smの観てきた!クチコミ一覧

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賊

劇団6番シード

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

技あり一本・・・本当はもっと!!
観劇させて頂きました。本公演会場に一歩足を踏み入れた瞬間に「これは、ちょっとやられたかもしれないなぁ」と思いましたが、公演開始直後から期待以上にやられまくってしまいました!この作品を大雑把にジャンル分けするならば単純明快な娯楽作品に該当するのかもしれませんが、実に細かいところまで目の行き届いた作品でした!台詞一つ取ってもこれだけ大人数の登場人物が出ていながらテンポのいい台詞が次々展開し、無駄や一瞬たりともよどむことのない台詞の組立てで、かつこの人数の登場人物の誰一人として本作品に絶対欠かすことの出来ない見事な構成であり、結成15年という年月の重みがこちらの劇団にとっては「お宝」そのものに思えてしまいました。本作品のこの舞台構成(?)の前では「楽しまなければ損」だと思い、楽しむことだけに専念させていただき存分に楽しませていただきました!大馬鹿者を競い合ったはずの作品でありながら、さすがと思わずにはいられない円熟味を感じさせられたこの作品は、まさにこちらの劇団の結成15周年公演に相応しく思えますので、個人的には本公演に星5つの最高評価をしておかなければ後で後悔してしまいそうです!

ミュージカル「音」

ミュージカル「音」

劇団天才ホテル

新宿村LIVE(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

おもちゃ箱みたい!
観劇させて頂きました。前回番外公演を観劇させていただいた時は、「歌」と「踊り」を融合させた表現力にただただ圧倒されたのですが、本作品は一転「楽しさ」を前面に押し出した作品でした。おもちゃ箱をばら撒いたようでもありながら、グリム童話の残酷さのようなものも少し取り入れてあり作品全体が引き締まった感じにまとめられていました。個人的には前回番外公演で見事な表現力を観させていただいた役者さんたちが脇に回ったこの作品が、こちらの劇団の実力から生まれてくる自信がもたらす余裕により、大胆な遊び心を舞台上に持ち込んだ作品に思えてなりません。役者さん自体楽しんでいるようにも観えてしまうこの作品を観劇させて頂き、前回番外公演と合わせて2作品目でしかないのですが、どうやら自分は少し「歌」と「踊り」の表現力と言うものを甘く見ていた気がします。まだこちらの劇団のほんの実力の一端しか知らないのですが、引出しの多さに驚かされてしまいました。自分としてはこちらの劇団の星による評価次第で、今後小劇場でミュージカル作品を観劇させていただく際に星の評価に大変頭を悩ませることになりそうなので、こちらの劇団の次回作以降のミュージカル作品を観劇させて頂いた場合は、こちらの劇団のみの独自の星評価をさせていただきます。

蟻のごちそう~The Feast of the Ants

蟻のごちそう~The Feast of the Ants

劇団夢現舎

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★

日本人の評価として・・・
観劇させて頂きました。この作品は様々な点で日本的です。舞台美術・表現・演出・・・確かに海外で公演されたらたとえ台詞が無くても演技表現だけでもまさに日本の独自の手法を用いた作品とかなり高く評価されるのも頷けます。が、日本人としての視点から観るとどうこの作品が思えてくるか・・・さまざまな日本的なものを取り入れそれを生かしていますが、その一つ一つを辿っていくと日本人なら思い当たるものに辿りつき、どこかで観たものに行き着きます。外国の方ならばまさに独自の手法と絶賛されても、日本人ならばそれらがどこから来たか思い当たるものがあり、言わば潜在的には「どこかで観たことがある」というものがどこかについてまわります。言うなれば芸術表現とするならば完全に独自に生み出したものかと言う点で若干評価に減点しなければならない部分的なものがあるかもしれません。そしてこちらの劇団が過去にもっとも評価が悪かった公演があるのも頷ける作中の性的表現をどう評価するかです。この作品の性的表現は海外では評価されるかもしれませんが、日本人には実に思い当たる生々しい感覚です。リアルさを出すならばこれを評価しますが、ある程度年配の方にとってはこの表現は受け入れられません。日本人の古くから伝わる道徳観では人前でこの作品の性表現を観ることを恥じるか、生理的にこの段階で作品の良い悪いではなく受け入れることを拒絶します。この作品が小劇場で公演されたならば実に興味深く観劇できたかもしれませんが、この公演の劇場の規模と海外での高い評価を前面に出した宣伝により、自分の観劇した公演では年配の観客の方が実に多かったです。が、性的表現のたびに大きく舌打ちする方もいらしたのも事実です。劇場規模と海外での評判だけで観劇された方ならば、普段の観劇は大きな規模の劇場でオーソドックスな作品をときおり観劇される方が多いかと思いますが、年配でその方々にとっては生々しい性的表現を受け入れた方よりも拒否し作品自体をこの時点で当サイトでならば星1つの評価をされる方もそれ相応の人数が出るのが当然だと思われます。たとえ芸術的表現だとしても日本人の道徳感覚では人前で観るものとして受け入れられないのです。そして、この日の観劇で自分の隣に座られたのは母親に連れられてきた小学生でした。自分が親ならば舞台観劇による教育よりも道徳観を身につけてもらうことを優先しますが、お子さんを連れられてきた母親の顔は観劇中ずっと引きつっていました。海外での高い評価を受けたことを大々的に打ち出すのも結構ですが、日本人の古い道徳観でこの作品を観劇された場合どのようなことが起こるかも考慮し、配慮しなければならない年代の方がこの日の観劇にどのくらいいたのかと、どうしても思えてきます。海外での視点と日本人としての視点では当然この作品の評価は変わるように思えます。自分個人の視点で観れば充分評価すべき演技や面白い演出など見所も多いですが、こちらの劇団は海外での高い評価を受けており、自分個人がごく当たり前の日本人の感覚としてして観劇した場合どのような厳しい評価を与えたとしてもこちらの劇団には影響しないと思いますので、通常ですと自分の場合星3つに届かないと思った作品は観劇記を書きこまないことにしていますが、今回だけは事前に十分に配慮すべき点が多かった気がしますので、例外として日本の古い道徳観で作品をギリギリ高く評価した場合の星の評価をさせていただきます。

