レイ・ラヴェリータの記憶 公演情報 レイ・ラヴェリータの記憶」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-14件 / 14件中
  • 観ていた
    2011.3.21

  • シマックの世界
    今頃ですが、一言。
    やはり劇場に入って(事前に聞いていましたが)そのセットに驚き。
    話が始まって、昔々読んだクリフォード・D・シマック「中継ステーション」を思い出しました。小屋と男。

    ネタバレBOX

    嘘をついているのか、本当のことなのか。微妙な感覚で話は進みます。ただ、動機である「記憶を!」というのがもう一つスッキリしない。いろいろな人の断片的な記憶しかない男、自身ではその空しさをわかっていなかったのか、それでも次から次へと狙い続けるのはなぜ?個人的には「記憶を奪われた」という男のありようにも違和感を感じました。こうなる必然性は?外的原因で記憶の一部を失った場合の症状ともずいぶん違う(あえていうとロボトミーに近いか...)。相手を抹殺するに等しい行為をここに持ってくる意味はなんだろう。善人であることを示すため?
  • 満足度★★★★★

    見ごたえあり。
    セットがメチャクチャすごい!

    話もわかりやすく、
    家族連れの観客が多くても見やすいと思いました。

    ネタバレBOX

    結局ヴィットの想像をひっくり返す展開にはならず
    「電波おじさん」の可能性を残してしまったのは
    まぁ仕方ないのでしょうが…
  • 満足度★★★★★

    相も変わらず素晴らしい
    これ以上ないくらい誠実な舞台で楽しませてもらいました。

  • 寝てしまいました
    昼過ぎで暖かく、気持ちよくなってしまい寝てしまいました。
    で、最初と最後は見ていたのですが中間の部分は記憶に残っていません。
    せっかくの芝居、残念です

  • 満足度★★★★★

    感動の記憶
    この劇場ではいつも感動させてもらっていました。閉館とは残念ですが、今までありがとうございました。レンタル公演を心待ちにしています。

  • 満足度★★★★★

    お薦め出きる作品
    一つのストーリー内に、人間の全ての感情である喜怒哀楽が詰まった良い作品。

    前半と後半で話の流れというかテンポが切り替わるのも、観る人を飽きさせないための要素がうまく取り込まれていると思った。
    また、ごく一般的に話の流れは、起承転結を使って描かれるんだと思いますが、その使い方のお手本となるような作品だなと思う。

    自信を持って人にお薦め出きる作品です。

    ネタバレBOX

    セットが凄いという感想にも惹かれ、観たいと思った作品だが自分の中のイメージが大きくなってしまっていたせいかはじめはそれほど驚かなかったが、実際に水を使って雨を降らせてるのにはびっくりした!

    すげーなと思った!!

    ただ1点だけ、ヒューイの死は明らかにシャロンのせいなのに、それに対して友人達がワズやシャロンを責めなかったのもバームスの記憶を奪わなかった1つの理由ではあると思うが、ただその辺に少し曖昧さを感じた。
    (人を殺している側、記憶をよこせと脅迫している側であって、決して許されない側の立場であるが、生き返らせて、記憶を奪わなかったら最後にはイイ人となる点)

    う~ん、でもやっぱイイ人なのかな・・・よくわからなくなってきた!

    あ!一ノ瀬由真さんの笑顔が特に印象的でした。
  • 満足度★★★★

    驚愕
    前作のセットもすごかったが、今回も、劇場が池になった?って感じで、もはや驚きを通りこして呆れるぐらい。セットだけでも見ごたえ十分ですが、ストーリーも方も思い出や記憶にまつわるちょっとしたSFファンタジー的な話で惹きこまれます。相変わらず満足させてもらいました。

  • 満足度★★★★

    役者さんもセットも魅力的
    役者さんもスタッフのみなさんも心穏やかではないと思いますがそんな状況をおしての公演に感謝です。

    セットに命をかけているのですね、この劇団は。それがもうひしひしと伝わってきます。
    前回が「土」で今回が「水」ってことは次回は「火」ですね。

    ロッジの主はダブルキャストですが、役者さんが違うとお芝居全体の印象がかなり変わりそう。

    ネタバレBOX

    今回も感動のストーリーでしたが、ちょっともやもやした感じが残ったのが毒リンゴのくだりです。


    A.本当に死に至る毒リンゴだった場合
    あきらかに殺人。ヒューイが生き返ったから赦しましょう、なかったことにしましょう、ということではないような気がします。
    シャロンの殺意と罪がうやむやになっている。
    私には結果や目的がどうであれシャロンのとった行動は非常に許しがたいのであるが。
    また目的としていることを実現するための手段として突飛すぎる。この方法を選んだことの根拠づけに乏しい。

