最新の観てきた!クチコミ一覧

13101-13120件 / 182998件中
評決 The Verdict

評決 The Verdict

劇団昴

俳優座劇場(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

内容も出演者の演技もとても迫力があってよかった。

大豆生田家の庭に咲く花は薔薇かスミレか!

大豆生田家の庭に咲く花は薔薇かスミレか!

ライオン・パーマ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ドラマチックでしたわー(^-^)
昼メロの圧縮みたいな話だったなぁって
いろいろと盛り込んでいながら
綺麗に全部回収できててオチがスパッと決まってたなーと感じた
2時間30分近い大作でありました~♪

ネタバレBOX

ちゃんとライバルの家があって競ってて
家を継ぐ話とか
空き巣狙いの少女とか
2つの家の執事たちの話とか
ロミジュリみたいな感じの話とか
盛り盛りでしたー

メキシカンでタコスな話は
ライバル家の奥さまの「タコス!」が
とっても印象的で耳に残りました(^-^)

舞台セットのギミックも
ラブホの受付とか窓の設定とかが
巧みで好みでありました~♪
SHINE SHOW!

SHINE SHOW!

Aga-risk Entertainment

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!!明日までです是非!行けない方には配信もあります!って拡散中。

Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/03 (土)

価格2,500円

3日19時開演回を拝見(120分)。

コミュニケーションを取るのが互いに不器用な、社宅に住む1組の夫婦を中心に、夫の職場の同僚や社宅の住人達が繰り広げる、不条理コメディ。
目まぐるしく場面が移り変わる、まるでテレビのチャンネルをザッピングしているような展開は、観るヒトによって手が合う・合わないがハッキリ分かれる作風だろうなと感じた。
でっ、自分は?というと…
出演者の中に顔と名前が一致する役者が大勢いたため、流れに混乱せずに付いていけたこと
テンポの速さがせっかちな当方の嗜好に合ったことから
望外に楽しむことができたようだ。
特に、花形、姫川夫妻を演じる4人の摩訶不思議な?掛け合いにはニコニコさせてもらった。

ネタバレBOX

【配役】
花形・妻…加藤睦望さん、花形・夫…川上献心さん
姫川・妻…さんなぎさん、姫川・夫…小切裕太(こぎ・ゆうた)さん
力石…小寺悠介さん、服部…阿部遊劇手さん、日向…久保瑠衣香さん
二海堂…佐藤友美さん(お久しぶり!)、宮田…佐瀬恭代さん
流川・妹…石村奈緒さん、流川・兄…佐々木タケシさん
ティファニーで朝食を4 横浜公演

ティファニーで朝食を4 横浜公演

THE REDFACE

横浜関内ホール(神奈川県)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/01 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

男女2名での朗読会ですが
効果音とか小道具での鳥かごをリアルに出したりと
細かな演出が上手なうえに熱演さてれて
大変感動出来た作品とあいなっておりました

ただねぇ
開演してもスマホいじって光害出す方や
開演前では場内でマスク無しでの大声での会話など
観客のマナーが悪かったなぁ・・残念

ネタバレBOX

朗読は声のみでの演義なので
身体が動かせないので普通の舞台よりも1.5倍疲れると
女優さんが申しておりました=お疲れ様です

原作に忠実なヒロイン・・・玉の輿狙いが露骨で
あまし付き合いたい感じの方には思えなかったー
ラストは男性主人公から入手した
ブラジルの高額所得者名簿を握りしめて飛んでっチャウ・・・
う~んアグレッシブ

紡ぐ

紡ぐ

演劇企画-きよみず

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/30 (金)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/09/03 (土)

