最新の観てきた!クチコミ一覧

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誰も知らぬ赤い靴は葉桜と魔笛を待つ

誰も知らぬ赤い靴は葉桜と魔笛を待つ

あさがお企画

イズモギャラリー(東京都)

2024/12/01 (日) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/12/01 (日) 15:00

太宰治の短編リーディングと楽園王の長堀主宰による二人芝居というアナログレコードのA面・B面のような二部構成の75分。
太宰の短編は朗読かと思いきや場所を移動したりソロからデュオになったり変化するのが面白い。
「赤い靴」はコワい話という記憶のみ(確認したら5年前の楽園王公演で観ていた)だったが観ながら次第に記憶が蘇り、その感覚と共に愉しむ。
なお全編を通じて演出のオフィス再生・高木主宰による音楽/S.E.も良かった。

食わばもろとも

食わばもろとも

新雪/深雪企画

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

どんな時でも食べることは生きる事ですね。面白かったのですがラストがもう少し分かり易いと嬉しかったです。

隧道

隧道

劇団ZERO-ICH

駅前劇場(東京都)

2024/12/25 (水) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

沖縄の抱えている問題を改めて考えさせられました。それでも、明るく未来に向けてのエンディングが良かったです。色んな事を学べるお芝居です。とても、良かったです。

女子と算数

女子と算数

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2024/12/25 (水) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

よくぞ公演して下さった。とか、
イトウ・シンタロウは頭いいなあ。10年も前にこんな脚本書いたのかあ。とか、
急遽出演の黒衣姿の代役、上手いなあ。とか色々思いますが、一番の感想はこれ。
今年の観劇納めがこの作品で良かった!
カーテン・コールも含め感動的でした。

B面〜煙が漂うその先は〜

B面〜煙が漂うその先は〜

JUNK!

萬劇場(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん目当てで観劇。Bチーム。

B面とはどういう意味かな、と。A面に対してのもの。表と裏、それとも善と悪?
フライヤーに働き蟻の話が。必ずサボる蟻が2割ほど存在する。取り除いたら他の蟻がサボる。割合はともかく実社会でもそれに似たものは感じます。

舞台はちょっと複雑なストーリーだとあらかじめうかがっていたので、最初から集中しておおよそ理解できました。パンフレットの相関図がありがたかったです。

風間役の小栗諒さんはいろんな舞台で何度も拝見してます。白狐丸や迦具土神遊児のイメージが強かったですが、今回の真面目な刑事役も似合いますね。

猪越役のちむらゆーりさんは2017年の「GHOST MIX」で拝見して以来でした。当時は千村佑陸さんで、ぶっ飛んだ主人公がすごく印象に残っていました。今回の出演を把握しておりませんでしたが、出てこられて間もなく「あの人だ!」と分かりました。

真田さんの黄菊雛乃。登場シーンはそれほど多くなかったですが、しっかり存在感がありました。Xのプロフィールに「声が低い」とありますが、それを生かしたセリフに重みがあります。舞台センターで目立つところがありました。そこはご自身によるアレンジだと思いました。目の前で見られてよかったです。

変わった役名ですが、花札からとったのでしょうか。猪と蝶はいるけど鹿はどこに・・・と思ったら「ディアー」がそれですね。

ネタバレBOX

立花が日向に「3人」でカマをかけるところ。のちに風間が種明かしをしますが、ちょっと難しくてロジックが分からなかったです。

焼き肉店の店主とバイトが、白龍会の二人なのか役者さんが兼任しているのか、登場時には判断できずに迷いました。舞台あるあるだとは思いますが。正解は終盤で分かります。
文豪が多すぎる

文豪が多すぎる

劇団6番シード

新宿シアタートップス(東京都)

2024/12/25 (水) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

安心して笑える内容。題とは異なり印象に残らない役は1人もいなく交通整理もしっかりできていて全く多すぎにか感じなかった

ネタバレBOX

唯一最後の原稿が燃えているのを発見するシーンは蛇足に感じた 趣味の問題ではあるけど
ThreeQuarterカウントダウン公演「1…」

ThreeQuarterカウントダウン公演「1…」

四分乃参企画

JOY JOY THEATRE(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

7チーム
初見の劇団にして解散公演。
中盤まで粗さを感じるも、終盤の熱のこもった演技にはグッと引き込まれた。
社会人劇団の定義って難しいとは思うが、色々な制約の中で取り組んできたんだろうなと想像するだけで、こちらまで熱くなった。

隧道

隧道

劇団ZERO-ICH

駅前劇場(東京都)

2024/12/25 (水) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

沖縄の問題が中心だが重くならず、島人の明るく前向きな部分にスポットが当たっていた為重苦しくなく見ることができた。
踊りも演奏も上手く楽しかったです。指笛が鳴らせるように練習します。

TWINS!~ひーとライトの冒険~

TWINS!~ひーとライトの冒険~

ミュージカル座

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2024/12/25 (水) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/28 (土) 17:30

