きゃるが投票した舞台芸術アワード!

2010年度 1-10位と総評
葬送の教室

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葬送の教室

風琴工房

この感動作を1時間40分にまとめあげた詩森ろばさんに脱帽です。作家としては長編にしたいところだと思うのですが、極限まで削ぎ落とし、小劇場演劇としての矜持を見せられた思いです。

“P”s (ピース) ~Wings to fly~

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“P”s (ピース) ~Wings to fly~

劇団め組

「戦争するとはどういうことか」、有無を言わさぬ説得力に感動しました。演劇の力に胸が熱くなりました。

起て、飢えたる者よ

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起て、飢えたる者よ

劇団チョコレートケーキ

あさま山荘事件をモチーフに、あの時代を知らない世代がここまで「学生革命活動の矛盾」を演じきったことに心が震えました。ル・デコの狭い舞台空間を見事に生かしきっていた。

桜の森の満開の下

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桜の森の満開の下

東京演劇アンサンブル

わずか1時間の作品とは思えない濃密な作品。
アングラ、文楽、モダンバレエ、いろんな要素が入っていて、この劇団の幅の広さを感じました。

ミブロ! ~新撰組転落記~

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ミブロ! ~新撰組転落記~

劇団バッコスの祭

本来、私は崩した時代劇は好きではないのですが、毎回バッコスにはやられてしまいます。時代劇専門劇団ではないのにそれを凌ぐ感動があるのが不思議。2度観にいって2度とも大泣きしてしまいました。

ЖeHopмan【シャハマーチ】 下北盤

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ЖeHopмan【シャハマーチ】 下北盤

電動夏子安置システム

池袋盤の続編で2バージョンずつという上演形式。何度聴いても素敵な音楽で、オープニングに胸がときめきました。
俳優さんの個性を生かし、いつもながらチームワークがすばらしい。

そんなの俺の朝じゃない!

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そんなの俺の朝じゃない!

ライオン・パーマ

人間の描きかたが丁寧で、こういうコメディーもあるんだなと新鮮でした。とにかくオスカルの出し方が最高!

マイルド・セブンティーンズ・スター

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マイルド・セブンティーンズ・スター

椿組

本公演とは違う企画なんですね。シチュエーション・コメディー専門の劇団であるかのような俳優さんたちの演技に驚きました。楢原さんの脚本に久々、大笑いできて満足でした。

家の内臓【作・演出 前田司郎】

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家の内臓【作・演出 前田司郎】

アル☆カンパニー

平田満さんの至芸を至近距離で観られた嬉しさ。

嫌な世界

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嫌な世界

ブルドッキングヘッドロック

近未来で繰り広げられる下町人情喜劇という着想が面白い。
冒頭の夢の場面に出てくる「火星は熱く燃えている」という単純なイメージが生きていたように思います。

総評

10本選び、順位をつけるというのは本当に難しい。悩みますね。感動と記憶が鮮明に残り、満足度が高かったということを優先し選ばせていただきました。
選外にもたくさん好きな作品があります。
大劇場作品も鑑賞したのですが、私の10本は小劇場作品となりました。
小劇場ならではの醍醐味を実感させてもらった年でもありました。
有難うございました。
今年も1年、すばらしい作品に出会えることを祈りつつ、劇場に足を運びたいと思います。

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