    B.死には至らない一時的に仮死状態になるリンゴだった場合
    この場合は父には人を生き返らせる能力がないことをシャロンが知っていた可能性が高い。ということは未来から来たという前提も崩れ、記憶の移植についても死人をよみがえらせる能力と同様、そのような能力はないことになる。となると何のために毒リンゴをヒューイに与えたのかがわからなくなり、物語として破綻してしまう。
    あるいは目的はバームスを試すためだった、ということも有り得る。であれば、ロッジの親子とヒューイが実は共犯だったということになろう。共犯なら、

    C.リンゴにはいかなる細工もされていなかった場合
    が考えられる。
    バームスが妹の彼氏としてふさわしい人物かどうかを試すために、ロッジの親子と共謀してひと芝居打ったというわけだ。この場合だと、未来から来たとか記憶移転装置とかはすべてお芝居の中でのお話ということになり、現実に未来人も装置も存在する必要はなくなり非常に現実的である。

    と、くだらないことを長々と書いてしまいましたが、シャロンは人目を気にしてヒューイにリンゴを渡していたので、これが観客を欺くためのミスリードでない限りはBとCの場合の可能性はほとんどないといっていい。

    結果、Aの毒リンゴが確定されるわけですが、やはり、今回の物語の中で毒リンゴの取り扱いの荒っぽさに違和感が残った。



  • 満足度★★★★★

    行く価値、あります。
    入ろうとしたら水音が、、、一歩足を踏み入れれば、湖水がひろがり・・・白樺が彩るロッジ。セットを見ただけで、やっぱり来て良かったと思ったが、セットだけでなく、魅力ある役者さんと仕掛けとの奏でる、素敵な作品でした。メガバさんの作品には、いつも心がこもっているのですが、こんな時だからこそ、なおさら、心に響きました。

    ネタバレBOX

    舞台が、本当の湖のように、水がはってあり、プチ噴水もあります。初めての景色に驚き、月明かりで水面に写る影や、切なく優しく、霧雨も降るなんて、想像もしていなかったので、感動でした。(でも、役者の皆様、お風邪召さないよう、ご自愛下さいませ。)

    ロッジの主ワズ(キリマンジャロ伊藤さん)が、若い登山客との楽しげな様子から一転、寂しい記憶からの怖いくらいの影も写しだすが、優しさが晴れ渡る姿と、秀逸でした。

    登山客
    ヒューイ(奥野瑛太さん)は、友達を助けてあげられなかった記憶に苦しめられてたが、後悔の念から、よりいっそう、友達を助けたいと思っている姿に、心うたれました。
    ヴィット(中野優一さん)は、アーティスト系の繊細さと、妹ソニアや友達思いの感もよく出ていた。ラストの目覚めた時の何も知らない、無邪気さも良かったです。
    バームス(下田修平さん)は、ちょっとチャライ奴?っぽくみえたが、それ以上に彼女や友達も大切にする、みんなのムードメーカー的前向きな奴。ラストの苦しみと切なさ、それが晴れ渡る心、とても魅せられました。
    ヴィットの妹ソニア(高瀬佳奈さん)お兄ちゃんから卒業して、彼バームスを支えたい心が良かったです。彼にラブラブな感じや、ドギマギ感等、心理描写が良かったです。

    使用人のダビ(大石重さん)記憶がないからの純粋さが、良かったです。
    ワズの娘シャロン(横井結衣さん)は、登山客らの仲間に憧れたり嫉妬だったり、大好きな父に対する思いの為に、天使の顔が曇る時と、難しい心情が、上手く表現できていると思いました。

    未来を見つめ歩む素敵な作品でした。
  • 満足度★★★★★

    よかった!
    劇場に入ると舞台美術が素敵で期待がふくらんだ。
    役者さん一人一人に存在感があるし、ストーリーもとってもよかった。
    テレビで見る地震の被害に心が痛んで、芝居を観に行ってる場合じゃないと思っていたけど、やさしくなれる贅沢な時間は必要だと思った。

  • 満足度★★★★★

    毎回驚くセットの凄さ
    レイ・ラヴェリータ湖のほとりに建てられた小さなロッジでの物語だが、とにかくセットが素晴らしい!!
    聞いたら、役者スタッフ等、全員で作るとか。このセットを観るだけで価値があります。

