壺会 第十回公演 女存在 (再演) 公演情報 壺会 第十回公演 女存在 (再演)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    かみ合わない
    作品としては出来上がってて素晴らしいと思う。
    私の人生の中でマダム・・・という言葉を一番頭に浮かんだ時間だった。
    つまり、女は存在していた。しかし銅版画の素晴らしいチラシからは和の存在を感じていたのでかみ合わない状態だった。
    黒の背景にアンティークな椅子とテーブルそして中央奥の扉・・・まわりに赤いバラがあるその空間で会話と劇中劇が繰り広げられた。
    その空間が作られたものだという設定は面白かったが、何故か引きこまれはしなかった。

  • 満足度★★★★

    初めての
    二人芝居でした。正直言って、自分には難しかった・・・。でも役者さんの迫力がすごかった。

    あと、自分の前にお子様がいて、集中できなかった。子供も「あと何分?」とか親に聞いてて、かわいそうだった。知り合いなのかなんなのか知らないけど、こういう芝居に子供を連れてくるのはどうかと思う。

  • 満足度★★★

    掴めない
    2人とも魅力的ではあったが

  • 満足度★★★★

    女優存在
    二人の女優さん、存在感がありました!

    ネタバレBOX

    前任者と後任者の引き継ぎのような、生と死による世代交代のような話でした。

    永遠に続く終りなき行為、当事者にとっては初めてのことだけど同じことの繰り返し、苦しくなります。

  • 満足度★★★

    申し訳ありません
    苦手分野でした。私にとっては、難し過ぎました。女二人芝居で、魅せられましたし、衣装や美術、照明、音楽は、作品の世界観に合っていて効果的だと思いました。

    ネタバレBOX

    あなたとは?
    パトリシアとは?
    ・・・心の中のもう一人の自分だったのでしょうか?
    この街に、やってきた?この街は、管理されている?
    ・・・そんなことを考えずに、感じるべきだったのでしょうne・・・
    他の方のコメント見て、やっと、なんとなく・・・納得って、そんな私の力量で、すみません。
    きっと、好みの方には、大好きな作品に、なると思いました。

    “赤”のさし色と薔薇、効いていました。
    円球の照明、満月のようだったりで、光の濃淡良かったです。
    ラストも、新しい一歩が始まりそうで、良かったです。
  • 満足度★★★★

    女二人の不毛な会話劇
    二人芝居は演じる役者の実力も問われるが、観客の頭脳も問われるやもしれぬ・・・なんつって考えた抜いたお芝居。孤独をテーマに女二人の出会いと破壊を描いた物語。理解するのがとっても難しい。観る前にネタばれを読んでチャレンジしたほうが良さそうな舞台だった。

    追伸:アンケートを記入するとハンドタオルをプレゼントしてくれる。これがすっごく素敵で可愛いらしい。是非に記念に頂いて。(^0^)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    宇宙の何処かに対局して浮遊していた孤独な女2人。2人はそれぞれ磁石のように吸い寄せられて出合った。それは奇跡だった。2人は早速、自分達が住む街を作り、家を作り暮らし始める。2人が出会う前はお互い、あまりにも孤独だった為に、2人はお互いを大切だと感じ、必要だった。

    舞台上では2人だけで暮らす情景を描写する。2人は街を題材に、時として俳優になったり、何かを演じたり、何かを求めたりしながら楽しく暮らしていたが、やがて、そういった暮らしにも終わりが訪れる。始まりの後には必ず終わりがあるように・・。

    ニセモノの街は彼女らがどう演じて、どう街に息遣いを吹き込もうとも、やはり作り物でしかないのだ。街は相変わらずシン・・として孤独な女2人を包み込む。

    2人は悲しくないように、幸せになるように、この街を作り手に入れたはずだったのに・・。なんだかひどく寂しく、深い孤独感に飲み込まれた2人が、あまりにも滑稽だった。

    そうして2人はこのニセモノの街を破壊することを決心する。街を破壊して2人は今日と明日を繋ぐ為にまた、お互いの元の場所へ戻っていく。それはきっとあてのない果てしない旅なのだ。

    まるで、悲しい生物が世界という何処までも続く見果てぬ道を家族を求めて旅しているようなものだった。

    先に全体の構図を把握すると2人の会話劇が生きるのだが、全体の構図を理解出来たのが、芝居が終わってからだった。
    先に当日パンフでサワリを注釈してくれると観易い芝居だ。



  • 満足度★★★

    私には難解
    赤い薔薇の造花が敷き詰められ、中央にアンティークなテーブルセットが置かれた舞台での、女性2人の会話劇。セットの雰囲気の良さと相まって、女優さん達の演技には魅せられましたが、正直脚本の方はよくわからない。話がいろんな方向に飛んで行って、焦点が定まらない感じがします。見る分には楽しかったのですが、内容を理解することができず、多少疲れました。

  • 満足度★★★★★

    濃密な台詞劇の世界で。
    再演だそうですし。まあ、嘘偽らずに、正直に言うとね、最初、「なあーんだ、二十の学生ん時のやつね。」なあーんて思ったんですわ。でも、これって面白い。

    ネタバレBOX

    非常に演劇的な演劇かなあ。故に、簡単で誰にでも分かると言う芝居ではないと思います。
    二人の女の二人芝居ですから。それも具体的な「物語」が有る訳でもなく、延々と台詞が洪水のように流れてくる。初めはね、ラストに落ちのように二人の関係が、パって知らされて大団円かなあ、なんて思ってたんですけれど、そんな安易な事は無し。最後の最後まで緊張した演劇の、その「濃さ」の中にどっぷりと浸かったまんまです。

    分類すると「不条理劇」になるんだと思います。途中、カフカみたいな所もあるし。でもね不条理劇って好きじゃないんですよ、ベケットみたいなね。

    何でかって言うと不条理劇って乾いてる。乾燥していて、人間の血しぶきが感じられない。なんか演劇のもつ「生」の力から遠い気がする。でもその「生」への距離は、不条理劇に「女」と言う「何か」が欠けてるせいかなって思ったりもした。女性の役柄が無いとか、そういう意味では無く、何か「女」と言う、ある本来的に不可解で、それゆえ根源的に「生」と不条理にも結びつかなければならないような存在がね。

    そんなことも考える芝居だったかなあ。まあ兎に角、ずっと緊張した。

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