キャッツ・ザ・ライフ
劇団ミックスドッグス
王子小劇場(東京都)
2025/02/12 (水) ~ 2025/02/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/02/13 (木) 16:00
人間としての生活に限界を感じた女子高校生が願い通り猫になり、といういわば「マイ・ライフ・アズ・ア・キャット」(笑)。
単に猫界での力関係を描くだけでなく、他にも人間界から来た人物がいてそれがまた……なんてあたりや某人気SF系映画リスペクト的な部分もイイし暮らしている地方に伝わる昔話との関連付けも巧い。
しかし人間でいることに嫌気がさして念願の猫になったのに結局そちらも嫌になって人間に戻りたいと言うヒロイン、自分勝手にもほどがある……いや、そういうところはいかにもイマの女子高生らしいのか?(笑)
なお、猫たちの人物(猫物?)設定/描き分けと「猫っぷり(演技・衣装)」が巧みでそれだけでも観た甲斐があった。
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
笑いの中に、家族、友人、多様性の時代、そして死について考えさせられました。
役者さん達は一生懸命で、真面目に作った作品だと感じました。
良い舞台でした。
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
心が温まりました。家族や仲間について再度考えてみようと思います。役者の急病をもろともせず、即興で舞台をまとめ上げる力は流石ですね。演技力に安定感があります。
Nevaeh Land
劇団フェリーちゃん
王子小劇場(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/03/01 (土) 19:30
王子で何度か観た、独特の世界観を持つ芝居を上演するユニット。久々の公演の本作も独自の世界観で展開するが、以前の作品とは微妙に違ってて、個人的には完全に置いていかれてしまった(-_-;)。
開演3分前から役者陣が登場し、緩やかに前説を5分ほど語り、開演時間を3分ほど過ぎた頃から本格的に芝居に入る。その後。108分。
サプライズ
朝倉伸二プロデュース
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2025/02/28 (金) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
漲(みなぎり)
九蓮サイダー
Paperback Studio(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
3演目あって1ステージ2演目というパターンは前にもどこかであって何とも非効率・・と思ったものだが、直前まで迷ってやっぱ観たくなって足を運んだ。ちょっと覗いてみよう位の興味であるし・・とそこそこの期待を胸に赴いたのだが、paperback studioは思いの外遠かった。で、内容は期待を超えて良かった。3演目目(C)も観たくなった。
書下ろしの短編脚本の勘所を掴んで押し出し、ワンルームマンションの少し大きめの部屋のような小屋を劇の時空にした役者力に、感服。休憩ほぼ無しの美味しい二編1時間15分程度の観劇であった。ポストトークに演出家五戸氏とはラッキー。短時間ではあったが演劇について静かに語る言葉一語が樹液の如し。
かういふユニットは継続が課題だが、色んな挑戦の場として是非とも続けて欲しい。
幕末
劇団そとばこまち
箕面市立文化芸能劇場・大ホール(大阪府)
2025/02/28 (金) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/01 (土) 18:00
男は志に、女は愛に生きる。幕末の動乱に幕府(新撰組・見廻組)と尊皇攘夷派、そして坂本龍馬が火花を散らす。そとばこまちのエンタメ時代劇楽しく観劇。志と愛に生きた沖田総司が病に倒れ志し半ばの無念が心に響く。いつも輝いていた南園みちなさんの存在が今回は薄かったのは心残り。見廻組役の新谷佳士さんの不気味さに存在感が光った。定説となった見廻組が坂本龍馬を倒す場面が最後にあってもよかった気がした。
極道シアターカンパニー
スズキプロジェクトバージョンファイブ
ウッディシアター中目黒(東京都)
2025/03/01 (土) ~ 2025/03/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
なにはともあれ、テンポ良く次から次へと、面白いセリフが飛び回ります。
