奇妙な果実 公演情報 新宿梁山泊「奇妙な果実」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    シンガーソングライター趙博が書いた作品の梁山泊公演が定番となり脚本も堂に入って来た。「百年 風の仲間たち」、その改良版、「丹下作善」(未見)、そしてコロナに入って「百年」の続編「音楽劇『風まかせ 人まかせ』」(スズナリ)、翌年「娼婦 奈津子」(スズナリ)、そして今年「奇妙な果実」(シアターアルファ東京)。元々歌詞のある曲の作り手であり、音楽ライブがそのロゴスの世界を肥大させて生まれた徒花といった作風であったのが、「風まかせ」ではコロナで危機に瀕したライブハウスのドラマを描き、「奈津子」では一人の女のドラマ(ここには在日は弁護士の出自として登場するのみ)、今作では歴史上の人物に焦点を当てたとある「ライブもやるバー」を舞台としたドラマ。バックバンドが劇伴に徹した「奈津子」が圧巻であったが、今作でのリアル場面としてのライブのリハーサル及び本番演奏は劇伴効果も存分に兼ねた。「奇妙な果実」とはビリーホリデイの歌のタイトルであった。マルコムXに絡めており、金喜老の半生に影を落とす。
    恵比寿の新劇場は三度目となったが、上手、ステージ近くの席は初めて、演奏も含めてビンビン響いて来た。

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    2022/12/23 08:42

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