MY WAY

MY WAY

劇団め組

「劇」小劇場(東京都)

2008/11/05 (水) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

男の思いと笑い!
観劇させて頂きました。この作品は現代を舞台にしているありそうで、やっぱりないだろうなぁ、と言う日本の名も無き国防(?)有志たちの全四景の物語です。熱いのです。とにかく熱い男の思いなのです。今の時代では受け入れられない、発揮する場も無い、男が内面に抱えた思いなのです。でも、この作品は四景で設定されているだけあり、男同士の暑苦しくも笑える物語にもちゃんとなっています。この作品を観ていると男はいつまで経っても子供じみていて傍から見てると笑えますし、意識して男になろうとしないと男になれない昔からの考え方が今の時代もまだ生きていたのかぁ、と懐かしくなってしまいます。この考え方を素直に受け入れられるならばスポ根漫画で育った世代までのような気がしますが、自分の観劇した公演は女性が実に多かった!やっぱり今でもこの考え方を好む方は変わらずいるのかぁ、と妙に感心してしまいました。ただこの作品、軍事的な部分をかなり扱っていますが、男は戦争もの、軍隊ものが大好きで、その面においては一言も二言もうるさく口を挟みたくなりますが、それを言い出しリアルさを追求し出したら一部マニアにしか受け入れられない舞台にしかなりませんし芝居としては観れたものにはなりません。なにより言いたいテーマがあるのならば、それも幅広い層に受け入れられたいのならば細部にそこまでこだわる必要性を求める芝居にすることも無いのかもしれません。作品によっては優先すべき順序に応じた、誰からも観やすい作品に仕上げるべき時もあるように個人的には思います。ここまで少しこの作品の弁護をしているように思われてしまうかもしれませんが、自分もスポ根漫画に熱中していた時期があるから、この熱苦しい作品に好感を覚えてしまいますし受け入れてしまうのです!作品の厳密な完成度を考えるより、久しぶりに観た歌の文句のような「男の熱い思い!」で構成されたこの作品を昔懐かしく受け入れてしまいます!ただ、見所はそればかりではなく、日常の男同士のなんとも馬鹿馬鹿しい会話もふんだんに楽しめます。しかし、この作品の最後の決めては観ている者の好みに委ねられるのかなぁ。ただ、こちらの劇団の役者さんたちは実に観客を大切にされています。終演後も出口で一人一人のお客さんの対応に実に丁寧な姿勢を見ていると女性の観客が多いのも当たり前かもしれません。やはりこちらの劇団のような存在も小劇場の観劇では忘れてはならない存在なのでしょう。星の評価はちょっとおまけです。

