ユアちゃんママとバウムクーヘン
iaku
新宿眼科画廊(東京都)
2025/02/21 (金) ~ 2025/02/25 (火)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/02/23 (日) 14:00
iaku主宰の横山拓也が2024年に発表した同名の短編をリーディング公演として立ち上げる試み。70分。2月25日まで新宿眼科画廊 地下。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/03/post-506d3b.html
暗室【京都公演 / 出演者・公演日程変更】
安住の地
アトリエ第Q藝術(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/02 (日) 14:00
現像、現像液の臭い、私自身写真を現像したことは無いがフィルムカメラの時代に生きていたので知識として知っている。この作品は写真に纒わる2つの話。戦艦の暗室と、津波にのまれた大切な写真、見付かったけどその泥に塗れた写真を洗浄する作業室。暗室の作業で体を斜めにするのは印画紙の液を切るためだろう。観客の大半はこの一連の動作の意味が最初は判らなかったと思う。所作として暗い照明の中で美しい。写真洗浄も然り。
二つの話を表す 5人の俳優は文句なく良い。戦時における写真、津波被害に遭われた方々へ差し伸べる救いの手。それぞれの話に引き込まれる。が思わぬ展開が仕組まれていて驚いた。予想だにしないことになるのだ。そしてそれも納得させられる。そのあたりを含めて良い戯曲だ。良くこの写真に纏わる、それは水に纏わることでもあるのだけど、二つの話を結び付けたものだと感心する。
あの泥に塗れた写真。亡くなったあの人の思い出を取り戻す手掛かりとなる作業。そしてその作業のお陰で思い出と出会えることを思うと涙が滲む。まあ綺麗事だけでは済まないと言うのが前述の思わぬ展開なのだけど。が困った、ぐしゅぐしゅした鼻、とにかく静かな上演なので鼻をかむタイミングがないのだ。終演後皆さんが捌けるのを待った。文句を言いたくなるのはそこだけだった。
ユアちゃんママとバウムクーヘン
iaku
新宿眼科画廊(東京都)
2025/02/21 (金) ~ 2025/02/25 (火)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/02/25 (火) 14:00
去年7月にザ・スズナリで再演された『ながれんな』のチケット代が 自主規制額(年金生活者) 5,000円を超えていて観れていなかったので3年4ヶ月振りの iaku。次もどうなるか判らないので(予定表には書いている)、即予約していた。
ご自身の同名の短編小説を、講談師 神田松麻呂さんと iakuの常連の橋爪未萠里さんがタッグを組んでの小説 / 講談 / 演劇の融合、ハイブリッド型リーディング公演。65分
観終えて外に出ると観終えた方がもう一人に「さすがだなー」とおっしゃられた。もうそれで十分なのだ。さすが横山さんでした。
講談師の神田松麻呂さんの講談に橋爪未萠里さんの演技が絡んで絶妙なのだ。途中からその展開にどっと沸く客席。さぁどうなるんだと思っていたら終幕。これはホラーだよと思い、横山さんに「ホラーですよね」「そうなんです」と帰って来た。見事としか言い様がないのだ。
何処かで一杯やりたい気持ちになった。
それと、この『ユアちゃんママとバウムクーヘン』フライヤーの図柄。観た後にしか判らない、この図柄が意味するところ!もう、横山さんったら!
韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.2
日韓演劇交流センター
座・高円寺1(東京都)
2025/02/28 (金) ~ 2025/03/04 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
すばらしかったです。韓国のアパートを舞台とした話ですがなかなかよかったです。役者さんの朗読以外のちょっとした演技もすばらしかったです。舞台の内容がまさにあーぱつ・あぱつなので舞台の最後にAPT.が流れるかな…と思ったら流れませんでしたねw 舞台の内容からして(あと権利の問題からして)流れるわけないか^^
漲(みなぎり)
九蓮サイダー
Paperback Studio(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ACを観劇しました。結構シリアスでしたね。心の動きも演じられていてとても面白かったです。自分でわからない、わかっていても変われない。そんなもどかしい感じも私は感じながら拝見していました。また、お会いできたらいいですね
舞台『CHICACO 2025』
Alexandrite Stage
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2025/02/14 (金) ~ 2025/02/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
真田林佳さん出演のTatami(畳)チームを観劇。
Alexandrite Stage さんと言えば2019年の「どうしても、妻が死ぬ。」です。結末にほんとびっくりしました。こりっちにエントリーが無いので感想書けないのが残念なのですが、今からでも登録してもらえないですかね。
それはさておき、今回の「CHICACO」。何度も再演している人気シリーズなのですね。観劇して、納得です。チーム初日の2/16に行ったのですが、すでに台本が売り切れてました。
3チームそれぞれ専用の、厚くて立派なチラシ(フライヤー)が用意されてました。嬉しいご配慮です。
真田さんは衣装からセクシー担当かなと思いきや、想像以上に面白キャラでした。獅子の如くで初めて拝見したときを思い出しました。
