ぬいぐるみおじさんと夢みる鏡／パセリ農家の悲願2025

レティクル座（東京都）

公演に携わっているメンバー：11人

【団体紹介】

当劇団は「皿に残されたパセリがハンバーグやエビフライなどの定食屋の人気メニューと戦う話」や「人工知能付き温水洗浄便座に支配された人類」、「バトルサウナー」など「何故それを？」と思われるようなナンセンスコメディを上演する演劇団体である。

作品には20代から70代まで世代隔てなくキャスティングし、「いい大人たちがと若者一緒になり、全身全霊でくだらないことをしてふざける。」クリエーション体制を目指している。

当劇団の祝祭性の高い演劇作品は「ガーっと進んで、スカっと終わる。」作風で、老若男女頭を空っぽにして楽しめる上演を目標としている。
終演後は観る前より少し元気になってもらうことをモットーに活動中。

近年は地方公演も積極的に行っており、コロナ禍以降仙台、大阪、岡山で上演が実現した。
また、王子小劇場が主宰する【佐藤佐吉賞】において「真・バトルサウナー城崎」が「優秀作品賞」「優秀美術賞」「最優秀音響賞」受賞。

【応募公演への意気込み】

今回は劇団初の横浜、仙台、大阪の３都市ツアーになります。
出演人数が20人前後、舞台美術も音響も照明をいつも盛り盛りにしてこだわるレティクル座が出演者6名、素舞台という極限にシャープな環境でナンセンスコメディに挑みます。

私達が拠点にしている東京のお客様は自分たちの表現を肯定してくれていて、それが自信となり、今まで公演を続けることが出来ました。この度レティクル座は結成15年目を目前に新たな旅に出ます。地域ごとにお客さんの温度感は違うはずなので、改めて自分達の表現とは何なのか見直していき、更なる表現の発展を遂げたいと思っております。また、今後も継続していきながら、どんどん新しい客層の開拓をしていきたいです。

ホームである東京の上演が無いのは少し寂しいですが、何卒応援頂けますと幸いです。

※審査対象は横浜公演の「ぬいぐるみおじさんと夢みる鏡（仮）」です。

【将来のビジョン】

今回の３都市ツアーは、地元の劇団さんや観光スポーツ局文化課の皆さんの協力体制とご縁が無ければ、本当に実施まで踏み込めませんでした。

今後、各上演場所で集客や運営のノウハウを積んで、もし来年以降に繋がりが広がりそうであれば、仙台、東京、横浜、津、大阪の５都市ツアーを敢行するのが夢です。地域により演劇の振興はまちまちです。積極的に地方ツアーに出る事によって、将来的に地域による文化的格差を埋めたい。つまり、もっと演劇の良さを伝えてを流行らせたい！
演劇をしたい人達を増やすことは、東京で劇団が集客を伸ばすのと同じぐらい大切な活動だと思っております。

また、当劇団では「20代から70代まで世代を超えたキャスティング」が特徴です。ツアー公演を重ねることによって、今度は地域の垣根を超えていろいろな人と交流が持てるような創作が出来るようになりたいと思っております。

そういう意味でも、今回のツアー公演は目標に向けての第１歩です。