二十一時、宝来館
On7
オメガ東京(東京都)
2024/06/26 (水) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「灰皿役」とあるので擬人化の遊び要素がありそうだが回替わりのゲストが矢部氏、青山氏、On7メンバー(当初宮山だったのが小暮に替わり、宮山は小暮灰皿の回のみ人間役で参加)と、余りにかけ離れたチョイスでどの回に行くか正直迷った。擬人を演じる姿が想像されてしまう矢部氏より、On7フルの回、または予想の付かない青山氏の回が良いな、と思い始めるも行き易さを優先し、結果矢部氏の回を観た。予想通り「予想を裏切らない」演技であり佇まいで正直裏切って欲しかった(灰皿というモノに扮してるのに違和感がないのである。違和感がない事は逆に「?」を残す。俳優は役になりきって演じるのでなく、演じる姿(俳優自身)をさらしてナンボだったりするので、矢部氏は円筒形の灰皿(赤い)を頭に被り全身真っ赤なタイツ姿をさせられた事に、些かの違和感を覚えたならばその事態に何らかのアクション、抵抗感や違和感が漏れる等の内的アクションがほしいし、逆に心地よいのであればそれを全開で伝えて欲しかったりする。
とは言ってもそれは役者としてはかなりら高度な技に属するのだろうが。。
無茶振りにどう応えるか、というお題のようなものだ。
とは言え話は面白く、高校時代の同窓会会場のホテルの喫煙室での短い芝居の中に、三者三様の時代を反映した生きる切実さがあり、その模索の先は暗澹としているが仄かな救いの予感のようなものもある。三人を点とした面は群像を作っていてそれが胸をざわつかせる。
灰皿の語りから始まった劇は最初標準語だったので「おや!」と驚いたが、女性らの登場以降高知版(幡多弁)がスタンダードとなり、安堵。耳に心地良く台詞を聞いた。
OVERWORK
キュイ
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
キュイ主宰である綾門優季さんによる三部構成の連作短編集『OVERWORK』のうち第一部『予想で泣かなくてもいいよ』(演出:綾門優季さん)と第二部『あなたたちを凍結させるための呪詛』(演出:松森モへーさん)の二作を上演。第三部『予定された孤独』は升味加耀さんによる台本の編集・台詞の追加と削除が行われた上演台本を公開。
音埜淳の凄まじくボンヤリした人生
ほろびて/horobite
STスポット(神奈川県)
2024/06/21 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
初期作品のリクリエイション版。近年のほろびて作品とは少し印象が異なり、新鮮な気持ちになりました。STスポットの使い方として珍しい舞台セットで、俳優との距離も近く、全体的に良い緊張感のある上演でした。
OVERWORK
キュイ
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
雨とベンツと国道と私
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/06/08 (土) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
地の面
JACROW
新宿シアタートップス(東京都)
2024/06/14 (金) ~ 2024/06/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/06/19 (水) 14:00
柱の一つでもある「企業もの」新作。
地面師にハメられた不動産会社の面々を次期取締役選任問題も絡めて(→いかにもJACROWらしい)さらに笑いやダンス(!)まで交えて描き娯楽性もたっぷり。
事前に「9人の慌てる男たち」か?と予測したが概ねアタリ(?)で、なおかつ取締役会場面(池井戸潤ものを想起)では「怒れる男」も。(笑)
そしてある歴史的出来事になぞらえたのも面白かった。
天才バカボンのパパなのだ
ぽこぽこクラブ
駅前劇場(東京都)
2024/06/20 (木) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/06/29 (土) 13:00
私にとっては鬼門である場合が多い別役作品なのですが、これまでに見た中で、客席から最もたくさんの笑いが生じていました。ということは、それでいいのだ、かな?
詭弁師のレトラ
演劇企画ヱウレーカ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
音埜淳の凄まじくボンヤリした人生
ほろびて/horobite
STスポット(神奈川県)
2024/06/21 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
おい!サイコーに愛なんだが涙
宝宝(bǎo・bǎo)
インストールの途中だビル・インストジオ(東京都)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ひとりの美大生がある地下芸人との出会いをきっかけに自分のセクシュアリティと向き合い、ゲイとして生きる自分を認められるようになっていくまでを描いた一人芝居。個人的にはもう少し社会を描いてほしい、あるいは社会に働きかけてほしいと思わなくもないのだが、観客に自分の話をするようなモードをベースに、物真似、映像、人形劇など一人複数役を様々なかたちで見せる趣向も楽しく、長井のチャーミングなキャラクターと巧みな演技で飽きさせない。宝宝の次の公演も見たいと思わされたし、上演台本もよくできていたので、長井と共同で脚本を書いた藤田恭輔のかるがも団地の8月の公演もチェックしてみようと思った。
オッケイ
川久保一人暮らし
OFF OFFシアター(東京都)
2024/06/07 (金) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
テレビドラマなどにも活躍の場を広げつつある俳優・川久保晴の自作自演一人芝居企画。コメディエンヌの賞であるエミィ賞のグランプリを受賞しているだけあって、一人芝居三本立てをバリエーション豊かに見せて飽きさせない。全体を通して母への想いという一つの軸を見せる構成にも好感。ただ、笑いとシリアスのバランスというか、組み合わせ方にはもう少し工夫が必要だったように思う。三本立てのどれも、そして全体を通しても、前半の笑いから後半のシリアスへ(しかも重め)という流れになっていたのだが、両者が分離したままやや唐突にモードが切り替わっているような印象があり、観客として笑いもシリアスもどちらも受け取り損ねてしまう瞬間が少なからずあった。笑いながら泣いてしまう、真剣なのに滑稽、というのはある種の人生の真理ではあると思うので、それをまざまざと感じられるような舞台をこの先の活動に期待したい。
ジャージクエスト!