0号

0号

ゲキバカ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

あれもこれもいっぱい!
観劇させて頂きました。が、実に貪欲な劇団でした!分野・ジャンルを問わず、こちらの劇団が目に付けたものをあれもこれも取り入れ、なおかつそれらの全てを演劇表現・演出等に見事に昇華してしまう!さらにあらゆることに応え自分たちだけのものにしてしまう役者さんたち!この作品の登場人物一人一人で番外編公演がいったい何作できるのかなぁ、と思うほど気になる登場人物しか出ていない!きっちりとまとめあげられた動と静etc・・・贅沢な作品でした!人により多少の好き嫌いはあるだろうかもしれませんが、再々公演を期待する方だけで一体何人いるのかなぁ、と思わせる作品だと感じました。正直なところ今回は特に書き込む自分の観劇記はありません。これまでの「観てきた!」に全て書かれているので、今さら言葉足らずの自分の観劇記をこれ以上書こうにも書くことが見つかりません。しかし、本公演を観劇した方たちの次回作に対する期待は凄いものだろうなぁと思いますので、当然自分も便乗して次回作を劇団の皆様方に期待しています!!!

Big Tree

Big Tree

ThreeQuarter

明石スタジオ(東京都)

2008/11/01 (土) ~ 2008/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★

役者さんたちの勝ち!
まだ当サイトの使い方をよく知らないのですが、今回は念のためネタバレBOXを初めて使わせていただきます。

ネタバレBOX

観劇させて頂きました。この作品は近未来SFの世紀末の世界が舞台の作品でした。核も飛び、生き残った世界も生活環境・食糧事情など終末観が漂う世界のはずなのですが、軍関係者はともかく現在も続いている戦争の爪あとなど何も感じさせないほど作品中の世界・登場人物が最初から最後へ展開するまで実に明るく生き生きとしている・・・正直初めてです、演劇と言わず小説、映画等世紀末を舞台に全編にわたり登場人物が生き生きとした作品を観るのは。普通生きること等のテーマを抱えた世紀末SFにおいては、少なくとも序盤から中盤までは作中登場人物に明日を考えることよりも昔を振り返ることしか出来ない悲壮感を持ち合わせることで、作品途中から生きることの意義を問う、考え出す、見出して結末へ向かっていくのですが、この作品は違います。最初から最後まで生きることで構成されています。底意地の悪い言葉で言うならば、作中どこで切っても起・承・転・結の結になってしまうほど観ている者に伝えたいことが全編の中心に流れています。個人的な感覚でこの物語の構成の仕方を考えると、実に奇妙な作品展開に思えてしまえます。おそらく、観ている者に伝えたい思いが押さえきれないほど強いものだったと想像できますが、物語の完成度から考えると若干無理にでも押さえるところがあってもいいのでは?と思えてしまえますが、それ以上に役者さんたちの演技が良かった!洗練され抜いたものではないのですが、本当に演劇が好きでそれが全く空回りすることなく観ている者に伝えたいものを確かに伝える、実に心地よい演技でした!ただ、役者さんたちもこの作品に対して強い思い入れがあるのか、憎しみの感情を表現する際にそれまでよりも若干演技力が落ちましたが、とるに至らない些細なものに感じさせてくれるほどの熱演でした。自分がテーマ性のある作品を評価する時、物語の完成度から考えることが割と多いのですが、この作品を評価するにあたりそれは野暮なことのように思えてしまうので、評価は役者さんたちの力演と伝えたい思いの強さを最優先にして作品全体を評価させていただきます。
LongForm Project 2

LongForm Project 2

LongForm Project

しもきた空間リバティ(東京都)

2008/11/01 (土) ~ 2008/11/01 (土)公演終了

満足度★★★★★

超満席公演!!
観劇させて頂きました。この日の公演はインプロ公演で、観客からいただいたお題から物語を創りあげる公演です。一口にインプロ公演といっても各劇団独自のルールや手法があり、各劇団ごとの作品の楽しみ方もまた違ってきますし、それがインプロ公演の面白いところでもあります。この日の作品の手法は即興集団E.D.O の演出・作品構成法でした。いただいたお題から同時に並行するさまざまな話、つながった話もあれば全く異なる話もありそれらを同時に進行させ、見事最後に1つの物語を完成させることがお楽しみ!の作品構成です。もちろん作中には随所に笑いが盛り込んであり、即興集団E.D.O の演出表現もちりばめられて物語の見所もまた多い公演です。そして、この日のお目当ての落合さんは作品構成のベーシストとして活躍され、作品の世界観と方向性を決め・広げていく役回りに徹しられていました。そしてこの日はうれしい偶然がもう一つあり、neo garage kidの島崎さんも出演なされていました。島崎さんはneo garage kidでの脚本・演出及び役者としても出演されている女性ですが、その作品の男性的視点の発想ながら女性らしい柔らかくも笑えてしまう作品の創り方が魅力的でしたが、最後にお目にかかったのは新宿pooでの公演以来ですから実に1年ぶり以上になります。島崎さんも相変わらずの抜群の発想力とセンスで作品中の要所要所を笑い固めてくれました。それにしてもこの日の集客はすごいもので、自分が今までしもきた空間リバティで観劇した限りでこの日ほどの客入りは記憶にありません!自分にとってはこの日の公演はうれしいことばかりで、即席ではなくフルコース公演でした!!しかし、落合さん・島崎さんのお顔を見ていたら久しぶりに「即興集団E.D.O 」「neo garage kid」の公演も観劇してみたくなってしまいました!!