アトリエファンファーレ東池袋にて演劇企画きよみず『紡ぐ』を観劇。
初見のカンパニー&役者さん。徐々に規制緩和が進んでいるものの依然としてコロナ背景が続いている中、物語の中にこのコロナ感染症を実に自然な形で盛り込み、マスクを着用してお芝居していても全く違和感のないストーリー展開に、思わず「そう来たか」と感心してしまいました。先日3年ぶりに開催された「青森ねぶた祭り」の話題も劇中に登場してくるあたり、まさに令和4年の現在が舞台設定になっている“超”最新作?だと感じました。
そんなコロナ背景を盛り込んだ“超最新作”ですが、物語の中心は、とある田舎町に古くから続いている“神楽”がテーマという何とも絶妙な設定。感染症の拡大によって人々の暮らしは大きく変わってしまいました。その中には今回の作品に出てくるような「伝統を守るか、自粛するか」の論議が繰り広げられたものも多かったと思います。正直どちらが正解か不正解かは判断が難しいところ。というかすぐには判断出来ない部分だと思います。今回の『紡ぐ』という作品にも様々な考えを持った人物が登場する訳ですが、どの人物の言い分も理解出来る。だからこそ葛藤が生まれ、「果たしてどんな結末が待っているのだろう・・」と物語の終わり方が気になる展開が終始続いたような感覚です。
上演時間は1時間40分とアナウンスされていましたが、伏線回収が多い巧みなストーリー展開もあり、思ったよりも短く感じた印象です。役者さん一人ひとりの役どころも個性的で、キャラ設定がしっかりしていて分かりやすい。伝統を継承しつつも、工夫を凝らしながら、現在社会に合わせた新たなアイデアを織り交ぜることで生まれる新展開。「良かった良かった」と拍手したくなるような心温まるストーリーで、何か大切なものを思い出したような感覚になりました。面白かったです。優しく語り掛けるような天野眞由美さんの前座も印象的でしたし、親子役の石井淳さん、榎並美樹さんのエンディングシーンもとてもカッコ良かったです。他の演目も拝見してみたいところです。

4つ目のりんご物語

4つ目のりんご物語

Capella2.5企画

つつじヶ丘児童館ホール(東京都)

2022/08/27 (土) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

シナノチーム千秋楽観劇
劇場は児童館ホールで名前通りに
雰囲気が体育館で文化祭演劇風に思えました

基本素舞台風な
小道具としては椅子がメインぐらいかしら

全体的には絵本的な展開で
リアリティよりも雰囲気とかを楽しむ感じでしょうか
70分という小品なとこも
それを押すかなぁと思えたっす

ネタバレBOX

リンゴを抽象的に出してと思ったら
登場人物たちには見えないマントの人物が
メッセージ性のあるリンゴをリアルに落としていくのです
イブのリンゴ→ニュートンのリンゴ→ジョブスの象徴としてのアップル
という繋がりでの出し方は面白かったが
宇宙人さんまで出てきての展開はビックリでした

自分としてはブギーポップ的なものを期待していたんだがなぁ・・と

ホール近くにリサイクルショップを発見して
ちょい ありがたかったー(^-^)
あの六月の午後を忘れない

あの六月の午後を忘れない

A級MissingLink

ウイングフィールド(大阪府)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/03 (土) 19:00

価格3,000円

一場を見てセリフの応酬に大丈夫か?と思ったが、見ていくうちに自然と物語を楽しむことができた。作演出にオリジナリティは何かと問うてもちょっと平凡な非凡さというのがピッタリと思っている。今回は平凡さが優っていたと思う。これは褒め言葉と受け取ってほしい。2002年の6月に何をしていたかというのが今回の肝だが、今回の芝居みたいに大勢でサッカーの試合を観ていたことを思い出した。個人的なことなのでどうでも良いが、シェアハウスのオーナーがひたすらにかわいそうだった。20年はひと昔だが、それ以上に変わらない日常が主人の中にも流れていたと考えると、感慨深いものがある。オーナーの妻の狂気がもっと上手く表現できていたらなと思うと残念に思った。
美術が近未来的で良かった。
今回の作品がA級にとっても作演出にとっても、記念碑的な作品になれば良いなと思った。

カレーと村民

カレーと村民

ニットキャップシアター

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/08/26 (金) ~ 2022/08/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

うーむPCの調子がーどころか壊れた―・・・
というのが観劇感想のUP遅れでありまする・・・すいません

さてお話は民家の軒先という感じの舞台セットで
小道具の湯のみとかが妙に綺麗な枯れ葉色とかで統一されてて
印象に強く残りました=(^-^)