中野裕理さん山崎恭輔さんと3人組で息ぴったり。SNS情報では「なかなか息が合わなかった」とのことしたが、ぴったりだったと思います。
その山崎さん、プロフィールを見るとまだ23歳と。2人に負けない面白さだったので、これからが楽しみです。
古野あきほさんは最近拝見したところでは昨年末の「星空ハーモニー」で、24歳の先生役でした。いつまでもお若いです。
大力さんは「空の匣庭」のサンダルフォンでしたね。その朗読劇版では複雑な暗い過去を表現し、演劇版ではその過去を踏まえた心情を表現されてました。どちらもメイクがすごい役だったので、今回、素のお顔を初めて拝見できました。
翔太役の松田浩毅さん。出てきてすぐ「この端正な容姿と元気なお声は最近どこかで」と思ったのですが思い出せず。あとから気づきましたが、去年「シオンの眠るとき」で開演前の案内をされていた方でした。アンダーキャストで参加されていたのでした。
はだかなるおとなども
ENBUゼミナール
小劇場B1(東京都)
2025/02/28 (金) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/03/01 (土) 18:00
価格3,000円
ふらっと当日券購入した時に2時間20分と聞いて、何かしらの卒業公演でと…購入してから臆してしまったけれど、シンプルにおもしろかった
大元は実話ということだったが、こと障害については違和感が多く、エピソードをごちゃ混ぜにしてるのかなとは思ったが、終演後のトークでひとつはすっきりと
エピソードがたくさんある中、ダレなくはないのだけど、そこで完結しないものもあったり、飽きさせない何かがあって、何よりあの3分はとても良かった。
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
私は今年還暦を迎えます。改めて家族の大切さ難しさを再認識させられたような気がします。そしてパートナーの気持ちもしっかりを話し合わないといけないなと思いました。自分を振り返れる良い作品だったと思います。
GIFT
metro
小劇場 楽園(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/02/28 (金) 14:00
旗揚げからずっと観ているのだが、久々のmetro。アングラだ!111分。
4年ほど「修行」していたという月船さらら久々のmetroだが、細かく区切った物語それぞれが、繋がるというより、全体としてある感触を持たせるように作られている。「Gift」は「才能」の意味だけど、俳優をする才能、を題材にしつつ、月船の存在を描いているようだ。それにしても月船の佇まいは美しい。久々に見たマメ山田が健在なのも嬉しい。
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
当たり前と思っていた事が実は当たり前なんかじゃなかった。お墓から夫婦の有り様、家族の有り様、色んな事が見えて来ました。しっかり向き合わないとだなぁ〜。特に男は。
すいかの種の黒黒
う潮
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
小学校2年生から27歳迄、その約20年間という長い時間軸を紡いだ女性2人の心の彷徨劇。たしかに 生活環境や生き方が違う2人の女性を描いているが、何故か1人の女性が立ち上がる合わせ鏡のような存在に思える。家庭環境・境遇という条件(物質)的違い、物事に対する思考(精神)的違い、その溝のようなものが年齢とともに少しずつ大きくなり、いつの間にか疎遠になる。学校やクラスが違えば、会うことも少なくなり といった経験は誰にでもあるだろう。そんな等身大の女性を描いている。
27歳迄の生き様は、順調・不遇といった対照的な描き方だが、その根本には(自己)承認欲求 その腹の底が透けて見えてくる。お互い、自分の方が自分らしく生きているといったプライドをちらつかせる。相手の中に嫌いな自分の姿をみる その不気味、不穏な感情が怖い。しかし共通点があれば独特・相違点もある。その違いを受容できるか否か を問うているような気がする。コロナ禍を経て不寛容といった風潮が広がったが、そんな世相を人間観察をするといった視点で捉えた好作品。
ちなみに、客席はL字型で座る位置によって観え方が違うかも…。
(上演時間1時間50分 休憩なし)
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「墓友」…聞きなれない言葉だが、その語感から何となく意味するところは分かる。公演では、高齢者が「墓」を通して死と真摯に向き合う様子、家族だから一緒の「墓」へ、という家族(制度)の在り方を改めて考えさせる。「墓」=「死」という描き方ではなく、むしろ 今をどう生きるか、そして夫婦、親子に起きる様々な問題を通して、家族とは を考えさせる。
「墓友」とは という定義があるのか知らないが、公演では家族以外の人との共同墓地を指しているよう。物語は、吉野家を中心に展開していく。そして長女 仁美がストーリーテラーのような役割を担いつつ、自分の問題にも触れていく。冒頭、母 邦子が仁美を東京スカイツリーの展望台へ呼び出し、「墓」の話をし出す。吉野家の墓ではなく、サークル仲間と一緒 ということを考えているらしい。父と何かあったらしいが…。
さて 個人的には、この公演を通して「墓友」という内容(概要)を知ることが出来てよかった。
(上演時間2時間5分 休憩なし)
夜明けのジルバ
トローチ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/02/23 (日) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
めちゃ、面白かった!