non title

non title

ハグハグ共和国

劇場MOMO(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/02 (日)公演終了

満足度★★★

今回は???
観劇させて頂きました。が、正直なところ、本作品のことは良く分かりません。
この作品は結婚式前夜の物語なのですが、女性の結婚観・恋愛観を主流に構成されています。それが自分には辛かった!女性の結婚観等については、自分は全くわかりません。観劇中に自分の考えをはさむことなど出来るわけもなく、ただ一方的に女優さんたちの台詞を聞いているしかありませんでした。その台詞の一つ一つにどれだけの深い意味が込められているのか、ユーモアなのかetc全く見抜くことが出来ませんでした。自分にとっては、わかるような、わからないような台詞の連続の前に、ただただ観ていることだけしか出来ず、今回は評価する以前に資格がないようです。自分にとって全くもって無知なこの分野を観劇するにあたって1つだけ思ったことは、さまざまな女性の結婚観・恋愛観が多くて、どの考え方を軸に物語を観劇していけばいいのか苦労したことぐらいです。それ以外には、こういうものなのかなぁと思うことしか出来ませんでした。なんとも頼りない観劇記で申し訳ありません!!

抱いてやる!

抱いてやる!

PunPun-sPoon

小劇場 楽園(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑っちゃいました!!
観劇させて頂きました。この作品の脚本を書かれている方のPremier☆Million☆Carats の恋愛ものが、普段あまり恋愛ものを観劇しない自分にどうも肌に合うのですが、この日もやはり見事にはまってしまいました。この作品は恋愛コメディーですが、特に女性陣がはじけちゃってます。お洒落な恋愛とは程遠いハチャメチャな恋愛ものですが、その根底の恋愛観が妙に説得力があります。観劇中笑いっぱなしでしが、この作品の恋愛観はどう観ても男が若い頃1度は通過してきただろう恋愛観そのままだと思います。ハチャメチャな女性陣の台詞、動作を1つ1つよく観ていくと若かりし日の男が思い描く「こんな女性がいたらなぁ・・・」という願望そのままです。でも笑ってしまう!女性が観ても十分楽しめますが、この日観劇していたお客さんは自分を含め男の笑い声の方が強かった!笑っちゃいますけど、男が若い頃この作品に似たもの、近いものを男同士の会話で実は行っていたわけです。まあ、女性からしたら信じられないことかもしれませんが、若い頃の男は純情なものです。それが変わってしまうだけのことなのです。この作品唯一の男性の役者さんは観劇中その台詞からは笑っていましたが、あとから考えると実にうらやましい立場でした。やはりたまには恋愛ものも面白いものです!

新作一幕物特集

新作一幕物特集

劇団演奏舞台

門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)

2008/10/25 (土) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

創立三十五周年!!
観劇させて頂きました。こちらの劇団の公演は近現代を舞台にした作品には、政治的側面をテーマにしたところもあり、観劇する際若干考えながら観るため少し緊張して観劇する時がありましたが、古典を題材にした公演は元になったものを知っていることもあり、それをどのように独自の解釈・現代的アレンジを加えて観せてくれるのかが楽しみな作品も多いです。そしてこの日の公演は「邯鄲の夢」「狂言」「山本周五郎作品」を基にした三幕物と、こちらの劇団の最近の本公演としては楽しませる面が多い三作品です。バックで演奏するバンドのリズムは力強いものですが胸のうちに優しいものを残す曲調に対して、役者さんの演技は力強く骨の太い発声からの語りが主となり、動作による演技等は観ている者が情景を想像しやすいように言わば補足的に演じられる程度のようなものです。この手法の公演はそう観れる機会が無いため、好みな方はこちらの劇団の公演が楽しみになっていきます。自分がこの三幕作品を評価する時、今までこの手法の作品をこちらの劇団の公演と単発・企画物の他にあまり観劇した経験が無いため、評価の基準となるものを持ち合わせていませんし、この手法を貫き続けるこちらの劇団にとって他の劇団の作品と比較した評価など意味のないものとも思えますので、今回の星による評価は以前自分がこちらの劇団の公演を観劇した際の作品群と較べたうえでの個人的な満足感を星の数で評価させていただきます。