価格7,500円

ミュージカル座公演、初観劇でした♪
オリジナル脚本という事ですが、漫才とミュージカルがどんな風に仕上がって行くのか気にしつつ…ラストはしっかりオチもあって、物語の落とし方が綺麗な作品だったと思います。
歌唱とダンスは流石ミュージカル専門という感じ。殆ど素舞台ですが、アンサンブルがきっちりサポートしていて商業演劇らしさを魅せてくれました。

ネタバレBOX

パンフレットが有料だったので、役者の詳細は分かりませんが
一貫して胸声がよく飛んできました。女声もベルトの強さを保ったまま高音まで繋げている所は自分好みだったかなと思います。時折、閉口母音になると声がすっぽ抜けてしまう箇所が何点か気になりました。漫才ネタはそこまで笑かせる程の感性が自分には湧かなかったですが、音楽作りや舞台の魅せ方は流石だなと。今度は名作を観劇してみたいです。
食わばもろとも

食わばもろとも

新雪/深雪企画

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

全ては自分で解決して行かなければ、しかしその自縄自縛のような思い込みが事態を更に深刻にする。それを痛痒く紡ぐような感覚劇といったところ。まさにドロ沼状態だが、今居る場所が何となく救いになっている。

説明だと「病床に伏せる父の代わりに、一軒の下宿で住み込み台所番になった女性」の観点から描いた物語のように思えたが…。実際は、大地という大学一年生の強迫観念が周りを巻き込んで といった描き方のよう。彼の悩みや母との(隠れた)確執を中心に、下宿にいる人たちの悩みを点描することで、家族や社会との関わりの複雑さが浮き彫りになってくる。
なお、大地の苦悩は 或る映画の主人公に重なり 面白かったが、全体的(他の人物も含め)に不鮮明な説明・設定が憾み。

有効な処方(箋)はなく、自分で考え周りの助けを得ながら対処療法的に地道に進むしか…。そんな もどかしさを感じさせるが、先ずは皆で食事をしよう。明るく「腹が減っては戦ができぬ」といった旨の言葉が問題解決への嚆矢のよう。
(上演時間1時間30分) 追記予定

中国神話の世界

中国神話の世界

カプセル兵団

三鷹Ri劇場(旧 三鷹RIスタジオ)(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!
天地創造から人間の世界に至るまで、正直、ふんわりとしか分かりませんでしたが、役者さん達の熱演と即興が面白過ぎるし、声も良く素晴らしかったです。
楽しい時間を過ごせて、とても良かったです!

女子と算数

女子と算数

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2024/12/25 (水) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

インフルエンザ禍の中で開演にこぎつけた主宰をはじめとする全スタッフに敬意を表します。変則的な上演でしたが、これはこれで大いに楽しめました。

「がんばれ氏治 -小さき不死鳥と九回落ちた城-」

「がんばれ氏治 -小さき不死鳥と九回落ちた城-」

ワイルドバンチ演劇団

萬劇場(東京都)

2024/12/26 (木) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2024/12/28 (土) 13:00

価格4,500円

殺陣満載。
上演時間は約2時間40分ほど。

食わばもろとも

食わばもろとも

新雪/深雪企画

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とにかく役者の間の取り方が秀逸でした。役者陣のチームワークの良さから来る阿吽の呼吸というか…、全体的にアットホームな雰囲気を感じました。宮沢さんの誕生日を皆でお祝いできて良かったです。

リベルテ vol.29

リベルテ vol.29

END es PRODUCE

本所松坂亭(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/31 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

 男女混合の即興を中心としたエンタメの回を鑑賞。MCを担当した役者が中々上手い。出演者の捌き方、ダイアローグを交わす時の気の利いた台詞や対応に頭の良さが感じられる。他の出演者には図抜けた才能は感じなかった。無論力量の差はあるもののどんぐりの背比べという印象。観客層も他愛のないギャグに笑う人が多いと感じた。エンタメとはいえ本所にある小屋である。もう少し粋な作品に仕上げて欲しかった。

バード・バーダー・バーデスト

バード・バーダー・バーデスト

南極ゴジラ

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

映像鑑賞

恐竜たちの学校の様子が描かれる。隕石によって恐竜が絶滅することは広く知られているし最序盤にも示されるので話がそこへ向かうことがはじめにわかる。触れれば火の出るような思春期特有の将来への焦り、根拠のない自信と冒険心、そして無謀にも隕石に立ち向かう青春特有の熱苦しさが混然一体となって舞台の上で躍動する。ところで、映像はカメラマンが手持ちカメラを使って恐らく舞台上で動きながら撮影している。躍動感はあるけれど個人的には客席に固定された映像が好みかな。

ThreeQuarterカウントダウン公演「1…」

ThreeQuarterカウントダウン公演「1…」

四分乃参企画

JOY JOY THEATRE(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

【カウント3(Three)チーム】観劇
つかこうへい の代表作であり つか魂がストレートに伝わる演目を解散公演に選んで、全力で演じていた。三日間で8公演と驚異的なスケジュール。本作は何度か観たことがあり 上演時間が短いように感じていたが、当日パンフを読むと体力的に厳しくカットしたシーンもあると…納得。

