新作一幕物特集 公演情報 劇団演奏舞台「新作一幕物特集」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    創立三十五周年!!
    観劇させて頂きました。こちらの劇団の公演は近現代を舞台にした作品には、政治的側面をテーマにしたところもあり、観劇する際若干考えながら観るため少し緊張して観劇する時がありましたが、古典を題材にした公演は元になったものを知っていることもあり、それをどのように独自の解釈・現代的アレンジを加えて観せてくれるのかが楽しみな作品も多いです。そしてこの日の公演は「邯鄲の夢」「狂言」「山本周五郎作品」を基にした三幕物と、こちらの劇団の最近の本公演としては楽しませる面が多い三作品です。バックで演奏するバンドのリズムは力強いものですが胸のうちに優しいものを残す曲調に対して、役者さんの演技は力強く骨の太い発声からの語りが主となり、動作による演技等は観ている者が情景を想像しやすいように言わば補足的に演じられる程度のようなものです。この手法の公演はそう観れる機会が無いため、好みな方はこちらの劇団の公演が楽しみになっていきます。自分がこの三幕作品を評価する時、今までこの手法の作品をこちらの劇団の公演と単発・企画物の他にあまり観劇した経験が無いため、評価の基準となるものを持ち合わせていませんし、この手法を貫き続けるこちらの劇団にとって他の劇団の作品と比較した評価など意味のないものとも思えますので、今回の星による評価は以前自分がこちらの劇団の公演を観劇した際の作品群と較べたうえでの個人的な満足感を星の数で評価させていただきます。

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    2008/10/27 21:47

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