あすかさんが表情だけでも色彩鮮やかというかものすごく印象に残りました。男性陣もよかったんですが、関西弁でまくしたてる演技はうるさく感じましたが、いないといないでさびしいのかもという気もしました。
とにかく傑作でした。
満足度★★★★★
直球
猪突猛進?型の直球ではなかった分だけ入り込みやすかったのかも。
音楽との絡め方がとても良い。
ロードムービー的場面の向かう先が
草原のようで果てしない感じがして素敵だった(笑
ちょっと雰囲気をみていると
昔見た「みんなボブ(ベビーピー)」なんかをちょっと思い出したりした。
自分は詰め込み過ぎだとは思わなかった。
・・むしろ詰め込めるだけ詰め込んだ方が良いと思う。
整理するために中身を抜くのは、
年とって頭から何も湧き出なくなってからで良いんじゃないかと思う。
誰にでも分かりやすく整理してカッコつけて後悔するより、
不格好でもありのままに思いのたけをぶつけるほうが、
清々しくて自分は好きだ(もっともやりたいことは良く分かったと思うし、構成もとても考えられていたように思う
・・まいったな、
今回の佐吉祭は、気のせいか
それぞれの劇団が非常に高度な変化球を繰り出してくる。
今のところどこも非常に挑戦的だ。
この夏の東京の演劇は、どうも王子を中心に(アゴラではなく)進んでいると考えて
間違いないように感じられます。
奥歯に物が挟まったような言い方ばかりの
批評家の方々が、
今回の演劇祭に参加した作品群に込められた意欲に気づくのは
だいぶ先のように思われるので、
元気な若い人たちは早めにこれらの作品にかぶり付くのが
良いように思われました。
満足度★★★★
こころ弾む♪
やっぱりボーイミーツガールで安心。仕方なくつながっちゃう家族、面白い。ロロの作品は毎回新鮮な気持ちで、たくさんの驚きと、たくさんの甘酸っぱさと、たくさんの笑いがあって、やっぱり見て良かったな~と思わせる。何より、愛があふれてる。ぱっとしない現実の自分を忘れて、何かこんな僕でも恋出来るんじゃないかなって錯覚してしまうほどだ。
満足度★★★★★
泣いた。
不条理な世界観が劇団らしくて良かった。
次から次へと目まぐるしく展開するストーリーに引き込まれた。
特に後半は、より力強さが増してメッセージ性を感じた。
開演前に何となく舞台装置の仕掛けが分かってしまうのが残念。
でも、素晴らしい作品だった。
満足度★★★★★
無題443(12-186)
19:30の回(晴、暑)、18:45受付(整理券あり)、19:00開場、座席は入って奥。床面はベニヤ材でしょうか一面、左右の壁面、正面、キャットウォークまで覆っています、夏休みの工作のような舞台。1列目はミニ椅子、すぐ足元に照明。19:32通路に追加席、19:35開演〜21:36終演。ロロは4作目で、過去1勝2敗、今回で2勝2敗まで持ってきました。どこからどこへ行こうとしているのか、ひとりひとりは何を探し求めているのか、何となくそうかなと思うものの、よくはわからない。もっとわからないのは、なぜこんなに面白いのか…。
満足度★★★★
ハートウォーミング
始まり方が良い。終わり方はもっと良い。演出もストーリーも最後が良かったので結果オーライで★4にします。これで掴み所のない終わり方だったら★3にしていたと思います。本音を交えた長めの感想は別枠で。
満足度★★★★
家族との旅
時間を行き来しながら実の家族、仮の家族の関係性が描かれた物語で、シュールでノスタルジックな中に少しビターなテイストもある雰囲気が魅力的でした。
今までの作品とは異なる重く暗い質感も見られ、作風の深化を感じました。
ある夫婦が死別するとこらから始まり、夫婦の過去と現在と未来が並列して描かれ、反復や輪廻が盛り込まれていて不思議な時間感覚がありました。前半は色々なエピソードが乱立し、スベリ芸的な失笑系の笑いが多くて、不完全燃焼に感じられたのですが、後半は物語の芯が明確になり、印象に残る台詞もあり、見立てや音楽の演奏を用いた多彩な演出手法も冴えていて、引き込まれました。
ベタな感動を一旦相対化しつつもシニカルな表現にはせず、新鮮さを加味した上でベタに回帰した演出が心地良かったです。今までの作品は強烈な高揚感で賑やかに終わることが多かったですのが、爽やかな余韻を残す静かな終わり方が素晴らしかったです。
ベニヤ板だけで構成された舞台美術は、見てすぐにどういう大仕掛けがあるか分かってしまうのが少々勿体なく思いましたが、役者が意外な方法でその美術に関わることによって、とても美しいシーンとなっていて、強く印象に残りました。
漫画に出て来そうなようなキュートで個性的なキャラクターばかりで、全員が飛び道具的状態ながらも全体としてのまとまりがある演技のハーモニーが魅力的でした。
特に亀島一徳さんのちょっと駄目な所もある男らしさと、島田桃子さんの天使っぷりが素敵でした。
満足度★★★★
椅子がいっぱい
笑いあり、そしてメッセージ性強くて面白い作品でした。
衝撃的なシーンや、ちょうどよく際どいシーン、はっちゃけたシーンもあって飽きなかったです。上演時間は120分と当制挨拶で言っていましたが、その長さはあまり感じませんでした。
満足度★★★
ロロっぽい
ロロっぽい。
肩の力を抜いて、ゆーるり(パーツパーツでも)観れば、
楽しいネタがいっぱい。
必ずしも全体が理路整然とつながっているわけではないので、
あまり頭で考えず、流されるぐらいのほうがいいかも。
望月さんはやっぱり存在感あります。
板橋さんがいないのを、内海さんがインパクトを出しているように思えた。
2時間だったけど、なんとなくのんびりした気分になれた。
満足度★★★
あまりにもアイデアを盛り込みすぎではなかったか
結果、逆に全体が平板になってしまい、いろんなものが埋没してしまったように思う。
そして、長い、と感じてしまったのだ。
満足度★★★★
なんでやねん!
ファンタジックなロードムービーかな。
とてもかわいい芝居だった。
亀島一徳はまだ若いのに見事なタイプキャストっぷり。
ああいうチープヒーローをやれる人はあんまりいないと思うんだよね。
葉丸あすかはすっかり柿の人だな。可愛げないわぁ(笑)
そして心を鬼にして言うけど、絞るんだ望月綾乃!