シルバニアファミリア

シルバニアファミリア

ムシラセ

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

勇気あるなぁ~
観劇させて頂きました。この作品は全体が少しアバンギャルドな作風で仕上げられています。役者さん全体としては、まだ少し若い方が演じられていて、よくまとまった演技ですが、何かあと一つ足りない感じもしますが、おそらく場数さえ積めば会得できる質のものですからさほど気になりません。ただ、この作品色々と面白い試みを作中に取り入れていて、その表現、演出等にむしろ合っていたようにも思えます。この作品を古めかしい言葉で言うならば前衛的とでも呼ぶのでしょうが、自分の観劇した限りではそれと少し違うような気もしますし、音楽ならばパンクに近い気もしますが、根底にキッチリとしたものがはっきりみえて来るのでそれともまた違う、むしろプログレかなぁ~?・・・どうも古い年代の自分にはこの作品に適した語彙・表現を持ち合わせていないようです。しかし面白いのは、あまり「芸術作品」「大衆作品」といった言葉を使いたくないのですが仮に使った場合、芸術的表現・物語を押さえられるだけ押さえて「大衆作品」の範疇にまで落ち着けることで、たとえ芸術的面を取り入れていても観ている者が作品に出来る限り近づかないと理解できないものではなく、むしろ作品の方が観ている者のすぐ目の前まで近づいてきてくれる、実に面白い作風です。今まで自分が観劇してきた作品の中でこれほど芸術的方向を観ている者に近づけた作風もちょっと思い出せません。小劇場で公演される作品群のなかで異彩を放つ作品とでもなるのでしょうが、これまでにこの作風で公演された演劇あるいはそれ以外の分野で基準となる参考例が無いだけに作品中の試みもまだ確信をもって演じると言うより、手探りの部分もあったかもしれません。さらにそれ以上に観ているものがまずこの作風を観劇するのは初めてでしょうから、反応しようと思っても周りの観客の様子をうかがってから反応していたようにも思えます。自分もまたゲラゲラ声を上げて笑いそうになった場面が何度かあったのですが、周りの方がシーンとされていたので声を押し殺して笑ってしまいました。まだ評価が定まらず認知されていないだけに、この作風にはまだ底が見えてこない可能性が秘められている気がしてなりません。ただ、今回の公演作品はまだ未完成な部分もあったような気もしますし、観劇客もこの作風をじっくり楽しむだけの確信を持って観るところまで気安く知ったものでもありません。こちらの劇団が本公演の作風で今後公演していくならば、この作品は完成前夜の作品かもしれません。星で評価するならば本作品は星3つと4つの間のような気がしますが、この作風で公演活動を続けていくならば近い内に名作・傑作が生まれるのも時間の問題かもしれないだけの能力をすでにもっていると思えますし、期待も出来ますので、個人的満足感も加えて星4つの評価とさせていただきます。しかしこの作風、観ている者がどのように評価するか参考になる基準らしい基準などなく、自分たちで試み、判断していくしかないばくち的要素もまた強い作品で、第二回公演としては思い切った試みだったと感心してしまいます!個人的には、こちらの劇団の今後の活動が非常に気になります!

チャンスは2度来る!!

チャンスは2度来る!!

劇団SHOW&GO FESTIVAL

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

手作り感が心地いい!
観劇させて頂きました。この作品の時代設定は1984年。始まりから流れる音楽もこれから連想するアルバムからと、1984年がこの作品のキーワードになってます。この頃「ベストヒット U.S.A.」を毎週欠かさずチェックしていた年代の方ならば、「あった、あったのお楽しみ話題」がもり沢山!この話題が楽しめるかどうかが、この作品の最大の評価の分かれ目かもしれません。ただ、自分はこの話題を知らない方がどう思われるのかも見当がつきません。作品全体は素朴な手作り的な作品であり、恋愛を扱っている作品なので女性で表すと「垢抜けない田舎娘的作品」かもしれませんが、自分の若い頃を振り返ってみるとそういう女性に魅力を感じることが多かった気がするので、やはりこの作品にも心を許してしまいます。作品中の恋愛観もまた、今の若い方から観たら古臭いかもしれません。正直、この作品は観る方により評価がかなり変わってくる要素が多い作品です。観る方により作品自体の基本点に+αのお楽しみ点数が加算されるか、減算されるか、全くわかりません!今回は客観的な視点からほとんど作品の評価をせず、ほとんど個人的な主観からしか星による評価はしていません。ただ、この作品を最も楽しめるのは現在30代、40代の方で「赤い糸」を信じることが出来る人かなぁ、と思うところがあります。しかし、本当のところは観る方がどのような評価を下すのか想像がつかないのが本音です。この作品を観劇される方は1984年に何があったか思い出されてから観に行かれると多少楽しみの度合いが増すかもしれません。なお、まったくどうでもいいような事ですがオイルショック以降紙質が薄く、安価な「丸めん」が駄菓子屋に登場し主流になり、あっという間に「角めん」が駄菓子屋からほとんど見かけなくなった、あるいは高級品として気軽にめんこ遊びに使えなくなったものでしたが、1984年の子供にとっては駄菓子屋で10円の違いに頭を悩ませることの無いだけのおこずかいをもらっていたのでしょうか?なんとなく「角めん」を使って遊んでいる子供たちの姿が気になってしまいました。どなたか御存知でしょうか?

