最終審査に残った10組をご紹介します!(上演順)
T-works(京都府)
作品タイトル「THE Negotiation」(応募内容)
女優・丹下真寿美とプロデューサー・松井康人により結成されたプロデュースユニット。
関西を拠点として活動している丹下真寿美の魅力を全国に発信するために、年齢・拠点を問わず、ハイレベルな脚本家、演出家、俳優を集い、高水準の舞台製作を目指す。
2017年4月に活動をスタート。
「待っていたのではご一緒することはたぶんないだろうという方々と丹下真寿美をマッチングして、新しい世界を体験する」というコンセプトの下で、丹下真寿美を核にして「思いもよらない組合せ」の公演を企画していきたい。
ニットキャップシアター(京都府)
作品タイトル「男亡者の泣きぬるところ/女亡者の泣きぬるところ」(応募内容)
1999年に旗揚げ。今年設立20周年を迎える京都の劇団。
劇団代表のごまのはえが描く物語性豊かな戯曲を、様々な舞台表現――芝居/語り/ダンス/民族楽器の生演奏/歌/仮面や布などのマジカルグッズ――と、「言葉」とを組み合わせて、イマジネーションあふれる作品として生み出してきた。
世の中の流行り廃りと一歩離れたところから、自分たちの面白いと思ったことを大事にして創作を続けたいという思いから、『ガラパゴスエンターテインメント』という言葉を掲げて創作を続けている。
劇団あはひ(東京都)
2017年に共同主宰の大塚健太郎と松尾敢太郎、制作の小名洋脩の3人で結成し、早稲田小劇場どらま館にて翌年6月に旗揚げ公演『どさくさ』を上演し、のべ約200人を動員。
劇団名の「あはひ」とは、「間」のことを指します。
私たちは、現代において演劇がいかなる価値を持つか、映像ではなくなぜ演劇か、という問いに出発し、何かと何かの「あはひ」にこそ演劇の可能性があるのではないかという仮説に基づき、映画のモンタージュ理論を念頭に置きながらそのふたつの(あるいはそれ以上の)「何か」の組み合わせを考え、作品を制作しています。
そして、強固な様式や型を持つ古典作品を下敷きに作品をつくることで、いま在る身体が古典に積層してきた身体とどう関係するかを考えてもいます。
また、古典をベースにするにあたって、俳優の身体と戯曲がどのような関係をもつか考えるため、読書会を定期的に開き、本の内容を受けながら劇団員それぞれが考えた実験を行い話し合う場を設けています。
ブルドッキングヘッドロック(東京都)
「グロテスクな日常にささやかなおかしみを」というコンセプトで2000年に設立後、現代の人間が抱える息苦しさ、さみしさ、それゆえに発生してしまう歪み、それらから生まれる様々な人の「おかしみ」を表現し、新たなジャンルとして確立することを目指して活動を続けています。現在は20代から40代までの個性豊かな劇団員21人が所属し、枠にとらわれない新しい劇団の形を目指して賑やかに活動中です。