10分間2019～タイムリープが止まらない～【ご来場ありがとうございました】

中野劇団（京都府）

公演に携わっているメンバー：17人

団体紹介

2003年、中野守を中心に旗揚。京都・大阪を中心に活動。
緻密に張り巡らされた笑いの伏線を、波状的な笑いに昇華させ回収していくシチュエーションコメディを得意とする。

第6回クォータースターコンテスト(QSC6) で「優秀作品賞」を受賞。
本公演の前回再演『10分間2016』は、大阪単独公演ながらCoRich舞台芸術アワード！2016　6位を獲得したほか、平成29年度 希望の大地の戯曲「北海道戯曲賞」優秀賞を受賞。

主宰の中野守は、インターネット上に公開したコント脚本『ピロシキ』が長年脚本掲載サイトのダウンロード人気第1位になり、これまで250以上の団体に上演されたほか、フラッシュアニメの脚本も多数手掛ける。

応募公演への意気込み

例年夏頃に公演を行っていますが、10年ぶりの東京公演に当たり、こりっち舞台芸術まつりに応募するために公演時期を5月に設定しました。
10年以上かけて再演で作品を磨き続けている当劇団にとって、グランプリ作品は再演するという企画趣旨にも強く賛同するものです。

「同じ10分間をひたすら繰り返す」というシンプルな設定のシチュエーションコメディです。
2006年、2010年、2016年と再演とブラッシュアップを繰り返し、およそ人間が12年間で思いつくタイムリープによる笑いは全て検証してきたと自負している、劇団代表作にして"怒涛のシチュエーションコメディ"です。

4度目となる今回は、10年ぶりの大阪・東京2都市での上演です。
目の肥えた関東のお客様にも楽しんでいただけることと思いますし、より多くの方に観ていただいて、さらに作品をブラッシュアップしていきたいと考えています。

将来のビジョン

中野劇団の旗揚げ公演は再演でした。主宰の中野守が別団体で上演した作品を採用しました。その後も新作の合間に脚本の改訂再演を繰り返してきました。
この10年で劇団員の多くが結婚して子供が出来ました。元々、社会人をやりながら演劇をやろうというメンバーが集まっているので、なかなか公演に参加出来ない者もいます。
昨年度は、旗揚げメンバーが10年ぶりに出演出来ました。就職や結婚、出産で演劇から離れる者も多いなかで、これはなかなか面白いことなんじゃないかと思っています。
10年ぶりの出演でも、彼は変わらずいい役者でした。
今回の作品も、9年ぶりに同じ役をやる劇団員がいる一方で、12年間同じ役を演じ続けている劇団員もいます。
仕事も家庭も充実させ、芝居がしたいときにすぐに合流できる、というのが理想です。
また、その方法で全国のお客様に楽しんでいただけるものがつくり得る、ということも示し続けていければと思います。