実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/04/04 (金) 14:00
披露宴で余興を演りたいと娘に無理を言う父親……な場面から始まるムシラセ流の人情噺あるいはホームコメディ?いや違うな、やはりムシラセはカテゴライズとは無縁でムシラセのままがイイか。
基本的にコミカルな中、次第に言えなかったことや隠していたこととその理由(心情?)が観客に伝わってゆくのが巧いんだな。そして終盤で次々に明かされるあれやこれやはジェットコースターの如し?(笑)
いやぁ、面白かった♪
実演鑑賞
満足度★★★★★
満足度の高い観劇でした。もう90分経ったの?という感じでした。
娘もいないし娘でもないし、感情移入要素はないはずなのに、中盤からずっとうるる。展開もとてもおもしろく…ただ高位だけど安定かなぁ。
花梨さんと有馬さんの確実な技と中野亜美さんの変幻力。そして松永さんの破壊力!
実演鑑賞
満足度★★★★★
安定のムシラセでした。
物語が進むにつれて明らかになる事実。そして最後に待ち受ける大団円。いつもながらウェルメイドな舞台に大満足です。
実演鑑賞
満足度★★★★★
千穐楽 行ってきました🍀
初日から 完成度の高い 舞台でしたが
連日 大盛況 満員御礼…
その集大成のような
役者4人の 想い 漲る…
とってもいい〜千穐楽でした👏
欲を言えば
“千穐楽SP ”と称して
“◯◯ライブ”を 拝見したかった気もしますが
それは 私たち 観客それぞれの“胸の中”で
ただいま 激賛 開催中 だったり🤭
そんな 素敵な千穐楽を迎えた この作品が
4月25日から 配信で観られるそう❣️
舞台を見逃してしまわれた方は もちろん
ご覧になられた方も ぜひ🤗
実演鑑賞
満足度★★★★
細部の細部に魂が宿る。
役者の力を信じ、不要な演出も説明台詞も削ぎ落としたシンプル・イズ・ベスト。
コンテから作る映像と違ってこれができるのが演劇の味。良くできたドラマの醍醐味。
観客一人一人が別々のポイントにフォーカスできるのは、まさに「何かの」味。
その、細部ひとつひとつには、しっかり別々のうま味がある。
実演鑑賞
満足度★★★
「向き合えない家族の真実」
小津安二郎が1962年に発表した最後の監督作『秋刀魚の味』をモチーフに、保坂萌が書き下ろした会話劇である。
実演鑑賞
満足度★★★★★
一見どこにでもありそうな親子関係でありながら、どこにもいないであろう唯一無二の親子が織りなす珠玉の「バンドやろうぜ」ストーリー。
テンポの良い会話に笑いが絶えない脚本、流れるような展開で90分間引き込まれ続ける演出、癖ツヨな登場人物の魅力を最大限に引き出すキャストの演技、観劇後の爽快感で何度も観たくなること請け合い。
個人的には物販の箸も大好きだ。
実演鑑賞
満足度★★★★★
またまた家族のお話。二組の親子が実は一つの…というのがなんか面白い。親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちにすれ違いあれど最後はなんか一つになれる、そんななんかベタだけどなんかじんとくる話がなんか小気味良いテンポで進み、なんかあっという間の1時間半。
実演鑑賞
満足度★★★★★
家族 だからこそ
些細な一言にも 傷つき
家族 だからこそ
ちょっとした 変化に すぐ気づき
自身のこと以上に 胸を痛める。。。
登場人物それぞれの想いを 自身に重ねて
懐かしく 切なく 胸温かく…
心に 染み込んだ 95分🎶
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても楽しく拝見しました。これぞムシラセ。
お話はもちろんのこと、演技もすばらしく、90分とはとても思えない濃い時間、そして90分とは思えないテンポの良さがありました。
ムシラセを観たことがない方はもちろん、ご無沙汰の方にも強くおすすめできる作品でした。
まさに必見。
実演鑑賞
満足度★★★★★
“互いを想う気持”が強い分だけ ぶつかり合い
とびっきり反発するのは 親子だから💦
そのくせ
“嘘つく姿”や“無理している様子”etc.
