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舞台芸術まつり!2019春
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公演情報
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公演地:東京都
観たい!
公演地:東京都
東京ノート
亜人間都市
(東京都)
公演に携わっているメンバー:4人
団体紹介
こんにちは。主宰の黒木洋平です。亜人間都市は2015年より東京において活動している演劇の上演ユニットです。これまでは黒木が劇作・演出を行う公演のほか、チェーホフ『かもめ』のような既成戯曲を上演することもあり、今回取り組む『東京ノート』もまた青年団・平田オリザさんの戯曲です。
亜人間都市はこれまでで様々な方法で創作に取り組んできましたが、それを全て捨てて、創作に方法を用意しないことにしました。協働のための方法を強く持てば持つほど、人が個々に持つ異なる方法を蔑ろにする逆説について、これまでの創作で感じてきました。
現在はそこに関わる人々が持つ異なる方法を尊重し、それらが決して一つの色によって上書きされてしまわないことを考えます。それぞれの異なる方法が異なったままに共存できるよう、そこに生じる摩擦や葛藤を乗り越えるために常に変化し続けるような、そんな場としてあることを目指しています。
応募公演への意気込み
『東京ノート』が持つ「現代口語演劇」という理論・思想の価値を再発見する、というのが黒木の個人的なテーマです。しかし、当然ながら他の参加者はそれぞれで目指すもの、実現しようとしているものが異なります。観客に影響を与え、変化のための空間を作ろうとする人。「演技とは何か」について考える人。権力について考える人。自分の担う役割から、新しい表現を立ち上げようとする人。全員分挙げるとキリがないですが。
また、それに伴って作り方も各自で異なります。経験にも差があります(未経験の出演者もいます)。決して一筋縄ではいきません。一つの集まりではありますが一枚岩ではありません。その上で共に作るにはどうすればいいか。誰の思いも損なわず、各々の目指すものを追求するにはどのように在るべきか。それぞれの世界観がぶつかったり、すれ違ったりしながら共存を目指す様は、ちょうど『東京ノート』という戯曲が持っている構造でもあります。
奇を衒ったことは行なっていませんが、それでもどんな作品になるのか予想がつきません。この作品は「未だ生まれていないもの」であり「今ここで生まれるもの」であり、全てそうであるような当たり前の意味においての普通の「演劇」なのだと感じています。その意味で「演劇」には誰も見たことのない新しさと、どこかで見たことのある懐かしさが全て詰まっていると思っていますが、この作品もまたそのようにあります。
将来のビジョン
本当は今回の作品に携わる全員の将来のビジョンをご紹介したいのですが、流石にそこまでの紙幅をいただくことは許されない気がしているので、黒木のものを代表として挙げさせていただきます。
私は「亜人間都市」に限らず、そして演劇にも限らない様々な形の集団創作を経験していきたいと思っています。そこで「作る」ということが目的化しないように注意を払いたいです。むしろ作品は「自ずと生まれるもの」と考えています。そしてそれが自ずと生まれるところにあるのが、一つの関係性だと考えています。それは俳優やスタッフとの関係であり、またお客さんとの関係であり、また歴史や土地との関係です。作品ではなく、作品を生み出す「関係性の磁場」を作ること。それが今大事にしたいことです。対外的に語る「将来のビジョン」だからってでかい口叩かず、小さいことからコツコツとやっていきたいです。
とか言いつつアレですが、いま自分の場所を持とうと考えています。というのも、劇場にせよ稽古場にせよ、「誰かの場所」を借りてやるのでは出来ないことが沢山あるのを感じています。なので先に「関係性の磁場を作る」と書きましたが、これを単に抽象的な表現に留めず、具体的な場所を持つ、作ることをしたいと思っています。「劇場」とは呼びませんがまあそう呼ばれていもいい場所、人が集まることができ、関わることができ、ものを作ることができる場所をイメージしています。今のところは元手と人手と何より場所を探しているところです。1-2年以内の実現を目指していますが、運も絡むのでじっくり待ちたいと思います。
公演に携わっているメンバー(4)
冨田粥
役者・俳優
制作
当日運営
宣伝美術
その他(スタッフ)
「東京ノート」に携わっているメンバーです。
本田百音
役者・俳優
宣伝美術
「東京ノート」に携わっているメンバーです。
長沼航
役者・俳優
「東京ノート」に携わっているメンバーです。
くろぎ
役者・俳優
脚本
演出
演出助手
制作
Webサイト
「東京ノート」に携わっているメンバーです。
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