おわりのいろは

おわりのいろは

ホチキス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

大人のまじめな遊び方!
観劇させて頂きました。上演開始からしばらくして、この舞台構成と役者さんたちを観ていると、エッシャーの絵画作品「上昇と下降」を思い出してしまいました。作品全体から受ける印象は、言わばコミック的作品にも思えます。さながらコミックを次々とページをめくるがごとく、実に視覚的な効果を最大限にいかして物語が展開していくようで、これだけ長い観劇時間もさほど苦になりません。ただ自分の場合、最初にエッシャーの絵画を思い起こしたせいか、この作品中の部分部分にエッシャーの一連の絵画作品群から発想の影響があったのでは?と感じる所もありました。しかしながら、この作品を評価する時に「笑い」の点をどう評価するかで、星による評価ならば星1つ分ぐらい変わってくるように思えます。この作品の「笑い」は、いい意味で小劇場で観劇する際の楽しみそのものと思える各劇団の「笑いのツボ」の観点からの「笑い」だと思われます。「笑いのツボ」がピッタリな方ならば面白くて仕方がないでしょうが、そうでない人には「笑い」という点で物足りなさが残るかと思います。自分の場合は、残念ながらこの作品の「笑いのツボ」と微妙に違う「笑いのツボ」を持っていたようです。ただし、この作品を「笑い」という点以外で評価するならば平均的な作品と位置付けるにはあまりにも酷な評価にも思えますので、自分は限られた舞台空間であるはずなのに縦横無尽に作品を展開し続けた印象度の強さから作品全体を星によって評価させていただきます。

デーモンズ

デーモンズ

北京蝶々

Space早稲田(東京都)

2008/10/20 (月) ~ 2008/10/25 (土)公演終了

満足度★★★★

デーモンとは・・・
観劇させて頂きました。自分の知る頃の早稲田大の通りと別物のようなピカピカした通りを過ぎてたどり着いた公演会場入り口に構える受付が、どこか縁日の見世物小屋を思わせ、妖しくも期待感を募らせます。この作品、観劇前に作品説明から自分の中でイメージしていたものとかなり違いますが、実に丁寧に創られた作品でした。役者さんの演技は洗練されたものとは決して言えず、むしろ粗削りなようにも思えますが、この作品においてそれがむしろ今までにない何かを観せてくれるのではないかと期待感をより高めてくれます。しかし、その反面この作品中の台詞表現が無駄を全て削ぎ落として最後に残ったものだけを選び抜いた台詞のみ!役者さんの演技から単純な言葉だけが並べられているような印象を受けるかもしれませんが、1つ1つ追っていくと、これだけ言葉を注意深く繊細に選択し抜いた物語も滅多に観劇することは出来ません。普通観ている者に伝えるテーマがあれば、それが強ければ強いほど表現に比喩や装飾が多くなっていくのですが、この作品は、全くの逆!だからと言って作品が弱められるどころか、さらに強いものを観ている者に与えます。ただ、全くの個人的なことですが、この作品終盤で扱ったテーマにおいて、同じテーマの文学作品では極限の人間の行動として肯定するもがわりと多くみられ、この作品中に下した結論に行き着くまでの考え方をじっくり時間をかけて観てみたかった気がしますし、もっとも興味深い点ですが、作品全体の構成を考えるならばこの上演の仕方が正しかったとも思え、若干自分の中に観劇後葛藤が残りました。自分が観劇した限りではこの作品が本公演でも十分納得するのですが、こちらの公演の位置付けは「実験的ワークショップ公演」だそうですので、言わば最終形態までの途中過程作品なのでしょうが、そうするとこちらの劇団はどれだけの高みを目指しているのでしょうか?いずれ上演されるかもしれない完成作の公演を期待すると共に、その時の作品をいつもぼんやりと観劇している自分では歯が立つような生易しいものではない、空恐ろしさも感じます!

紫式部が言う前に!

紫式部が言う前に!

