壺会 第十回公演 女存在 (再演) 公演情報 演劇集団壺会「壺会 第十回公演 女存在 (再演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    女二人の不毛な会話劇
    二人芝居は演じる役者の実力も問われるが、観客の頭脳も問われるやもしれぬ・・・なんつって考えた抜いたお芝居。孤独をテーマに女二人の出会いと破壊を描いた物語。理解するのがとっても難しい。観る前にネタばれを読んでチャレンジしたほうが良さそうな舞台だった。

    追伸:アンケートを記入するとハンドタオルをプレゼントしてくれる。これがすっごく素敵で可愛いらしい。是非に記念に頂いて。(^0^)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    宇宙の何処かに対局して浮遊していた孤独な女2人。2人はそれぞれ磁石のように吸い寄せられて出合った。それは奇跡だった。2人は早速、自分達が住む街を作り、家を作り暮らし始める。2人が出会う前はお互い、あまりにも孤独だった為に、2人はお互いを大切だと感じ、必要だった。

    舞台上では2人だけで暮らす情景を描写する。2人は街を題材に、時として俳優になったり、何かを演じたり、何かを求めたりしながら楽しく暮らしていたが、やがて、そういった暮らしにも終わりが訪れる。始まりの後には必ず終わりがあるように・・。

    ニセモノの街は彼女らがどう演じて、どう街に息遣いを吹き込もうとも、やはり作り物でしかないのだ。街は相変わらずシン・・として孤独な女2人を包み込む。

    2人は悲しくないように、幸せになるように、この街を作り手に入れたはずだったのに・・。なんだかひどく寂しく、深い孤独感に飲み込まれた2人が、あまりにも滑稽だった。

    そうして2人はこのニセモノの街を破壊することを決心する。街を破壊して2人は今日と明日を繋ぐ為にまた、お互いの元の場所へ戻っていく。それはきっとあてのない果てしない旅なのだ。

    まるで、悲しい生物が世界という何処までも続く見果てぬ道を家族を求めて旅しているようなものだった。

    先に全体の構図を把握すると2人の会話劇が生きるのだが、全体の構図を理解出来たのが、芝居が終わってからだった。
    先に当日パンフでサワリを注釈してくれると観易い芝居だ。



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    2011/03/05 17:14

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  • 壺詩>
    コメントサンクス。
    タオルは、かなり上等なものでした。早速使わせて頂いております。
    遣うたびに演劇集団壺会を思い出します。笑
    効果絶大ですわ。
    でもって、いちいち知り合いに会うたびに見せて話題のネタにしております。笑

    舞台を観て一番感じたことは何事にも「えいえん」はないのだと・・、そう思いました。

    次回も楽しみにしておりますね。
    タオルはいつまでも大切に致します。有難う。

    2011/03/08 01:49

    みさ様
    御来場ありがとうございました!
    タオル、喜んで下さって嬉しいです。
    10回公演の記念に、何かプレゼントを…という思いで御用意させて頂きました。
    芝居が魂むき出しで鬼の形相なので、
    なごんでいただけて良かったです。

    内容についても本当に細部まで見て頂けて光栄です。
    きっと、しっかり受け止めて頂けたのですね。

    一つの存在が「本当のこと」の前でもがく時、
    それはひどく悲しくも滑稽で、愛おしいものなのではないかと思いながら演じました。
    あの旅路は、きっと誰もが感じたことのある痛みなのではないでしょうか。
    自分に嘘をつき、世界を誤魔化しても
    やっぱり「本当のこと」は内側の奥の奥に眩しくあり続けるのでしょう。。。
    どうしても。

    これからも、壺会は更なる精度をもって
    表現活動を続けていく所存です。
    ご覧いただけましたら、この上なく幸いです。

    今回は、御来場ありがとうございました。

    2011/03/07 23:19

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