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R老人の終末の御予定

R老人の終末の御予定

ポップンマッシュルームチキン野郎

すみだパークシアター倉(東京都)

2025/03/06 (木) ~ 2025/03/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/03/08 (土) 13:00

5年前の約束が果たされるのを目撃できて本当によかった。
初演より物語の解像度が上がって登場人物(人?)それぞれの懸命な人生が愛しい。それを演じるキャストの皆さんも素敵だった。

吹原さんの紡ぐ物語は馬鹿馬鹿しさと容赦ない残酷さが同居している。そしてそれを超えていく愛。

カーテンコールでは、赤カブトさんの挨拶にもらい泣きした。

キャロル・ザ・ハッピーエンド

キャロル・ザ・ハッピーエンド

劇団きのこ牛乳

王子小劇場(東京都)

2025/03/06 (木) ~ 2025/03/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/03/08 (土) 19:00

余命宣告された絵本作家のそれまでとそれからを描いてカッコよかった。テンポよく進む物語とそれを彩るダンスで長尺を飽きさせない。キャスト陣も皆さん魅力的で楽しい時間でした。

kaguya

kaguya

まぼろしのくに

ザ・ポケット(東京都)

2025/04/03 (木) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/04/05 (土) 19:00

勢いのある言葉遊びや特徴的な台詞の繰り返しを用いて、御伽噺と実際の事件とをモチーフに描かれた家族の物語は、若々しい勢いとある種の懐かしい手触りが同居する。

少年の心象と彼を取り巻く事象。それらが向かっていく結末に胸が痛んだ。

妻らない極道たち

妻らない極道たち

ホチキス

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/04/05 (土) 13:00

観ていて(えっこれ好き!)と何度も思うくらい面白かった。面白過ぎて(!)クライマックスで泣いた。いやマジで。
ベタと破天荒の幸福な融合。たくさん笑ったし、伏線回収がビシバシ決まって気持ちよかった。物語もキャラクターもそれを成立させるキャストも魅力的でした。

音楽劇 まなこ

音楽劇 まなこ

HANA'S MELANCHOLY

上野ストアハウス(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 かなり錯綜しているように感じるかも知れないし、実際に様々な表現技法が用いられ作品として高度な作品である。一方、舞台美術や演出にも多くの工夫が為され理解し易い形に勤めているのも事実。演者たちのレベルも高い。

ネタバレBOX

 板上は、奥に黒布を張り巡らせ内2か所に袖を設ける形。ホリゾントセンターには丁度窓の内側に雨戸を取り付けたような塩梅に開閉できる仕掛けを設けシーンによって開かれた部分がスクリーンになる。場転で物語の進行に応じた小道具がすぺーディーに設えられるので観劇の支障にはならない。音楽劇と銘打つだけあって出演者全員の歌唱力はプロのものである。無論音響も良い。
 開演早々から幾度も流れる“まなこのなかのあのこのまなこ”という節回しが象徴するもの・ことが自分には能の名作「井筒」を想起させ、多くのシーンで井筒に表現されていることと重なるように思われた。井筒は余りにも有名な作品だから、演劇サイトで一々内容を説明するのは余計なことでもあろうが、簡単に記しておく。
 シテ役は有恒の娘、夫であった業平が早く世を去り寂しい日々を過ごしていた。彼女と業平は幼馴染でもあり、かつて物語の舞台である井戸のある庭で共によく遊んでいた。井筒のハイライトシーンで彼女は夫の着ていた衣装を纏い井戸の底を覗き込む。当然井戸の底には夫の面影を偲ぶことのできる姿が彼女を見つめ返している。この時彼女の寄る辺なき孤独感は夫そのものの視線と自らの視線が見る見られるの差別乃至強者VS弱者の全くない同等の立場同士の視線の一瞬に稔った永遠にすら昇華されていよう。
 あの物語の構造とかなり似ている気がしたのである。無論、今作は現在の作品であるから、その大本を為す物語作者と鏡像の間には大きな違いがある。そしてその違いとは鏡像そのものの分裂であり、分裂故の多様性・多義制として現れる。だが、それは真か? その解を求めて今作は展開してゆく。実にスリリングな作品である。このような視座を持ち得る日本人は多くあるまい。実際問題として海外での暮らしを深く経験した者を除いて日本人には極めて珍しい視座であると感じる。自分を第三者的な客体として観る目を感じるからである。その意味でも今後どんどん活躍して頂きたい作家である。このようなタイプの才能が評価されないようでは日本の凋落は押しとどめることもできまい。
地球は僕らの手の中