ユニット美人

王子小劇場(東京都)

2008/10/18 (土) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

モテモテ!!
観劇させて頂きました。が、どうやら自分は京美人に対して間違った認識を持っていたようです。京美人は大胆過ぎるほど大胆みたいです。今回の公演はコント小品集でしたが、自分が最も興味を引いたのは饒舌でありながら実に聞き取りやすい発音です。例え台詞がどんなに早口になっても、その全てが完全に聞き取れる見事さ!正直なところ女優一本でいいのに何でコントをしてるのか?、と思うほど役者さんとしての実力が溢れていました。コントとして観ても自分が最もお二人に合っていたと思うのは、知的(?)な会話でのコントでした。この公演、各劇団のスカウトを集めて「スター誕生」のような形式でぜひ観てみたかった気がします!自分はコントを正しく評価できるほどコント作品を観劇してきていないので、今回はせっかくの機会ですので次回以降の公演作の期待度とモテモテ度を星によって評価させていただきます。しかしながら、次回公演は関西での上演のみだそうですので、次回お目にかかれるのはいつになるのでしょうか?また、自分の目から見ると十分「モテモテ」だと思うのですが、さらに「モテモテになりたい!」と言うのは少し欲張り過ぎるのでは?自分が今まで知る限りではモテ過ぎる女性で幸せを手に入れられたと思う女性は一握りだった気がします。

「吾輩は人間である」

「吾輩は人間である」

劇団カントカークト

萬劇場(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

今回はすべてがキビシイです!!
観劇させて頂きました。この作品、人によってはミュージカル作品ととらえる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の観劇させていただいた限りではミュージカルと呼ぶには少々踊りの表現力が弱かったようにも思えます。むしろ、大きく定めるならば社会問題に一石を投じ、それを問う作品だったように思えます。この作品の密度は非常に濃いもので、社会諷刺ととらえるべきか、社会問題に提唱していると判断するかは、観た方の感じ方次第ですが、社会諷刺とするならば今の日本に生きている限り誰もがその可能性のある問題とも言えますので、その痛烈さは並みの作品の比では無い程の鋭さで観劇する者の心に突き刺さります。また、社会問題の提唱とするならば、気がつくのが遅過ぎたくらいにすでに根が張り巡っている問題としなければならないことでしょう。場面によっては観劇中胃が痛くなるほどの厳しい作品です。この作品の登場人物の中に気がつかなかったかもしれないだけで自分の姿もまた登場していたような気がしてなりません。自分としてはこれだけの充実した作品にミュージカル部分を導入するべきだったのか、どうか判断が出来ません。これだけ厳しい作品を評価するならば、評価する者もまた厳しい基準で評価することが相応しいと思えますので、今回に限り減点法を用いて一切の手心抜きで星4つの評価とさせていただきます。ただ、星4つの評価といえどもそこに「見事な作品」と付け加えねばならない作品でした。この作品の「我輩は人間である」のタイトルからユーモラスな作品をイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、笑うことよりももっと深い意味が秘められていたことを観劇後感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

二葉さんの樹

二葉さんの樹

天然工房

ザ・ポケット(東京都)

2008/10/15 (水) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

とある日常光景が・・・
観劇させて頂きました。公演開始から極めて日常的で自然な会話・多少の色をつけてはいるけれども日常のどこにでもありそうな物語・・・しかし、それが妙に面白い!ゲラゲラ笑える面白さでは無いのですが、くすぐったくなるような面白さ!また、この舞台構成が日常のありきたりな光景を自然と思わせる心憎いばかりのセッティング・演出!何も変わらず日常自然な会話が続いていくのに、途中からこれが面白くて仕方が無くなる不思議な感覚を味わい、このまま終演へ向かってもいいほどの出来栄えに思えるのですが、中盤から終盤へかけて物語は急展開!そこからエンディングまでが実に濃密な物語!この作品を大雑把にジャンル分けするならばコメディーに分類されるのでしょうが、観劇後に「楽しかった!」と思う前に「味わい深い!」との思いが先に来てしまう、コメディーはコメディーでもいわゆる一般的なコメディーと違い、実にシブいコメディー!所々でいわゆる若い感覚もありますが、公演チラシからはイメージ出来ない程の「大人のコメディー」と呼ぶのが相応しく感じる作品です!

