実演鑑賞
満足度★★★
面白い。
同じ場面の繰り返し、それでも少しずつ様子は違って物語は展開していく。しかし、この観せ方に冗長さを感じ飽きてくるかも知れない。描こうとしている設定、それを謎を多くし長く関心を惹かせるためであろうか。全体的に淡々とした展開で 印象が薄くなったように思う。
登場人物は4人、それぞれ関係があって影響を与えている。理屈でいえば一方通行であるが、そこは舞台としての面白さ。描かれているのは人生、もっと言えば「生きる」という存在を表現している。
前作はプロジェクションマッピングを積極的に活用していたが、本作では控えめな利用、その効果は消極(消去)的である。その意味で舞台技術はよく考えられている。
(上演時間1時間20分 途中休憩なし)【星組】