地球は僕らの手の中

劇団十夢

キーノートシアター(東京都)

2025/04/06 (日) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

東京の森

東京の森

劇団 ダッ兎

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2025/04/04 (金) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

劇団初見。誰も知らない+性虐待のような設定で、なかなかにキツイ所もありましたが、1時間の上演時間で密度は高く、期待以上の作品でした。

なんかの味

なんかの味

ムシラセ

OFF OFFシアター(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いつも楽しみにしているムシラセの公演、今回も大満足でした。
口には出さない思いに心を揺さぶられました。

或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても素晴らしかった。なんでーと、笑ってしまったり、涙がポロポロでてしまったり、感情を揺さぶられ続け目の離せない舞台でした。こういう舞台を観たくて、私は劇場に通っているなぁと思いながら家路につきました。ありがとうございました

地球は僕らの手の中

地球は僕らの手の中

劇団十夢

キーノートシアター(東京都)

2025/04/06 (日) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

芝居に躍動感があり、迫力ある舞台でした。心理描写が緻密なので、本当の悪党が誰なのか?暫くわかりません。非常に惹きつけられる舞台。6月の合同公演も楽しみです。

妻らない極道たち

妻らない極道たち

ホチキス

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

再演ですが、初演を見ていないので観るのは初めて。
いつも以上に映像とのコラボなども凝っていて楽しいです。歌も多めでホントにエンタメって感じです。

なんかの味

なんかの味

ムシラセ

OFF OFFシアター(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本当にめちゃくちゃ面白かった!
90分があっという間だったし、出演者全員大好き‼️ってなった。
最前列だったけど、面白すぎて前のめりになりかけた。
観てない人は絶対観た方がいい。

ネタバレBOX

保坂さんが書くお話と作るお芝居が大好きです!
これまで観た作品も大好きだけど、これから作られる作品も大好きになる気しかしないので、願わくばずっと作品を作り続けてほしいし、もっと多くの人に観てほしい団体です。
それにしても今回の出演者は全員主役級と言うか、全員が主役で凄すぎた。
とりあえずシチューとカルピス作ります。
熱風

熱風

Nana Produce

サンモールスタジオ(東京都)

2025/04/04 (金) ~ 2025/04/08 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

4/5観劇

「ブカブカ〜分不相応な豊かさに気づくまでの46億年か46年、あるいは約60分〜」

「ブカブカ〜分不相応な豊かさに気づくまでの46億年か46年、あるいは約60分〜」

tea for two

アトリエ第Q藝術(東京都)

2025/04/04 (金) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/04/05 (土) 18:00

20年以上の長い付き合いの劇団だが、唯一観ていなかった作品の再演。ストレートな寓話。(事情により6分押し)63分。
 2人芝居を得意とする同劇団のソロ企画シリーズだが、主宰・作・演出の大根健一により2014年に初演された作品の再演。とある山に囲まれた町の物語だが、展開が唐突だったりして「寓話」だと気づく。大根による、無茶な話に説得力を持たせる語り口が印象的で、テーマはハッキリ伝わる。パーカッションによる「伴奏」も効果的。
 上階でダンスの公演が行なわれていて音が響くので、ちょっと時間をずらそうとして6分ほど待って開演した。前説で「噛みますので」と宣言するあたりは…(^_^;)。

音楽劇 まなこ

音楽劇 まなこ

HANA'S MELANCHOLY

上野ストアハウス(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

翻訳家としての作演出者の名を知るのみでしかも冠に「音楽劇」とは、想像の埒外。一川華が「自ら書いた」作品世界への興味で、観劇に赴いた。
今この時この作品の上演へと、作者を駆り立てた背景が伝わり、メタ構造の多用と「説明し過ぎなさ」により中々抽象的な舞台だが、切実な何かを伝えている。主人公であるライターとその作品世界が交錯し、幾つかの登場人物群がメタファーを背負って現れるが、作品内か外か、あるいは敢えて指定せずか、見ながら追いつかない部分も。
主人公は編集者とやり取りするので書いてるのは小説かと思われたが、作品は映像ドラマの撮影シーンとして出現するのでドラマのシナリオか、あるいは「仮にドラマ化したら」の架空の撮影シーンか。作者は演じる役者を通して「作品の主人公」と会話を交わすので、架空の(脳内の)シーンの設定かも知れない。
(この作品の)作者によれば、創作のきっかけは5年前に遡ると言う。ビビッドな題材に取り組み、その中である問題提起が為される。ただ演出によってはもっとラディカルな問い掛けになり得た所、抽象性に紛れた感がなくもない。