日露戦争終結後の講和話を新聞で読み上げる
地方有力者の旦那さん
講和条件に憤り大阪に抗議集会に行こうとする集落の皆・・・
紆余曲折あって日常が繰り返されるようになりって感じの話なんですけどー
政府とかの応対とかは現在と変わらんなぁと
納得させられてしまった作品でありました

ネタバレBOX

作中でも言われていたが
日露戦争の終結は絶妙なタイミングであり
あの時期をあの時期を逃していたら
日本は勝ち逃げは出来なかったそうですよねー
SHINE SHOW!

SHINE SHOW!

Aga-risk Entertainment

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/09/03 (土) 18:00

ストーリー展開が面白かった。
最後列でサイリウムを思い切り振りたいです。

空蝉

空蝉

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/09/03 (土) 13:30

地獄の世界感が面白かった。
落語をモチーフにストーリー展開が楽しめました。
あと照明が美しかった。

旅に出る。

旅に出る。

ソラカメ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

優しさと厳しさ、甘さと辛さが絶妙な物語。
夏休み、久しぶりの旅行は子どもの頃の転校先。観光名所があるわけでもなく、ただ海が近いだけの平凡な街。センチメンタルにもならず、その思い出は楽しいことばかりではない。ほろ苦い記憶がよみがえるが、それでも少し懐かしさを覚えてしまう。そんな ちょっぴり切ない過去と現在が交錯する物語。
前説で 舞台美術はスタッフ・キャストによる手作り と説明していたが、その後景は素朴で心温まるような雰囲気を醸し出す。そぅ童心にかえるような…。
(上演時間1時間30分)

ネタバレBOX

舞台美術は、ダンボールを切って黒板や道路標識、郵便ポストなど学校や転校先の街中を表出する。同時に現在進行している旅行風景にも重ねる。ドライブする様子は、キャスター付の台に箱馬を乗せ、車に見立てる。

物語は女子4人による夏旅行。行先も決めていなかったが、主人公かすみ(内田めぐみサン)が9月12日生れであることから、誕生祝を兼ねて強引に彼女が保育園・小学校と2回転校していたプチ郷里へ行くことにした。しかし、かすみ はこの地での楽しい思い出は少なく、どちらかと言えば ほろ苦さが…。

東京から転校してきた彼女に戸惑い、もしくは快く思わない級友たち。端的に表しているのが言葉(方言)の違い。無理に方言を使おうとする かすみ、それに反発する級友たち、一方 母親(涼子の二役:片桐美穂サン)は方言を嫌う。他愛のない言葉や状況に敏感になり、子供心にその場の空気を読んで心にもない態度や言葉を発してしまう。どこかにありそうな光景を情感豊かに描くのが上手いソラカメ。

キャスト陣は、登場人物のキャラクターを立ち上げ、居そうな人々を体現している。片桐美穂サン、小笠原遊香サン、金江藍サンは現在の友人であり、過去では母や妹たち二役を演じているが、どことなく似たような性格付にしている。転校先で意地悪役・レイナ(阿部優花サン)は、棘のある言葉やシニカルさを上手く表現している。萌(西澤香夏サン)は空気を読む女の子、男子2人 昇(山谷ノ用心サン)は気弱でお調子者、憲二(高見綺一サン)は外見の強がりと気恥ずかしさの二面が伝わる。昇の姉・直(加古みなみサン)は、外見のスケバン風とは裏腹に心細やかな女性、圧ある存在感だが癒しの雰囲気も漂わす。

コロナ禍で 旅行も以前のような活発さは まだ戻っていない。そんな中で、演劇を通して旅行、それも懐かしき場所へ…。
次回公演も楽しみにしております。
空蝉

空蝉

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/03 (土)

観てきました☆ 豪華なセットに生演奏、賑やかなお芝居でした☆

ネタバレBOX

死神役の金子侑加さんがとても印象的で良かったです☆ ただ全体的には、騒がし過ぎだと感じました。大声で怒鳴り合うシーンが多くて、見ていて疲れました。。あとやっぱり長い、2時間以内にできたら良かったかな。。
加担者