意外と先が読めるようで、読めない感じです。
ミュージカル要素もあいまって、中々の面白さ。兎に角、頭を空にして、見てみてと言う感じです。
夜明けのジルバ
トローチ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/02/23 (日) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
この作品、何も予備知識の無い私は、コメディで馬鹿馬鹿しい展開かと思っていましたが、大間違い。シリアスでサスペンスの要素があり、謎解きも面白い。後半の種明かし、私にはちょっと複雑でした。演劇はやはり観てみないと、その良し悪しは分からない。だから面白いのでしょう。次回公演は1年半後ですか? せめて1年先前後だと今日の舞台の印象が残っていると思うのですが、待つのがちょっと長すぎますよ。
GIFT
metro
小劇場 楽園(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
ユアちゃんママとバウムクーヘン
iaku
新宿眼科画廊(東京都)
2025/02/21 (金) ~ 2025/02/25 (火)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/02/23 (日) 14:00
iaku主宰の横山拓也が2024年に発表した同名の短編をリーディング公演として立ち上げる試み。70分。2月25日まで新宿眼科画廊 地下。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/03/post-506d3b.html
暗室【京都公演 / 出演者・公演日程変更】
安住の地
アトリエ第Q藝術(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/02 (日) 14:00
現像、現像液の臭い、私自身写真を現像したことは無いがフィルムカメラの時代に生きていたので知識として知っている。この作品は写真に纒わる2つの話。戦艦の暗室と、津波にのまれた大切な写真、見付かったけどその泥に塗れた写真を洗浄する作業室。暗室の作業で体を斜めにするのは印画紙の液を切るためだろう。観客の大半はこの一連の動作の意味が最初は判らなかったと思う。所作として暗い照明の中で美しい。写真洗浄も然り。
二つの話を表す 5人の俳優は文句なく良い。戦時における写真、津波被害に遭われた方々へ差し伸べる救いの手。それぞれの話に引き込まれる。が思わぬ展開が仕組まれていて驚いた。予想だにしないことになるのだ。そしてそれも納得させられる。そのあたりを含めて良い戯曲だ。良くこの写真に纏わる、それは水に纏わることでもあるのだけど、二つの話を結び付けたものだと感心する。
あの泥に塗れた写真。亡くなったあの人の思い出を取り戻す手掛かりとなる作業。そしてその作業のお陰で思い出と出会えることを思うと涙が滲む。まあ綺麗事だけでは済まないと言うのが前述の思わぬ展開なのだけど。が困った、ぐしゅぐしゅした鼻、とにかく静かな上演なので鼻をかむタイミングがないのだ。終演後皆さんが捌けるのを待った。文句を言いたくなるのはそこだけだった。
ユアちゃんママとバウムクーヘン
iaku
新宿眼科画廊(東京都)
2025/02/21 (金) ~ 2025/02/25 (火)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/02/25 (火) 14:00
去年7月にザ・スズナリで再演された『ながれんな』のチケット代が 自主規制額(年金生活者) 5,000円を超えていて観れていなかったので3年4ヶ月振りの iaku。次もどうなるか判らないので(予定表には書いている)、即予約していた。
ご自身の同名の短編小説を、講談師 神田松麻呂さんと iakuの常連の橋爪未萠里さんがタッグを組んでの小説 / 講談 / 演劇の融合、ハイブリッド型リーディング公演。65分
観終えて外に出ると観終えた方がもう一人に「さすがだなー」とおっしゃられた。もうそれで十分なのだ。さすが横山さんでした。
講談師の神田松麻呂さんの講談に橋爪未萠里さんの演技が絡んで絶妙なのだ。途中からその展開にどっと沸く客席。さぁどうなるんだと思っていたら終幕。これはホラーだよと思い、横山さんに「ホラーですよね」「そうなんです」と帰って来た。見事としか言い様がないのだ。
何処かで一杯やりたい気持ちになった。
それと、この『ユアちゃんママとバウムクーヘン』フライヤーの図柄。観た後にしか判らない、この図柄が意味するところ!もう、横山さんったら!
韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.2
日韓演劇交流センター
座・高円寺1(東京都)
2025/02/28 (金) ~ 2025/03/04 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
すばらしかったです。韓国のアパートを舞台とした話ですがなかなかよかったです。役者さんの朗読以外のちょっとした演技もすばらしかったです。舞台の内容がまさにあーぱつ・あぱつなので舞台の最後にAPT.が流れるかな…と思ったら流れませんでしたねw 舞台の内容からして(あと権利の問題からして)流れるわけないか^^
漲(みなぎり)
九蓮サイダー
Paperback Studio(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ACを観劇しました。結構シリアスでしたね。心の動きも演じられていてとても面白かったです。自分でわからない、わかっていても変われない。そんなもどかしい感じも私は感じながら拝見していました。また、お会いできたらいいですね
舞台『CHICACO 2025』
Alexandrite Stage
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2025/02/14 (金) ~ 2025/02/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
真田林佳さん出演のTatami(畳)チームを観劇。
Alexandrite Stage さんと言えば2019年の「どうしても、妻が死ぬ。」です。結末にほんとびっくりしました。こりっちにエントリーが無いので感想書けないのが残念なのですが、今からでも登録してもらえないですかね。
それはさておき、今回の「CHICACO」。何度も再演している人気シリーズなのですね。観劇して、納得です。チーム初日の2/16に行ったのですが、すでに台本が売り切れてました。
3チームそれぞれ専用の、厚くて立派なチラシ(フライヤー)が用意されてました。嬉しいご配慮です。
真田さんは衣装からセクシー担当かなと思いきや、想像以上に面白キャラでした。獅子の如くで初めて拝見したときを思い出しました。
中野裕理さん山崎恭輔さんと3人組で息ぴったり。SNS情報では「なかなか息が合わなかった」とのことしたが、ぴったりだったと思います。
その山崎さん、プロフィールを見るとまだ23歳と。2人に負けない面白さだったので、これからが楽しみです。
古野あきほさんは最近拝見したところでは昨年末の「星空ハーモニー」で、24歳の先生役でした。いつまでもお若いです。
大力さんは「空の匣庭」のサンダルフォンでしたね。その朗読劇版では複雑な暗い過去を表現し、演劇版ではその過去を踏まえた心情を表現されてました。どちらもメイクがすごい役だったので、今回、素のお顔を初めて拝見できました。
翔太役の松田浩毅さん。出てきてすぐ「この端正な容姿と元気なお声は最近どこかで」と思ったのですが思い出せず。あとから気づきましたが、去年「シオンの眠るとき」で開演前の案内をされていた方でした。アンダーキャストで参加されていたのでした。
はだかなるおとなども
ENBUゼミナール
小劇場B1(東京都)
2025/02/28 (金) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/03/01 (土) 18:00
価格3,000円
ふらっと当日券購入した時に2時間20分と聞いて、何かしらの卒業公演でと…購入してから臆してしまったけれど、シンプルにおもしろかった
大元は実話ということだったが、こと障害については違和感が多く、エピソードをごちゃ混ぜにしてるのかなとは思ったが、終演後のトークでひとつはすっきりと
エピソードがたくさんある中、ダレなくはないのだけど、そこで完結しないものもあったり、飽きさせない何かがあって、何よりあの3分はとても良かった。
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
私は今年還暦を迎えます。改めて家族の大切さ難しさを再認識させられたような気がします。そしてパートナーの気持ちもしっかりを話し合わないといけないなと思いました。自分を振り返れる良い作品だったと思います。
GIFT
metro
小劇場 楽園(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/02/28 (金) 14:00
旗揚げからずっと観ているのだが、久々のmetro。アングラだ!111分。
4年ほど「修行」していたという月船さらら久々のmetroだが、細かく区切った物語それぞれが、繋がるというより、全体としてある感触を持たせるように作られている。「Gift」は「才能」の意味だけど、俳優をする才能、を題材にしつつ、月船の存在を描いているようだ。それにしても月船の佇まいは美しい。久々に見たマメ山田が健在なのも嬉しい。
七人の墓友
diamond-Z
荏原文化センター(東京都)
2025/02/27 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
当たり前と思っていた事が実は当たり前なんかじゃなかった。お墓から夫婦の有り様、家族の有り様、色んな事が見えて来ました。しっかり向き合わないとだなぁ〜。特に男は。