ネタバレBOX

冒頭、ペンを持って机に向かう主人公が歌い始め、周囲から返しのコーラス。何気にうまく、のっけから「そうだ音楽劇だった」と居住いを正す事に。
(劇中俳優が「歌う」要素は人物表現が優位である事から歌唱力に難がある事もままあるが(それでも芝居は壊れない)、本作はその限りにあらず。)
主人公の女性作家以外のコロス的存在は、彼女を惑わし、迷う彼女の手を引き、観察させたり、突き上げたりを経て、ある場所に辿り着くまで同伴するが、彼女とそれ以外の対照がもっとうんと鮮明でありたい気分がある。と思い出せば、主人公以外の者の顔には雑物が描き込まれていた。工夫の跡であったか、と今更に気づく。これを端緒に、考えが巡って来たのだが、今自分の瞼に浮かぶ「コロスと主人公の望ましい形」には相当な技術と複雑な演技構成力を要求しそうである。が、作品に確かに漂う作者の想念を、圧倒的な美の中に捉えたいという欲求は芸術そして演劇に対する正当な欲望である。。と自己正当化しておこう。
東京の森

東京の森

劇団 ダッ兎

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2025/04/04 (金) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

『 BUT・AND』

『 BUT・AND』

MENSOUL PROJECT

あうるすぽっと(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かった!
スリリングな会話劇であり、群像劇でもあり、交わらないけれど確かに同時に進行する生と死の重みがクライマックスにかけて怖いくらいに突きつけられる。

なんかの味

なんかの味

ムシラセ

OFF OFFシアター(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/04/05 (土) 18:00

どのキャラクターにも愛が深く、感情移入する。
笑って泣いて素敵な観劇だった。

見上げんな!

見上げんな!

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

福岡市民ホール 中ホール(福岡県)

2025/04/04 (金) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すごいよ!すごいよ!!
ふたつの同じようで違うメロディラインが交互に、かつ同時に奏でられ、
そこにはセリフという「音楽」が生まれた。
その様子を客席でワクワクしながら見続けていたわたしがいた。

ネタバレBOX

・・・やっぱり万能グローブガラパゴスの「オリジナル」は
ただかおりだった、という発見。
サディスティックミカバンドのオリジナルがミカさんであるように。
そこに「何かを見失った」大人たちが「何かを取り戻す」企みを面白く、
より面白く見せている。
煙に巻かれて百舌鳥の早贄

煙に巻かれて百舌鳥の早贄

劇団肋骨蜜柑同好会

中野スタジオあくとれ(東京都)

2025/03/26 (水) ~ 2025/03/30 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2025/03/27 (木) 15:00

1990年代初頭、地上げに抵抗して営業を続ける焼き鳥屋を舞台にしたあれこれと人間模様。
発想の元が何だったかは知る由もないが、焼き鳥の「串を打つ」から「百舌鳥の早贄」への連想はともかくそこから「串刺し公」ヴラド3世まで発想して人物名などに引用することに舌を巻く。
そして耐えに耐えた主人公が最後に「爆発」するさまに往年の東映仁侠映画を想起。
さらに最終場の真理愛の黒ずくめの衣装と帽子に「女囚さそり」を連想。あれ?そっちもリスペクト?(深読みあるいは誤読気味)
あと、焼き鳥屋を再現した舞台美術もリアルで見事。

ネタバレBOX

人物名などの元ネタ考察
浦戸竜児:ヴラド2世(通称:ドラクル=竜公)の息子
わらき屋:ワラキア公国
舟渡屋弥之助:フニャディ・ヤーノシュ
駿田史人:スルタン・メフメト

あと、投身自殺した人物が「串刺し」状態とか焼き鳥の「お任せ5本盛り」が指5本とかエグい。(笑)

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