加担者

オフィスコットーネ

駅前劇場(東京都)

2022/08/26 (金) ~ 2022/09/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2回目。凄く短く感じた。6場位の話なのだが、本当に2時間15分あったのか?そう考えるとよく出来ている。外山誠二氏も山本亨氏もノリノリで舞台を破壊。クズ野郎の伊藤公一氏と内田健介氏の会話から、それぞれに立派な息子や娘がいることが判るのもまた巧い。

ネタバレBOX

愛した女も息子もみんな殺されて、しかも正当な報酬である金も毟られる、散々なラスト。ボロボロの身体をゆっくりと動かして死体処理の仕事に戻るドク。ラストは『悪魔を憐れむ歌』の方が良かった。

ライダーマンのカセットアーム(アタッチメント・ロープアーム)を思わせる山本亨氏の義手がカッコイイ。
ベントラー・ベントラー・スペースピープル

ベントラー・ベントラー・スペースピープル

サムゴーギャットモンテイプ

スタジオ空洞(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/08/31 (水) 19:30

UFOあるいは宇宙人……もとい異星人(笑)絡みの短編3編。
それぞれ笑いあり謎ありサスペンスありとタイプが異なるばかりでなくUFO/異星人の絡ませ方も異なり多彩で面白かった♪
また、機材に制限もあるであろう(不自由な)この会場で、あの照明効果も上出来。

ごみ溜めの中のジュリエッタ

ごみ溜めの中のジュリエッタ

骸骨ストリッパー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2022/08/26 (金) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

先週の"表組"に続き、今日は"裏組"の公演を観てきましたが、劇団員による日替わりキャストのイザベラ役を除き、オール女性演者の"裏"も"表"とは違った雰囲気に仕上がって楽しめました。
あぁ、この役は女性の方がしっくりくるなぁって感じるのもあって面白かった。
びぃと。さんはイケメン過ぎましたね。
強烈なインパクトがあったのは、本田晋さんが演じたイザベラ。
最初の登場シーンでスターウォーズのC3PO(吹替版)が頭に浮かんでしまって。
コメディエンヌなアンドロイドって感じでしたね(^^;)
機会があれば骸ストさんの舞台また観たいと思います。

SHINE SHOW!

SHINE SHOW!

Aga-risk Entertainment

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

実在のビルの会社対抗のど自慢大会をアガリスクさんらしく脚色した歌謡シチュエーションコメディ。当日に起こる様々な問題を後半で怒涛の伏線回収を行い、とても面白かったです。登場人物は多いですが各人の見せ場があり、同じサラリーマンとしては色々と共感して笑ってしまいます。また大会後の各人のエピソードもとても味わい深く、タイトルも秀逸ですね。余談ですが、モデルとなった大会の映像も多く残されておりこちらも面白いですね。

空蝉

空蝉

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 タイトルの空蝉は、劇中の説明にもあるように、この世(この世に生きる人)を意味する。内容は古典落語の「死神」をベースにした作品であるから今作との異同を楽しみながら観ることができる。有名な落語だからバリエーションは様々あるものの、皆さん一度や二度聴いたことはあるだろう。ネタばれで今作と落語の違いをある程度してあるので、内容は観劇後にお読み頂く方が宜しかろう。