劇団未来計画TOP
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2024/06/15 (土) ~ 2024/06/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初日観劇。
副業アイドル?!
社会人を続けながら、土日だけ活動の、ご当地PRアイドル👍
何ともぶっ飛んだ奇抜な発想🤯
好きです🥰
家族や恋人、メンバー内の葛藤などのエピソード交え、未来計画TOPさんらしい、おもてなし演出、愉しい😃💕
ps歌が耳から離れない💓
なれない
吉本興業/ネルケプランニング
ABCホール (大阪府)
2024/06/14 (金) ~ 2024/06/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初日観劇。
川畑泰史さん兵動大樹さんの掛け合いはテンポ良くて絶妙👍
そして、餓鬼の断食の 川村智基さんの作演、いつもと全く異なるテイストで、 少し空回りした感じの所もありますが、結果、良い感じのお話に💕
いつも拝見している永津真奈さん小山栄華さんなど、皆様ご活躍🥰
楽しかった。
パステルと星空キャンバス
しめじ
ABCホール (大阪府)
2024/06/08 (土) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽観劇。
人生作家がその人の人生を本に!
星空画家が本を読み星を描き、その魂を星に!
流れ星として魂は戻り循環する世界…
は悲しさに満ち…
パステルにそこまで共感できず残念だが、豪華キャストは流石に素晴らしく、脚本もよかった(共感できなかったが)、感動💕
トリプルコール🎊おめでとう。
蘇る魚たち
モトキカク
扇町ミュージアムキューブ・CUBE03(大阪府)
2024/06/05 (水) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
竹下健人×野村洋希×五十嵐璃生さんの回観劇。
許すまじ小児性愛者😡
子供の頃に受けた傷は深く心に突き刺さり、何年経っても癒えることなく…
そんな男性の性暴力被害の心情を鬼気迫る迫力で熱演💓
そして世間の不理解の中、一歩踏み出し前に進み蘇ろうとする姿に感動😢
PRESS
明治大学ミュージカル研究会
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
デカローグ7~10
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/06/22 (土) ~ 2024/07/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
D ⑦⑧ 演出:上村聡史
⑦「ある告白に関する物語」
夜中にうなされている小さな娘(三井絢月ちゃん)。それを見ながら何もしてやれずまごまごする姉(吉田美月喜さん)。やって来た母親(津田真澄さん)が娘を抱きしめて、姉を叱り付ける。「ほら、あんたは何も出来ないんだから!」娘に「また狼の夢を見たのね。ほら狼なんていやしないのよ。」とあやす。
その後、姉はふと母親に訊く。「何で狼だと思ったの?」母親は何も答えない。
数日後、姉は妹を連れ去ってしまう。
娘役の三井絢月(あづき)ちゃん7歳がMVP。一流。彼女一人の誕生で関係者全員の人生が良くも悪くも振り回されていく。本人は我関せず真っ直ぐな瞳でこの世界を見つめ続ける。純粋なものこそがこの世界の中心であるべき、という思想。
⑧「ある過去に関する物語」
倫理学の大学教授(高田聖子さん)、彼女の全著作を英訳しているアメリカの大学教員(岡本玲さん)が来訪。彼女の授業を聴講することに。一人の学生が②のエピソードを提議する。不倫で妊娠した妻、闘病中の夫が死ぬのなら産むし、快癒するのなら堕ろすと。医師は生まれてくる子供の生命こそ大切だと考えて「夫は死ぬ」と嘘をつく。大学教授がこの話に対して「子供の生命こそが一番に優先されるべきだ。」と講評したことで、岡本玲さんに火が点く。手を挙げて彼女が語り出した課題は、1943年ナチス占領下のポーランド、6歳のユダヤ人少女のエピソードだった。
オープニングがカッコイイ。壁越しに罪を刻印された男の影。
岡本玲さんとは判らなかった。ちょっと配役的に若すぎる気も。
MVPは高田聖子さんだろう。何かリアリティーがある。良くも悪くも人間は生活し続けなくてはならない。頭の中で生きている訳ではない。何を考えていようと動物として生き続けなければならない。思想を抱えた動物のリアリティー。
素晴らしい作品だと思う。キェシロフスキ抜きで立派に成立する舞台だった。
是非観に行って頂きたい。
やんちゃな英雄たち
すまカラ
堀江GOLDEE(大阪府)
2024/06/30 (日) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
1123GO8
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2024/06/26 (水) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
おぼろ
学園座
関西大学・千里山キャンパス内KUシンフォニーホール(大阪府)
2024/06/28 (金) ~ 2024/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
時代劇 殺陣というと学生演劇では学園座 今回はいつ殺陣がでるのか…もう出ないのかと思っていたところ、後半しっかり拝見 刀が折れたのは… 内容も学生とは思えないくらいでしたが、あの二人の歌は要らんかったかも 日曜日で満席は流石学園座という感じ