愛しい髪 やさしい右手

愛しい髪 やさしい右手

海市工房

「劇」小劇場(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/14 (火)公演終了

満足度★★★★

これは懐かしい!
観劇させて頂きました。この作品全体に対しての最大の印象は「懐かしい!」の一言です。この作品の文学観、映画的手法演出、そのどれもがまだ観ることが出来るのかと思いました。演出面においては映画「サイコ」のヒット以来心理面を描く作品が取り上げられることも多くなり、自分の内面を描く対象としての「幻影」、「白昼夢」等を登場させる手法は少なくなりましたが今でも目にすることもありますが、驚いたのはこの文学観です。芥川賞作品が低迷し、直木賞に文学的側面においても秀作が多く見られようになった頃より前の純文学作品の恋愛小説に通じていた恋愛観そのままです。その当時の恋愛小説においては、傷ついた女性以上に男が傷を背負い生きていかなければ読者が許さなかったものでした。そして、傷を背負った男は少女や娼婦あるいは水商売のホステスといった女性の横顔に、かつての女性の面影を見出し関わりを持つ、あるいは女性が通り過ぎていく作品が戦前、戦後の文学作品に多かったのですが、恋愛結婚の方が主流になり、恋愛は読むもので無くするもの、となってきて以来文学作品の中にも見られなくなりました。この作品、年配の方には馴染み深いものを感じ感情移入を出来ますが、若い方がこの恋愛観に素直に感情移入出来るとしたら、やや恋愛に対して受身になりがちな方かなぁ、と思います。ある程度積極的に恋愛してきた方には、理解しにくい面が今の時代にはありそうな気がします。もし、文学好きではない若い方でこの作品に強く共感を覚えたとしたら、あと少しだけ自分の恋愛に積極的になってみても良いのではないかと思う反面、そういった方が今でもいることにホッとする思いもあります。

痩せてたまるか!

痩せてたまるか!

演劇集団池田塾

ブディストホール(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

社会諷刺がピリッ!
観劇させて頂きました。観劇中全体を通してもっとも印象に残ったのは、役者さん方が余裕十分に演じられていたことでした。これだけ全ての役者さんに余裕が感じられる劇団も珍しいのでは!しかし、この作品の導入部での状況設定の説明のための芝居が多少長かったようにも思えます。最初淡々と進みいよいよ物語が展開し始める兆しが見え出しますが、トップギアに入って最高速度を目指す訳ではありません。最後まで2速、3速の微妙なアクセルワークで作品が構成されています。この作品をコメディーと銘打ったのはひょっとしたら間違いだったのでは・・・純粋にコメディーを期待して観劇に来られた方には期待するものと違ったのでは・・・自分にはむしろ社会諷刺ブラックユーモア作品に感じられました。実は自分はヘビースモーカーであり、メタボをタバコに置き換えて観ていると痛切に感じられてきました。何にも悪いことをした訳では無いのに自分がタバコを吸い始めた数十年前からは信じられない時代になってしまいました。しかし、もはやタバコを吸う者には何一つ発言権がありません。その上タバコ1箱1000円でも、との話が持ち上がる昨今です。この作品を観劇中に自分の心の中にどす黒いものが渦巻き「もっと言ってやってくれ!愛煙家はもう何一つ言えないから、せめて芝居の中でだけは・・・」との感情が支配しました。しかし、この作品は実によく理にかなった話の展開、生々しくも現実味のある算出数値設定ですから物語の結末も選択の余地の無い絶望的な未来を暗示しています。作品としてはそれがもっとも相応しいのですが、愛煙家の立場からは最後に一太刀痛快になる言葉が聞きたかったような気もします。

極道LIVE!

極道LIVE!

theatre BAROQUE

元麻布ギャラリー(東京都)

2008/10/10 (金) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

極道さんたちとお友達!
観劇させて頂きました。まずは公演会場入口で極道さんたちが野太い声でお出迎え!気の弱い女性はこの時点で再び駅へ向かうかもしれませんが、入場してしまえばあなたも「観客」から「見届人」へ大変身して映画でしか見たことの無い世界の一員になる舞台構成。特に男性観客は運が良ければ一躍「男」を魅せられるおまけつき。物語が進むたびに展開されるサービス満点の舞台演出に「実はこの極道さんたち、ただのいい人たちなのでは・・・」と思ってしまうでしょう。もちろん公演情報通り極道さんたちが、スペシャル会場で踊ってくれます。でも、極道さんたちよりもひょっとして姐さんたちの方が上手いのでは・・・?この公演は「観る」と言うより「体感する」楽しさが「見届人」のみなさんを待っています!本公演+個人的好み+満足度十分なサービス演出で評価を最高点にさせていただきます。しかも、自分の観劇した回だけかもしれませんが、終演後極道さんたちの機嫌が良ければ、とんでもない大盤振る舞い発言が連発されますので、「拍手」は普段よりも3倍はしておきましょう!「見届人」として観劇を終えた後、極道さんたちとマブダチになり、さらにこの劇団の「後見人」になるかどうかはあなた次第です!!

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