満足度★★★★★
直球
猪突猛進?型の直球ではなかった分だけ入り込みやすかったのかも。
音楽との絡め方がとても良い。
ロードムービー的場面の向かう先が
草原のようで果てしない感じがして素敵だった(笑
ちょっと雰囲気をみていると
昔見た「みんなボブ(ベビーピー)」なんかをちょっと思い出したりした。
自分は詰め込み過ぎだとは思わなかった。
・・むしろ詰め込めるだけ詰め込んだ方が良いと思う。
整理するために中身を抜くのは、
年とって頭から何も湧き出なくなってからで良いんじゃないかと思う。
誰にでも分かりやすく整理してカッコつけて後悔するより、
不格好でもありのままに思いのたけをぶつけるほうが、
清々しくて自分は好きだ(もっともやりたいことは良く分かったと思うし、構成もとても考えられていたように思う
・・まいったな、
今回の佐吉祭は、気のせいか
それぞれの劇団が非常に高度な変化球を繰り出してくる。
今のところどこも非常に挑戦的だ。
この夏の東京の演劇は、どうも王子を中心に(アゴラではなく)進んでいると考えて
間違いないように感じられます。
奥歯に物が挟まったような言い方ばかりの
批評家の方々が、
今回の演劇祭に参加した作品群に込められた意欲に気づくのは
だいぶ先のように思われるので、
元気な若い人たちは早めにこれらの作品にかぶり付くのが
良いように思われました。