他人なら気づかない わずかな変化に
気づくのも 親子 なのかも😌
稽古場動画での 仲良しな姿 とは違う…
もっと“いい味”胸に染みてくる
橘花梨さん と 有馬自由さん の
父娘の姿🍀
お見逃しなく🤗
実演鑑賞
満足度★★★★★
橘花梨さん演ずる 迪子(みちこ)
中野亜美さん演ずる 璃(あき)
静と動…
一見 真逆のように見えながら
胸の奥に“相通ずる想い”を感じる
二人の場面は
目が釘付けになる 好きな場面🎶
そして
松永玲子さん演ずる 薫 の…
“The 関西のおばちゃん”の奥に隠した想いが
切なくも とても暖かかった🤗
実演鑑賞
満足度★★★★★
敢えて自分が書くまでもない出来であるからして他の方々にコメントはお任せ・・な気になるだけの「出来」であったという訳で。
今観たい芝居全て観劇できるとしたら本多劇場グループほぼ全館に日々通う事になるこの1、2週間のラインナップだったが、迷って選りすぐって一週の内に3日の下北沢訪問。その2日目は先日観た同じ建物の(左でなく)右の方。
ムシラセ・保坂女史の実リキを体感。出演が言わずと知れた実力派4名(内1名は若手だが先日のコクーン公演とまるで違う人物像を演じて堂々たるもの)というのも大きいのだが、脚本の巧さに今回は当てられた。
家の中でない場所で父娘の会話が始まっている。何故こんな場所?と訝る時間も与えず穏やかならぬ会話、親子の様子。そこへその場所を管理する者(要はスナックのママ)が登場し、さらに部外者のような若い風変わりな女子がバイトと紹介され、黙ってそこに居る奇妙さも先程から解決の見えない父娘の対話に背景化し・・。
こうした展開全てに理由があり、ある事を後の展開で謎解いて行くその途上に、(平田オリザ流に言えば)後出しジャンケン的な情報の持ち込みもあるが、これが後に必然化される。大きな事実が一つずつ、ある者の前で他の者によって、また別の者の前で他の者によって、解かれて行く。解かれた事実は一瞬にして観客の納得を得ている。
そして冒頭から見えていた(と思っていた)よくある風景が、最後には別物(実はここにしかなかった風景)に見えている。
観客が「あれ?」程度に判別できる小さな違和感の差し入れ方がまた巧い。
実演鑑賞
満足度★★★★★
詩、ひとつ書いたことがない素人が何だという事だけど、作り物の言葉は声に出されて耳を通るイメージがないと作り物のまま、なんだか違和感がある、生まれる。と思う。
はて、ムシラセは何を観ても好きだなぁと思う一つの理由はそこじゃないかと。
今作『なんかの味』。親子と、親子じゃないけど距離感バグってる人々の会話劇。そこに社会人御用達の回りくどい敬語なんてものはなく、反射レベルで思った通りの言葉をはく。なんなら家族でももう少し選ぶなぁと思うところがあるくらい素直に口から言葉が出てた。漏れてた。「Fおさえてみ?」。
ムシラセの言葉は作り物かもしれないが作り物のままでは無いのだ。生気が宿って、脚本から、演者さん達の声から有機物に変換された言葉が客席に届いてくる。そうすると親子の微妙な距離感とかバグったおばちゃんとバイトとのやりとりとかそんなんがちゃんと届いて観ながら自分の人生に反芻されて物語が心に残って豊かになって。
友達になりたいかはまだ分からないが、舞台の一部始終の外にいる登場人物達を街角で見かけて、楽しそうにしてるかしら?と気に留めたい。
お話しのままじゃおさまらない大好きが増える95分でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
前々から気になっていたムシラセ公演を初めて観ました。父と娘のお話。主人公と自分の年齢が近く、境遇は違えど、自分と重なり娘の気持ちもわかるし、父親の気持ちもわかるし、父と娘の会話は気持ちがきゅっとなるところが多かったです。その間にいるのがバーのママで、ママが話すと場が和み、笑いもありバランスのいい作品でした。そこで働く店員さんの最後の言葉はかっこよく、こころに刺さりました。
どの年代がみても、共感できる作品だと思います。多くの人に観てほしいなと思いました。
実演鑑賞
満足度★★★★
初日観ました。明日、リピート予定(リピートしました)。
入場すると、オフオフの舞台がスナック?になっていて、おおって思った。
初演(かなり加筆されてるらしいが)は、バー公演だったと知って納得。
小津安二郎監督の映画をモチーフとのことで、あの独特のテンポ感を再現するのかなって期待あったんですが。
そこは、そんなに拘ってない印象。
日常の一場面を切り取る感じで、何気ない場面の裏にある情感を感じ取るようなところは、そうかも。
中盤までは4人の役者は素敵だけど、特筆は無いかもな……って感じだったのですが。
今作は、ミステリー的な構成が効いていて、観てるほうがそうかも?やっぱり!って気づいたところで、感情の波紋が重なって広がる感じ。
こういう微妙な機微は上手いなあっていうか、作り手の優しさもあるのかも。
作・演の保坂萌さんは舞台写真家が本職だけあって、毎回、照明含めた光と影の使い方が上手いなあって思います。
4人芝居。こういう少人数による、密度の高い良質な芝居って贅沢。
ムシラセは、ややデフォルメは強いけどキャラが面白くて愛らしく。
敷居が高くなく、とても見やすいのも良いので、舞台観たことない人にもおすすめしたいところの一つ。
そして、リピートを推奨したい芝居。
きっと配信か円盤があると思うので、ぜひリピートして、2回目だからの発見や深まりを楽しんで欲しい芝居。
実演鑑賞
小津映画は詳しくないけど、どこか物悲しく、照明効果だけではなく、物語全体に陰影が浮き立つような印象を受けました。
じんわりした庶民感覚が心地よい帰り道になりました。
小津映画、みてみようかな