    以下はねたばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語りはロッジに宿泊した客とロッジの主である男との間で巻き起こる未来形サスペンス劇。

    ロッジの主・ワズには秘密があった。それは2300年代の未来からタイムマシンに乗ってやってきた未来人だということ。彼は未来からやってきた為に人間として生きてきた記憶がないのだ。だから彼は人間の美しく輝いた記憶が欲しかった。そして若い客・バームスの思い出話に目を輝かせながら聞き入り、やがて、その若者の記憶が欲しくなってしまう。

    そんな折、人間の女の子を養女として迎え実子として育てられていたワズの娘・シャロンはワズの思いを察してリンゴに毒を塗り、それを食べたヒューイは死んでしまう。未来人のワズはヒューイを生き返らせる事が可能だったがバームスに「ヒューイを生き返らせる代わりにあなたの思い出、私に譲ってくれませんか?」と交換条件を突きつける。

    バームスはこれを断ればヒューイを見捨てたという記憶が残り、一方で、自分の記憶が無くなる空洞に恐怖し、苦悩した挙句、記憶を差し出す承諾をするが、バームスの友人ヴィットの語るセリフに感動し、思い改めるワズ。

    記憶の大切さ、孤独との戦い、つらい過去をあえて受け入れ未来に生きる力強さを描いた物語だった。毎回、感じることだが役者に吐かせるセリフの数々に心を打たれる。

    タイムカプセルが流れ着いた状況や、記憶を操作する能力、レイ・ラヴェリータ湖の底にある不思議な魔力など、ファンタジーな要素も強く、まるでハリーポッターのミニ版みたいな劇だった。キャストの演技力、照明、セット、心地よい音響、全てが秀逸なため、美しい舞台だった。


  • 満足度★★★★

    今度は湖
    いやぁ~、舞台美術には驚かされます。
    前回の列車事故の現場の舞台も凄かったですが、今回も大胆な舞台に感動でした。
    しっかりと楽しませて頂きました。

  • 満足度★★★★

    相変わらず良かった、とても。
    関係の無い話ですが、実は昨日まで網走辺りに出張していまして、夕方の便で東京に戻る予定だったのですが、例の地震のせいで飛行機は飛ばず、僕はまったくもって立ち往生、という状態になっていました。

    けれど、ふと手帳を見ると土曜の六時にメガバックスコレクションの芝居観劇の予定が入っているじゃないですか。となれば行くしかない。じっとはしてられない。

    ・・・ということで昨日夕方、まずは列車で札幌に移動することにしました。なにしろ札幌から羽田への便数は多く、なんとか飛べると思ったからの決断です。

    そうして今日、なんとか昼辺りの便を確保し、札幌から羽田に辿り着き、一度家に帰り、地震で割れた皿やなんやかんやを片付け、まだダイヤの整わない電車に乗り込み荻窪に辿り着いたわけですが・・・

    そんな一連の苦労が報われるだけの舞台を今日、目の当たりにすることができました。

    ネタバレBOX

    前々から思っていたけど、なにしろこの劇団、イケメン揃いで、別にそちらの方面に興味のない自分でも観ていてなんだかドキドキしてしまった。

    今回主役のキリマンジャロ伊藤さんは・・・って、え?そんな名前だったっけ?

    まぁいいや。
    その伊藤さんは前に観た時からやけに印象深く、今回もがっつり魅せてくれた。

    下田さん、中野さんのイケメンっぷりも健在だし、あぁ、やっぱりいいなこの劇団・・・と、くどいようだが、そちらの趣味のない自分にもがっつりと来たわけだが、いまいちSFちっくなところが曖昧で、最後の記憶を奪わなかったところにしても、実は奪う能力がなかっただけでは?と思わせる感じでパッとしなかった。

    薬で仮死状態にするなんてトリックはよく見るだけにそちらかな、と思ってしまったところにもその要因はあるのだが、まぁなにしろもやもやとした。

    舞台セットは相変わらずとても良かった。

    ほんといつも思うけど、この劇団、なんでこの規模でやっているんだろう・・・紀ノ国屋シアター?だっけ?くらいでやってる舞台とまったくもって遜色ない。

    ひとつ気になったので追記を・・・

    セリフの中で『コックになりたい』というのがあったけど、そろそろコックという言葉を使うのやめませんか?たぶん、料理人=コックと思っている人って年配の方に結構多いと思いますが、それはたぶんアヒルのコックさんだかなんかの歌の影響だと思いますが、正式な英語ではコック=ち○こで、料理人はクックだし、シェフです。
    コックと言われる度に赤面しそうになりました。

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