田舎あるあるの人間関係と行き過ぎた愛情に、笑ったり、胸を締め付けられたり、涙したり。歌も素敵で、ぐりぐり引き込まれているうちに、終わっちゃった。誰かが理解してくれるって、心の支えになるんだなぁ。
トローチさんのファンになっちゃいました。
幸子というんだほんとはね
はえぎわ
本多劇場(東京都)
2025/02/26 (水) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
下北沢演劇祭の本拠劇場らしい本多劇場でのはえぎわの公演。このノゾエ征爾主宰の劇団も25周年だという。舞台も、本多劇場の裸舞台から、劇場紹介のツアーが始まるという発端で始まる。劇場から町へ、さらにそこに生きる人々のスケッチへと進み、今貴方は幸せですかという問いへ。今この演劇祭を開催している人と時代を生き生きと見せてしまう。ノゾエ征爾にこのような洒落た趣向があるとは思っていなかったが、ノゾエも50才、どんな趣向のドラマもやってきたし、その中で自分の領域をしっかり確保してきた人だけにいかにも周年イベントにふさわしい出来になった。
見ていて、随分昔になるが、この劇場が出来たばかりの頃、ここで夢の遊民社が上演した「小指の思い出」を思い出した。1983年。まもなく五十年になる。小指の思い出のラスト、魔女として捉えられ焚刑に処せられる粕羽聖子のもとにあつまった「妄想の少年」の子供たちに野田の演じる聖子は火刑台の上からいう。「あなた方はやがて、この世界を蘇らせる。あなた方の走る先に新たな妄想の子供たちが待っている!」
野田からノゾエへの距離は今では遠い。かつての社会劇とははっきり一線を画し、いわゆわゆるドキュドラとも、インタビュードラマとも違う新しいタッチで、今演劇祭を開催している人と時代を生き生きと見せてしまう。分断と差別の中に生きる町に住む人と家族たちのスケッチがもう少し整理さていれば快調だっただろうが、次々と、イラストレーターが舞台に持ち出された白いカンバスに背景を描き続けていく中で進んでいく。ノゾエ征爾にこのような洒落た趣向があるとは思っていなかった年の功だ。周年イベントにふさわしい作品を担える存在になった。蓬莱と並んで中核と言えるかも知れない。
野田からノゾエへの距離は今では遠いと思われているが、それほどのこともないのではないか、人間が手作りする演劇の歩みは早くはない。幸子という現代の妄想に作者が、幸せの種はそこここにあると説く(主演。高田聖子)、この演劇祭に託した時代への思いは、このドラマにあるように親子が手を離せなくなるようなものであろう。1時間55分。本多を埋め切るまでにはならなかったがノゾエとしてはまとまりもいい舞台になった。
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
漲(みなぎり)
九蓮サイダー
Paperback Studio(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
ポルノグラフィ PORNOGRAPHY/レイジ RAGE
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2025/02/15 (土) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いずれも現代的な作品の2本を一つの作品のようにも見えるようなやり方で上演している。意欲的な公演で、かなり雰囲気は異なるこの2本を連続させたのは興味深い。前半のほうは、いちおうテロ事件が要にはなっているけれども、それよりもさまざまな人の不安感やフラストレーションや鬱屈した感じが伝わってくる。後半ほうは、大晦日の、混乱した状況で禁句ワードも遠慮無く発せられる収拾のつかない大騒ぎが描かれ、まとまることのない不条理な会話が飛び交う。シアタートラムの舞台の、あんな高い所まで使うとは。
漲(みなぎり)
九蓮サイダー
Paperback Studio(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
GIFT
metro
小劇場 楽園(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
才能とは何か?役者とは何か?悩める女優にスタニスラフスキーと唐十一郎が御教授してやろう。
太宰治の『斜陽』をまぶして悩める人間の行き先を指し示す。この世界に生きゆく意味はある。
月船さららさんがエロエロ。スタイル抜群でいろんな衣装で登場。もうそれだけで詰め掛けたおっさん共はほぼほぼ満足。妙に密度の濃い観客席。
渡邊りょう氏はいいねえ。この地下世界に水が合っている。最初からここに居たようにすいすい泳ぎまくる。
「私には、行くところがあるの」
「私ね、革命家になるの」
内容は若松プロの大和屋竺作品みたいな自主映画。映画を撮るには予算がない連中は小劇場で(脳内)撮って出ししかない。金が無いなら惜しみなく才能を注ぎ込め。そんなもの只だ。観た後に客に残る感覚は同じもの。要は突き付けること。
日活社長・堀久作が観たならば、「解らない映画を作って貰っては困る」と即解雇されるであろう作品。それでこそ創るべき価値、観に行く価値がある。
是非観に行って頂きたい。