本作は、舞台装置がシンプルで 役者の演技力が公演の要(かなめ)。劇団のモットーは「愛と情熱」をテーマに活動、稽古は土日のみ。最終公演に向けては どうだったのかは分からないが、粗さも目立つが、愛おしさが感じられるような演技であった。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

舞台セットは、お馴染みの古びた机、その上に黒電話、捜査資料、傍らの置台に洋酒瓶が置かれている。舞台技術の音楽選曲と照明効果は上手い。

物語は、警視庁の木村伝兵衛部長刑事の取調べを中心に熱海の殺人事件の概要をなぞりながら、その過程で事件の底流にある問題を抉るもの。人間を鋭く観察し、心理描写と情況表現が中心であることは間違いないが、本公演は故郷という心の拠り所も強調している。人間、社会そして自然といった世界観の広がりを思わせる。

在日への人種差別への思い(代弁)を独白・激白、その故郷を追われた慟哭が胸をしめつける。また同性愛者を登場させ、その性への偏見差別、職業・職場、さらには社会進出における男女差別、権力至上への揶揄など、色々な問題・課題を浮き彫りにしてくる。一方、人が感じ持つ優しさ、哀しさ、孤独、気概などの人間讃歌とも受け取れるシーンの数々。単なる痴情の もつれによる殺人事件ではなく、大山金太郎(容疑者)を一流の犯人へ仕立て上げることによって、事件の底流にある本質を炙り出す。この硬質で骨太い描きの中に、女性ならではの純粋と情念の心情を垣間見せる。またちょっぴりあるお色気シーン、この緊張・弛緩のほど良い刺激が1時間40分という時間を飽きさせない。

つかこうへい の思いは、役者の演技力という体現なしでは伝わらない。特に主人公 木村伝兵衛を演じる女優の力強く凛とした姿と愛嬌ある仕草、また山口アイ子の切なくも強かな女、その異なる女性像を自在に演じ分ける難しさ。またアクションにキレがあり身体の強靭性も必要。本公演では櫻井まりあ さんが演じていたが、遠慮しているのか少し弱々しく迫力を欠いたのが惜しい。男優陣は、熊田留吉刑事、桂万平刑事、大山金太郎との絶妙な遣り取りに人間味が感じられる。今まで観てきた公演の男性陣も熱演であったが、それは主人公・木村伝兵衛を引き立てるといった印象。本公演も基本的には同じであるが、単に櫻井さんの盛り立て役に止まらず、一人ひとりの人間性を立ち上げている。体躯のよい正木拓也さんは、厳つい風貌と剛腕を見せつつ純情な面を併せ持つ熊田留吉刑事、平澤雅己さんは顔付こそ野性味あるが、やはりホモらしい繊細さを見せる桂万平刑事、永松翔平さんは2人に比べると体は細いが、強情で熱い男-大山金太郎。相乗効果を発揮した役者たちの演技は良かった。

原作の意を表した脚色、それに魅力付けした演出(清水みき枝サン)、そして充実した演技、さらには舞台美術(音響・照明)など全体が調和した公演は好かった。
明晰夢

明晰夢

ムケイチョウコク

文喫 六本木(東京都)

2024/09/27 (金) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/09/27 (金) 19:30

六本木の本屋さんで出会う不思議な物語。イマーシブシアターならではの驚きと感動を味わえる作品でした。

19→

19→

劇団サンカヨウ

スタジオ空洞(東京都)

2024/12/28 (土) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

良かったです。機会があれば、また。

ネタバレBOX

内側と思っている何かと、外側にある自分との
関係性をめぐるオムニバス3編。
友達関係と自分。
夢の中の登場人物と自分。
見えている世界と見ている自分。
最後の自分が、観客自身である点で、構成が秀逸。
(もう客席にはあなたしかいない。)

舞台上のテレビは砂嵐。つまり内側はない。
舞台と客席がフラットな空間を生かし
テレビの直接外側は観客席なので、
内側と外側の話なのね、と観ていると
ああ、外側はやはりワタシなのね、ていう作り。
森林伐採に気を取られはしますが。

客入れあたりの空気感は「旗揚げ公演」を感じましたが
内容は正統派の佇まい。演技も劇作もなかなか。
先人の足跡をいろいろ吸収されているんだろうなあと想像。
これからが楽しみです。
お経でダンスするシーンが印象に残りました。
衣装もいいですね。
て

ハイバイ

本多劇場(東京都)

2024/12/19 (木) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/21 (土) 19:00

拝見できてよかった。

重めの内容かと思ったら、いや重めではあるんだけどそれを軽やかにある種テクニカルにそして細やかに描いていて引き込まれた。笑うどころではない切実な話のはずなのに、本当に面白かった。以前の演出がどんなだったか観てみたくなった。

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