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- 舞台芸術まつり!2019春
- 応募作品
キレイなひと
人の味(東京都)
公演に携わっているメンバー:5人
- 団体紹介
- 劇作、演出、俳優を担う島村吉人が主宰する劇団。
2011年12月旗揚げ。
俳優の松本響、制作の石田優希子が所属。
新国立劇場演劇研修所で培った俳優経験から、自立した自由な身体を持ち他人を演ずることで、観客と共に舞台に新たな価値観を見出そうと創作している。
劇場だけでなく元銀行、元銭湯など場を作品に取り入れながら劇場のみならずボーダーレスに活動している。
※作品例…『なにもできない』『みちでのそうぐう』
日本人の表出しないイメージの積み重ねによるノイズをドラマとし、俳優その人の持ち〈味〉を引き出し現代に生きる人々の姿を暴き出す。
- 応募公演への意気込み
- 『キレイなひと』という作品で参加しています。
人は思ってることが言えない悲しい生き物です。
どうすれば伝わるか考えれば考えるほど本心とどんどん距離ができ、しまいには「こんなこと言いたかったわけじゃないのに」と本当から遠ざかった嘘になってしまうのです。
結句人は言葉を手にしたことで嘘しか語れず本心という大事な根本は隠されてしまったのです。
そこに僕は日本人の控えめな性格も引き受けつつ、肯定的に日本の劇を再考することにしました。
きっと素晴らしい作品になることは間違いないでしょう。
(島村)
- 将来のビジョン
- 演劇の〈役になる〉ことを僕は肯定したいと思っています。
演ずる上で自分は自分でしかないことも尊重しますが、その自分でしかない他者と共感するためにも、他者を演じ他者を観る演劇が現代さらに必要になっていることは歴然です。
他者という存在をある視点から見る芸術の中でも演劇には身体があります。
俳優の自由な身体から作られる世界を舞台に起こし、他を知り自由な選択権を観客に持ってもらう作品を作っていきたいと考えています。
(島村)
公演に携わっているメンバー(5)