ネタバレBOX


 さて、落語と異なり医者として活躍するのは江戸一番の藪医者の異名をとる新八の幼馴染・緒方卵白、そして主人公・新八の落胆の原因は、最愛の妻・お梶の早世にあった点だ。女房に先立たれるまでは粋で鯔背で良い仕事をする評判の魚屋であった点が異なる。物語はお梶が亡くなって半年、お梶の妹・お朱鷺が新八の世話を焼いている模様を中心に始まるが、あやめ十八番らしく町方の暮らしぶりを様々な商品の数々の売り子たちを登場させることで上手に描く。これらの売り手の声の良さ、粋な立ち居振る舞いや出立で買い手の人気が大きく異なったから売り手たちにも力が入る。業種によって売り手も若い女性から年増まで、若い男性から初老までと様々であった。また「死神」と卵白の関係についても若干異なる。藪医者として“掛かれば死ぬ”と揶揄される程であったから金は大して無いものの、死神は卵白に恋してしまうのだ。卵白は、仕事をしないので腐りかかった魚を食し具合を悪くした新八にお朱鷺の頼みで頓服を処方する。すると心肺停止状態になってしまった。長屋の皆が葬式の準備をしていると、いきなり死んだハズの新八が目覚めて起き上がった。どうしたはずみか、調合した頓服は、一旦死に陥るものの、或る時間が経つと蘇生するのだった。新八は一旦死後の世界に行ったので恋女房・お梶と会うことができた。何度でもあの世へ行きたい。
 新八の話では、行った所は地獄だったが針の山だの血の池地獄だの灼熱地獄等というものは一切なく鬼は全然、怖くない。というのも落語の天才であった写楽が亡くなって名跡は止め名となり(野球の永久欠番のようなもの)写楽も地獄へ落ちはしたが、元来止め名となる程の才能を持った天才。地獄へ落ちたがこの地で驚天動地の大活躍、べしゃりは立つ、人心掌握術、時代・時世・他人の心を読む知恵、政治的手腕何れも図抜けていたが故に僅か10年で閻魔に選ばれた。これらの民主改革・選挙制度等も彼が築いた模様である。退屈で静かな天国に比し、閻魔としての権力を得た写楽は死神を手駒に空蝉から有能な人材を調達、結果現在の地獄は謂わば超高級リゾート或はレジャーランドと謂った趣である。
 そんなに楽しい所ならと卵白はこの薬を“反魂丹” と名付け大々的に売り出す。此れが当たった、ツアーを組み地獄は今や観光名所。反魂胆を飲めば、地獄行きツアーが楽しめ、ちゃんと生き返れる。地獄での滞在時間は9時間。出入りを管轄する部署があり、ここで出入りの手続きをするが、出入りには、手形が用いられる。9時間を過ぎれば通行手形は唯の板切れに戻るので空蝉には戻れない。
 ここ迄の話だけなら、大した問題は無かったのだが。後は観てのお楽しみだ。どんな問題が起こってどうなるのか? 果たして下げは? 楽しめる。中入りに10分を取って2時間40分超。
 因みに舞台美術は中央に迫り出す階段を設え、第一の門構えは寺の門を思わせる作り。門柱には菖蒲イラスト。この門の奥に更に仏陀の載る蓮の萼のような形の構えをし奥が踊り場になっている高所、場面によって天井から額縁が降りているシーンもある。丁度この寺の門と萼の中間辺り上手下手に生演奏者の演奏スペースを支える床が見える。
 自分の好みから謂うと、ややエンタメとしてのの完成度を優先させて図式的という感はあるものの、これだけ無能で無責任な政治屋と官僚の下で、これだけ大きな規模の公演を打つ以上、致し方あるまい。楽迄無事に全公演打てることを祈るばかりだ。
ムサ×コジ〜アルティメット─武蔵×小次郎〜究極!─

ムサ×コジ〜アルティメット─武蔵×小次郎〜究極!─

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2022/08/05 (金) ~ 2022/08/11 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

X-QUESTは現場で観るのが一番楽しい!粗暴で優雅でやんちゃでインテリな武蔵がスマートで理屈屋でやっぱり戦うのが好きな小次郎と描く戦いの螺旋の物語。長身の武蔵と歌い踊り語るキャストが3面舞台を縦横無尽に駆け回る様を目の前で観られて最高でした。ダンサブルなアレンジの音楽と照明が素敵、サントラが欲しい

Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2022/09/03 (土)

観てきました。今回はちょっと残念な感じでした。。 

ネタバレBOX

場面転換がバタバタし過ぎで見苦しかった。 舞台の広さがまったく生かされてない。 次の公演に期待します。

このページのQRコードです。

拡大